「ホンダ・シャドウ」の版間の差分
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[[2007年]]に750ccモデルが先行してエンジンにPGM-FI([[燃料噴射装置]])を搭載し環境規制に対応させたが、400ccクラスは[[2008年]]のモデルチェンジでPGM-FIの搭載と共に '''クラシック''' と '''カスタム'''(スラッシャーの後継、前輪21インチ)の2車種に細分化した。 |
[[2007年]]に750ccモデルが先行してエンジンにPGM-FI([[燃料噴射装置]])を搭載し環境規制に対応させたが、400ccクラスは[[2008年]]のモデルチェンジでPGM-FIの搭載と共に '''クラシック''' と '''カスタム'''(スラッシャーの後継、前輪21インチ)の2車種に細分化した。 |
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その際、400ccモデルのエンジンは新設計とされ、低中速のトルクがより強調されている。これにより、400ccのクルーザーモデルとしては初めて、最大出力回転数の半分の回転数で最大トルクを出力するという、より本格的なアメリカンバイクらしいトルクフィーリングを獲得した。 |
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[[2009年]]には750ccのバリエーションモデルとして '''シャドウ ファントム''' が発売された。この車両は外装を一部変更し塗装をブラックに統一している。また通常の750ccモデルにはABS仕様も追加された。 |
[[2009年]]には750ccのバリエーションモデルとして '''シャドウ ファントム''' が発売された。この車両は外装を一部変更し塗装をブラックに統一している。また通常の750ccモデルにはABS仕様も追加された。通常仕様車のリアブレーキは機械式リーディング(ドラムブレーキ)だが、ABS仕様車のリアブレーキは油圧式ディスクブレーキとなっている。 |
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== VT750S・400S == |
== VT750S・400S == |
2010年12月26日 (日) 17:37時点における版
ホンダ・シャドウRC25 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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基本情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
車体型式 | RC25 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エンジン |
RC14E型 水冷4サイクルSOHC3バルブV型2気筒 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
内径×行程 / 圧縮比 | __ × __ / __ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ホンダ・シャドウ (SHADOW) とは、本田技研工業が製造するクルーザー(アメリカン)タイプのオートバイである。シリーズ車種として排気量別に数車種が生産されている。
なお本項では派生車種にあたる VT750/400S(ブイティー750/400エス)についても記述する。
概要
主に北米向けのクルーザー車両に使われるシリーズ商標で、1983年に発売された VT700C から日本でも『シャドウ』のネーミングが使われるようになり、その後1986年に750ccの シャドウ が発売された。
1994年からは当時のホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング(HAM)が生産していた シャドウ・アメリカン クラシック エディション(VT1100C2)を日本に輸入して正規発売しており、1998年発売の シャドウ エアロ まで輸入販売は続けられた。
シャドウ400・750
シャドウ400・750は共に1997年に発売された。車体はほぼ共通で前輪17インチ・後輪15インチとなっている。当初はチョッパーとして販売されていたホンダ・スティードも存在したが、シャドウはクラシックタイプとして外装を派手にすることで、同じクルーザータイプにおける住み分けを計っていた。後に前輪19インチで外装をシンプルにした シャドウ スラッシャー を2000年に発売し、ホンダのクルーザー車両はシャドウに統一されることになる。
2007年に750ccモデルが先行してエンジンにPGM-FI(燃料噴射装置)を搭載し環境規制に対応させたが、400ccクラスは2008年のモデルチェンジでPGM-FIの搭載と共に クラシック と カスタム(スラッシャーの後継、前輪21インチ)の2車種に細分化した。 その際、400ccモデルのエンジンは新設計とされ、低中速のトルクがより強調されている。これにより、400ccのクルーザーモデルとしては初めて、最大出力回転数の半分の回転数で最大トルクを出力するという、より本格的なアメリカンバイクらしいトルクフィーリングを獲得した。
2009年には750ccのバリエーションモデルとして シャドウ ファントム が発売された。この車両は外装を一部変更し塗装をブラックに統一している。また通常の750ccモデルにはABS仕様も追加された。通常仕様車のリアブレーキは機械式リーディング(ドラムブレーキ)だが、ABS仕様車のリアブレーキは油圧式ディスクブレーキとなっている。
VT750S・400S
VT750Sは2010年3月に発売された。北米では SHADOW RS として発売されている車両で、車体は先代のシャドウをベースとしチェーン駆動の採用や外装の簡素化で大幅に重量を軽減させており、エンジン出力もカタログスペックではシャドウと異なっている。また車輪もシャドウファントム同様に前輪19インチ・後輪16インチに換装している。大型自動二輪車のビギナーを意識した車両となっており、販売価格は税込みで749,700円と抑え目に設定されている。
同年11月5日にはVT400Sを発売。車体は750と同一で、エンジンはシャドウ400シリーズからの流用となっている。
外部リンク