久米三十六姓

久米三十六姓(くめさんじゅうろくせい)は、1336年に明から琉球王国に渡り、琉球に帰化した中国人達の事。琉球と中国との交易に貢献した。

来歴

琉球国王察度の時代の1392年、明から多くの学者や航海士などの技術者が来琉した。これが、久米三十六姓である。来流の理由については、定かではない。それに、三十六といっても三十六人いるわけではない。当時の中国では、三十六はとても多いものたとえであった。その中国から大勢の人が来たため、そう呼ばれた。 江戸時代初期の薩摩藩による琉球征伐では処刑された者もいる。 三十六姓の子孫の中は、一時は五姓にまで減ったが現在は二十五姓となっている。 琉球が廃藩置県で沖縄県になるまで約五百年の間三司官などの要職につき、蔡温や謝名利山などの多くの偉人を輩出した。

門中の家名

門中とは、血縁団体のこと。

• 蔡氏(久米村系)
• 程氏(久米村系)
• 鄭氏(久米村系)
• 林氏(久米村系)
• 金氏(久米村系)
• 毛氏(久米村系)
• 紅氏(久米村系)
• 楊氏(久米村系)
• 魏氏(久米村系)
• 陳氏(久米村系)
• 梁氏(久米村系)
• 阮氏(久米村系)
• 王氏(久米村系)