「Wikipedia:指示の肥大化を避ける」の版間の差分
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2010年5月21日 (金) 11:51時点における版
このページに関するコメント依頼が提出されており、コメントを広く求めています。 このページのノートにてコメントをお願いします。(2010年5月) |
この文書はウィキペディア日本語版の方針やガイドラインとして提案中です。内容に関してノートページで議論を行っています。 |
指示の肥大化 (過剰な指示によるプロジェクトの緩慢化、 Instruction creep) とは、指示や手引きが 時と共に追加され、もはや管理不能なほどに増殖した状態を指します。これはKISS原則 (keep it short and simple: 短く簡潔に保つ) への無知に起因する「潜伏性の病気」です。 この病気は、過度に複雑な手続きを生み出し、それは誤解を生じ易いので、コミュニティを疲弊させたり、(規則や手続きが) 無視されるような状況を招きます。
指示の肥大化の過ちの本質は、「指示がどんなに長く事細かでも、人々はそれを注意深く読むに違いない」という過信にあります。また、合意形成を図ったり協調していくことを重視するよりも、他者を官僚主義的に絶対命令をもってコントロールしようと、周到な意図をもってルールを乱造することが問題となります。そういう行為は一見、正当性のある手続きを踏んでいるように見えても、たいてい相手からみすかされているし、反感を買い、敵対関係を生むだけでしょう。
ウィキペディアにおける指示の肥大化
指示の肥大化は、善意の利用者が「このページは皆がこのルールに従えばもっと良くなるだろう」とか「これを皆にはっきり示しておけば、(記事の編集と管理が)楽になるだろう」と考え、要件を次々と追加する事で始まります。
手続きの「提案」は人気がありますが、手続きの「遵守」は不人気です。なぜなら、必要な手続きを探し出し、読みこなし、過度に複雑な手続きを理解するのは、とても手間が掛かる事だからです。
すべてのページの指示は、定期的に簡潔に整理すべきです。根拠の不明確な要件は、追加され次第速やかに除去すべきです。すべての新しい方針は、しっかりとした検証が行われるまで、「指示の肥大化」と見なすべきです。
記事と異なり、方針やガイドラインは 包括性を目指すべきではありません。また編集者は、そのお気に入りの私論が、ガイドラインや方針へと「昇格」される事を積極的に望むべきではありません。
指示の肥大化を避ける
新しく提案された指示が、もし以下の全ての条件を満たすなら、指示の肥大化を避けることができます。
- 実際の問題がきちんと示されている (対比: 仮説や予想に基づく問題では無い事)
- 提案された指示が、本当にその問題を解決できる (対比: 対症療法やみせかけの対応では無い事)
- 望ましくない副作用 (判定ミスによる誤爆、過度の複雑さ、不必要な禁止事項など) がほとんど無いか、あるいは全く無い
時には一時的に方針を変更し、ある方針が本当に役に立つかどうか確認する事も有意義でしょう。もし、方針の試用期間の終わりに、測定可能な有意義な効果が得られなかった場合は、その方針変更は撤回すべきです。
関連項目
- en:Wikipedia:Practical process– プラクティカルプロセス
- en:Wikipedia:Requests for process– プロセスの要求
- 官僚制
- en:Feature creep – 機能クリープ、コンピュータープログラムが多機能になりすぎると……
- en:Scope creep – 目的クリープ、文書や手続きが当初の予定になかった目的を果たそうとしだすと……
- 寡頭制の鉄則
- パーキンソンの法則
- 繁文縟礼
- en:Vigilante– 自警団
- en:Wikipedia:If it ain't broke, don't fix it– もし壊れていないのなら、いじろうとするな
- en:Wikipedia:Silence does not imply consent when drafting new policies– 沈黙は新しいルール策定への同意ではない
- Wikipedia:あてこすり
出典
このページはメタウィキの m:instruction creep にヒントを得て作成された英語版のエッセイを翻訳したものです。