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2009年12月17日 (木) 10:42時点における版
廣野 嗣雄(ひろの つぐお)は、日本のオルガニスト。東京芸術大学名誉教授。
略歴
1963年に東京芸術大学オルガン科を卒業。1966年からドイツに留学した。留学中はドイツ教会音楽家(カントール)資格を取得するとともに「北ドイツ・オルガンアカデミー」で17世紀・18世紀の北ドイツ・オルガン音楽を研究し、1969年にヴェストファーレン教会音楽学校を卒業した。
帰国後、パイプオルガンの専門家としてソロ活動のほか、オーケストラとの共演やテレビ・ラジオへの出演などで幅広く活動。1975年には池辺晋一郎作曲の「オルガンとオーケストラのための同質二像」の初演でNHK交響楽団と共演し、芸術祭優秀賞を受賞した。また、国内外の国際オルガンコンクールの審査委員も務めている。
上野学園大学や東京芸術大学で教鞭をとり、現在は東京芸術大学名誉教授、日本オルガニスト協会会長、日本基督教団本所緑星教会オルガニスト等を務めている。
著作等
著書
- 『日本のオルガンIII』 日本オルガニスト協会、2004年(馬淵久夫・植田義子・菅哲也との共編)。
監修
- 『オルガンのためのエッセイ』 全音楽譜出版社、2005年。
訳書
- エーバーハルト・クラウス 『オルガンとその音楽-各国のオルガン風土をめぐって』 音楽之友社、1975年(松原茂との共訳)。
- ハンス・クロッツ 『バッハのクラヴィーア・オルガン作品の装飾法-記号の意味と演奏法』 シンフォニア、1991年。