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[[長州藩]]の[[高杉晋作]]は、[[長州征討|第二次長州征伐]](四境戦争)直前の1866年5月に長崎へ赴き、藩の了解を得ず独断で丙寅丸(購入時の名前は'''オテントサマ丸''')を3万6千[[両]]で購入。同年6月に四境戦争が始まると藩の海軍総督として本艦を率い、先に幕軍により占領された[[周防大島]]方面の[[幕府海軍|幕府艦隊]]を奇襲しこれを撃退した。小倉方面の開戦時には、他3隻を率いて先制攻撃を行い門司、田野浦を占領するなど、四境戦争の事実上の勝利に大きく貢献している。 |
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2010年8月9日 (月) 12:52時点における版
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丙寅丸(へいいんまる)は、幕末の長州藩の軍艦。1866年5月に高杉晋作が長崎にてイギリス商人トーマス・ブレーク・グラバーより購入した。
長州藩の高杉晋作は、第二次長州征伐(四境戦争)直前の1866年5月に長崎へ赴き、藩の了解を得ず独断で丙寅丸(購入時の名前はオテントサマ丸)を3万6千両で購入。同年6月に四境戦争が始まると藩の海軍総督として本艦を率い、先に幕軍により占領された周防大島方面の幕府艦隊を奇襲しこれを撃退した。小倉方面の開戦時には、他3隻を率いて先制攻撃を行い門司、田野浦を占領するなど、四境戦争の事実上の勝利に大きく貢献している。
戊辰戦争の後はヲテント丸の名で、定期貨客船として博多~大阪間の航路に就役した。