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「内ゲバ」の版間の差分

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内ゲバ(うちげば)とは、内部ゲバルトの略。マスコミが造りだした造語。「ゲバルト(Gewalt)」はドイツ語で「威力・暴力」を意味する。
'''内ゲバ'''(うちげば)とは、'''内部ゲバルト'''の略。[[マスコミ]]が造りだした造語。「ゲバルト(Gewalt)」はドイツ語で「威力・暴力」を意味する。


学生運動などにおいて、同一運動団体内で意見の対立した個人や派閥の間で行う、内部抗争や暴力行為の総称。 内ゲバの呼称が使われ始めたのは1969年頃から。初期はそれほど激しくない暴力が主であったが、 ピークとなる1975年頃には殺し合いへとエスカレートし、多くの死者を出した。 内ゲバによる通算の死者は100名以上、負傷者は数千人と見られる。新左翼各派間、特に中核派・革労協と革マル派との間の内ゲバでの死傷者が多い。 現在は学生による内ゲバはほとんどないが、過激派の間では頻繁に発生する。
[[学生運動]]などにおいて、同一運動団体内で意見の対立した個人や派閥の間で行う、内部抗争や暴力行為の総称。 内ゲバの呼称が使われ始めたのは[[1969年]]頃から。初期はそれほど激しくない暴力が主であったが、 ピークとなる[[1975年]]頃には殺し合いへとエスカレートし、多くの死者を出した。 内ゲバによる通算の死者は100名以上、負傷者は数千人と見られる。新左翼各派間、特に[[中核派]][[革労協]][[革マル派]]との間の内ゲバでの死傷者が多い。 現在は学生による内ゲバはほとんどないが、過激派の間では頻繁に発生する。


転じて、同じ組織に属する人間間の対立、仲間割れによる不毛な論争も内ゲバと称する事が多い。
転じて、同じ組織に属する人間間の対立、仲間割れによる不毛な論争も内ゲバと称する事が多い。
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E3%82%B2%E3%83%90" より作成


この言葉は1970年代を中心に[[流行語]]となり、変形した「ゲバゲバ」という言葉はユーモラスに使われた。


== 関連項目 ==

*[[過激派]]
関係ない記述を負荷するのはやめなさい。>Nike

2005年8月23日 (火) 16:53時点における版

内ゲバ(うちげば)とは、内部ゲバルトの略。マスコミが造りだした造語。「ゲバルト(Gewalt)」はドイツ語で「威力・暴力」を意味する。

学生運動などにおいて、同一運動団体内で意見の対立した個人や派閥の間で行う、内部抗争や暴力行為の総称。 内ゲバの呼称が使われ始めたのは1969年頃から。初期はそれほど激しくない暴力が主であったが、 ピークとなる1975年頃には殺し合いへとエスカレートし、多くの死者を出した。 内ゲバによる通算の死者は100名以上、負傷者は数千人と見られる。新左翼各派間、特に中核派革労協革マル派との間の内ゲバでの死傷者が多い。 現在は学生による内ゲバはほとんどないが、過激派の間では頻繁に発生する。

転じて、同じ組織に属する人間間の対立、仲間割れによる不毛な論争も内ゲバと称する事が多い。

この言葉は1970年代を中心に流行語となり、変形した「ゲバゲバ」という言葉はユーモラスに使われた。

関連項目