「三司官」の版間の差分
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'''三司官'''(さんしかん)は、[[琉球王国]]の[[宰相]]職のことである。漢訳で法司と言い、俗に世あすたべと言った。 |
'''三司官'''(さんしかん)は、[[琉球王国]]の[[宰相]]職のことである。漢訳で法司と言い、俗に世あすたべと言った。 |
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三司官は[[首里王府]]の実質的な行政の最高責任者である。三司官の上には[[琉球の摂政|摂政]]が存在するが、辣腕をふるった[[羽地朝秀]]などを例外とすれば、通常は形式的な儀礼職であり、行政の実務は三司官が取り仕切った。三司官は三人制で投票により[[琉球の位階#上級士族|親方]](ウェーカタ)の中から選ばれた。[[選挙権]]を持つ者は王族、上級士族ら200余名であった。王族には選挙権はあるが、被選挙権は無かった。 三司官の職掌は、用地方、給地方、所帯方に分かれ、3人がそれぞれを分担した。三司官の[[品位]]は正一品から従二品で、士族が昇進できる最高の[[位階]]であった。 |
三司官は[[首里王府]]の実質的な行政の最高責任者である。三司官の上には[[琉球の摂政|摂政]]が存在するが、辣腕をふるった[[羽地朝秀]]などを例外とすれば、通常は形式的な儀礼職であり、行政の実務は三司官が取り仕切った。三司官は三人制で投票により[[琉球の位階#上級士族|親方]](ウェーカタ)の中から選ばれた。[[選挙権]]を持つ者は王族、上級士族ら200余名であった。王族には選挙権はあるが、被選挙権は無かった。 三司官の職掌は、用地方、給地方、所帯方に分かれ、3人がそれぞれを分担した。三司官の[[琉球の位階|品位]]は正一品から従二品で、士族が昇進できる最高の[[位階]]であった。 |
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== 関連項目 == |
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