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「アリアンロッド・サガ」の版間の差分

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: ドラゴネット(アンスロック)のプリースト/フォーキャスター。プレイヤーは『ブレイク』シリーズのGMも務めている[[鈴吹太郎]]。
: ドラゴネット(アンスロック)のプリースト/フォーキャスター。プレイヤーは『ブレイク』シリーズのGMも務めている[[鈴吹太郎]]。
: 竜の特徴は目にしか現れないが、普段は常に目を閉じている(そのため、一見は長身のヒューリンに見える)。
: 竜の特徴は目にしか現れないが、普段は常に目を閉じている(そのため、一見は長身のヒューリンに見える)。
: 伝説の軍師サザーランドの直弟子。ピアニィの姉ステラとは兄妹弟子の関係で、「[[諸葛亮|臥竜]]」「[[ホウ統|鳳雛]]」と並び称されているが、本人は臥竜であることにやたらと拘る(ただし、周囲の認識では彼が鳳雛である)。ステラとは今でも手紙でやりとりをする仲
: 伝説の軍師サザーランドの直弟子。ピアニィの姉ステラとは兄妹弟子の関係で、「[[諸葛亮|臥竜]]」「[[ホウ統|鳳雛]]」と並び称されているが、本人は臥竜であることにやたらと拘る(ただし、周囲の認識では彼が鳳雛である)。
: まだまだ未熟なピアニィに数々の助言をして国を支える稀代の軍師であり、ピアニィがフェリタニア王国を興し、維持していくのに、彼が果たし功績は限りなく大きい。『デスマーチ』にもレギュラーNPCとして登場している。
: まだまだ未熟なピアニィに数々の助言をして国を支える稀代の軍師であり、ピアニィがフェリタニア王国を興し、維持していくのに、彼が果たしている功績は限りなく大きい。『デスマーチ』にもレギュラーNPCとして登場している。
; ベネット
; ベネット
: ヴァーナ(アウリル)のスカウト/ダンサー<ref>『アリアンロッド・リプレイ』の頃はシーフ/ニンジだったが、1レベルからスキルを組み直したらども残らなかったらしい。</ref>→サモナー→ダンサー。『アリアンロッド・リプレイ』シリーズでのプレイヤーキャラクターから『ルージュ』でのNPC出演を経て、再びプレイヤーキャラクターとして登場した<ref>正確には、その前にリプレイ「ルネス殺人事件」(『アリアンロッド・リプレイ・アンサンブル』収録)にもプレイヤーキャラクターとして参加している。</ref>。プレイヤーは『アリアンロッド・リプレイ』と同じく[[大畑顕]]。
: ヴァーナ(アウリル)のスカウト/ダンサー<ref>シーフ/ニンジャだった『アリアンロッド・リプレイ』からキラクタークラス大きく変わっている。プレイヤーの大畑によればリビルドに当たって1レベルからデータを組み直したろ、ニンジャスキルを全て失い、シーフスキル半分くらいしか残らなかったらしい。</ref>→サモナー→ダンサー。『アリアンロッド・リプレイ』シリーズでのプレイヤーキャラクターから『ルージュ』でのNPC出演を経て、再びプレイヤーキャラクターとして登場した<ref>正確には、その前にリプレイ「ルネス殺人事件」(『アリアンロッド・リプレイ・アンサンブル』収録)にもプレイヤーキャラクターとして参加している。</ref>。プレイヤーは『アリアンロッド・リプレイ』と同じく[[大畑顕]]。
:ディアスロンド神殿の命令により、薔薇の巫女ノイエから奪われた竜輝石「旅人の石」を追うべく部隊を率いてアルディオン大陸に渡ってくる。しかし途中で嵐に遭遇し、ただ一人1人だけ救命ボートに乗り移ってアルディオンに流れ着いたところをピアニィ達に拾われるという相変わらずの三下っぷりを発揮<ref>元の船はレイウォールの貿易港ヘクスフォードに無事到着したことが2巻収録の第4話「メルトランド戦役(後編)」で描写されている。</ref>。その一方、アルディオン大陸諸国の覇権争いの原因である「統一帝」システムへの疑問を呈するなど、エリンディル大陸からの渡来者という立場ゆえの重い発言もしばしばする。
:ディアスロンド神殿の命令により、薔薇の巫女ノイエから奪われた竜輝石「旅人の石」を追うべく部隊を率いてアルディオン大陸に渡ってくる。しかし途中で嵐に遭遇し、ただ一人1人だけ救命ボートに乗り移ってアルディオンに流れ着いたところをピアニィ達に拾われるという相変わらずの三下っぷりを発揮<ref>元の船はレイウォールの貿易港ヘクスフォードに無事到着したことが2巻収録の第4話「メルトランド戦役(後編)」で描写されている。</ref>。その一方、アルディオン大陸諸国の覇権争いの原因である「統一帝」システムへの疑問を呈するなど、エリンディル大陸からの渡来者という立場ゆえの重い発言もしばしばする。
: 当初は『アリアンロッド・リプレイ』の頃と同様鎧は着ておらず防御力は0だったが、3巻収録の第5話「フェリタニア絶対防衛戦」においてついに防具を購入、「スーパーベネット」を自称する。しかしGMやプレイヤーからは激しく突っ込まれていた。
: 当初は『アリアンロッド・リプレイ』の頃と同様鎧は着ておらず防御力は0だったが、3巻収録の第5話「フェリタニア絶対防衛戦」においてついに防具を購入、「スーパーベネット」を自称する。しかしGMや他のプレイヤーからは激しく突っ込まれていた。


==== フェリタニア=メルトランド連合王国 ====
==== フェリタニア=メルトランド連合王国 ====

2010年10月30日 (土) 00:38時点における版

アリアンロッド・サガF.E.A.R.によるアリアンロッドRPGリプレイを中心とし、関連小説・コミックなどを含むシリーズの総称。2008年より刊行開始。通称『サガ』シリーズ。

これまでのシリーズと大きく違うのは、同一の大きな歴史を、4シリーズのリプレイを平行して刊行することで、それぞれ異なった立場からの物語として描き、全体として大きな「戦記物」としていることである。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


『アリアンロッド・サガ』シリーズの特徴

これまでのアリアンロッドRPGのリプレイシリーズで描かれてきたエリンディル大陸から、隣のアルディオン大陸に舞台を移しての、このシリーズの最大の特徴は、複数のパーティーが平行してキャンペーンシナリオを進める、「リンク型キャンペーン」で、壮大な戦記物を描くという試みにある。

なお、以下では便宜上、全体を通した呼称を『アリアンロッド・サガ』シリーズ、リプレイのアリアンロッド・サガ・リプレイを『サガ無印』シリーズと表記する。後者は単に『無印』と呼ばれることもあるが[1]アリアンロッド・リプレイも『無印』と称されるため、区別のためそれぞれ『サガ無印』と略さない『アリアンロッド・リプレイ』の表記を用いるものとする。

用語

国家・地名

フェリタニア=メルトランド連合王国
旧アヴェルシア王国とメルトランド王国を領土とする連合王国。王都はノルウィッチ(帝紀813年、連合王国成立をもってバーランド及びレスノールより遷都)。主に『サガ無印』『デスマーチ』シリーズで描かれる。『デスマーチ』シリーズのエンジェルファイヤーはここの所属。
メルトランド王国
レイウォールとグラスウェルズの二大強国の間にある小国。王都はレスノール。
「神託戦争」や「アヴェルシアの服属」において調停役を果たしている。
フェリタニア王国
ピアニィが母の故国アヴェルシアで興した新しい王国の名前であり、かつてアルディオン大陸を統一していた王国の名前でもある。王都バーランドはかってアヴェルシア王家の離宮が置かれていた。
レイウォール王国(赤竜王国)
アルディオン大陸の二大国家の1つ。王都はノルドグラム。主に『サガ無印』シリーズで描かれる。ピアニィはここの王女だった。
グラスウェルズ王国(白竜王国)
アルディオン大陸の二大国家の1つ。王都はベルクシーレ。主に『ブレイク』シリーズで描かれる。『アクロス』シリーズとそれ以外のシリーズとの間に国王が代替わりしている。
アヴェルシア王国
アルディオン大陸中部の小国。主に『アクロス』シリーズで描かれる。『サガ無印』開始時点では「アヴェルシアの服属」を経てレイウォール王国の属国となっていた。ピアニィの母親ティナはこの国の王女だった。
エストネル王国
王都はエル・ウィン・フリット。主に『コンチェルト』シリーズで描かれる。
神竜王セフィロスより「統一帝」の称号管理を委託されており(エストネル自体は統一帝に就く権利を持たない)、国際紛争の調停役的立場にある。現国王エル・ウォーデンは英雄ウルフリックの戦友であった。
クレスト諸島
アルディオン大陸北方に位置する島嶼。主にシナリオ集『ロスベルク島攻防記』で描かれる。
「神託戦争」の結果、諸島は東側をグラスウェルズ王国、西側をレイウォール王国が領有することになり、特に最大の島であるロスベルク島は両大国が直接国境を接する唯一の地帯となった。帝紀812年に発生した「クレスト諸島紛争」を機に「クレスト諸島盟約者同盟」が結成され、自治権を関係各国に主張している。

戦争

神託戦争
帝紀731年から800年まで、グラスウェルズ王国とレイウォール王国との間で争われた戦争。時のグラスウェルズ王エグベルトが王国の守護者である純白竜アインから神託を受けたとして開戦したことからこの名がある。
アヴェルシアの服属
アヴェルシア王国がレイウォール王国の属国になった事件。主に『アクロス』シリーズで描かれる。
帝紀807年、グラスウェルズ王国がアヴェルシア王国に侵攻。アヴェルシアは縁戚関係にあったレイウォール王国に武力介入を要請するも王都フェリストルは陥落し、当時のアヴェルシア王ケネスは死亡、王妃マリアも行方不明となった。王家が不在となったアヴェルシアはメルトランド王国の調停によりレイウォールの属国となる。それ以降、アヴェルシアの民はレイウォールの支配を受け続けてきたが、帝紀812年に王家の血縁であるピアニィがアヴェルシア南西部を解放し王国を復興、国号を「フェリタニア」とした。
メルトランド戦役
帝紀812年10月から12月まで、グラスウェルズ王国軍の侵攻を発端にメルトランド王国全土で争われた戦争。『サガ無印』シリーズ2-4巻及び『ブレイク』シリーズ1-2巻で描かれる。
グラスウェルズはメルトランドの首都レスノールを陥落させるなど優勢であったが、中盤からレイウォール、フェリタニア両国が介入。最終的にはエストネル王エル・ウォーデンの停戦命令を受け、グラスウェルズ、レイウォール両国軍のメルトランドからの撤退とフェリタニア=メルトランド連合王国の成立をもって終結した。
クレスト諸島紛争
帝紀812年9月、クレスト諸島で発生したレイウォール王国とグラスウェルズ王国の戦争。主にシナリオ集『ロスベルク島攻防記』で描かれる。
諸島最大の島ロスベルク島を東西に分かつ非武装地帯でレイウォール軍の兵士が殺害されたことをきっかけに両国軍は武力衝突。一時はレイウォールが諸島全域を制圧する勢いだったが、現地勢力は旧領主クレスト侯爵家の子孫メアリを盟主に「クレスト諸島盟約者同盟」を組織。結果、両国軍の間で休戦が成立した。

軍事組織

バルムンク
サガシリーズの敵役として描かれる謎の秘密結社。その活動範囲は大陸全域に及ぶ。秘密結社故に一般の人間にはほとんどその存在を知られていないが、その陰にはアルディオン大陸には事実上存在しないはずの魔族の存在が見え隠れする。
メンバーは武器の名前を冠したコードネームを名乗っている。
竜炎騎士団
レイウォール王国の騎士団。『サガ無印』シリーズでの団長はピアニィの姉ステラ(『サガ無印』3巻冒頭まで)、のちにピアニィの次兄ベルフト。
白竜騎士団
グラスウェルズ王国の騎士団で、言わば主力部隊。団長はエゼルバルド。
幻竜騎士団
グラスウェルズ王国の騎士団で、数は少ないが少数精鋭のエリートが所属する騎士団。団長はコランドベリー公リシャール(『ブレイク』2巻まで)、のちにエダム公アンリ。『ブレイク』シリーズのファントムレイダースはここの所属(『ブレイク』2巻、『サガ無印』3巻まで)。
黄金の狼
アヴェルシア王国を拠点として、当時大陸最強と謳われていた傭兵団。団長は『ブレイク』シリーズのプレイヤーキャラクターでもあるカテナ。
ノーデンス
エストネル王国の密偵およびその組織の名称。バルムンクとは数百年の長きにわたり戦いを繰り広げている。エストネル王の勧告を伝えるため人前に出る時は、黒のローブに身を包みエストネルの国章を刻んだ角笛を持って現れる。

その他

統一帝(アルドワルダ)
アルディオン大陸諸国独特の国際政治システム。「王威の竜輝石」と「王権の四宝」を全て所有した王が、エストネル国王の裁可を得て名乗る事ができる。統一帝はアルディオンの宗主国として限定的ながら他国の行政に関与することができる(他国から徴税する権利など)。
有史以来グラスウェルズ王が統一帝に就いたことがないなど不審な点も持つ。
竜輝石
神竜王セフィロスが魔族駆逐のため英雄ウルフリックに授けた魔力石。7種計28個存在し、そのうち「王威の竜輝石」と呼ばれる7個の石を有する者は「王」を称し国家を起こす権利を持つ。ピアニィは「真実の竜輝石」(別名『ひとつの石』)を、ナーシアは5個あるとされる「知恵の竜輝石」の一つを有する。ウルフリックはアルディオン大陸に渡る際にいくつかの竜輝石をエリンディル大陸に残しており、ベネットが追う竜輝石は「彷徨の竜輝石」(別名『旅人の石』)と呼ばれる2個の石の内の一つ。
聖なるヒース
「聖樹」「偉大なるヒース」とも呼ばれる。メルトランドの王都レスノールの王宮にあり、代々の女王に神託を与える。もとはメルトランドの先住民族「フェン」が崇拝していた神木で「エリカ」と呼ばれていた。メルトランド戦役の最中にナーシアを次代女王に指名し「知恵の竜輝石」を託して枯死した。
帝紀
「帝王即位紀元」。英雄ウルフリックがフェリタニア統一帝国の皇帝に即位した年を持って帝紀元年としている。ピアニィがフェリタニア王国を建国した帝紀812年はエリンディル大陸では聖暦1007年に当たる。

アリアンロッド・サガ・リプレイ

『アリアンロッド・サガ』シリーズで、もっとも先行して世に出たリプレイシリーズ。通称『サガ無印』もしくは『無印』[1]。GMおよび著者は菊池たけし[2]。イラスト担当は佐々木あかね

恒例となった声優のプレイヤーには、大竹みゆを迎えている[3]

また、これまでのシリーズとは異なり、プレイヤーキャラクターが高レベルから開始され(スタート時点で12レベル)、高レベルでのアリアンロッドRPGのプレイ例示も兼ねている。

登場人物

ギルド「アブソリュート」

ギルドマスターはピアニィ。フェリタニア王国建国後はメンバーが国家中枢を担う立場になったため、ギルド名ではなく国名で呼ばれることが多い。

ピアニィ・ルティナベール・フェリタニア
ヒューリンのウィザード/サモナー→メンター。プレイヤーは大竹みゆ。
旧名はピアニィ・ルティナベール・レイウォールで、れっきとしたレイウォール王国第二王女(プリンセス)。末娘として大事に育てられていたが、王位継承を巡って兄ヒューバートの奸計にはめられ、オーギュスト王殺害未遂の罪で捕らえられそうになるも間一髪脱出し、母の祖国アヴェルシアに逃れた。そこでフェリタニア王国を興し、それ以降はフェリタニア姓を名乗る。
水系の攻撃魔法を得意としている。また、ヤンヤンというルミナスドラゴンの子供を連れている。
一度も冒険などしたことの無い箱入りのお姫様……だったはずだが、やたら高い魔法攻撃力と的確すぎる戦闘行動、時折零す非常に攻撃的なセリフがあいまって「殺意が高い王女(姫)」等といわれている。また、1巻収録の第2話「子守唄の残照」に登場する、アヴェルシア王家の残した竜輝石を封じていたダンジョンもまたPCを殺す気満々のトラップが満載だった為、「アヴェルシア王家は殺意が高い血筋」との認識を受けてしまっている。
後述の連載コミック『コンチェルト』にも登場。そちらでは『サガ無印』の3年前であるが、初対面の相手に開口一番「ためしに殺してみてもいいでしょうか?」と声を掛け、登場人物紹介で「時折あふれ出す殺意」などと書かれてしまった。
アル・イーズデイル
ヒューリンのウォーロード/サムライ→ガンズリンガー→ドラグーン。プレイヤーはノベルの著者も務めている矢野俊策
メルトランド王国南部の国境の町ノルウィッチ出身。剣聖テオドールの弟子で、二刀流を操り、彼自身もそこそこ名を知られている。
「イーズデイル」という姓は偽名で、本名はアル・ブルックス。実家はブルックス商会という商家(「エルゼリエ・ブルックス」の項も参照)。女系家族の中で唯一の男子だった為、母や姉妹たちに玩ばれる日々に嫌気がさして家出をしてテオドールに弟子入りをした。しかし、そのテオドールとはある事件が元で離別。その事件の原因を探る過程でピアニィと出会う事になる。苦手なものは犬。
精神的にまだ若く、約束は重んじるが体制とか武士道や騎士道といったものは嫌っていた。が、ピアニィに対しては放ってはおけないものを感じており、後にピアニィ女王の最初の騎士となる。
『ブレイク』シリーズのプレイヤーキャラクターであるナーシアとは、兄妹弟子の関係にある[4]
ナヴァール
ドラゴネット(アンスロック)のプリースト/フォーキャスター。プレイヤーは『ブレイク』シリーズのGMも務めている鈴吹太郎
竜の特徴は目にしか現れないが、普段は常に目を閉じている(そのため、一見は長身のヒューリンに見える)。
伝説の軍師サザーランドの直弟子。ピアニィの姉ステラとは兄妹弟子の関係で、「臥竜」「鳳雛」と並び称されているが、本人は臥竜であることにやたらと拘る(ただし、周囲の認識では彼が鳳雛である)。
まだまだ未熟なピアニィに数々の助言をして国を支える稀代の軍師であり、ピアニィがフェリタニア王国を興し、維持していくのに、彼が果たしている功績は限りなく大きい。『デスマーチ』にもレギュラーNPCとして登場している。
ベネット
ヴァーナ(アウリル)のスカウト/ダンサー[5]→サモナー→ダンサー。『アリアンロッド・リプレイ』シリーズでのプレイヤーキャラクターから『ルージュ』でのNPC出演を経て、再びプレイヤーキャラクターとして登場した[6]。プレイヤーは『アリアンロッド・リプレイ』と同じく大畑顕
ディアスロンド神殿の命令により、薔薇の巫女ノイエから奪われた竜輝石「旅人の石」を追うべく部隊を率いてアルディオン大陸に渡ってくる。しかし途中で嵐に遭遇し、ただ一人1人だけ救命ボートに乗り移ってアルディオンに流れ着いたところをピアニィ達に拾われるという相変わらずの三下っぷりを発揮[7]。その一方、アルディオン大陸諸国の覇権争いの原因である「統一帝」システムへの疑問を呈するなど、エリンディル大陸からの渡来者という立場ゆえの重い発言もしばしばする。
当初は『アリアンロッド・リプレイ』の頃と同様鎧は着ておらず防御力は0だったが、3巻収録の第5話「フェリタニア絶対防衛戦」においてついに防具を購入、「スーパーベネット」を自称する。しかしGMや他のプレイヤーからは激しく突っ込まれていた。

フェリタニア=メルトランド連合王国

スリス・ロイドス
ヒューリン。旧メルトランドの女王。メルトランド3王家の一つロイドス家の出身。まだ5歳の少女だが、「聖なるヒースの声」を聞くことが出来るため、女王となっている。ピアニィとは幼い頃に知り合っている。
グラスウェルズ王国の侵攻により王都レスノールが陥落し、さらに聖なるヒースが枯死してしまったため危機に陥るが、ピアニィ達に救出されノルウィッチ伯イザベラの保護下に置かれる。その後、ナヴァールの進言に従い、レイウォールに対しメルトランド領土の割譲と引き替えにレイウォール占領下の旧アヴェルシア領土の譲渡(事実上のフェリタニアの地位保全)を申し出る。フェリタニア=メルトランド連合王国成立に際してはピアニィに王権を示す「王威の竜輝石」を信託した。そのため連合王国の王位継承権者とみなされている。
エルゼリエ・ブルックス
ヒューリン。メルトランドのノルウィッチに本店を構える商社「ブルックス商会」の会長にしてアルや『アクロス』シリーズのエルザの実母、『デスマーチ』シリーズのアキナの養母。建国早々財政難に陥ったフェリタニアに金銭援助を求めるため、アルは10年振りに再会させられる羽目になるが、その際にピアニィをアルの婚約者だと思い込んでいる。
イザベラ・クリード
ヒューリン。メルトランド3王家の一つクリード家の血を引くノルウィッチの領主で伯爵。重度の城マニアでノルウィッチ城を強化することが生きがい。城の真価が問われる出来事があると性格が変わる。
ブルックス商会に資金援助を求めに来ていたナヴァールにレスノールよりスリスを救出するよう要請、スリス救出以後はフェリタニア最前線の城主として奮戦した。
フェリタニア=メルトランド連合王国成立に際して行われたノルウィッチ遷都の後も領主としての地位は認められており、「首都に相応しい城を」の大義名分を得て以前にもまして精力的に城の強化に取り組んでいるらしい。
ナイジェル・ムーア
ヒューリン。旧アヴェルシア王国の重鎮で、アヴェルシアがレイウォール王国に併合され属領化してからは、反乱組織のトップを務めていた初老の女性。ピアニィの帰還とフェリタニア王国の建国に協力し、後には王国の重臣となる。
ネルソン・ムーア
ヒューリン。ナイジェルの息子で、元レイウォール騎士団のアヴェルシア駐屯部隊の隊長。ピアニィの反乱に合わせて自らも寝返り、フェリタニア王国の騎士となる。
ステラ・ヴェレンガリア(・レイウォール)
ヒューリン。レイウォール王国(元)第一王女。つまりピアニィの姉にして、女性ながら戦では先頭に立って皆を鼓舞する前線指揮官。ピアニィのことは「ピィ」と呼んで溺愛している。ナヴァールとは同じくサザーランドの元で学んだ兄妹弟子の仲で、数少ない本音で語り合える、恋仲同然の相手である。
レイウォール最強の竜炎騎士団の団長を勤めていたが、ヒューバードの策略で後に解任・拘束されてしまう。その後ナヴァール、ベネット、ゼパ、カテナの助けで救出され、ナヴァールの説得を容れてフェリタニア王国へ亡命した。亡命に際してレイウォール姓を放棄しており現在は無姓。
オトガル・カルカーニ
『ブレイク』シリーズからのゲスト出演。「フェリタニア絶対防衛戦」のシナリオ変更に際してグラスウェルズ占領下のメルトランド人の代表に成り得る人物が必要になり再登場した。詳細はアリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイクを参照。
メルトランド人レジスタンスのリーダーとしてピアニィ達と会談、フェリタニア=メルトランド連合王国成立に一役買った。その後はメルトランド側の将軍として王国騎士団再建を行うかたわら、4巻収録の第8話「白竜王国の光と影」及び『ブレイク』3巻収録の第5話「見えざる影」においてナーシアから弟ロッシュを預かっている。

レイウォール王国

「赤竜王」オーギュスト・ダリウス・レイウォール
ヒューリン。本編開始時点のレイウォール王国の王でピアニィの父。病に伏せっており、自らの命が長くないことを悟り、ピアニィを後継者とするよう遺言するが、それが王位継承を巡って争いを呼ぶことになる。
ヒューバード・アーネル・レイウォール
ヒューリン。レイウォール王国第一王子、つまりピアニィの兄(異母兄弟・以下ステラまで同様)。現王が病に伏せってから、レイウォール王国の内政を司っていた。当然、次の王は自分だと思っていたのだが、現王が後継者にピアニィを選んだことにより、その言葉を握りつぶし、ピアニィを王の殺害を狙った反逆者に仕立て上げる。
ピアニィのことは愛しているがあくまで「妹として」であり、自分の立場を脅かす者となれば冷徹にあらゆる手段を用いて排除する。
当初からバルムンクと手を組んでいたことが徐々に明かされている。
ベルフト・バウエス・レイウォール
ヒューリン。鬼神と呼ばれるほどの強さを誇り、アルディオン大陸最強の戦士[8]と謳われるレイウォール王国第二王子。辺境に派遣されていたが、3巻にて中央へ帰還、新たな竜炎騎士団の指揮官となる。
強者と闘うことを生きがいとしている節があり、妹であるピアニィをも「一度闘ってみたかった」と評している。その一方、手芸が得意という意外すぎる一面も持つ。
ステラ・ヴェレンガリア・レイウォール
レイウォール王国第一王女。詳細は上記「フェリタニア=メルトランド連合王国」参照。
キンバリー・ボレスワフ
ヒューリン。「迅雷」と称せられる騎士団の部隊長。だが、実際にはヒューバードの腰巾着。実力はそこそこあるものの、それ以上の大言壮語を吐いてはやられる役どころ。バルムンクに利用され、そのまま死ぬはずのところをピアニィに救われるが、その後姿を消した。彼が一命を取り留めたことが、ピアニィの持つ竜輝石の謎の伏線になっている
なお、ファミリーネームの設定は当初なかったが、『デスマーチ』において読者投稿キャラでキンバリーの弟[9]が採用された際、その設定が正式採用に至った。

グラスウェルズ王国

リシャール・クリフォード
『ブレイク』シリーズからのゲスト出演。詳細はアリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイクを参照。
かつてピアニィと婚約を交わしており、彼女のことを真摯に想っている。もっとも、その想いはまずグラスウェルズありきの上に成り立つものであるが故に、ピアニィには拒否されている。とはいえピアニィに対する愛は盲目的で、直感のみでまだ幼いピアニィに惚れたり、成長し殺意の高い様子を見せつけられてそれで惚れ直したりしている。
第3・4話「メルトランド戦役」ではアルを圧倒する剣技を見せつけて敗北感を味わせ、ナヴァールやステラを上回る戦略・戦術を駆使してレイウォール軍を突破しメルトランド中央部に進出した。

その他

ヤンヤン
ピアニィの連れているルミナスドラゴンの子供。ピアニィは「アニマルエンパシー」というスキルを持っており、ヤンヤンと意志の疎通が出来るのだが、なぜかその際のヤンヤンはひどく渋いニヒルなセリフを吐いている[10]。外見は羽根の生えた子犬といった感じで、犬が苦手なアルからは敬遠されている。
タスラム・コネリー
ヒューリン。ピアニィの執事兼教育係を務めていた初老の男性。ピアニィをレイウォールの王宮から逃がすために盾となり、一時行方不明になるが、後に再会。以後はピアニィの密偵としてレイウォールの動静を探る。
はじめは「タスラム」というファーストネームのみの名前だったが、プレイ中の発言からショーン・コネリーのイメージを被せられるようになり、本来の名前である「タスラム」とは呼ばれず「コネリー」と呼ばれ続けた結果、最終的にその濃いキャラと相まって正式な名前になるまでに至った。
のちのリプレイにおいて、アヴェルシア貴族の出で、ユファという孫娘がおり、彼女に家伝の魔法「フロストプリズム」を伝えていること(『アリアンロッド・サガ・リプレイ・エチュード』)、かつてレイウォール王宮にてピアニィの母ティナに仕えていたこと(ファンブック収録のリプレイ「母からのメッセージ」)が明らかになっている。
サザーランド
ドラゴネット(アンスロック)。ナヴァールとステラの師。伝説の軍師で、老師或いは水鏡先生と呼ばれている。
ノイエ
『ルージュ』シリーズからのゲスト出演。詳細はアリアンロッド・リプレイ・ルージュを参照。
神竜ゾハールを封印していた「薔薇の巫女」。『ルージュ』最終巻「ノエルと蒼穹の未来」の後は聖都ディアスロンドにて静養していたが、謎の人物の襲撃を受け、代々の薔薇の巫女に受け継がれていた「彷徨の竜輝石」を奪われてしまう。
フェルシア
『無印』シリーズからのゲスト出演。詳細はアリアンロッド・リプレイを参照。
過去3度にわたってエリンディル大陸をリセットしてきた「粛正装置」の監視者だったが、『無印』シリーズでの旅を経て、その創造者である神に逆らい粛正装置を破壊する道を選んだ。ガーベラを伴って粛正装置探索の旅に出ようとした矢先に謎の人物の襲撃を受け、ノイエ、ガーベラと共に重傷を負ってしまう。
ガーベラ
『ルージュ』シリーズからのゲスト出演。詳細はアリアンロッド・リプレイ・ルージュを参照。
薔薇の巫女の守護者。フェルシアと共に粛正装置探索の旅に出るに当たり、ベネットにノイエの護衛を依頼するが、直後に謎の人物の襲撃を受けてしまう。
教皇ヴェラシオ・ハーヴェイ
『ルージュ』シリーズからのゲスト出演。詳細はアリアンロッド・リプレイ・ルージュを参照。作中では単に「教皇」と呼ばれる。
ディアスロンド神殿襲撃事件を受け査問会を招集、ベネットに、ノイエの所持していた宝石が「彷徨の竜輝石」である事を告げ、その奪回を命じる。

アリアンロッド・サガ・リプレイ・アクロス

『アリアンロッド・サガ』シリーズでは2番目の登場となったシリーズ。GM及び著者は『ハートフル』シリーズの久保田悠羅。イラストは1〜3巻は植田亮[11]、4巻は村正みかど(武礼堂)(4巻)。

物語の開始は帝紀807年(『サガ無印』『ブレイク』の5年前)で、3巻以降年単位で時間が経過。4巻にて『サガ無印』1巻の時代に追いついた。

『アリアンロッド・サガ』シリーズのリプレイでは、他のリプレイが高レベルで始まるのに対して、プレイヤーレベルも唯一レベル1から開始されるなど入門編として始まっているリプレイ[12]

「TRPG業界外」からのプレイヤーとしては、ナイトウィザードシリーズのリプレイに参加してTRPGには慣れているがアリアンロッドRPGは初めてという矢薙直樹と、TRPG自体初心者という吉村清子[13]が参加している。

登場人物

ギルド「黄金の狼」(初期は「銀の鈴」)

ゲームシステム上はギルドだが、物語上では、傭兵団「黄金の狼」の偵察小隊「銀の鈴」という扱い。ギルドマスターはユンガー。攻撃役全員が遠距離攻撃持ちという珍しい構成になっている。 4巻で全員上級クラスにクラスチェンジした。

ユンガー
エルダナーンのスカウト/レンジャー。プレイヤーは矢薙直樹。
エルフには珍しい無精ひげ(天然)を持ち、眼鏡を着用している。
身を潜めた状態から矢を放つ戦法を得意とする。黄金の狼のリーダーである。
また3巻では、女装をする事になるがよく似合っており黄金の狼の副隊長だったノルベルト・ダールマンにも気づかれないほどだった。後にエストネル王国のノーデンスとなる。
エルザ・ブルックス
ヒューリンのウィザード/セージ。プレイヤーは吉村清子。
武器商人という生まれから、『サガ無印』シリーズのプレイヤーキャラクターであるアルの姉ということになった。ブルックス家(商会)の娘[14]
商人の娘らしくお金にうるさいが、役人への賄賂は惜しまないなど使うところをしっかり把握しているタイプ。朝に弱い。
炎系統の魔法を得意としていて『炎の申し子』の異名を持っている。
『コンチェルト』シリーズでは、シェルドニアン学園に魔法の特別講師として赴任しており、その際にピアニィとも面識を得ている。
ツヴァイ
ヒューリン(ハーフドゥアン(オルニス))のウォーロード/ガンスリンガー。プレイヤーは『サガ無印』シリーズのGMも務めている菊池たけし。
母親の薬代を稼ぐために傭兵になった新米。自身の出生に何らかの秘密を持っているらしいが本人も分かっていない。血気盛んな若者といった性格と、出生の秘密などがシナリオに大きく関わることが多いこともあり、実質的に『アクロス』の主人公的な立ち位置にいる[15]
カテナより譲り受けた魔導銃を使用した接近戦を得意とする。
ダイン
エクスマキナのパラディン/アルケミスト。プレイヤーは遠藤卓司
常に冷静沈着で、パーティの参謀役といったところ。防御や回復など、援護を担当しているが、攻撃能力はない。

その他

ミリアローズ・ラドフォード
ヒューリン。(元)アヴェルシア王妃・マリアの妹で、アヴェルシア貴族ラドフォード伯の娘。通称ミリア。
ラドフォード家の方針で一傭兵として「黄金の狼」で活動していた。その出自ゆえか経験ゆえか年齢に似合わずシビアな一面もあるが、その一方でツヴァイの前では彼に気があるところも見せる。
シナリオの関係で、NPCながら一時的にギルドにも加入していた。ヒューリンのシーフ/ダンサーで、短剣二刀流を使いこなす前衛タイプ。
アイン
火炎剣(フランベルジェ)の名で呼ばれるバルムンク。何故かツヴァイと瓜二つの姿をしている。
バルムンクそのものの目的とは別の思惑で動いている節を見せていたが、その秘密は4巻にて語られた。
ウィルフレッド
ヒューリン。アヴェルシア王・ケネスとマリアの間に生まれ、エルザによって名づけられた亡国アヴェルシアの王子。
現在はラドフォード伯の屋敷において、母親ともども隠遁生活を余儀なくされている。

アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク

GM及び著者は鈴吹太郎。イラストは四季童子[16]

『サガ無印』と物語内時間がほぼ同時だが、その裏を描くシリーズとされている。そのため『アクロス』シリーズの5年後の話ともなる。また、『サガ無印』と同様に、プレイヤーキャラクターのレベルは12から開始されている。 クロスオーバーとして『サガ無印』3・4巻にも登場している。

声優のプレイヤーとしては、小暮英麻が参加。彼女は『ハートフル』シリーズに続いて2回目のアリアンロッドRPGの商業リプレイへの参加となる。

登場人物

ギルド「ファントムレイダーズ」

ギルドマスターはナーシア。『アクロス』シリーズと同様、システム上はギルドだが、物語上ではグラスウェルズ王国幻竜騎士団の特殊部隊という位置づけ。もっとも特殊部隊故に所属は明かせないため、一般市民はファントムレイダースは怪盗団だと思っている。

ナーシア・アガルタ
ヒューリンのエクスプローラー/ダンサー。プレイヤーは小暮英麻。
短剣を両手で操る戦闘スタイルで、ファントムレイダーズ随一の攻撃力を誇る。
一族が没落し、弟にその一族を継がせるために自らは闇の世界に身を落とし、密偵として働いている寡黙な少女。これまでは単独で任務を遂行していたが、ファリストル城の攻略にあたって初めてチームを組むことになる。
『サガ無印』シリーズのプレイヤーキャラクター、アルとは何度か一緒に任務をこなした(というか手伝わせた)ことがある。
母方はメルトランド3王家の一つ・ガース家の血統であり、メルトランド戦役の最中に「聖なるヒース」の声を聞いたことから次期女王の資格を持つ。
カテナ・アウレア
エルダナーンのソーサラー/サモナー→ドラグーン。プレイヤーは『アクロス』シリーズのGMも務めている久保田悠羅。
かつて傭兵団「黄金の狼」(『アクロス』シリーズ参照)を率いていた。「カテナ・アウレア」という名前は偽名で、本名はアナスタシア・ハーリング。元はレイウォール王国の貴族の娘だが、出奔した際に本名は捨てている。
「黄金の狼」の壊滅後、謎の組織バルムンクを追って、かつての仇敵グラスウェルズ騎士団に潜入。当初は白竜騎士団に所属していたが、幻竜騎士団に転属となる。
『サガ無印』4巻7話「ステラ奪回」で仇敵であるバルムンクの一人を斃し念願を果たしたが、改めてバルムンク自体を壊滅させることを誓い、以後もファントムレイダーズと行動を共にしている。
ゼパ・フリンジコルト
ネヴァーフのナイト/テイマー。プレイヤーは長田崇
謎の都市から世界を救う命を受けてやってきた、が、その命に関する記憶をすべて封印されているため、過去の記憶を含め何も覚えていない[17](一応愛をもって行動すれば使命は達成される…らしい)。第6話「白竜王国最後の日」で使命の一部を思い出しかけている。
自称「愛の戦士」で、愛について語り始めると止まらなくなる悪癖がある。禿頭に刺青をしているが、これは故郷の文字で「愛」を意味しているらしい。
パーティの支援を受けた状態では恐らく「アリアンロッド・リプレイ」の歴代PC中で最強の防御力を誇り、「ダメージは0じゃ」のセリフは彼の代名詞といっても良い。
アンソン・マンソン
ヒューリンのパラディン/ウォーリア→プリーチャー→メンター。プレイヤーは『サガ無印』シリーズのGMも務めている菊池たけし。
巨大なハンマーを得物としており、ナーシアとの連携攻撃でパーティの攻撃の基点となる。騎士の名家である実家に代々受け継がれた大量のハンマーを所有している。
ファントムレイダーズでは唯一、純粋なグラスウェルズ出身者。そのために他の3人を監視するという密命をリシャールから受けていた。リシャールとゴーダ伯の失脚後、伯爵に叙され幻竜騎士団副団長に就任する。さらに「白竜王国最後の日」ではゴーダ伯の推挙で王国軍師の座に就く。

グラスウェルズ王国

オスウィン・ゴーダ
ヒューリン。伯爵。グラスウェルズ王国の軍師で、ファントムレイダーズの直属の上司でもある。ロッシュの後見人もしており、そのためナーシアは決して逆らうことができない。アルディオン大陸の出身ではなく、エリンディル大陸から渡ってきたと言われており、グラスウェルズでは新参者扱いされている。ナーシアとロッシュの父・マクリルとは友人であった。
幼いフィリップ王を、これまでグラスウェルズが戴いたことのない統一帝に就かせる事を自身の使命としていた。
『サガ無印』4巻第8話「白竜王国の光と影」冒頭でフェリタニア王国侵攻の失敗の責任を取らされ失脚。政敵だったリシャールの屋敷に蟄居していたところをピアニィらの訪問を受け、その説得によりロッシュの身柄をマンソン家に託した。その後はバルムンクの動きを追い、その真実に近づくが、「白竜王国最後の日」にてバルムンクの手にかかり死亡する。
ロッシュ・アガルタ
ヒューリン。ナーシアの弟で、彼女と同じ紫色の髪と瞳を持つ。没落した一族故に権力とは無縁であり、そのためフィリップ王とは打算なしに打ち解けあう親友の仲。王を護る騎士になる事を熱望しており、あることから知り合ったアンソンを兄と慕う。
「白竜王国の光と影」にてバルムンクの一人・ベイオネットに憑依され、操られてしまう。ナーシア達によってベイオネットは追い払われたものの、意識は依然戻らず、現在はメルトランドの騎士オトガルに預けられている。
フィリップ
ヒューリン。グラスウェルズの現王。12歳という若さにも関わらず、諸事情で王位を継ぐことになり、否応なしに権謀術策の世界に放り込まれる。そのため、打算なしにつきあえるロッシュは貴重な心を許せる親友となっている。
リシャール・クリフォード
ヒューリン。幻竜騎士団の団長。「コランドベリー公爵」の爵位を持つグラスウェルズの王族で王位継承権第3位。アンソンにとっては尊敬すべき先輩。グラスウェルズ最強の騎士と謳われる。ゴーダ伯とは政敵の関係にあり、アンソンに、他の3人とその上にいるゴーダ伯の監視を命じていた。
メルトランド戦役終結後、幻竜騎士団団長を辞職。彼とゴーダ伯の失脚がグラスウェルズの政治的混乱を加速させる原因となった。
『サガ無印』でも重要人物として登場(詳しくは『サガ・リプレイ』の項目を参照)。
エゼルバルド・バイゴット
ドゥアン(セラトス)。幻竜騎士団と双璧を成すグラスウェルズ最強の騎士団、白竜騎士団の団長。カテナが一時、白竜騎士団に身を置いていた際には親しくしていたが、彼女が幻竜騎士団に転属になってあっさりと振られた。
クレセント
ヒューリン。幻竜騎士団の1人で変装の達人。特徴の無い容貌をした女性。ゼパとは幾度か仕事を共にした間柄のようで、親しく言葉を交わす場面も見られる。
第5話「見えざる影」と「白竜王国の光と影」でバルムンクの内通者だったことが判明。「見えざる影」では、なぜそのような立場に身を置いているかが彼女自身から語られた。
エダム公アンリ
ヒューリン(ハーフエルダナーン)。王位継承権第1位を有するグラスウェルズの王族。フィリップ王の叔父に当たる。「見えざる影」でリシャールの後任として幻竜騎士団の団長に就任した。享楽的な性格で人当たりは良いが、リシャールからは「軍人としては無能」と酷評されている。
エルミール・ブランドル
ヒューリン。伯爵。ゴーダ伯の後任として軍師代行に就任した。有能だが頑固なところがあり、アンリとは激しく対立している。

メルトランド王国(のちフェリタニア=メルトランド連合王国)

オトガル・カルカーニ
ヒューリン。メルトランドの騎士でメルトランド滅亡後は残党をまとめてレジスタンス活動を行っていた。
ナーシアの母リアノンと懇意にしていたようで、幼い頃のナーシアとも会ったことがある。
ある計画のためベルクシーレに潜入中にナーシアと再会する。その際にナーシアより「聖なるヒースの最後」を聞いており、メルトランド次期女王にはナーシアが相応しいと思っている。「見えざる影」ではバルムンクのテロによって意識不明となったロッシュをノルウィッチで保護している。
再登場の予定はなかったようだが、『サガ無印』5話「フェリタニア絶対防衛戦」にて重要人物として再登場する。

アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ

GM及び著者は田中信二。イラストは猫猫猫。 『サガ無印』5話「フェリタニア絶対防衛戦」のシナリオ変更[18]を受け、読者参加企画「ピアニィの勇者募集」[19]に投稿された読者投稿キャラクターを登場させる為に急遽開始されることになったリプレイ。『サガ無印』でピアニィ一行が活動する裏側で活躍する、フェリタニア王国の一兵士たちにスポットを当てた内容になっており、サガシリーズの中では外伝的な立ち位置にある。プレイヤーキャラクターのレベルは7から開始されている。

声優のプレイヤーとしては、酒井香奈子が参加。

登場人物

ギルド「エンジェルファイヤー」

ギルドマスターはアキナ。国籍を問わず編成された特殊部隊ということでは『ブレイク』のファントムレイダーズと似るが、存在が周知されている点が異なる。行動値が上昇する「高機動部隊」というギルドスキルを持つため、「高速機動部隊エンジェルファイヤー」を自称している。

アキナ・ブルックス
ヒューリンのウォーリア/モンク→サムライ。プレイヤーは酒井香奈子。
メルトランド出身。『サガ無印』で登場するアル・イーズデイルと『アクロス』に登場するエルザ・ブルックスの義妹。背丈ほどもある大剣を軽々と扱うパワーファイター。前向きで明るい。
戦災孤児だった自分を救ってくれたアルを慕っており、彼の力になりたい一心でフェリタニア陣営に加わるが、アルの隣にいるピアニィに、祝福しつつも嫉妬心を覚える複雑な感情を抱くことになる。
第4話「ヘクスフォードの恋」でクラスがサムライになる。その際、天狗面を着けたアルに教えを受けているが当人はまるで気付いていない上、憧れを抱いている(そのため、服などを買う時はアルと天狗仮面を意識している)。その関係で、恋話が持ち上がると、なぜか面を着けているかを気にする。
ドラン・べレレン
エクスマキナのメイジ/プリーチャー。プレイヤーは菊池たけし。
アヴェルシア出身。元はアヴェルシアの王女ティナに仕える騎士だったが、「アヴェルシアの服属」が発生した際、暗殺者の手にかかり、命を落としてしまう。しかし、謎の錬金術によってエクスマキナとして復活した。外見はドラム缶に簡素な手足が生えている、と言う物。語尾は「〜ナリ」。今でもティナに忠誠を捧げており、その娘であるピアニィを助ける為フェリタニア陣営に加わる。全身にギミックが満載されており、両手を換装する、音楽を奏でる、腕が伸びる、金属探知機が搭載されている、頭部に魔法発射砲塔が内蔵されている、「ヘイスト」を受けるとローラーダッシュモードになる、宝石を食べてパワーアップする(スキル「マテリアルコンポーネント」)など多彩。
第3話「黄金は眠らない」にて、バルムンクのユウナ・スカイアー(コードネーム:ソードケイン)によって現在の体に改造された事が判明する。なおこの体は当人曰く「自爆缶の改良型」らしく、自爆機能が搭載されている。また筒状の爆弾やエクスマキナに対して同族意識が湧くらしい。バルムンクに同型の爆弾エクスマキナが多数存在し、「ドランタイプ」と呼ばれている。
ギィ
ヒューリンのシーフ/サムライ。プレイヤーは鈴吹太郎。
グラスウェルズ出身の元ストリートチルドレン。幼い頃は『ブレイク』のアンソン・マンソンと友人だった。成長してからは盗賊として暮らしていたが、一国一城の主となる事を夢見て新興のフェリタニアにやってくる。嘘か本当かはっきりしないホラばかり吹いている。
クラスはサムライだが、武器は弓を使用する。弓の腕は確かで、戦闘では露払い役として敵のモブキャラを一掃し戦局の主導権を握る。なお、鈴吹曰く「弓は横撃ち。これ重要」らしい。
マルセル・ベルトラン
ヒューリンのアコライト/フォーキャスター。プレイヤーはたのあきら
レイウォール出身。若くしてレイウォール三十二将に数えられる有能な軍師……のはずなのだが、予想が全て裏目に出る「裏目軍師」として有名。その理由は、肝心な所で楽観的な予測をしては外すという性格のため。たの曰く「劣化ナヴァール」。ただし、頭の回転そのものは非常に速い上分析力に優れ、陰謀を見抜くのが得意。戦闘では序盤の「エンサイクロペディア」やとどめの「チェックメイト」などのスキルでアキナたちを支援する。
レイウォール第一王女ステラに恋心を抱いており、彼女の心を奪った(と思い込んでいる)ナヴァールを憎悪している。フェリタニア陣営に加わったのもナヴァールの足を引っ張る為、と言っているが、どうにもお人よしな性格が見え隠れする為、他のPCから生暖かい目で見られることもしばしば。2巻のNPCであるシャフト・ヴィグラード[20]やクライヴ[21]など、内面が善人であるキャラクターが出た場合、「元祖・実はいい人」として比較に挙げられる。また、なまじ有能であるために、本人としては非常に不本意ながら「ナヴァールの懐刀」とまで言われるようになってしまった。ちなみに、ナヴァールはマルセルの内心を全て把握した上で使っている。

フェリタニア王国(のちにフェリタニア=メルトランド連合王国)

ナヴァール
王国の軍師。エンジェルファイヤーの直接の上司に当たる。詳細はアリアンロッド・サガ・リプレイを参照。

アリアンロッド・サガ(小説)

『アリアンロッド・サガ』シリーズのアナザーストーリー。主人公は『サガ無印』の登場人物であるアル。著者はアルのプレイヤーである矢野俊策。イラストは佐々木あかね。なお、シリーズ統括タイトルとの混同を避けるため、『アリアンロッド・サガ・ノベル』の表記を用いることもある[22]

第1巻『ルーズ・ソードマスター』では『サガ無印』1巻の2ヶ月前、グラスウェルズの国境付近にある町が舞台となる。 第2巻『ワンダリング・プリンセス』ではアルとピアニィの出会いから紆余曲折を経て、フェリタニア建国までが書かれる(『サガ無印』1巻と同じ時間軸)。 第3巻『ロンサム・ヒーロー』では、アルがテオドールと決着をつける様子が書かれる。またアルディオン大陸に隠された秘密の一端が明らかになる(『サガ無印』1巻と2巻の間にあたる)。

登場人物

他シリーズに登場するキャラクターは、当該項目を参照。現時点で、アルを始めとする『サガ無印』のPC全員とナーシアが、ドラゴンマガジンに掲載された話ではエルザが登場している。

サイラス
アルと行動を共にするプリーストの男性。女の子好きでお調子者。元はグラスウェルズ王国軍に従事していたが、女の子のいない生活に嫌気がさしアルをダシに軍を抜けた。
『サガ無印』5話「フェリタニア絶対防衛戦」においてエストネル王国の密偵集団「ノーデンス」の一員という意外な正体が明らかになり、その設定の下に『アクロス』シリーズにおいても登場している。ちなみに「フェリタニア絶対防衛戦」によれば、プリーストになった理由もノーデンスに加わった理由も、半分は女絡みらしい。
セルマ
アルが出会った盗賊の少女。
1巻の事件後、サイラスの手によって信頼できる筋に預けられた。
ファラフナーズ
このシリーズにおけるアルの敵。バルムンクの一員でコードネームは「十字剣(クレイモア)」。
紫色(ひと房だけ深紅)の長髪を持つ長身の女性で「妖女」と呼ぶにふさわしい外見を持つ。カタコトの言葉で話す。
アルを何度も瀕死に追い込むなど戦闘力は群を抜く。
序盤からテオドールとの関係をほのめかしていたが、3巻にてその真実が明らかとなる。
テオドール・ツァイス
アルの剣の師で故人。剣聖と呼ばれるほどの剣の達人だったがある事件以降「堕ちた剣聖」と呼ばれている。
その事件とは、ある時突然乱心し、アルを斬り重傷を負わせたのを手始めに無差別殺傷を繰り返したというもの。最終的にはグラスウェルズ王国の騎士団に討ち取られたと言われている。
かつてナーシアにも剣を教えていた。

アリアンロッド・サガ・コンチェルト

『サガ無印』シリーズの前史ともいえるコミック。作画は佐々木あかね。電撃G's Festival! COMICVol.8(2009年10月発行)より連載開始。

『サガ無印』『ブレイク』の3年前(『アクロス』3〜4巻の間)、アルディオン大陸の上流子弟の集まる学校、シェルドニアン学園での物語を描く。

登場人物

他シリーズに登場するキャラクターは、当該項目を参照。現時点で、生徒としてピアニィ、講師としてエルザが登場している。

セシル・フォーミダブル
本作の主人公格。グラスウェルズ出身の名門騎士の家系に生まれた少年。シェルドニアン学園に入学早々、ピアニィに殺されかける。
争いごとを嫌う性格だが、魔術・戦術において高い才能を発揮する。
ラミリーズ・フェラー
シェルドニアン学園の生徒会長にして、ピアニィ達のギルドのリーダーをつとめる才色兼備の美少女。
ニナ・ザイドリッツ
ピアニィ達のギルドのメンバーで、寡黙なエクスマキナの少女。

アリアンロッド・サガ・リプレイ・エチュード

GM及び著者は緑谷明澄。イラストはいろは楓。『ゲーマーズフィールド別冊』Vol.19「アリアンロッド・サガ演義」に収録。 『サガ無印』『ブレイク』『デスマーチ』と同一の時間軸で、『コンチェルト』の舞台であるシェルドニアン学園の新入生たちの奮闘を描く。プレイヤーキャラクターのレベルは1から開始されている。

登場人物

ギルド「……してあげてもよくってよ」

ギルドマスターはユファ。シェルドニアン学園の新入生歓迎行事のために作られたギルド。ギルド名は事あるごとに変わり、結成時は「優勝してあげてもよくってよ」、第1話「奪われた勝利の証」クライマックスフェイズ時は「取り返してあげてもよくってよ」となっていた。

ユファ・プリムナード・コネリー
ヒューリンのメイジ/アコライト。プレイヤーは大竹みゆ。
アヴェルシア出身。『サガ無印』で登場するタスラム・コネリーの孫。一見高飛車だが、実は人付き合いが苦手で、思っていることとは反対に強気な言葉を口にしてしまう。
ある時迷子になってしまった自分を助けてくれた少年に憧れ、彼と再会すべくシェルドニアン学園に入学、学園一を目指している。
本来は高位の魔術師のスキルである「フロストプリズム」を使うことができる[23]が、コネリー家の秘伝とあってめったに行使することはない。
ルーチェ・ルベド
ネヴァーフのアコライト/ウォーリア。プレイヤーは久保田悠羅。
ゴルフォード出身。高位の神官の家に生まれ、父のもとで修行を積んでいたが、神竜王セフィロスの神託を得てシェルドニアン学園に入学した。何かあると「これは神様の試練です!」と口にする癖がある。ネヴァーフらしく機械類に強い。
ユーキリス
ドラゴネット(レバータル)のシーフ/アルケミスト。プレイヤーは田中信二。
考古学者の父親は家に不在がちな上「帰ってこなければお前が探せ」という無茶な伝言を残しており、父親探しの一環も兼ねて考古学を学ぶためシェルドニアン学園に入学した。おっとりした性格で、趣味は料理。
パル
ヴァーナ(アウリク)のウォーリア/シーフ。プレイヤーは鈴吹太郎。
暗殺者や傭兵の輸出で成り立っている小国の王族だったが、人殺しを嫌ったため父親に勘当されてしまい、学業を積んで世の中を救うという志を持ってシェルドニアン学園に入学した。群れることが嫌いな性格ゆえ学園内で孤立しかかっていたが、ユファの押しの強い勧誘に根負けしてギルドに加わった。アウリクであるためかユファからは「タマちゃん」と呼ばれている。

シリーズ名について

サガ関連作品は基本的にアルファベット順で名称がつけられている。

  • (なし) - 『サガ無印』(リプレイ)、『サガ・ノベル』(ノベル)
  • A - 『アクロス』(リプレイ)
  • B - 『ブレイク』(リプレイ)
  • C - 『コンチェルト』(コミック)
  • D - 『デスマーチ』(リプレイ)
  • E - 『エチュード』(リプレイ[24]
  • F - 『Fellowship of Stone』(ファンブック)

脚注

  1. ^ a b 「アリアンロッド・サガ・リプレイ」3巻冒頭および「アリアンロッド・サガ・アクロス」3巻冒頭のシリーズ紹介で『無印』と呼称されている。『サガ無印』の呼称は「アリアンロッド・リプレイ・アンサンブル」冒頭で使用されている。
  2. ^ ただし、第6話「ファントムレイダーズ」は菊池たけし、鈴吹太郎、田中信二の3人GM制、第8話「白竜王国の光と影」は鈴吹太郎、ファンブック収録の「母からのメッセージ」は関根博寿。
  3. ^ 商業リプレイは初めてだが、「声優TRPG部」を立ち上げるほどTRPGはやり込んでおり、初顔合わせのときに持参したキャラクターは、その時点で既に矢野に「基本的に直すところはない」と言わしめた。
  4. ^ 『ブレイク』2巻にて初出。その後『サガ無印』4巻で語られた話によれば、弟子入り自体はアルの方が早かったが、修行時代、アルはナーシアに一度も勝てなかった、とのこと。
  5. ^ シーフ/ニンジャだった『アリアンロッド・リプレイ』からキャラクタークラスが大きく変わっている。プレイヤーの大畑によれば、リビルドに当たって1レベルからデータを組み直したところ、ニンジャスキルを全て失い、シーフスキルも半分くらいしか残らなかったらしい。
  6. ^ 正確には、その前にリプレイ「ルネス殺人事件」(『アリアンロッド・リプレイ・アンサンブル』収録)にもプレイヤーキャラクターとして参加している。
  7. ^ 元の船はレイウォールの貿易港ヘクスフォードに無事到着したことが2巻収録の第4話「メルトランド戦役(後編)」で描写されている。
  8. ^ ゲームデータとしては、「シーンに登場した任意の人物を全て死亡させる」という凄まじい特殊能力を有している。
  9. ^ ギンブリー・ボレスワフ。『デスマーチ』第1話「勇者救出作戦」に登場。
  10. ^ 第1話『反乱の日』でヤンヤンが初めて人語を発したシーンで、GMの菊池は「NPCが多いから声のバリエーションがもうそれしか残ってない」と述べている。
  11. ^ 4巻では「キャラクター原案」としてクレジットされている。
  12. ^ 菊池たけしの当初構想は「2つの高レベルパーティーの相互作用による展開」だったが、鈴吹太郎の「初心者向けのリプレイも必要だ」との意見で設けられた(『ゲーマーズフィールド』別冊Vol.19「アリアンロッド・サガ演義」p34。)。
  13. ^ ナイトウィザード The ANIMATION』の脚本を担当。
  14. ^ アルには姉が2人いる設定だが、エルザが長女なのか次女なのかは不明。アクロス1巻では「ブルックス商会の長女」とはっきり明記されているが、後にドラゴンマガジンに掲載されたノベルでは「アルのすぐ上の姉」となっている。
  15. ^ 『ゲーマーズ・フィールド別冊Vol.19』の座談会でも、同様の扱いを受けている様子が見られる。
  16. ^ 3巻のモノクロイラストのみ猫猫猫。
  17. ^ プレイヤーの長田もGMの鈴吹も知らされていない。
  18. ^ 読者NPCが活躍するミニゲームを行う予定だったが、ピアニィのプレイヤーである大竹みゆの提案でその予定がひっくり返り、結果としてNPCが出られなくなった。
  19. ^ 「ピアニィのために戦うキャラクター」という設定で公募した。のちに設定対象をアルディオン大陸諸国やバルムンクなどに拡げ「アルディオンの勇者募集」となった。
  20. ^ 「黄金は眠らない」に登場。金鉱の街ローンバレイの領主。
  21. ^ 「ヘクスフォードの恋」に登場。貿易港ヘクスフォードの荷役人夫のまとめ役。
  22. ^ 『ブレイク』1巻で確認できる。
  23. ^ キャラクターメイキング時にレジェンドデータ「ポテンシャルアーツ」を獲得したため。この効果によりユファは1シナリオに1回フロストプリズムを使用できる。
  24. ^ 「演義」もローマ字で表記すると「E」で始まるがこれを意識してつけたかどうかは不明。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


作品一覧

  • アリアンロッド・サガ・リプレイ
  • アリアンロッド・サガ・リプレイ・アクロス
  • アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク
    • アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク1 ファントムレイダース ISBN 978-4-8291-4545-6
    • アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク2 フレイムレギオン ISBN 978-4-8291-4557-9
    • アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク3 キングダム・フォールズ ISBN 978-4-8291-4595-1
  • アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ
    • アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ 死んで花実が咲くものか! ISBN 978-4-8291-4571-5
    • アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ2 愛はお金で買えません! ISBN 978-4-8291-4584-5
  • アリアンロッド・サガ・ノベル
  • アリアンロッド・サガ・ファンブック Fellowship of Stone ISBN 978-4-0472-6631-5

関連項目

先代
ハートフル
アリアンロッドRPGリプレイ
2008 -
次代
レジェンド