「盗塁」の版間の差分
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2005年9月19日 (月) 04:17時点における版
盗塁(とうるい)は野球において、攻撃側の進塁方法の一つ。
概要
打者の打撃によらずに、走者が自ら次の塁を奪うこと。スチールとも言われる。
暴投や捕逸、ボークなどによる進塁は含まない。また、走者が進塁しても守備側が完全に無関心であった場合、同時に盗塁を試みた他の走者がアウトになった場合は、盗塁ではなく野手選択による進塁として処理する。
二塁への盗塁を二盗、三塁への盗塁を三盗、本塁への盗塁を本盗(ホームスチール)と言う。一二塁において走者が同時に盗塁すること、または一三塁において一塁走者が二盗して捕手が二塁に送球した時に三塁走者が本盗することを重盗(ダブルスチール)と言う。
投球前に塁からあまりに離れている走者に対しては、投手は塁に牽制球を投げることができる。しかし、投球しなければならない段階で牽制球を投げるとボークと判定される。
二死でカウントが2ストライク3ボールになった場合、四死球の時に進塁義務のある走者は投手が牽制球を投げれなくなったと判断すると、打者の対応に関わらず次の塁に進塁を試みる。これは、ストライク又はスリーバンド失敗ならチェンジ、ボールによる四死球ならそのまま進塁、スリーバンド失敗を除くファールなら走者は元の塁に戻ってやり直しになるので、打った場合に少しでも次の塁に近づけるようにするためである。
二塁から一塁への盗塁や三塁から二塁への盗塁といった逆走盗塁は禁止されている。しかし、昔は逆走盗塁は禁止されておらず、 1908年のメジャーリーグにおいてデトロイト・タイガースのジャマニー・シェーファーが二塁から一塁への盗塁を記録している。
最多盗塁
最多盗塁は、プロ野球のタイトルの一つ。盗塁王(とうるいおう)ともいう。1シーズンに記録した盗塁数が最も多い選手に与えられる。
日本プロ野球
歴代盗塁王
1リーグ時代
年度 | 名前 | 所属 | 盗塁数 |
---|---|---|---|
1936秋 | 苅田久徳 | セネタース | 16 |
1937春 | 山口政信 | 大阪 | 29 |
1937秋 | 島秀之助・鬼頭数雄 | 金鯱・ライオン | 22 |
1938春 | 江口行男 | 金鯱 | 14 |
1938秋 | 佐々木常助 | 金鯱 | 20 |
1939 | 山田伝・五味芳夫 | 阪急・金鯱 | 30 |
1940 | 石田政良 | 名古屋 | 32 |
1941 | 坪内道則 | 朝日 | 26 |
1942 | 坪内道則 | 朝日 | 44 |
1943 | 山田伝 | 阪急 | 56 |
1944 | 呉征昌・呉新享 | 阪神・巨人 | 19 |
1946 | 河西俊雄 | グレートリング | 39 |
1947 | 河西俊雄 | 南海 | 53 |
1948 | 河西俊雄 | 南海 | 66 |
1949 | 木塚忠助 | 南海 | 59 |
2リーグ後
- セリーグが左・パリーグが右
年度 | 名前 | 所属 | 盗塁数 | |
---|---|---|---|---|
1950 | 金山次郎/木塚忠助 | 松竹/南海 | 74/78 | |
1951 | 土屋五郎/木塚忠助 | 国鉄/南海 | 52/55 | |
1952 | 金山次郎/木塚忠助 | 松竹/南海 | 63/55 | |
1953 | 金山次郎/L・レインズ | 広島/阪急 | 58/61 | |
1954 | 吉田義男/鈴木武 | 大阪/近鉄 | 51/71 | |
1955 | 本多逸郎/森下正夫 | 中日/南海 | 42/59 | |
1956 | 吉田義男/河野旭輝 | 大阪/阪急 | 50/85 | |
1957 | 飯田徳治/河野旭輝 | 国鉄/阪急 | 40/56 | |
1958 | 岡嶋博冶/R・バルボン | 中日/阪急 | 47/38 | |
1959 | 岡嶋博冶/R・バルボン | 中日/阪急 | 41/38 | |
1960 | 中利夫/R・バルボン | 中日/阪急 | 50/32 | |
1961 | 近藤和彦/広瀬叔功 | 大洋/南海 | 35/42 | |
1962 | 河野旭輝/広瀬叔功 | 中日/南海 | 26/50 | |
1963 | 高木守道/広瀬叔功 | 中日/南海 | 50/45 | |
1964 | 古葉竹識/広瀬叔功 | 広島/南海 | 57/72 | |
1965 | 高木守道/広瀬叔功 | 中日/南海 | 44/39 | |
1966 | 柴田勲/山本公士 | 巨人/阪急 | 46/32 | |
1967 | 柴田勲/西田孝之 | 巨人/東京 | 70/32 | |
1968 | 古葉竹識/安井智規 | 広島/近鉄 | 39/54 | |
1969 | 柴田勲/阪本敏三 | 巨人/阪急 | 35/47 | |
1970 | 東条文博/福本豊 | ヤクルト/阪急 | 28/75 | |
1971 | 高田繁/福本豊 | 巨人/阪急 | 38/67 | |
1972 | 柴田勲/福本豊 | 巨人/阪急 | 45/106 | |
1973 | 高木守道/福本豊 | 中日/阪急 | 28/95 | |
1974 | 中塚政幸/福本豊 | 大洋/阪急 | 28/94 | |
1975 | 大下剛史/福本豊 | 広島/阪急 | 44/63 | |
1976 | 衣笠祥雄/福本豊 | 広島/阪急 | 31/62 | |
1977 | 柴田勲/福本豊 | 巨人/阪急 | 34/61 | |
1978 | 柴田勲/福本豊 | 巨人/阪急 | 34/70 | |
1979 | 高橋慶彦/福本豊 | 広島/阪急 | 55/60 | |
1980 | 高橋慶彦/福本豊 | 広島/阪急 | 38/54 | |
1981 | 青木実/福本豊 | ヤクルト/阪急 | 34/54 | |
1982 | 松本匡史/福本豊 | 巨人/阪急 | 61/54 | |
1983 | 松本匡史/大石大二郎 | 巨人/近鉄 | 76/60 | |
1984 | 高木豊/大石大二郎 | 大洋/近鉄 | 56/46 | |
1985 | 高橋慶彦/松永浩美 | 広島/阪急 | 73/38 | |
1986 | 屋鋪要・平野謙/西村徳文 | 大洋・中日/ロッテ | 48/36 | |
1987 | 屋鋪要/西村徳文・大石第二朗 | 大洋/ロッテ・近鉄 | 48/41 | |
1988 | 屋鋪要/西村徳文 | 大洋/ロッテ | 33/55 | |
1989 | 正田耕三/西村徳文 | 広島/ロッテ | 34/42 | |
1990 | 緒方耕一・野村謙二郎/秋山幸二 | 巨人・広島/西武 | 33/51 | |
1991 | 野村謙二郎/大野久 | 広島/ダイエー | 31/42 | |
1992 | 飯田哲也/佐々木誠 | ヤクルト/ダイエー | 33/40 | |
1993 | 緒方耕一・石井琢朗/大石大二郎 | 巨人・横浜/近鉄 | 24/31 | |
1994 | 野村謙二郎/佐々木誠 | 広島/西武 | 37/37 | |
1995 | 緒方孝市/イチロー | 広島/オリックス | 47/49 | |
1996 | 緒方孝市/村松有人 | 広島/ダイエー | 50/58 | |
1997 | 緒方孝市/松井稼頭央 | 広島/西武 | 49/62 | |
1998 | 石井琢朗/小坂誠・松井稼頭央 | 横浜/ロッテ・西武 | 39/43 | |
1999 | 石井琢朗/松井稼頭央 | 横浜/西武 | 39/32 | |
2000 | 石井琢朗/小坂誠 | 横浜/ロッテ | 35/33 | |
2001 | 赤星憲広/井口資仁 | 阪神/ダイエー | 39/44 | |
2002 | 赤星憲広/谷佳知 | 阪神/オリックス | 26/41 | |
2003 | 赤星憲広/井口資仁 | 阪神/ダイエー | 61/42 | |
2004 | 赤星憲広/川崎宗則 | 阪神/ダイエー | 64/42 |