「ハヤテのごとく!」の版間の差分
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; 教育システム |
; 教育システム |
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: 初等部から高等部までのエスカレーター式一貫教育で、飛び級、編入、学費免除の特待生制度などの奨学制度が豊富にある。さらにエリート校であるが故に学習内容はとてつもなく高度で、高等部では期末試験の問題文自体が外国語という難問が出題される。生徒には白皇学院の成績、評判、進学率を高める使命があり、試験で悪い成績をとると厳しい処分が下る。偏差値は65以上だが、高等部から白皇学院に入った生徒が賢いのに対して、小学校から白皇学院に通っている内部生の生徒は落第しそうなほど頭が悪い。 |
: 初等部から高等部までのエスカレーター式一貫教育で、[[飛び級]]、編入、学費免除の特待生制度などの奨学制度が豊富にある。さらにエリート校であるが故に学習内容はとてつもなく高度で、高等部では期末試験の問題文自体が[[外国語]]という難問が出題される。生徒には白皇学院の成績、評判、進学率を高める使命があり、試験で悪い成績をとると厳しい処分が下る。偏差値は65以上だが、高等部から白皇学院に入った生徒が賢いのに対して、小学校から白皇学院に通っている内部生の生徒は落第しそうなほど頭が悪い。 |
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: 1年に1回、その年の最優秀生徒へは校章入りの銀時計が授与される(校章は翼を広げた鳥と[[オリーブ]]を併せた図案)。学院の飛び級タイトルホルダーは、10歳で入学し13歳で卒業したマリアである(前述の銀時計を3つも持っている)。 |
: 1年に1回、その年の最優秀生徒へは校章入りの銀時計が授与される(校章は翼を広げた鳥と[[オリーブ]]を併せた図案)。学院の飛び級タイトルホルダーは、10歳で入学し13歳で卒業したマリアである(前述の銀時計を3つも持っている)。 |
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; 校風 |
; 校風 |
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: 生徒指導が厳しいかのような描写は特になく、むしろ教師陣も自由に振舞っている印象が強い。白皇の教師に採用される大きな要素は『生徒と問題を起こさないこと』である<ref>{{backstage|hata|172|2008|2|27}}</ref>という。 |
: 生徒指導が厳しいかのような描写は特になく、むしろ教師陣も自由に振舞っている印象が強い。白皇の教師に採用される大きな要素は『生徒と問題を起こさないこと』である<ref>{{backstage|hata|172|2008|2|27}}</ref>という。 |
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; 校地 |
; 校地 |
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: 敷地は初めてならばほぼ確実に迷うほど広く、そのため、[[専用鉄道|構内移動用]]の[[路面電車]]が敷設されている(アニメのみ登場)。校舎は[[ベルサイユ宮殿]]を思わせる荘厳な造りで、ハヤテらの教室がある西館の他、購買や屋外[[カフェテリア]]、各部活動用の施設、[[幽霊]]が出るという噂の旧校舎、[[コロシアム]]<ref>アニメ第1期第27話の執事バトルで初登場。同第39話で全壊した。</ref>、採石場<ref>ドラマCD『轟々生徒会タンケンジャー』より。</ref>など多数の建物や設備がある。また、豊かな森林が生い茂っていて、崖や吊り橋もある。学園を見渡すことが出来る[[時計塔]]の最上階には生徒会室がある。 |
: 敷地は初めてならばほぼ確実に迷うほど広く、そのため、[[専用鉄道|構内移動用]]の[[路面電車]]が敷設されている(アニメのみ登場)。校舎は[[ベルサイユ宮殿]]を思わせる荘厳な造りで、ハヤテらの教室がある西館の他、購買や屋外[[カフェテリア]]、各部活動用の施設、[[幽霊]]が出るという噂の旧校舎、[[コロシアム]]<ref>アニメ第1期第27話の執事バトルで初登場。同第39話で全壊した。</ref>、採石場<ref>ドラマCD『轟々生徒会タンケンジャー』より。</ref>など多数の建物や設備がある。また、豊かな森林が生い茂っていて、[[崖]]や[[吊り橋]]もある。学園を見渡すことが出来る[[時計塔]]の最上階には生徒会室がある。 |
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: 宿直室には雪路が住み込んでいる。また、黒服のSPらしき人物が警備を行っている。 |
: 宿直室には雪路が住み込んでいる。また、黒服のSPらしき人物が警備を行っている。 |
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; 生徒会 |
; 生徒会 |
2010年6月2日 (水) 14:39時点における版
ハヤテのごとく! | |||
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ジャンル | 執事コメディ・ラブコメ・少年漫画 | ||
漫画:ハヤテのごとく! Hayate the combat butler[1] | |||
作者 | 畑健二郎 | ||
出版社 | ![]() | ||
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掲載誌 | 週刊少年サンデー | ||
レーベル | 少年サンデーコミックス | ||
発表期間 | 2004年45号 - (連載中) | ||
巻数 | 24巻(2010年4月16日現在) | ||
小説:ハヤテのごとく! 春休みの白皇学院に、幻の三千院ナギを見たbyハヤテ | |||
著者 | 築地俊彦 | ||
イラスト | 畑健二郎 | ||
出版社 | 小学館 | ||
レーベル | ガガガ文庫 | ||
発売日 | 2007年5月24日 | ||
小説:ハヤテのごとく!2 ナギが使い魔!? やっとけ☆世界征服 | |||
著者 | 築地俊彦 | ||
イラスト | 畑健二郎・兎塚エイジ・白身魚・むらたたいち | ||
出版社 | 小学館 | ||
レーベル | ガガガ文庫 | ||
発売日 | 2008年3月18日 | ||
小説:ハヤテのごとく!3 めざせ情熱クリエーター! 三千院ナギの流儀 | |||
著者 | 築地俊彦 | ||
イラスト | 畑健二郎・兎塚エイジ・狗神煌・博 | ||
出版社 | 小学館 | ||
レーベル | ガガガ文庫 | ||
発売日 | 2008年11月18日 | ||
漫画:ハヤテのごとく! 良い子のための、単行本未収録漫画も掲載した、 原画集やドール企画やロボ図解もあり、 マジカルデストロイのロ○ンアル○ムだってあるし、 畑先生インタビューにドキハラの、 描き下ろしとか特別ゲストのピンナップなんかも ついちゃったちょっとすごい本(仮) | |||
作者 | 畑健二郎(原作) | ||
出版社 | 小学館 | ||
掲載誌 | 週刊少年サンデー | ||
レーベル | 少年サンデーコミックス スペシャル | ||
発売日 | 2007年6月18日 | ||
巻数 | 1巻 | ||
その他 | 第2刷以降はサブタイトルの(仮)なし | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
![]() 廃止されました ![]() |
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『ハヤテのごとく! 』(サブタイトル:Hayate the combat butler[1])は、畑健二郎による日本のギャグ漫画およびそのメディアミックス作品。現在『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載中(第1話と第2話は2004年45号に掲載[2])で、単行本は2010年4月現在24巻まで発刊中。単行本と関連書籍の累計発行部数は18巻時点で1000万部を超える[3]。2009年45号で連載5周年を迎えた。略称は「ハヤテ」、「ハヤごと」。
概要
主人公の職業から「執事コメディー」「執事ギャグ漫画」などと称されることが多い。学園物の要素も多く混ざっているが、これは当初「執事漫画」が読者に受け入れられるか不明であり、読者への反応を良くするために行われた設定である。また主人公・ハヤテとメインヒロイン・ナギの関係を中心にしたラブコメの要素も多い。最近の連載ではバトル路線も強くなりつつある。また初期の連載ではそれほど多くはなかったお色気・パンチラ描写も最近は増えつつある。
作者は今まで1回も休載したことがなく[4]、2024年7月現在もこの記録は続いている。なお、作者はWEBサンデーでも毎週バックステージを更新しており、Vol.1-Vol.199はイラスト+日記の『WEB日記』を、Vol.200から『WEB漫画』を掲載している。
2007年度(第53回)小学館漫画賞少年向け部門最終候補作品となった(他は『魔人探偵脳噛ネウロ』、受賞作『ダイヤのA』)。
注意:以降の記述にはハヤテのごとく!に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
あらすじ
主人公である少年・綾崎ハヤテは平凡な公立高校に通う普通の高校1年生であったが、両親が博打や酒が大好きなダメ人間で生活費と学費を稼ぐためアルバイト漬けの毎日を送っていた。しかし作中時間の2004年、ハヤテ・高1の年のクリスマスイブ、両親が置き手紙を残して失踪。手紙には、博打で作った1億5680万4000円の借金があること、そしてその弁済のためハヤテを借金取りである鬼武者ノ小路系ヤクザに売り飛ばしたことが書かれており、ハヤテは愕然とする。
ハヤテは彼を「引き取り」に来たヤクザから命辛々逃げ出すものの、所持金12円で冬の街で路頭に迷うことに。そして行き着いた先の公園で、自動販売機の前にひとりでいた少女を偶然見つけ、ハヤテは1億5000万円の身代金を要求する営利誘拐を目論む。しかし、ハヤテが少女に対して誘拐犯の科白として言った言葉が非常に微妙な言い回しであったため、少女はこれを愛の告白と勘違い。さらにハヤテがその場を離れた隙に別の誘拐犯たちが現れて攫ってしまったところを、ハヤテが少女を劇的に救い出してしまったため、少女はハヤテに惚れてしまう。その少女は、とんでもない大富豪である三千院家の令嬢、三千院ナギであった。
路頭に迷っていたハヤテを、ナギは執事として雇うことを決め、ヤクザに1億5000万の借金を現金一括で立て替え払いしてしまう。こうして、ナギを守るため、そしてナギに借金を返すため、借金執事・綾崎ハヤテの日々は始まった。
ストーリー上の重要要素のひとつがハヤテとナギの誤解の上に成り立つ恋愛関係である。前述の経緯によりナギはハヤテと自分が相思相愛だと思っているが、ハヤテはある意味健全なため幼いナギに対して明確な恋愛感情はなく、あくまで命を助けられた恩と執事としての使命感から彼女を護っている。そこに唯一その事実を知るナギのメイド・マリア、ハヤテに片想いしている普通の少女・西沢歩と生徒会長・桂ヒナギク、かつてハヤテと永遠を誓った謎の少女・天王州アテネ、その他多くのキャラクターが絡んで恋と戦いを繰り広げ、更に三千院家に伝わる9つの王玉をめぐっての壮絶な遺産争いにも巻き込まれていくことになる。
読切版『ハヤテの如く』
『ハヤテの如く』は、『週刊少年サンデー』2004年10号に掲載された、32Pの読切作品。
内容は連載版第1話と第2話のプロトタイプだが、連載版とは設定が微妙に違っていた。最大の違いは「ハヤテとナギの誤解の上に成り立つ恋愛関係」が無く、ナギはハヤテが自分を誘拐しようとしていた事を知りながら惹かれている。逆にハヤテはマリアに明確に好意を示しており、ナギを護るのもむしろマリアの手前といった描写がなされている。
27ページ目に、誘拐犯の『こちとら「ときメモファンド」の借金で首も回わらねぇんだ!!!』という台詞があり、コナミから抗議を受けた(同誌2004年13号に謝罪文を掲載)。この読切版は2007年6月に発売された公式ガイドに該当部分を修正する形で収録された。
登場人物
以下の人物は個別項目を参照。
- 綾崎ハヤテ
- 三千院ナギ(彼女の書いた漫画の登場人物も記載)
- マリア
- タマ
- 愛沢咲夜
- 鷺ノ宮伊澄
- 橘ワタル
- 貴嶋サキ
- 牧村志織(彼女が製作したロボットも記載)
- 西沢歩 - 作中では主に「西沢さん」の呼称が用いられるが、本項では以下「歩」と表記する。
- 桂ヒナギク
- 桂雪路
- 瀬川泉
- 花菱美希
- 朝風理沙
舞台
実際の現代の東京23区西部を舞台としており、実際の地名等も出るものの、三千院家をはじめとして現実では考えられないような広大な敷地や豪華な屋敷を構える大富豪がいくつも存在しており、こういった「大富豪」およびその令息・令嬢たちが暮らす現実離れした世界を舞台としている。
三千院家
- 三千院家別宅(練馬区)
- ナギ達が住む洋風の屋敷。屋根の色は赤(ショートアニメ版では緑)。主人であるナギが使用人嫌いであるため、執事であるハヤテとクラウス、メイドのマリアの3人以外の使用人と顔をあわせなくても済むよう造られている。部屋の数は膨大で、シャンデリアのある玄関ホール、社交会が開けるほどの広いホール、本で埋め尽くされた書斎、ナギの寝室、厨房、さらにクラウス、マリア、ハヤテそれぞれに専用の部屋があり、他にゲーム部屋だけで数部屋使われている。
- 敷地が練馬区の65%を占めるともいわれ、敷地内に周囲2kmの湖や「ナギナギランド」なる遊園地があるなど都内ではまずありえない大豪邸ではあるが、「三千院家の中では特に小さい」という。住所は「東京都練馬 東全部」入り口の門からの最寄駅は、西武新宿線の都立家政[5]。至る所に監視カメラが設置され、警備ロボットの警備8801や黒服のSPが多数配備されている。動物で構成された三千院SPアニマル部隊も存在する。
- 三千院家別宅(下田)
- 伊豆・下田にある三千院家の別宅。ナギの住む屋敷とそっくりであるが、外はオーシャンビュー。すぐ近くにはナギの母・紫子とナギの父が共に眠る丘がある。
- 三千院家別宅(ミコノス島)
- エーゲ海に浮かぶミコノス島に建つ邸宅。間取りは左右対照になっているらしい。ナギが幼い頃に暮らした家であり、ナギにとっては実家とも言える場所。広大な宝物庫が存在し、その地下には迷宮さながらに入り組んだ遺跡が在った(現在は永き年月の経過に圧されたためか、崩落してしまっている)。遺跡では王族の庭城を描いた壁画やフリギア語の碑文等が確認されている。
- 三千院家本宅
- 三千院家当主である帝(みかど)が居住する邸宅。広大な森に囲まれており、また屋敷の外観は中世ヨーロッパの城そのもので、ナギの屋敷以上に現実離れしている。大人数のメイドと執事が働いている。「別宅」と「本宅」の間の移動はヘリコプターで行う。
白皇学院
日本有数の私立名門校。大富豪の子女や天才たちが集まる超エリート学校として有名。広大な敷地を持ち、住所は「東京都杉並区ほぼ全部」[6]。現理事長は天王州アテネ。実質的に運営しているのは5人の理事の一人の葛葉キリカが理事長代理として行なっており、三千院帝も5人の理事の一人である。生徒数は約1000人[7]。
- 教育システム
- 初等部から高等部までのエスカレーター式一貫教育で、飛び級、編入、学費免除の特待生制度などの奨学制度が豊富にある。さらにエリート校であるが故に学習内容はとてつもなく高度で、高等部では期末試験の問題文自体が外国語という難問が出題される。生徒には白皇学院の成績、評判、進学率を高める使命があり、試験で悪い成績をとると厳しい処分が下る。偏差値は65以上だが、高等部から白皇学院に入った生徒が賢いのに対して、小学校から白皇学院に通っている内部生の生徒は落第しそうなほど頭が悪い。
- 1年に1回、その年の最優秀生徒へは校章入りの銀時計が授与される(校章は翼を広げた鳥とオリーブを併せた図案)。学院の飛び級タイトルホルダーは、10歳で入学し13歳で卒業したマリアである(前述の銀時計を3つも持っている)。
- 校風
- 校則で女子はセーラー服、男子はスーツ&ネクタイの制服着用となっているが必ずしも義務ではないようで、ハヤテを含む執事は執事服で、伊澄は和服で通学している。生徒のアルバイトも認められている(そもそもハヤテ達本職の執事が通学している)。
- 生徒指導が厳しいかのような描写は特になく、むしろ教師陣も自由に振舞っている印象が強い。白皇の教師に採用される大きな要素は『生徒と問題を起こさないこと』である[8]という。
- 校地
- 敷地は初めてならばほぼ確実に迷うほど広く、そのため、構内移動用の路面電車が敷設されている(アニメのみ登場)。校舎はベルサイユ宮殿を思わせる荘厳な造りで、ハヤテらの教室がある西館の他、購買や屋外カフェテリア、各部活動用の施設、幽霊が出るという噂の旧校舎、コロシアム[9]、採石場[10]など多数の建物や設備がある。また、豊かな森林が生い茂っていて、崖や吊り橋もある。学園を見渡すことが出来る時計塔の最上階には生徒会室がある。
- 宿直室には雪路が住み込んでいる。また、黒服のSPらしき人物が警備を行っている。
- 生徒会
- 現生徒会長はヒナギク。副会長は愛歌、書記は千桜。他役員に泉・美希・理沙などがいる。歴代の生徒会長でも1年生で生徒会長になっているのは、マリアとヒナギクだけである。将来、文が生徒会長になるという設定がある[11][12]。学校運営についてかなりの仕事が任されるため仕事の量は多い。
- 学院の中央にそびえ立つ時計塔は、正式には白皇学院・時計塔「ガーデン・ゲート」[13][14]という。「近隣[15]」一帯で最も高い建物であり、霊の強力なパワースポットでもある。時計の真下の部分に「天球の間」[13]という生徒会室があり、エレベーターで昇る。その景色は絶景で、新宿(と思われる)超高層ビル群が一望できる。「生徒会のメンバーしか入ってはいけない」というルールがあるが、千桜曰く「あくまで無闇に塔の中に生徒が入らないようにというだけの規則」であるらしく、生徒会のメンバーの許可があれば普通に入ることができる。
- 部活動
-
- 剣道部
- ヒナギク、東宮が所属している部活。現部長はヒナギク。ナギは一度見学に来たことがあるが、それだけで剣道部に籍が残っている。ヒナギク曰く、元々人気のない部活とのこと。
- 動画研究部
- 動画を観て楽しむだけの部活。生徒会3人娘が所属している。略称はYouTobe(ユートーベ)。現部長はワタル。ナギとハヤテも参加している。楽しむ動画を撮影することはあっても、映画を作るのではなくあくまで動画を楽しむ部。初代部長は牧村で、元は可愛い女の子(主にマリア)の動画を撮ることを目的としていた。小説版第1弾で部室は全壊した。
- 「五つの伝統行事」
- 非常に危険なため長い間封印されてきた。優勝すると賞金が出るものもあり、五つの伝統行事の賞金総額は1億5000万円。「マラソン自由型」「ヒナ祭り祭り」「大演舞会」[16]が確認されている。
- マラソン大会
- 2004年度は2月1日に開催。自由参加で5つのコースから自由に選択できる。最短は500m。2004年度は特別に「白皇学院五つの伝統行事」に数えられる第6コース「マラソン自由型」が理事長の意向により復活した。
- マラソン自由型
- 優勝はおろかゴールすることさえ難しいという過酷な競技。参加は自由。優勝賞金は500万円。自由(フリーダム)の名の下に、ゴールに辿り着くためなら手段を問わない。1人が遭難しても1人が助けを呼びに行けるように2人1組での参加だが、揃ってゴールする必要はない。
- コースは白皇学院敷地を1周で、随所に罠が仕掛けてある。5つのチェックポイントさえ通ればコースは自由。第1チェックポイント以降はバラの花を胸に付けて走り、そのバラが散ったら負けになる。『チェックポイントさえ通過すればメインコース以外の道を使用しても良いですが、安全は保障しかねますので、個人の責任でお願いします。』『マラソンコースの途中にある施設を破損、または破壊した場合、損害賠償を請求します。』という注意事項がある。
- 2004年度の1位は雪路・京ノ介組、2位はナギ・ハヤテ組だった。
- その他の行事
同級生の家
- レンタルビデオタチバナ新宿本店
- ワタルが店主を務めるビデオレンタルショップ。かつての有力企業・橘グループの中において、不況で壊滅状態にあるグループの最後の砦。ビル街の中に立地する2階建ての店舗兼住宅で、1階がレンタルビデオ店、2階がワタルとサキの住居。住居部分にはサキ手製のグッズがあふれている。主にレジにはワタルがついており、商品陳列はサキが行う。棚には、一般用と市場で流通していないレア物ビデオ「ワタル専用(ワタルが自分で録画、収集した物で通常のレンタル対象にはなっていない)」から18禁ものまでコアな品揃えが並んでいる。ハヤテやナギ、西沢姉弟、ワタル目当てのシスターなどが常連。「新宿」を名乗っているものの最寄り駅は中野坂上駅であるため、新宿区と中野区の境界にかなり近いと思われる。
ほかに、鷺ノ宮家、愛沢家、瀬川家などの豪邸や理沙の実家である朝風神社などが登場する。
その他の場所
- 負け犬公園 / 負犬公園
- ハヤテがナギと初めて出会った場所であり、マリアや伊澄と初めて出会った場所でもある。どこにでもありそうな普通の小さい公園。作中では「負け犬公園」と「負犬公園」の2パターンの表記があるが、「負け犬公園」と表記されることが多い。
- 銀杏商店街(ぎんなんしょうてんがい)
- 普通の人々が行きかう普通の商店街だが、何故か高さ100mを超える大観覧車「銀杏大観覧車」があり、シンボルとなっている。毎年4月に「春のシルバーフェスティバル」が催され、福引きやヒーローショー「いたわり戦隊シルバーシート」などが行われる。
- 喫茶どんぐり
- 銀杏商店街にある喫茶店。マスターは加賀北斗。ヒナギク・ハヤテ・ナギ・歩のバイト先。時給は700円とのこと。経営は常に赤字で北斗曰く『午前中は殆どヒマな客しかこない』、ナギやヒナギク曰くいつ潰れてもおかしくない店。
- 王族の庭城(ロイヤル・ガーデン)
- 幼年期のハヤテが迷い込んだ広大な城。幼いアテネが独りで住んでいた。第17巻にて物語に本格的に絡み始めた場所だが、城自体は第1巻第1話の扉絵にも登場している。また、第6巻第6話の扉絵にもそれらしきものが登場する。「王族」が何を指しているのかは不明。「キング・ミダス」なる人物(?)が永く棲み続けていた。
- 「神さまが棲むという城」、「天照の箱庭」など様々な異称を持ち、「世界の中心」であると同時に「滅びることの無い花が咲き、消えることの無い炎が灯る場所」とされている。365本の柱の建つアブラクサスの森を抜けた、カルワリオの丘の上に建つという。何らかの条件を満たさない限り、この場所に出入り出来ないことがアテネによって仄めかされている。
- 「全てを見下ろす」という「神さまの目」である「天球の鏡」のほか、テルキーネスやアヌビスなどを模した無数の彫像やステンドグラス、大広間の床一面に描かれた魔法陣、「王の剣」である「白桜」とそれを頂く巨大な鳥の像、未だその中身が明らかにされていない巨大な棺である「死が籠められた箱」、「遅れた時を刻む大時計」[17]といった種々の摩訶不思議な存在を内包しており、人外の雰囲気を漂わせている。どうやら、城の存在する空間の内と外とでは、時の流れに大きな歪みが生じているらしい(ハヤテがアテネと暮らした王族の庭城での約2ヶ月ほどの体感時間に対し、外界では1週間も経過していなかった)。
- 三千院家のミコノス島別宅に存在した地下迷宮には、庭城建造の仔細が壁画を交えてフリギア語で記されており、帝がそれらについての研究を進めていたようだが(第20巻扉絵より)、現在は崩落してしまっている。
- 10年程前にハヤテとアテネが決別するまでは「アブラクサスの森」が白皇学院敷地内の森に繋がっていたようだが、丁度その頃に庭城では何らかの大きな異変が生じたらしく、「消えることの無い」筈の数多の灯火は完全に光を失い、「白桜」は何者かの手によって抜き取られてしまった様子(第17巻扉絵より)である。加えて、「死が籠められた箱」は最早原形を留めないまでに無残に砕け散ってしまっており、既に「箱」としての機能を果たしていない(第21巻扉絵より)。以来、「城への入り口は閉ざされたまま」との事(第18巻アテネの言葉より)で、これらの事々の詳細・背景は今の所全く不明である。
- 目下のところ、何のために、どういった経緯で存在する所なのかが一切語られていないため、作中で最も大きな謎を秘めた場所の1つとなっており、ファンの間では様々な憶測を呼んでいる。
- 作者によれば「ロイヤル・ガーデン」の名は、当初「ハヤテのごとく!」と並ぶ作品名候補にもなっていたという[18]。
その他の設定
- 財力
- 財閥の三千院家が飛び抜けており、それ以降は鷺ノ宮家、愛沢家、大河内家、東宮家、瀬川・花菱・朝風家、桂家、橘家、シスター・ソニア、牧村の順に多く、雪路はマイナス、1億5000万円の借金を背負うハヤテがダントツの最下位[19]。なお、生徒会メンバーでは霞家が一番の金持ちである。
- 作中における「執事」
- 作中の「執事」は「戦闘執事(コンバットバトラー)」、「超人」と同義であるとされ、「飛ぶ能力」が備わっていたり「超必殺技」を持っていたりする。また、ハヤテ曰く執事には「神出鬼没」のライセンスがデフォルトで備わっている。
- ハヤテは「執事」として雇われはしたものの、作中では従僕や下級使用人としての仕事が多い(執事の仕事についてはバトラーを参照)。
- アニメ第1期ではヒナギクや学館組の柏木が臨時執事となって他家の執事を次々と破っており、執事の超人ぶりは多少薄れている。
- 作中の日付
- 物語は2004年12月24日(クリスマスイブ)の夜から始まっている。作者はMicrosoft Excelを用いて綿密な物語のスケジュールを管理しているが、現実世界との時代考証は無視している。しかし、ミスも確認されている[20]。
備考
![]() | この節に雑多な内容が羅列されています。 |
- 本作では、他のアニメやゲームなどのサブカルチャー的作品を、容易に推測できる伏字などで取り上げる内輪受的なギャグ手法がよく用いられる(「ガン○ム」など)。1話完結を基本とするが例外も少なくない。「数日後…」などといった描写を一切使用せず、物語内での時間経過が明確なのも特徴[21]。理由は、「ロボも魔法もなんでもありの漫画なので漫画内の時間軸だけはしっかりしようというコンセプト」からである[22]。
- 2006年46号で連載100話を達成したため、第1巻のナギのプロフィールでの公約通り、ナギの漫画『世紀末伝説マジカル☆デストロイ』がこの号に掲載された。作者自身は1週分の丸々16ページの全部でする予定だったが、「100話を越したら」という言い方だったと指摘されたことなどから、計6ページに縮小された。また2007年6月に発売された『ハヤテのごとく! 公式ガイドブック』には同作がアニメ化された設定で掲載されている。
- 畑の師匠である久米田康治の『かってに改蔵』の連載終了で抜けた『週刊少年サンデー』で連載されたため、久米田によくネタにされる。
- 本編でストレートにSEGAネタを出しているが、畑が兄(ソニックチームのディレクター)を通して正式に許可を取っているため、版権問題は発生していない。
- 2007年2・3合併号に掲載された第108話(第11巻第1話)は、『週刊少年サンデー』の誌上企画のタイアップとして作成された。この誌上企画は『誌面の漫画のうち数作品に隠れている、サンタ衣装の江戸川コナンを探す』というものであった。そのため、「それは先日30周年を迎えたあのこち…」とハヤテにツッコませ、この誌上企画そもそもが『週刊少年ジャンプ』2006年42号の「両さんを探せ!」の二番煎じ企画であるかのような自虐的ネタを匂わせていた。また、同話ではこのネタを意識して、両さん(両津勘吉)を「30th」の文字ともに登場させている。
- 2007年、第25回次世代ワールドホビーフェアにて、描き下ろしの4枚組テレホンカードやクリアポスターが発売された。カードの台紙には4コマ漫画が描かれている。
- 上記ときメモファンドの因縁があったにもかかわらず、アニメではコナミがスポンサーとなり、ゲーム化も行っている(後述)。
- 2007年10月16日から10月28日の間、秋葉原の特定の店舗で本作の単行本・グッズを購入した者を対象とした人気投票「ハヤテのごとく!キャラクター人気投票 in 秋葉原」が開催された。2008年3月21日発売のドラマCD3に、投票結果で1位になったナギのキャラクターソングが収録された。
- 2008年4月17日から5月16日の間、日本橋の特定の店舗で本作の単行本・グッズを購入した者を対象とした人気投票「ハヤテのごとく!キャラクター人気投票 in 大阪・日本橋」が開催された。
- 島本和彦の漫画『アオイホノオ』の第1巻に作中のコマが引用されている。
書籍
単行本の累計発行部数は第21巻で1200万部を突破した[23]。
漫画
- 第1巻 ISBN 4-09-127271-1 2005年2月18日刊行
- 第2巻 ISBN 4-09-127272-X 2005年6月16日刊行
- 第3巻 ISBN 4-09-127273-8 2005年8月8日刊行
- 第4巻 ISBN 4-09-127274-6 2005年11月18日刊行
- 第5巻 ISBN 4-09-120030-3 2006年1月14日刊行
- 第6巻 ISBN 4-09-120128-8 2006年3月17日刊行
- 第7巻 ISBN 4-09-120417-1 2006年6月16日刊行
- 第8巻 ISBN 4-09-120580-1 2006年9月15日刊行
- 第9巻 ISBN 4-09-120696-4 2006年12月16日刊行
- 第10巻 ISBN 978-4-09-121007-4 2007年2月16日刊行
- 第11巻 ISBN 978-4-09-121029-6 2007年4月18日刊行
- 第12巻 ISBN 978-4-09-121157-6 2007年7月18日刊行
- 初回限定版 ISBN 978-4-09-159049-7
- 第13巻 ISBN 978-4-09-121197-2 2007年10月18日刊行
- 第14巻 ISBN 978-4-09-121268-9 2008年1月12日刊行
- 第15巻 ISBN 978-4-09-121338-9 2008年4月18日刊行
- 第16巻 ISBN 978-4-09-121427-0 2008年7月11日刊行
- 第17巻 ISBN 978-4-09-121479-9 2008年10月17日刊行
- 第18巻 ISBN 978-4-09-121566-6 2009年1月16日刊行
- 第19巻 ISBN 978-4-09-121895-7 2009年4月17日刊行
- 第20巻 ISBN 978-4-09-121698-4 2009年7月17日刊行
- 第21巻 ISBN 978-4-09-121779-0 2009年10月17日刊行
- 第22巻 ISBN 978-4-09-122135-3 2010年1月16日刊行
- 初回限定版 ISBN 978-4-09-159071-8
- 第23巻 ISBN 978-4-09-122256-5 2010年4月16日刊行
- 第24巻 ISBN 978-4-09-122257-2 2010年4月16日刊行
- 23巻&24巻サービスパック ISBN 978-4-09-159077-0
- 特典・備考
- 第1巻の発売時からアニメグッズ専門店(代表はアニメイトとゲーマーズととらのあな)などで、各巻各店によって違う購入特典が付いている。
- 第11巻の発売はアニメ第1期が放送開始されてから数週間ということもあり、アニメ開始のお祝いとして、本屋でも購入できる初版限定の封入特典としてキャラしおり1枚(ハヤテ、ナギ、マリア、ヒナギクのどれか1枚がランダムで)ついた。
- 第12巻には初回限定版があり、特典として店内宣伝ポスターとして描かれた短編漫画5作などが掲載された16ページの「ハヤテ名作劇場」がついてきた。
- 第14巻第8話より新年度(2005年度一学期)が始まった[24]。ちなみに、同巻には1コマだけ連載時と挿し替わったコマがある[12]。
- 第15巻第2話のラストが掲載対象号の『絶対可憐チルドレン』のそれと被ってしまったため、止むを得ず変更した[25]。なお、同巻のおまけページには変更前のラストも掲載されている。
- 第22巻には初回限定版があり、特典として「桂ヒナギクの生写真」がついてきた。
- 2010年4月に第23巻と第24巻が同時に発売され、特典付録として第23巻と第24巻のコミックス表紙を合わせたデザインの「7センチ角のクリアシール」がついた23巻&24巻サービスパックも同時発売された。
その他
- 少年サンデー公式ガイド ハヤテのごとく! ISBN 978-4-09-121115-6 2007年6月18日刊行
- 原作の公式ガイドブック。
- ノベライズ #小説を参照。
- ハヤテのごとく! 公式BOX ISBN 978-4-09-159056-5 2007年11月16日刊行
- 完全限定生産のアニメ版の公式ガイドブック。豪華付録として、ナギがいらなくなったという白皇学院校章のピンズ、ヒナギクのネーム入り白皇学院学校指定Tシャツ(体操着)、ハヤテに関するものが付属。
- ハヤテのごとく! 使える?シールブック1 ISBN 978-4-09-179023-1 2007年12月27日刊行
- ハヤテのごとく! 使える?シールブック2 ISBN 978-4-09-179024-8 2007年12月27日刊行
- 上記2点は「まんが家バックステージ」で使用されたイラストなどのシール、イラスト入り付箋紙が入った冊子。
メディアミックス
テレビアニメ
ドラマCD
インターネットラジオ
小説
すべてガガガ文庫レーベル。
- 第1弾『ハヤテのごとく! 春休みの白皇学院に、幻の三千院ナギを見た byハヤテ』
- 2007年5月24日刊行 ISBN 978-4-09-451009-6
- 著 - 築地俊彦、原作・イラスト - 畑健二郎
- 本作の特徴
- バックステージVol.129に、この作品の制作秘話が掲載されている。
- 時期設定は下田旅行編が終わったあとの話である。
- 本編でやるべき重大なイベントを所々で書いてしまっていて、筆者・築地が後書きで反省をしており、また原作者の畑はパラレル扱いしている。
- しかし動画研究部部室が破壊されたことは正史扱いで、この作品で描かれた時間分は原作では空白となっている(第12巻第7話〜第9話では2005年3月14日になっているが、同巻第10話では同年3月26日になっている)。
- 第2弾『ハヤテのごとく!2 ナギが使い魔!? やっとけ☆世界征服』
- 2008年3月18日刊行 ISBN 978-4-09-451056-0
- 著 - 築地俊彦、原作 - 畑健二郎、イラスト - 畑健二郎・兎塚エイジ・白身魚・むらたたいち
- 本作の特徴
- 時期設定は高尾山ハイキング編が終わったあとの話である[26]。
- ナギの漫画『世紀末伝説 マジカル☆デストロイ』の作中世界が主な舞台となっている。
- 担当声優繋がりで『ゼロの使い魔』が元ネタになっている。
- 第3弾『ハヤテのごとく!3 めざせ情熱クリエーター! 三千院ナギの流儀』
- 2008年11月18日刊行 ISBN 978-4-09-451102-4
- 著 - 築地俊彦、原作 - 畑健二郎、イラスト - 畑健二郎・兎塚エイジ・狗神煌・博
- 本作の特徴
- アンソロジー『ハヤテのごとく!SS 超アンソロジー大作戦!!』
- 2009年8月23日刊行 ISBN 978-4-09-451102-4
- 原作 - 畑健二郎、構成 - 水城正太郎・柏野瑛(A-Team)
- 著 - 築地俊彦・新井輝・長野聖樹・七月隆文・水城正太郎
- イラスト - 畑健二郎・美水かがみ・氷川へきる・あぼしまこ・YUG・あらきかなお・きぃら〜☆・とりしも・むらたたいち
- 作品の特徴
ゲーム
カードゲーム
コナミデジタルエンタテインメントから本作のトレーディングカードゲームが発売されている。全てのカードがキャラクターカードとなっており、カードのイラストはほとんどがライトノベルの挿絵などを手がけている複数のイラストレーターによるもの。ルールや用語などは同社の代表的商品『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』と酷似している(アニメでもそれを交えたパロディーもある)。パックの絵は、第1弾から第4弾まではカードのイラストも描いているヤスが手がけていて、第5弾から第8弾まではカードのイラストも描いているこつえーが手がけていて、第9弾からはカードのイラストも書いているぽよよんろっくが手がけている。また、ブシロードから発売されている『サンデーVSマガジンTCG』にも参戦している。
- 第1弾『絶叫!海辺でサマーソルトキック!!』 - 2007年8月9日発売
- テーマは「バトル」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「ナギ」カード、ブースター1ボックス購入特典に「ハヤテ」カードが同梱。
- 第2弾『湯けむり!あきらめきれない温泉卓球!』 - 2007年10月11日発売
- テーマは「秋」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「マリア」カード、ブースター1ボックス購入特典に「ヒナギク」カードが同梱。
- 第3弾『アウト?セーフ?真冬のゲレンデ野球拳!!』 - 2007年12月20日発売
- テーマは「冬!着替え!!チラリズム!?」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「ヒナギク」カード、ブースター1ボックス購入特典に「ナギ」カードが同梱。
- 第4弾『パジャマ!寝起きで百烈まくら投げ!!』 - 2008年3月13日発売
- テーマは「春、寝起き、パジャマ」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「伊澄」カード、ブースター1ボックス購入特典に「ヒナギク」カードが同梱。
- 第5弾『初鰹!プールサイドでフィッシュオン!!』 - 2008年6月19日発売
- テーマは「初夏」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「歩」カード、ブースター1ボックス購入特典に「マリア」カードが同梱。
- 第6弾『栗ごはん!紅葉をたずねてハンティング!!』 - 2008年9月18日発売
- テーマは「初秋」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「ナギ」カード、ブースター1ボックス購入特典に「ナギ」カードが同梱。
- 第7弾『苺パフェ!ネコみみルックで初デート!!』 - 2008年12月11日発売
- テーマは「冬」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「マリア」カード、ブースター1ボックス購入特典に「マリア」カードが同梱。
- 第8弾『桜もち!バニースーツでひざまくら!!』 - 2009年3月5日発売
- テーマは「春」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「泉」カード、ブースター1ボックス購入特典に「ヒナギク」カードが同梱。
- 第9弾『夏のダイタン』 - 2009年6月11日発売
- テーマは「夏」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「アテネ」カード、ブースター1ボックス購入特典に「ナギ」カードが同梱。
- 第10弾『秋のナイショ』 - 2009年9月17日発売
- テーマは「秋」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「千桜」カード、ブースター(通常版)1ボックス購入特典に「ハヤテ」カード、ブースター(アニメイト・ゲーマーズ限定版)1ボックス購入特典に「ヒナギク」カードが同梱。
- 第11弾『冬のオネガイ』 - 2009年12月10日発売
- テーマは「冬」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「アテネ」カード、ブースター(通常版)1ボックス購入特典に「ハヤテ」カード、ブースター(アニメイト・ゲーマーズ限定版)1ボックス購入特典に「ヒナギク」カードが同梱。
- 第12弾『世界の新学期』 - 2010年3月25日発売
- テーマは「学校生活」。エントリーボックスに畑健二郎描き下ろし「ナギ」カード、ブースター(通常版)1ボックス購入特典に「ハヤテ」カード、ブースター(アニメイト・ゲーマーズ限定版)1ボックス購入特典に「ヒナギク」カードが同梱。
以下はカードゲームの遊び方について記載している。
- 1.基本的なゲームルール
- プレイ人数
- TCG「ハヤテのごとく!」は1対1で戦う二人用ゲームである。
- デッキの作り方
- プレイヤーは3種類(下の説明を参照)のカードを自由に組み合わせて1デッキ(40枚)またはハーフデッキ(20枚)のカードの山を作成する。この際ゲームを始める前に、40枚のカードをよくシャッフルして、裏返しにしプレイマットの「DECK」(自分のデッキを置く場所)に置く。
- カードの種類
- B CHARACTER(バトルキャラクターカード)
- ゲームの基本的なカードである。このカードのパワー(左上の端にある数字)の大きさによって勝敗が決まる。
- C CHARACTER(コスプレキャラクターカード)
- バトルカードをパワーアップさせるカードであり、負けない限り試合終了まで使える。なおバトルカードと同一のキャラクターにしか使えない。
- S CHARACTER(サポートキャラクターカード)
- ゲームの展開で自分のカードの戦いを補助する役割のカードである。1ターンに付き1回のみ使用でき、ターン終了時にプレイマット内にあるTRASH(捨場)に移される。
- 2.勝利条件
- 相手のライフを0にする。
- 通常各プレイヤーは30のライフ(上限は各々好きなように決めてよい)を予め保有し、そのライフポイントをDS、PS(カードの左下の端にある数値、下の文の説明で参照)の数字に応じて減らし、ライフが先に切れたプレイヤーが敗北し勝敗が決まる。
- デッキ切れ
- デッキが0枚になって、自分のターンでカードを引くべき時にカードが引けなくなったプレイヤーは敗北する。
- 3.ゲームの主な流れ
- ゲーム開始時に先攻後攻を決め、まず自分のデッキ(40枚の手札)の中から6枚のカードを引く。
- お互いのターンを交互に繰り返す。そのターンは以下の5つのフェイズ(段階)によって構築。
- ドローフェイズ
- この段階でまず自分のデッキの一番上にあるカードを一枚引く。
- ファーストメインフェイズ
- バトルフェイズ前の準備段階である。自分の手に持っているカードからスタンバイゾーン(待機場所)にバトルに使うカードを置く(上限は5枚まで)。
- バトルフェイズ
- 自分のバトルカードをバトルゾーン(戦闘場所)に移動させ、相手のカードと戦わせるターンである。
- この際に、攻撃側と防御側はお互いに攻撃をするしない、防御をするしないを選択し、お互いの攻防をすると言う考えが一致した場合バトルが成立する(攻撃をする側が攻撃をしないと選択すれば、そのままバトルフェイズは終了し、防御側が防御をしないと選択すればDSポイント分がライフポイントから減算される)。
- バトルで負けたカードはTRASH(捨場)に移される。
- セカンドメインフェイズ
- ファーストメインフェイズと同様の行動が出来る。
- エンドフェイズ
- 自分のターンの終了を宣言し、相手のターンに移る。
- 4.用語説明
- DS(ダイレクトストライク)
- こちらが攻撃をする際に、相手が防御しない、またはできない場合に相手のライフポイントに与えるダメージ。
- PS(ペネトレイトストライク)
- こちらが攻撃をする際に、相手が防御できた場合に相手のライフポイントに与えるダメージ。通常はDSよりも数値は低い。
プレイマット内部説明
- DECK
- 自分のデッキを置く場所
- TRASH
- 使用済みのカードを置く場所
- スタンバイゾーン
- バトルを始める前のカードの待機場所
- バトルゾーン
- バトルが成立した場合、バトルが行われる場所、尚スタンバイゾーン、バトルゾーンの両方に置く事ができるカード枚数の上限は両方合わせて5枚までである。
コンピューターゲーム
いずれも発売はコナミデジタルエンタテインメント。詳細は各記事を参照。
- 第1弾
- ハヤテのごとく! ボクがロミオでロミオがボクで(ニンテンドーDS)
- 第2弾
- ハヤテのごとく! お嬢様プロデュース大作戦 ボク色にそまれっ!(ニンテンドーDS)
- 第3弾
- ハヤテのごとく!! ナイトメアパラダイス(プレイステーション・ポータブル)
携帯アプリゲーム
制作はコナミデジタルエンタテインメント。
- コナミネットDXで配信
- ハヤテのごとく!ぱずるだま 〜お屋敷編〜
- ハヤテのごとく!!ぱずるだま 〜出会い編〜
- 本作公式モバイルサイトで配信
- ハヤテのごとく!ぱずるだま 〜学校編〜 - 上記「お屋敷編」の別バージョン
- ハヤテのごとく!!ぱずるだま 〜運命編〜 - 上記「出会い編」の別バージョン
日本国外での展開
- アメリカ合衆国では、英語版の単行本が『Hayate the Combat Butler』のタイトルでVIZ Mediaから2006年11月より刊行。カバーのデザインは一新されている。16巻まで(2009年現在)刊行されている。
- また、香港の天下出版が小学館から正式に認可を受け中国語版を出版しており、単行本は『爆笑管家工作日誌』というタイトルで第22巻まで(2010年現在)刊行されている。
- 台湾の尖端出版が小学館から正式に認可を受け繁体字中国語版を出版しており、単行本は『旋風管家』というタイトルで第21巻まで(2010年現在)刊行されている。
- シンガポールでは『疾風守護者』というタイトルで創藝出版社から刊行されている。
- 他にも韓国、ベトナム、スペイン、タイ等でも刊行されている[30]。
以上でハヤテのごとく!に関する核心部分の記述は終わりです。
脚注
- ^ a b 英題はCとBが大文字の"Hayate the Combat Butler"
- ^ バックステージVol.1 2004年10月6日
- ^ ハヤテのごとく!:1000万部到達 4年で大台へ まんたんウェブ 2009年1月16日閲覧。
- ^ 第17巻のあとがきより。
- ^ 第13巻第8話で登場する、泉の携帯電話に登録されている。
- ^ 『週刊少年サンデー』2008年19号付録「ハヤテのごとく!白皇学院生徒証」より。
- ^ 第18巻第8話の雪路の台詞より。
- ^ バックステージVol.172 2008年2月27日
- ^ アニメ第1期第27話の執事バトルで初登場。同第39話で全壊した。
- ^ ドラマCD『轟々生徒会タンケンジャー』より。
- ^ 第15巻第8話より。
- ^ a b バックステージVol.166 2008年1月16日
- ^ a b バックステージVol.35 2005年6月22日。なぜ「塔」なのに「ゲート」と呼ばれるかは不明。
- ^ ヒナギクのキャラクターソングの「白皇学院生徒会心得」歌詞と第16巻第5話より。
- ^ この「近隣」にはナギの屋敷の近辺まで含まれるため、杉並区?練馬区一帯のほぼ全てが含まれていると思われる
- ^ 『ハヤテのごとく! ボクがロミオでロミオがボクで』に登場。賞金は出ない。
- ^ この大時計は新宿NSビルの「ユックリズム振り子時計」がモデルである。バックステージVol.192 2008年7月16日
- ^ バックステージVol.187 2008年6月11日
- ^ バックステージVol.75 2006年4月19日
- ^ 作者自ら認めたのはバックステージVol.119 2007年2月21日とバックステージVol.169 2008年2月6日である。
- ^ 本編で何月何日とはっきり言う、もしくは「バレンタインデー」や「登場人物の誕生日」等特定のイベントで判明する場合もある。なお第11巻までの作中カレンダーは『ハヤテのごとく!公式ガイドブック』に記載されている。
- ^ 第4巻収録の外伝「RADICAL DREAMERS」制作秘話より。
- ^ 第21巻のオビより
- ^ バックステージVol.153 2007年10月17日
- ^ バックステージVol.158 2007年11月21日と第15巻のあとがきより。
- ^ 140ページに「ミニスカートとハイヒールで山を登る人がなに言ってるんですか」というハヤテが雪路に言うセリフがあるため。
- ^ あとがきで築地が「第2巻の続きというよりは、第1巻の続きに近いかもしれません」と言っているため。
- ^ 第3巻の25ページ、第一話「部活動の身代金」より
- ^ 第3巻あとがきで築地は「ナギが買収した出版社にモデルはない」と言っている。なお、同巻の89ページ、第二話「作家志望者のゲーム」では、ナギの買収候補として実在の出版社数社が実名で登場している。
- ^ 『週刊少年サンデー』2007年14号より。
外部リンク
- ハヤテのごとく! - 小学館『週刊少年サンデー』公式サイト
- ハヤテのごとく! 公式サイト - アニメ版の公式サイト
- 畑健二郎 - サンデーまんが家 BACKSTAGE
- ハヤテのごとく! - コナミ公式サイト