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:柔道部の副主将。冷静な性格が持ち味だが、郡市大会に出場する選手を決める試合の際には一郎の粘りに冷静さを欠いてしまい、一郎に敗れてしまう。
:柔道部の副主将。冷静な性格が持ち味だが、郡市大会に出場する選手を決める試合の際には一郎の粘りに冷静さを欠いてしまい、一郎に敗れてしまう。
; 佐伯
; 佐伯
:[[黒帯]]でかなりの実力者。
:[[黒帯]]でかなりの実力者。郡市大会の決勝では、相手である日海中の風間との[[トラブル]]に巻き込まれ、腕を負傷して出場出来なくなる
;村田
;村田
:軟弱な体で今まで試合に一度も勝ったことがなく、「無勝の男」等とあだ名されて小さい子供からも馬鹿にされている。
:軟弱な体で今まで試合に一度も勝ったことがなく、「無勝の男」等とあだ名されて小さい子供からも馬鹿にされている。
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:郡市大会に出場する選手を決める試合の際には一郎を軽く見ていたとはいえあっさりとやられ、「一郎に倒された部員第一号」という不名誉な名前を頂戴することとなる。
:郡市大会に出場する選手を決める試合の際には一郎を軽く見ていたとはいえあっさりとやられ、「一郎に倒された部員第一号」という不名誉な名前を頂戴することとなる。
;藤田
;藤田
:一年生。小学生の時には様々な大会の優勝をさらっていったほどの実力者だが高慢な性格で、最初は柔道部を弱小チームと馬鹿にして相手にしていなかったが、郡市大会で優勝したのを期に気が変わり、入部する事となる。入部後も暫くは昇段審査を受けるグループの[[リーダー]]となった一郎の事を馬鹿にするなど態度は相変わらずであったが、[[高校生]]との[[トラブル]]で山田に怪我をさせてしまい、更にその事を周りは一郎がやったと勘違いしてしまった為、良心の呵責で思い悩んでいるところを一郎に救われてからは一郎に対する態度を改めることとなる。
:一年生。[[小学生]]の時には様々な大会の優勝をさらっていったほどの実力者だが高慢な性格で、最初は柔道部を弱小チームと馬鹿にして相手にしていなかったが、郡市大会で[[優勝]]したのを期に気が変わり、入部する事となる。入部後も暫くは[[昇段審査]]を受けるグループの[[リーダー]]となった一郎の事を馬鹿にするなど態度は相変わらずであったが、[[高校生]]とのトラブルで山田に怪我をさせてしまい、更にその事を周りは一郎がやったと勘違いしてしまった為、良心の呵責で思い悩んでいるところを一郎に救われてからは一郎に対する態度を改めることとなる。
;山田
;山田
:一年生。どん臭い性格で、自分によく似た一郎を尊敬している。高校生のトラブルに巻き込まれた際、藤田の投げた石が頭に当たって怪我をしてしまう。
:一年生。どん臭い性格で、自分によく似た一郎を尊敬している。高校生のトラブルに巻き込まれた際、藤田の投げた石が頭に当たって怪我をしてしまう。

2010年4月29日 (木) 04:09時点における版

ああ一郎』(ああいちろう)は、こせきこうじによる日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1980年から1981年まで連載された。

概要

作品解説

こせきこうじのデビュー作であり、初の連載作品。内容は柔道を題材にしたスポーツ漫画であるが、超人的な力を持った選手や技の応酬があるわけではなく、主人公や仲間たちが必死の努力によって勝ち進んでいく所謂「スポ根漫画」である。こせき作品に頻繁に見られる「何をやっても駄目な主人公が周りから馬鹿にされながらも自分を信じて努力し突き進んでいく」というスタイルはこの頃から見てとれる。

ストーリー

主人公、長島一郎は、何をやらせても駄目な中学生。周りの誰からも馬鹿にされる冴えない学園生活を送っていた。そんなある日、一郎は乱暴者の同級生、野村に因縁をつけられて殴られてしまう。何時もなら何事もなくやり過ごしてしまう一郎だったがその時は違った。一郎は野村に仕返しするために同級生で柔道部主将である荒川に柔道を習いたいと相談する。初めのうちは無茶な事をと反対していた荒川だったが、一郎の頑張る姿を見て柔道部の入部を許可。一郎も何時しか柔道の面白さに目覚めてく。そして一郎の頑張りは、やがて弱小チームに過ぎなかった柔道部そのものをも感化していくこととなるのだった。

登場人物

中央中学柔道部

長島一郎
主人公で中学二年生。チビで非力でどん臭く、何をやらせても駄目な少年。周りからは馬鹿にされてばかりいるが、根性と粘り強さは人一倍ある。
荒川
一郎の同級生で柔道部主将。一郎とは対称的に大柄で強面の持ち主。一郎とは同じクラスで席も隣り同士であり、一郎を馬鹿にすることなく接している数少ない人物。一郎ほどではないが学業は悪い。理不尽な事や、曲がった事を嫌う性格だが、口下手で口より先に手が出る性分ゆえに、教師や周りの生徒からは「粗暴な問題児」と見られている節がある。弱小柔道部の中にあってその実力はかなりのものである。
千葉
一郎の同級生。幽霊部員で無気力な日々を送っており、荒川からも「いいセンスをしているのに勿体ない」と評されていた。最初のうちは他の生徒と同様に一郎を馬鹿にしていたが、一郎の直向きさに感化され、部活に励むようになる。
高原
柔道部の副主将。冷静な性格が持ち味だが、郡市大会に出場する選手を決める試合の際には一郎の粘りに冷静さを欠いてしまい、一郎に敗れてしまう。
佐伯
黒帯でかなりの実力者。郡市大会の決勝では、相手である日海中の風間とのトラブルに巻き込まれ、腕を負傷して出場出来なくなる。
村田
軟弱な体で今まで試合に一度も勝ったことがなく、「無勝の男」等とあだ名されて小さい子供からも馬鹿にされている。
田坂
郡市大会に出場する選手を決める試合の際には一郎を軽く見ていたとはいえあっさりとやられ、「一郎に倒された部員第一号」という不名誉な名前を頂戴することとなる。
藤田
一年生。小学生の時には様々な大会の優勝をさらっていったほどの実力者だが高慢な性格で、最初は柔道部を弱小チームと馬鹿にして相手にしていなかったが、郡市大会で優勝したのを期に気が変わり、入部する事となる。入部後も暫くは昇段審査を受けるグループのリーダーとなった一郎の事を馬鹿にするなど態度は相変わらずであったが、高校生とのトラブルで山田に怪我をさせてしまい、更にその事を周りは一郎がやったと勘違いしてしまった為、良心の呵責で思い悩んでいるところを一郎に救われてからは一郎に対する態度を改めることとなる。
山田
一年生。どん臭い性格で、自分によく似た一郎を尊敬している。高校生のトラブルに巻き込まれた際、藤田の投げた石が頭に当たって怪我をしてしまう。