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2010年12月14日 (火) 15:06時点における版

フランスにおける典型的なオードブル

オードブル(オルドーヴル)フランス語:Hors-d'œuvreFr-hors d oeuvre-fr-Paris.ogg 発音[ヘルプ/ファイル])とは、フルコースでスープの前に出される最初の料理を意味する。直訳すれば「作品の外」であり、本作品となる主菜の前または他に供される料理という意味である。食欲をそそることが目的であるため、量が少なく、塩分や酸味がやや強めのことが多い。

伝統的な西洋料理(コース料理)以外一般では前菜アペタイザー(Appetizer)という。ただし、アペタイザーは前菜や食前酒など、主菜の前に提供されるサービス一切を指す言葉であり、英語圏においても、コース料理等の前菜は「オードブル」と呼ぶのが普通である。

初期のフランス料理ではコースの最初ではなく、日本で言う「お通し」的な物であった。

米国でのオードブル

客の到着から食事の準備までが長時間(カクテルパーティー等)の場合にオードブルが振る舞われ、食事を待つ間、客をもてなす。 レセプションカクテルパーティーなど略式のイベントでは、立食式オードブルのみが出されることもある。

オードブルは着席式の食事の一部としてテーブルで出されることも、着席式の食事の前に出されることもある。オードブルには、ウェイターによって席に運ばれる「テーブルオードブル」または、「バトラー(執事)スタイル」がある。

メインコースの前に出された料理はすべてオードブルといえるが、一般にはオードブルという呼称は調理された小品に限定され、クルディテディップを添えた生野菜盛り合わせ、 Crudités)、チーズ果物はオードブルとは呼ばない。例えば、マスカルポーネ添えプロシュット包みのイチジクは「オードブル」であるが、大皿に盛りつけたイチジクはオードブルではない。

ケータリングされるオードブルには、冷凍されたものと新鮮な手作りのものの両方が含まれる。 一般に、新鮮な手作りのオードブルはより香り高く美しく、高価である。

オードブルよりも大きめの前菜やコース料理の中の最初の品は、北米以外ではアントレと呼ばれる。

米国で一般的なオードブルには以下のものがある。

日本でのオードブル

日本では、パーティなどで出される、酒のつまみや軽食類を盛り合わせたものを指して、オードブルという。 沖縄県では特に頻繁に活用され、東道盆に見立てた丸いプラスチックの容器に詰められた揚げ物や肉料理の盛り合わせが、宴会の際には必ず用意される。

その他の国でのオードブル

スイスのレストランでのオードブル
ルーマニアの様々なオードブル

関連項目