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2009年10月6日 (火) 14:04時点における版
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リウマチ熱(りうまちねつ)とは、A群溶連菌に感染して後1~3週間に生じる全身性の非化膿性疾患の一つである。特徴として結合織の炎症が関節、心臓、血管、神経等を冒すとされる。特に心臓では弁膜、心内外膜、心筋が好発部位であり、5~15歳が好発年齢である。
原因
A群溶連菌感染に基づく免疫的機序が原因とされる(膠原病)。
症状
大症状として心内外膜、心筋の全ての層が炎症を起こす。関節炎は移動性・多発性で疼痛、発赤、腫脹、圧痛を生じる。また小舞踏病(四肢、体幹、顔筋に起こる不随意運動)や無痛性の皮下小結節を小児において多く発症し、体幹・四肢近位の皮膚に移動性の輪状紅斑も見られる。共通症状としては発熱、前胸痛、腹痛、頭痛、倦怠感、食欲不振などを起こす。
診断
Jones基準による診断が可能。
検査
- 赤沈促進、CRP試験陽性、白血球数増加などの炎症症状を示す。
- ASO値が上昇し、溶連菌感染を示す。
- PR時間(心電図)の延長。
- 胸部X線検査により心陰影の左右拡大が見られる。また、心膜の臓側葉と壁側葉との間に心エコーでエコー・フリー・スペースが見られる(心膜腔への滲出液の貯留)。
治療
また、再発防止のためには長期のペニシリン投与が必要である。