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「一水会 (思想団体)」の版間の差分

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'''一水会'''(いっすいかい)とは、[[日本]]の[[右翼]][[民族派]]団体。右翼民族派団体の中でも知名度は高く、[[新右翼]]の代表格と言われている。[[左翼]]との議論も展開する革新的な[[政治団体]]の一つ。現在の会員数は約50名。[[マス・メディア]]からコメント、執筆の依頼も多い。草創期のメンバーは、[[鈴木邦男]]、[[阿部勉 (民族主義者)|阿部勉]]、[[犬塚博英]]、[[四宮正貴]]ら。
'''一水会'''(いっすいかい)とは、[[日本]]の[[右翼]][[民族派]]団体。右翼民族派団体の中でも知名度は高く、[[新右翼]]の代表格と言われている。[[左翼]]との議論も展開する革新的な[[政治団体]]の一つ。現在の会員数は約50名。[[マス・メディア]]からコメント、執筆の依頼も多い。草創期のメンバーは、[[鈴木邦男]]、[[阿部勉 (民族主義者)|阿部勉]]、[[犬塚博英]]、[[四宮正貴]]ら。

名称は「月に一回、第一水曜日の勉強会」の意味で、命名者は阿部勉である<ref>[http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/sakai/040315.html 一水会機関紙300号記念(その1)における鈴木邦男の発言]</ref>。


== 概要 ==
== 概要 ==
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* [http://www.issuikai.jp/ 政治団体 一水会の公式サイト]
* [http://www.issuikai.jp/ 政治団体 一水会の公式サイト]
* [http://www.issuikai.org/index.html 芸術家団体 一水会の公式サイト]
* [http://www.issuikai.org/index.html 芸術家団体 一水会の公式サイト]

==脚注==
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2010年4月17日 (土) 18:38時点における版

同名の団体が複数存在する。


一水会(いっすいかい)とは、日本右翼民族派団体。右翼民族派団体の中でも知名度は高く、新右翼の代表格と言われている。左翼との議論も展開する革新的な政治団体の一つ。現在の会員数は約50名。マス・メディアからコメント、執筆の依頼も多い。草創期のメンバーは、鈴木邦男阿部勉犬塚博英四宮正貴ら。

名称は「月に一回、第一水曜日の勉強会」の意味で、命名者は阿部勉である[1]

概要

1970年(昭和45年)11月25日陸上自衛隊東部方面総監部(市ヶ谷駐屯地)で楯の会会員5人が起した「楯の会事件」で、自衛隊員に蹶起を促し、痛烈に戦後日本を批判して自決した三島由紀夫森田必勝両者の行動を"戦後体制打破"へ向けた果敢な行動と位置付け、「両烈士らの魂魄を継承する」為、昭和47年5月30日「保守の拠点か、変革の原基か」という思想的提起を掲げ、創設された右翼民族派団体。 多くの右派民族派団体が反共の立場から「親米路線」を取っていたことに対し、戦後日本を米国の従属体制に成り下がってしまったと規定し、戦前からの思想指導者の影響を受け、日本の完全なる独立を勝ち取る、として「対米自立」「日米安保破棄」「戦後体制打破」を掲げている。

創設以来、鈴木邦男が代表を務めてきたが、1999年(平成11年)、鈴木邦男から書記長だった木村三浩に代表が交代した。鈴木邦男は顧問となり、文化人として日本の現状を憂え、言論活動を行っている。出版物も60冊を超えた。一方、木村三浩は創造的民族派活動を掲げ、右翼民族派としては画期的な池子米軍住宅建設反対運動を行ったり、「対米自立」の観点を堅持しつつ、国際的な視点から湾岸戦争以降のイラクNATO空爆後のユーゴスラヴィア(現セルビア・モンテネグロ)等を訪問。フランスドイツロシアリビアシリアマレーシア等各国の民族主義政党・団体と交流し、民族派同士の国際連帯を構築した。2006年に処刑されたサダム・フセイン大統領の追悼会を日本で唯一開催。その活動・問題提起の枠は日本だけ留まらず、常に世界を意識している。

機関紙「月刊レコンキスタ」(失地恢復という意味)は毎月、3,000部(公称)発行されている。情宣活動のほかに、毎年11月24日に「野分祭」を開催し、三島由紀夫・森田必勝の追悼会を実施している。さらに毎月一回一水会フォーラム(公開の勉強会)、毎月一回木村ゼミを開催している。

勉強会

  • 一水会フォーラムは、一般にも門戸を開き、毎月一回高田馬場のホテルにて左右の枠にとらわれる事なく、多彩な講師を招いて勉強会を行っている。通常50~100人が参加している。
  • 木村ゼミは、非公開の形式であるが、申し込みの手続きを経れば誰でも参加できる。毎月一回会員とゼミ生が集まり、代表木村三浩の講義を受けている。ゼミ生は現在6期生で十数名がいる。

一水会関連出版物

  • 月刊レコンキスタは、一水会の思想と行動を世の中に発信するため、毎月発行されている機関紙。30年以上に亘り発行され、現在360号を超えている。部数は3,000部(公称)。
  • レコンキスタ縮刷版は、1~100号、101~200号の「月刊レコンキスタ」を縮刷し書籍化したもの。民族派運動の貴重な歴史となっている。

その他

  • 2003年(平成15年)イラク戦争の際、「ブッシュ政権のイラク攻撃に反対する会」を結成。リーダーの木村三浩が同年2月13日記者会見。2月15日出発。2月24日帰国。3月4日記者会見。

関連項目

類似組織

外部リンク

脚注