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「ソウル特別市地下鉄公社3000系電車」の版間の差分

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'''3000系電車'''(3000けいでんしゃ)は、[[1984年]]に営業運転を開始した[[ソウルメトロ]](前・ソウル特別市地下鉄公社)[[ソウルメトロ3号線]]の[[通勤形電車]]。相互乗り入れ先の[[韓国鉄道公社]][[一山線]]でも使用される。過去には、[[ソウルメトロ4号線]]でも運行されていた。
'''3000系電車'''(3000けいでんしゃ)は、[[1984年]]に営業運転を開始した[[ソウルメトロ]](前・ソウル特別市地下鉄公社)[[ソウルメトロ3号線]]の[[通勤形電車]]。相互乗り入れ先の[[韓国鉄道公社]][[一山線]]でも使用される。過去には、[[ソウルメトロ4号線]]でも運行されていた。

== 概要 ==
下部広幅型を初めて取り入れた。正面の貫通扉は前倒し式。[[イギリス]][[ゼネラル・エレクトリック|GEC社]]チョッパ制御を使用している。すべて10両6M4Tである。

;1次投入分
[[1984年]]の開業から[[1989年]]までに製造された車両。3号線開業時に6両25編成。4号線開業時は6両27編成が投入され、[[1989年]]に4号線に7編成が増備された。

;2次投入分
[[1990年]]から[[1992年]]まで追加製造された車両。1990年4号線に10両6編成と6両1編成が投入され、1992年には3号線6両7編成と10両6編成が投入され、4号線の6両電車の35編成がすべて10両に増備された。

;4号線車両の1次移籍
[[1994年]]に4号線が[[鉄道庁 (韓国)|鉄道庁]](現・[[韓国鉄道公社]])[[果川線]]・[[安山線]]との相互乗り入れ開始の為に4000系を投入。これに伴い1992年に4号線の12編成を3号線へ移籍。3号線と4号線の信号設備や当時は塗装も同じだった為に特別な改造を受けず移籍した。

;3号線10両化
3号線は1993年当時、6両26編成と10両18編成が在籍していた。輸送力増強のため6両を10両化すべく、T車20両とM車4両を投入すると同時にTc車の一部をT車に改造した。これにより10両36編成となった

;4号線車両の2次移籍
[[1993年]]・3号線良才駅~水西駅間延長開業に伴い、4号線12編成が3号線に移籍。現在の3号線48編成在籍となった。


=== 世代交代 ===
=== 世代交代 ===
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[[2009年]][[7月14日]]より[[ソウルメトロ2号線|2号線]]の[[ソウルメトロ2000系電車|新2000系電車]]をベースとした[[ソウルメトロ3000系電車|新3000系電車]]が導入された。これにより本系列は順次[[廃車 (鉄道)|廃車]]される予定である。
[[2009年]][[7月1日]]より[[ソウルメトロ2号線|2号線]]の[[ソウルメトロ2000系電車|新2000系電車]]をベースとした[[ソウルメトロ3000系電車|新3000系電車]]が導入された。これにより本系列は順次[[廃車 (鉄道)|廃車]]される予定である。


=== 配属 ===
=== 配属 ===
*316~320編成 - 紙{{Lang|ko|杻}}車両基地
*3016~3020編成 - 紙{{Lang|ko|杻}}車両基地
*334, 335, 341~348編成 - 水西車両基地
*3034,3035編成 3041~3048編成 - 水西車両基地


== 歴史 ==
== 歴史 ==
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#3000型 先頭車Tc
#3000型 先頭車Tc
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#3500型 付随車T
#3500型 付随車T
#3600型 付随車T
#3600型 付随車T
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#3900型 先頭車Tc
#3900型 先頭車Tc


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== 特記事項 ==
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=== 不燃化改造 ===
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[[2003年]]の[[大邱地下鉄放火事件]]を契機に強化された鉄道車両の難燃基準に沿って、[[2005年]]まで耐久年数が十分な[[1986年]]以降投入分に関して内装材改造を完了した。この事業には興一企業・[[ロウィン]]が担当した。座席はステンレスに変更され、火災警報器と客室非常用インターホンを設置した。また内装材改造を受けなかったものは、座席を難燃材モケットに変更されたのみで順次[[廃車 (鉄道)|廃車]]となる。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

2010年3月17日 (水) 13:28時点における版


ソウルメトロ3000系電車
3000系電車
主要諸元
編成 10
軌間 1435
電気方式 直流1,500V
最高運転速度 100
起動加速度 3.0
減速度(常用) 3.5
減速度(非常) 4.5
編成定員 1048人(立席)+528人(座席)=1576人
車両定員 148(48(座席)+100(立席))人(先頭車)
160(54(座席)+106(立席))人(中間車)
車両重量 33.00t(Tc)、42.25t(M1)、41.80t(M2)、
31.70t(T)
編成重量 382.15
全長 20000
車体長 19500
全幅 3160
全高 3750
駆動方式 直流直巻補極付
制御装置 GECチョッパ制御
保安装置 ATC
テンプレートを表示

3000系電車(3000けいでんしゃ)は、1984年に営業運転を開始したソウルメトロ(前・ソウル特別市地下鉄公社)ソウルメトロ3号線通勤形電車。相互乗り入れ先の韓国鉄道公社一山線でも使用される。過去には、ソウルメトロ4号線でも運行されていた。

概要

下部広幅型を初めて取り入れた。正面の貫通扉は前倒し式。イギリスGEC社チョッパ制御を使用している。すべて10両6M4Tである。

1次投入分

1984年の開業から1989年までに製造された車両。3号線開業時に6両25編成。4号線開業時は6両27編成が投入され、1989年に4号線に7編成が増備された。

2次投入分

1990年から1992年まで追加製造された車両。1990年4号線に10両6編成と6両1編成が投入され、1992年には3号線6両7編成と10両6編成が投入され、4号線の6両電車の35編成がすべて10両に増備された。

4号線車両の1次移籍

1994年に4号線が鉄道庁(現・韓国鉄道公社)果川線安山線との相互乗り入れ開始の為に4000系を投入。これに伴い1992年に4号線の12編成を3号線へ移籍。3号線と4号線の信号設備や当時は塗装も同じだった為に特別な改造を受けず移籍した。

3号線10両化

3号線は1993年当時、6両26編成と10両18編成が在籍していた。輸送力増強のため6両を10両化すべく、T車20両とM車4両を投入すると同時にTc車の一部をT車に改造した。これにより10両36編成となった

4号線車両の2次移籍

1993年・3号線良才駅~水西駅間延長開業に伴い、4号線12編成が3号線に移籍。現在の3号線48編成在籍となった。

世代交代

エラー: {{予定}}は廃止されましたので使用しないでください。

2009年7月1日より2号線新2000系電車をベースとした新3000系電車が導入された。これにより本系列は順次廃車される予定である。

配属

  • 3016~3020編成 - 紙車両基地
  • 3034,3035編成 3041~3048編成 - 水西車両基地

歴史

編成

電動車M'
  1. 3000型 先頭車Tc
  2. 3100型 電動車M◇◇(パンタグラフ2基)
  3. 3200型 電動車M'
  4. 3300型 電動車M◇◇(パンタグラフ2基)
  5. 3400型 電動車M' 
  6. 3500型 付随車T
  7. 3600型 付随車T
  8. 3700型 電動車M◇◇(パンタグラフ2基)
  9. 3800型 電動者M'
  10. 3900型 先頭車Tc

編成表

  Tc M M' M M' T T M M' Tc  
  3000 3100 3200 3300 3400 3500 3600 3700 3800 3900 リニューアル 所属基地
編成番号
316 3016 3116 3216 3316 3416 3516 3616 3716 3816 3916
317 3017 3117 3217 3317 3417 3517 3617 3717 3817 3917
318 3018 3118 3218 3318 3418 3518 3618 3718 3818 3918
319 3019 3119 3219 3319 3419 3519 3619 3719 3819 3919
320 3020 3120 3220 3320 3420 3520 3620 3720 3820 3920  
334 3034 3134 3234 3334 3434 3534 3634 3734 3834 3934   水西
335 3035 3135 3235 3335 3435 3535 3635 3735 3835 3935  
341 3041 3141 3241 3341 3441 3541 3641 3741 3841 3941  
342 3042 3142 3242 3342 3442 3542 3642 3742 3842 3942  
343 3043 3143 3243 3343 3443 3543 3643 3743 3843 3943  
344 3044 3144 3244 3344 3444 3544 3644 3744 3844 3944  
345 3045 3145 3245 3345 3445 3545 3645 3745 3845 3945  
346 3046 3146 3246 3346 3446 3546 3646 3746 3846 3946  
347 3047 3147 3247 3347 3447 3547 3647 3747 3847 3947  
348 3048 3148 3248 3348 3448 3548 3648 3748 3848 3948  

特記事項

不燃化改造

2003年大邱地下鉄放火事件を契機に強化された鉄道車両の難燃基準に沿って、2005年まで耐久年数が十分な1986年以降投入分に関して内装材改造を完了した。この事業には興一企業・ロウィンが担当した。座席はステンレスに変更され、火災警報器と客室非常用インターホンを設置した。また内装材改造を受けなかったものは、座席を難燃材モケットに変更されたのみで順次廃車となる。

関連項目