ダブルダッチ

ダブルダッチ

ダブルダッチ（Double Dutch）は、2本の縄を使って跳ぶ縄跳び。向かい合ったターナーと呼ばれる二人の回し手が2本の縄を内側に回し、その中でジャンパーが技を交えながら跳ぶ。

概要

17世紀にニューアムステルダムに入植したオランダ人によってアメリカに伝えられ、1970年代にNYのスラム街で少年非行が横行し、それに歯止めをかけるため、ある警察官がダブルダッチをルール化し広めた。

競技種目には、「規定」「スピード」「フリースタイル」「フュージョン」の4種類がある。

日本では1996年に日本ダブルダッチ協会が発足。2009年特定非営利活動法人日本ダブルダッチ協会に組織変更。 愛好者は5万人を数える。世界大会では日本人が毎年優勝などの快挙を成し遂げている。

2007年1月15日には、アメリカの祝日、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアデーを記念し、Googleのホームページのロゴが黒人と白人の子供がダブルダッチをして遊ぶデザインとなった（画像）。

ギネス記録

2009年5月3日、「アーバンドック ららぽーと豊洲」屋外ステージで開催された『DOUBLE DUTCH HARBOURFESTIVAL 09G.W.』にてプロパフォーマーCaplioreのNOBU（安藤信義）がダブルダッチ競技の「スピード」種目でそれまで199回のギネス世界記録に挑み、1分間で202回跳ぶことに成功し記録更新に成功。。2009年6月25日、ギネス・ワールド・レコーズより正式に認定され、日本人初のダブルダッチギネス記録保持者となる。

また1ヵ月後の6月13日に放映された、TBS「王様のブランチ」生放送内でも自身の記録更新に挑戦し、208回を跳び、再びギネス記録を更新した。

関連の大会・イベント

ダブルダッチデライト 毎年12月にNYアポロシアターで開催される、ダブルダッチの世界大会　Holiday Classicへの日本国内での予選大会。2010年は、東北、関東、関西、中国地区で予選が行われ、そこで勝ち抜いた上位チームが決勝に進出。3チームが世界大会へとコマを進める。 尚、小中学生を対象としたキッズ部門もあり、2009年度は小中学生混合チーム「飛翔」、2010年度は小学生チーム「スマイルダッチ」が同Holiday Classicへと出場する。

ダブルダッチコンテスト 2011年に10周年を迎えるダブルダッチ界最大の祭典。 今年度は2011年3月26日にDouble Dutch Contest Japan（国内予選大会）、翌27日にはDouble Dutch Contest Final（本選　海外招致）が開催され、今後は世界中から招致できるようなワールドカップ的なイベントとして運営される。

Japan Open ダブルダッチの競技をメインとした大会。 毎年6月にアメリカ・サウスカロライナ州で開催されるADDL（世界大会）の国内予選大会。 East/West　Round、Junior、Finalの4大会から構成される。

レッツプレイダブルダッチ 東京では毎月1回駒沢公園中央広場で、関西では各月に1回京都梅小路公園七条入口広場で行われている無料参加型イベント。 ダブルダッチをしたい！見学したい！技を教わりたい！などどんな方でも気軽に参加できる。

Jump×Jump(通称：JJ) 不定期に開催されている、初心者歓迎のダブルダッチイベント。基本的に毎月1回行われており、幼稚園生～大人まで毎回広い年齢層の参加者が集まる。ZERO講師陣が開催しているため、ダブルダッチ・ダンス・アクロバットなど自由で幅広い内容となっている。 都筑スポーツセンター内施設で開催。雨天決行(参加費￥500/1人)

外部リンク

＜関連組織・団体＞

• NPO法人日本ダブルダッチ協会　公認インストラクター派遣、ダブルダッチ大会主催など
• 日本学生ダブルダッチ連盟主に高校生以上の学生を取りまとめる団体。日本ダブルダッチ協会の傘下。
• 有限会社OVER THUMPZダブルダッチプロパフォーマーマネジメント・イベント企画運営・ダブルダッチスクール運営
• NPO法人 ZERO Double Dutch&Gymnastic Activityダブルダッチの講習会や講師派遣、ダブルダッチスクール運営、ダブルダッチパフォーマンスなど。