「ハートレー発振回路」の版間の差分
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2009年8月12日 (水) 10:53時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b9/Hartley_osc.png)
ハートレー発振回路(英: Hartley oscillator)は、LC発振回路の一種であり、コンデンサと並列に接続されたコイル(タンク回路)の途中から帰還を得るようになっている。
概要
2つのコイル部分に相互結合が存在する必要はないが、一般に1つのコイルの途中に端子を持つものを使うことが多い。ハートレー発振回路は、2つの直列接続したコイルとそれに並列なコンデンサで構成される(逆に、コイルが1つでコンデンサが2つになっている発振回路をコルピッツ発振回路と言う)。ラルフ・ハートレーが発明し、1915年6月1日に特許出願、1920年10月26日に特許が成立した[1]。
ハートレー発振回路の利点は次の通り。
- 可変コンデンサを使うことで発振周波数を変化させることができる。
- 出力の振幅が周波数を変化させても一定である。
- タップ付きコイルの帰還比が一定のままである。
逆に欠点は次の通り。
- 出力に倍音が多い。
- 純粋な正弦波の発振には向かない。
利用
ハートレー発振回路は、FMなどを含むラジオで多用された。
関連項目
参考文献
- Radiotron Designer's Handbook, 4th edition
脚注
外部リンク
- Hartley oscillator, Integrated Publishing