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「メグとセロン」の版間の差分

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== 既刊一覧 ==
== 既刊一覧 ==
* メグとセロン I 三三〇五年の夏休み〉([[2008年]][[3月10日]]刊行 ISBN 978-4-8402-4184-7
* メグとセロン I 三三〇五年の夏休み <> ([[2008年]][[3月10日]]刊行) ISBN 978-4-8402-4184-7
* メグとセロン II 三三〇五年の夏休み〉(2008年[[5月10日]]刊行 ISBN 978-4-04-867062-3
* メグとセロン II 三三〇五年の夏休み <> (2008年[[5月10日]]刊行) ISBN 978-4-04-867062-3
** 短編セロンの夢」(初出:「[[電撃文庫MAGAZINE]]プロローグ2)
** 短編セロンの夢」 (初出: 「[[電撃文庫MAGAZINE]]プロローグ2)
** 短編ラリーとセロン」(書き下ろし
** 短編ラリーとセロン」 (書き下ろし)
* メグとセロン III ウレリックスの憂鬱(2008年[[7月10日]]刊行 ISBN 978-4-04-867126-2
* メグとセロン III ウレリックスの憂鬱 (2008年[[7月10日]]刊行) ISBN 978-4-04-867126-2
* メグとセロン IV エアコ村連続殺人事件[[2009年]]3月10日刊行 ISBN 978-4-04-867592-5
* メグとセロン IV エアコ村連続殺人事件 ([[2009年]]3月10日刊行) ISBN 978-4-04-867592-5
* メグとセロン V ラリーヘップバーンの罠
* メグとセロン V ラリーヘップバーンの罠 ([[2010年]][[3月10日]]刊行) ISBN 978-4-04-868392-0


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

2010年3月25日 (木) 08:40時点における版

アリソンシリーズ > メグとセロン

Template:継続中の作品

メグとセロン
ジャンル ファンタジー
小説
著者 時雨沢恵一
イラスト 黒星紅白
出版社 メディアワークス
レーベル 電撃文庫
刊行期間 2008年3月 -
巻数 既刊4巻
テンプレート - ノート

メグとセロン』とは時雨沢恵一/著、黒星紅白/イラスト小説ライトノベル)である。電撃文庫刊。『アリソン』及び『リリアとトレイズ』シリーズの続編にあたり、『リリアとトレイズ』のスピンオフ作品でもある。

ストーリー

リリアの親友・メグの周辺で起きていた出来事を描く。

世界観についてはアリソンシリーズを参照

I・II 三三〇五年の夏休み

夏休み。ロクシェ首都の第四上級学校で行われる演劇部の合宿に友人のラリーとともに手伝いとして参加したセロン。そこで彼は初恋の相手・メグも合宿に参加していることを知り、心を弾ませる。さらに、演劇部の練習に参加すべく集まったナーシャとニックとも親睦を深める。

合宿2日目。顧問教師の欠席によって休日となったセロンたちのもとに新聞部のジェニーが1枚の写真を持ってきた。そこには、校内の古びた倉庫のふさがれた窓の隙間の隙間からこちらを覗く人の顔らしきものが写っていた。最初は疑っていたセロンたちもジェニーの言葉を信じて、6人で倉庫の探索を始めたのだった。

III ウレリックスの憂鬱

I・IIと同じく夏休み。演劇部の合宿も残すところあと4日、新聞部の6人は演劇部副部長のソフィアからある依頼をもちかけられる。新部長・アーサーが欲しがっている"五十の蜂"を探して欲しいという依頼を受け、6人はそれぞれ調査に乗り出すのだった。

IV エアコ村連続殺人事件

演劇部の合宿終了後の第8の月。部長ジェニーの提案により、彼女のエアコ村にある親戚の別荘で5泊6日の新聞部夏合宿を行うことになった。カメラの使い方講義やサイクリングなどで新聞部の面々は合宿を楽しんでいたが、不良少年の連続殺人事件に巻き込まれていく。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

シュトラウスキー・メグミカ
第四上級学校三年生の16歳の少女。愛称は「メグ」。黒髪黒目で2つに分けてお下げにしている。スー・ベー・イル出身でシュトラウスキーが名字。『リリアとトレイズ』のリリアの親友。
父親の仕事の関係で14歳の時にロクシェにやってきた。引越しの後しばらくしてから学校に転入したため、年齢はセロン達の1つ上だが学年は同じ。
性格は「正義感溢れる天然系(?)」と例えられる。ロクシェ語をまだ十分に習得していないので発音が苦手で、自然と敬語になったり単語や文法がたまにおかしくなる。
コーラス部に所属しており、部で一番の歌唱力の持ち主である。
セロン・マクスウェル
第四上級学校三年生の15歳の少年。黒い髪と灰色の瞳を持つ。母親のカレンが社長を務める冷凍食品会社の御曹司。リィナという4歳下の妹が1人いる(父は離婚している)。実家が遠いために学校では寮に住んでいる。
容姿端麗頭脳明晰、歌以外のほとんど全てを得意とする優等生で性格も悪くないため女子に高い人気を誇るが告白は全て断っている。趣味は読書。知識欲が強いらしく自分が知らないことを他人が知っていると密かに悔しがるが、ベゼル語だけは理解しがたいらしい。
基本的に冷静で思考も柔軟だが、初恋の相手であるメグミカに対しての対応は奥手かつ臆病でメグに一目惚れした授業から夏休みまで声をかけることもできなかった。しかしラリーの勧めで参加した演劇部の夏季合宿の手伝いで、偶然にもメグミカと接点を持つことになる。
名前はロクシアーヌク連邦のシンボル「セロンの槍」に由来するもので、ロクシェではポピュラーな男性名という設定になっている。
ラリー・ヘップバーン
第四上級学校三年生の15歳の少年。セロンとは入学以来の大親友。短く刈った金髪と碧眼を持ち、背はやや低め。家は古くから続く由緒正しい軍人の家系で、自身も軍人志望。6つ離れた兄がいる。立派な士官になるため毎日鍛錬し、また誰に対しても明るく接するよう心掛けている。
逞しい体躯を持ち、陸軍で習った格闘術や古参兵に習ったピッキングなどの技術も持つが勉強は苦手で入学試験も入学した後の成績もギリギリ。趣味は野外活動とキャンプと筋トレ。
ナタリアとは幼馴染だったが本名ではなく愛称しか覚えていなかったため、当初はそのことに気付いていなかった。
ナタリア・スタインベック
第四上級学校三年生の15歳の少女。幼馴染のラリーには「ナータ」、それ以外の新聞部員には「ナーシャ」と呼ばれている。女子にしては高い身長と黒い瞳を持ち、長い茶髪を後ろで結い上げて眼鏡をかけている。じつは、かなりの大食漢。著名な音楽家を両親に持つ。
オーケストラ部に所属しているが、部長とはあまり仲が良くない。楽器の演奏の腕は優れており本人も音楽自体は嫌いではないが、仕事にしたいとは思っていない。
ニコラス・ブラウニング
第四上級学校三年生の15歳の少年。通称「ニック」。中性的な容姿で緑色の眼を持ち、長い茶髪を背中まで長く伸ばしている。そのためか2人の姉には女の子のように育てられたらしく、男女といわれて反抗しない。両親とも大学教員という学者肌の家系。セロンとは1年前の乗馬の授業からの顔見知り。美形であるため女子の人気はセロン同様とても高い。
演劇部には所属していないが、助っ人として合宿に呼ばれた。IV巻では、特技とする棒術を発揮する。棒術にいたっては幼いころから習っているらしく、家でも練習はやっている。
ジェニー・ジョーンズ
第四上級学校三年生の15歳の少女。自称“新聞部”の部長。小柄な体格でショートカットの赤毛と薄茶の瞳。家はロクシェ最大の自動車会社「ジョーンズ・モーターズ」でロクシェで1、2を争う大富豪。学年トップ10から落ちたことが無く、半年でベゼル語をある程度理解できるほど聡明。
元は新聞部の部長で設立者でもあったが、壁新聞にあることないこと書き立てるうちに部員が全員去って部として認可されなくなったため“新聞部”を自称してゲリラ的にあることないこと(ほとんどはデタラメ)を書き立てて貼り付けていた。しかし、本人は最後に疑問系にしていることから嘘ではないと主張している。
現在は演劇部での夏季合宿を機に知り合ったメグミカ、セロン、ラリー、ナタリア、ニックの5人が夏季合宿で起きた事件を機に入部することになりナタリアが副部長、セロンが会計になった。2年前は髪は長く、おとなしいお嬢様だったらしい。
アーサー・シアーズ
第四上級学校五年生の少年。演劇部の新部長。裁縫が得意なメガネを掛けた男。「エプスタイン」で働く姉が居り、彼女に裁縫を教わった。気弱そうな見た目をしている。
ソフィア・ウレリックス
第四上級学校五年生の少女。演劇部の副部長。アーサーとは長いつきあいで、彼に片思いしている。
レニー・クランツ
第四上級学校に勤める女性家庭科教師で演劇部顧問。30代。
セオドア・ハートネット
修繕会社の男性作業員。荒っぽい喋り方をする。実は連邦警察の人間であり、学校には捜査目的で来ている。事件の後に警察が干渉しにくい第4上級学校の捜査協力を新聞部に要請しに来て約束を取り付けた。
マーク・マードック
第四上級学校の男性国語教師。温厚な性格の50代。演劇部の夏合宿期間中の当直担当。若いころは軍人であった。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


既刊一覧

関連項目