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「学年誌」の版間の差分

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'''学年誌'''(がくねんし)とは、[[幼稚園]]などの[[就学前教育]]、小学生、中学生、高校生向けの'''学習雑誌'''である。対象学年を絞っている事が特徴である。
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[[1970年代]]には、[[小学生]]中学年向けにまで対象を拡大していた[[旺文社]]は、本命の[[中学生]]向けを[[1991年]]に廃刊。[[小学館の学習雑誌]]も小学校低・中学年向けでは「[[ベイブレード]]」や「[[甲虫王者ムシキング]]」、「[[オシャレ魔女 ラブandベリー]]」などの[[玩具]]や[[コンピュータゲーム]]のタイアップ記事を掲載したり、小学校高学年向けでは[[政治]]問題や[[社会]]問題、果ては[[就職]]問題、[[2ちゃんねる]]を取り上げてみたりして生き残りをかけている。
[[1970年代]]には、[[小学生]]中学年向けにまで対象を拡大していた[[旺文社]]は、本命の[[中学生]]向けを[[1991年]]に廃刊。[[小学館の学習雑誌]]も小学校低・中学年向けでは「[[ベイブレード]]」や「[[甲虫王者ムシキング]]」、「[[オシャレ魔女 ラブandベリー]]」などの[[玩具]]や[[コンピュータゲーム]]のタイアップ記事を掲載したり、小学校高学年向けでは[[政治]]問題や[[社会]]問題、果ては[[就職]]問題、[[2ちゃんねる]]を取り上げてみたりして生き残りをかけている。


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2009年現在発行中の代表的な学年誌としては、[[小学館]]が発行する[[小学館の学習雑誌]]に属する『小学一年生』~『小学六年生 小六』などがある。しかし、『小学五年生』と『小学六年生』は平成21年度末をもって休刊し、[[学習漫画|学習まんが]]雑誌『[[GAKUMANplus]]』の創刊を予定している。<ref>[http://adpocket.shogakukan.co.jp/info/110/ 「小学五年生」「小学六年生」休刊と「GAKUMANPLUS」創刊、及び「ChuChu」休刊のお知らせ - 小学館広告局 AD Pocket(2009年10月26日)]<br />[http://www.j-cast.com/2009/10/26052537.html 小学館、「小学五年生」「小学六年生」を休刊 : J-CASTニュース(2009年10月26日)]</ref>[[学研ホールディングス|学研]]の[[科学と学習]]も定番であるが、こちらも平成21年度末をもって全学年を休刊する予定。[[家の光協会]]発行の『[[ちゃぐりん]](旧称こどもの光)』が、[[娯楽]]性を追求することなく従来の学習誌路線を堅持している。かつては[[講談社]]も学年誌『[[たのしい一年生]][[たのしい○年生|~六年生]]』を発行していた(『[[たのしい幼稚園_(雑誌)|たのしい幼稚園]]』の題号はその名残)。
2009年現在発行中の代表的な学年誌としては、[[小学館]]が発行する[[小学館の学習雑誌]]に属する『小学一年生』~『小学六年生 小六』などがある。しかし、『小学五年生』と『小学六年生』は平成21年度末をもって休刊し、[[学習漫画|学習まんが]]雑誌『[[GAKUMANplus]]』の創刊を予定している。<ref>[http://adpocket.shogakukan.co.jp/info/110/ 「小学五年生」「小学六年生」休刊と「GAKUMANPLUS」創刊、及び「ChuChu」休刊のお知らせ - 小学館広告局 AD Pocket(2009年10月26日)]<br />[http://www.j-cast.com/2009/10/26052537.html 小学館、「小学五年生」「小学六年生」を休刊 : J-CASTニュース(2009年10月26日)]</ref>[[学研ホールディングス|学研]]の[[科学と学習]]も定番であるが、こちらも平成21年度末をもって全学年を休刊する予定。[[家の光協会]]発行の『[[ちゃぐりん]](旧称こどもの光)』が、[[娯楽]]性を追求することなく従来の学習誌路線を堅持している。かつては[[講談社]]も学年誌『[[たのしい一年生]][[たのしい○年生|~六年生]]』を発行していた(『[[たのしい幼稚園_(雑誌)|たのしい幼稚園]]』の題号はその名残)。



2010年3月23日 (火) 00:49時点における版

学年誌(がくねんし)とは、幼稚園などの就学前教育、小学生、中学生、高校生向けの学習雑誌である。対象学年を絞っている事が特徴である。

雑誌構成は、時事的な話題、漫画、読み物学習教育コーナーなどで構成される。特に学習・教育コーナーがある事で娯楽中心の少年雑誌に比べて、雑誌を実際に購入する保護者に支持されやすい。

1980年代後半以降、学年別ではなくジャンル別の雑誌が人気を博し、それに加えて少子化が進行した事により、学年誌は次第に衰退していく。

1970年代には、小学生中学年向けにまで対象を拡大していた旺文社は、本命の中学生向けを1991年に廃刊。小学館の学習雑誌も小学校低・中学年向けでは「ベイブレード」や「甲虫王者ムシキング」、「オシャレ魔女 ラブandベリー」などの玩具コンピュータゲームのタイアップ記事を掲載したり、小学校高学年向けでは政治問題や社会問題、果ては就職問題、2ちゃんねるを取り上げてみたりして生き残りをかけている。

2009年現在発行中の代表的な学年誌としては、小学館が発行する小学館の学習雑誌に属する『小学一年生』~『小学六年生 小六』などがある。しかし、『小学五年生』と『小学六年生』は平成21年度末をもって休刊し、学習まんが雑誌『GAKUMANplus』の創刊を予定している。[1]学研科学と学習も定番であるが、こちらも平成21年度末をもって全学年を休刊する予定。家の光協会発行の『ちゃぐりん(旧称こどもの光)』が、娯楽性を追求することなく従来の学習誌路線を堅持している。かつては講談社も学年誌『たのしい一年生~六年生』を発行していた(『たのしい幼稚園』の題号はその名残)。

中学生・高校生を対象とした学年誌は長年、旺文社の「中○時代」「高○時代」と学研の「中○コース」「高○コース」がライバル誌で張り合っていた。その時代のライバルと目される2人の女性アイドルが雑誌のイメージキャラクターを務めるのが慣例で、山口百恵(旺文社)と桜田淳子(学研)、榊原郁恵(旺文社)と石野真子(学研)、河合奈保子(旺文社)と松田聖子(学研)などの組み合わせがあった。

脚注

関連項目