コンテンツにスキップ

「MOD (ファイルフォーマット)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
JAnDbot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 変更: en:MOD (file format)
28行目: 28行目:


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==

=== ソフトウェア ===
*[http://avs4you.com/jp/AVS-Video-Converter.aspx?Type=sct=inc&ct=Wiki&cid=165 AVS Video Converter]

=== 解説サイト ===
* [http://www.mars.dti.ne.jp/~odaki/ 全日本波形平和会(波平会)] - MODについての詳しい解説がある。
* [http://www.mars.dti.ne.jp/~odaki/ 全日本波形平和会(波平会)] - MODについての詳しい解説がある。
* [http://www.bemod.net/sound/module.html BEMOD: MODとは?]
* [http://www.bemod.net/sound/module.html BEMOD: MODとは?]

2010年3月12日 (金) 13:30時点における版

概要

MODは、海外のコンピュータAmigaで生まれた音楽ファイルフォーマットの1つ、またはファイルフォーマットの種類のこと。soundTrackerがモチーフになっている。MODといったとき、XM(FastTracker2),S3M(Scream Tracker),IT(Implse Tracker)などの複数のフォーマットを指すこともあり、また元祖のフォーマットであるMODを指すこともある。

一般的にMIDIとは違いシンセサイザーには音色データがなく、ファイル自体に音色が埋め込まれているため、再現性が高いがファイルサイズは大きい。Sampleと呼ばれるPCMのサウンドを音階・音量の変更、エフェクトをかけるなどして加工し、これを楽器(Inststrument)のようにして楽譜を入力する。FastTracker以降では、一つのInstrumentに複数のSampleが使用できる、マルチサンプルに対応している。

MODを作成するソフトトラッカー(Tracker)と呼ばれ、多くのものが無料または安価でリリースされている。また、日本語版のものも存在する。

主なMODトラッカー

SoundTracker (.mod)
8-bitPCMサウンドのみがサポートされる。元はAmigaシステム用で、4トラックまで対応(現在は32トラック)。Instrumentsは最大15個まで(後に31個)。パターンは未圧縮。Instrumentの存在は、Sampleの音量調節としての役割のみを果たす。
もともとAmigaシステムは、拡張子は後ろに付けるものではなかったため、この形式のファイル名はmod.*のような形式になっていた。しかし、その後各種システムにもTrackerなどが移植された際、mod.*では再生できないため、*.modとなった。
AHX
この形式はSampleを含まないため、PCMサウンドそのものは含まれないが、シンセサイザがサウンドを合成するための情報が含まれる。そのため、データ量はとても小さくなり(通常1から4KB)、とても特徴的なサウンドを発する。
AHXはコモドール64とできるだけ似た音となるようデザインされている。
ScreamTracker (.s3m)
FM音源をサポートする。Instrumentsは最大99個までとなり、Sampleのサンプリング周波数が固定されなくなった。
FastTracker (.xm)
16-bit Sample、マルチサンプル、音量パンエンベロープ、パターンの基本的な圧縮に対応。また、最大4GBの音色データを収録できる。
チップチューンの共通フォーマットとしてよく使用されている。
Impluse Tracker (.it)
パターンの行数や、サンプルの音質、エフェクトのパラメータにおける制限が大幅に緩和された。Instrumentsの間でSampleを共有できるようになり、Sampleにもパターン同様圧縮される。
このフォーマットは世界各地の作曲家により使用されている。
完全な仕様は、この形式を初めて仕様したImpulse Trackerの毎バージョンに添付されるITTECH.TXTに含まれる。
MadTracker 2 (.mt2)
XMを拡張し、VST等のソフト音源にも対応。
.mo3
MP3/Ogg Vorbis圧縮されたSampleに対応。

外部リンク

ソフトウェア

解説サイト