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「原宿駅」の版間の差分

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** [[4月1日]] - [[国鉄分割民営化]]により、東日本旅客鉄道の駅(山手線所属)となる。
** [[4月1日]] - [[国鉄分割民営化]]により、東日本旅客鉄道の駅(山手線所属)となる。
** 7月 - [[目白駅]]とともにホームの全面禁煙を試行({{Jdate|1994}}9月まで)<ref>[[朝日新聞]]{{Jdate|1994|8|4}}夕刊。他の駅で喫煙コーナー設置による分煙が採用されたため、統一する形でいったん取りやめとなった。{{和暦|2009}}4月より再度全面禁煙化。</ref>。
** 7月 - [[目白駅]]とともにホームの全面禁煙を試行({{Jdate|1994}}9月まで)<ref>[[朝日新聞]]{{Jdate|1994|8|4}}夕刊。他の駅で喫煙コーナー設置による分煙が採用されたため、統一する形でいったん取りやめとなった。{{和暦|2009}}4月より再度全面禁煙化。</ref>。

* {{Jdate|1997}} - 「[[関東の駅百選]]」に認定される。選定理由は「神宮の森とマッチしている西洋風の駅舎」。
* {{Jdate|1997}} - 「[[関東の駅百選]]」に認定される。選定理由は「神宮の森とマッチしている西洋風の駅舎」。
* {{和暦|2001}}[[11月18日]] - ICカード[[Suica]]供用開始。
* {{和暦|2001}}[[11月18日]] - ICカード[[Suica]]供用開始。
* {{和暦|2011}}[[3月1日]] - 発車メロディーがmiwaの「春になったら」に変更される(1ヶ月間の予定)


== 駅名の由来 ==
== 駅名の由来 ==

2011年3月8日 (火) 17:57時点における版

原宿駅
表参道口(2010年8月16日
はらじゅく
Harajuku
渋谷 (1.2 km)
(1.5 km) 代々木
所在地 東京都渋谷区神宮前一丁目18-20
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 山手線
キロ程 8.4 km(品川起点)
電報略号 ラシ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
この他、外回り線に臨時ホーム
代々木寄りに原宿駅側部乗降場を設置
乗車人員
-統計年度-
75,581人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1906年明治39年)10月30日
乗換 明治神宮前〈原宿〉駅
東京地下鉄千代田線副都心線
備考 みどりの窓口
山区 東京山手線内東京都区内
テンプレートを表示
竹下口(2010年8月16日
明治神宮にある臨時出入口(2008年1月)
臨時ホーム(右)(2004年5月14日
「宮廷ホーム」の入口付近(2008年9月13日

原宿駅(はらじゅくえき)は、東京都渋谷区神宮前一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線

駅構造

通常は島式ホーム1面2線が使われる。外回り線に臨時ホームと臨時駅舎(明治神宮敷地内に設置)があり、明治神宮の初詣参詣等の多客時のみ使用される。

大晦日から正月にかけての終夜運転時には、外回り線の列車は臨時ホーム(3番線ホーム)を使用し、隣接する明治神宮への臨時改札口が設けられる。そのため、駅舎が方面別に分かれ、通常使用される表参道口と竹下口からは外回り線列車には乗れない。臨時改札口は有人式であり、SuicaなどのICカード乗車券所持者のために簡易Suica改札機が設置されている。

発車メロディは、2011年2月28日までは外回り・内回り共に他駅では流れない当駅オリジナルのメロディが使われていたが、翌3月1日からは期間限定で、miwaの「春になったら」のオルゴール調のものが採用されている(1番線がサビ、2番線が出だし)。また、臨時ホームでは発車ベルが使われる。

代々木寄りにはお召し列車専用の発着ホームである原宿駅側部乗降場(宮廷ホーム)があり、過去に何度か一般公開されたことがある。

表参道口の駅舎は1925年に竣工した木造建築で、都内で現存する木造駅舎で最も古い。なお、現存する日野駅舎は初代原宿駅を再利用して建てられている。

エスカレーターは表参道口改札内コンコースとホーム中央を結んでいるが、エレベーターは設置されていない。

トイレは表参道口改札内にあるが、多機能トイレは設置されていない。

JR特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。東京地下鉄(東京メトロ)千代田線副都心線明治神宮前〈原宿〉駅連絡業務を行っている。

のりば

1 山手線 渋谷品川方面
2 山手線 新宿池袋方面
3 山手線 新宿・池袋方面(正月の明治神宮参拝の多客時の臨時ホーム)

3番線ホームを使用する際は2番線ホームが使用中止になり、3番線ホームに方面標が設置される。

原宿駅側部乗降場

本駅の代々木寄り、貨物線線路から分岐する形で、天皇専用の駅である原宿駅側部乗降場(はらじゅくえきそくぶじょうこうじょう)が設置されている。

天皇などの皇室関係者が利用する、いわゆる「お召し列車」の発着に使われ、「宮廷ホーム」の通称で知られている。敷地は現在財務省とJR東日本の共同所有である。

当時病弱だった大正天皇宮城(きゅうじょう、現在の皇居の旧称)から沼津御用邸葉山御用邸等へ静養に出発するため、1925年5月に明治神宮造営に際し設置した側線を転用する形で着工[1]。同年10月15日に完成し、12月17日には試運転が行われた。そして、1926年8月10日に療養のため葉山御用邸へ向かう為に利用したのが最初である[2]

この施設を利用できるのは天皇のみで、他の皇族は単独での利用ができず、随行時のみに限られている。このホームが利用される際のみ原宿駅は運転取扱駅へと一時的に昇格する。普段は、当ホームの出発、場内信号機はレンズ部分に黒い蓋をして使用停止とし、山手貨物線本線(通過線)側の出発、場内信号機は閉そく信号機として扱っている。

国鉄時代には、昭和天皇がこのホームを利用する場合、三権の長内閣総理大臣衆議院議長参議院議長最高裁判所長官)、国務大臣、国鉄総裁、東京西鉄道管理局長が「お見送り」をする事となっていた。

昭和時代には天皇・皇后那須や須崎(静岡県下田市)にある御用邸全国植樹祭などへ向かう(行幸啓)場合などに運行される専用のお召し列車が年に数回発着していた。

平成への改元以降、今上天皇が鉄道で行幸啓の際は東京駅から新幹線の利用が多くなったためにお召し列車の運行自体が激減し、2001年5月21日の第52回全国植樹祭へのご出席のお帰りの際に使われたのを最後に今日まで利用されていない(2010年8月6日現在)。そうした利用低下の背景には、埼京線恵比寿大崎延伸や2001年12月の湘南新宿ラインの運行開始など、山手貨物線の列車ダイヤの過密化も関係している、という[3]。また、施設内の草刈りは定期的に実施されているものの、長らく分岐ポイントが使用停止のまま列車の発着がないためにレールが錆び付くなどしており、即座には使用できない状態という。宮内庁によると、今後は、国賓の地方への案内といった行事がある場合に使用される可能性があるとコメントしている[3]

但し、生前の香淳皇后が須崎・那須両御用邸へ静養のために向かう際には、この原宿駅側部乗降場発の専用列車に乗車していた。

なお、この施設では過去に車両の展示(1979年201系電車の試作車登場時や1988年のパビリオン列車「アメリカントレイン」の出発式)などのイベントが行われた事もある。

利用状況

2009年度の1日平均乗車人員は75,581人である。近年の推移は下記の通り。

年度 JR東日本
1992年 68,156[4]
1993年 67,208[5]
1994年 66,301[6]
1995年 67,265[7]
1996年 70,586[8]
1997年 71,058[9]
1998年 71,819[10]
1999年 71,946[1]
2000年 71,364[2]
2001年 72,392[3]
2002年 72,463[4]
2003年 72,400[5]
2004年 71,685[6]
2005年 73,446[7]
2006年 75,149[8]
2007年 76,788[9]
2008年 74,524[10]
2009年 75,581[11]

駅周辺

バス路線

最寄り停留所は、原宿駅原宿駅入口明治神宮となる。

「原宿駅」
「原宿駅入口」
「明治神宮」
  • 渋谷区コミュニティバス「ハチ公バス」
    • 神宮の杜ルート:表参道駅・千駄ヶ谷駅方面

歴史

駅名の由来

開業当時の地名(豊多摩郡千駄ヶ谷村大字原宿)から。「原宿」も参照のこと。

2010年現在、所在地は渋谷区神宮前であり、周辺にも「原宿」という地名は存在しない[12]

その他

  • 表参道口の駅舎は、クリスマスなどの時期になると装飾を施すことがある[要出典]
  • ホームと表参道口を結ぶ連絡通路には、時折CDリリースなどの看板が設置されることがある[要出典]
  • 臨時ホームの渋谷寄りには、原宿野草園やミニ原宿村といった古い民家のミニチュアが設置されている。
  • 山手線の次駅案内放送では、連絡運輸を行っている明治神宮前〈原宿〉駅について、千代田線しか案内されない(同駅に接続する副都心線が渋谷 - 池袋間でJRと競合しているため。逆に同線では案内される。但し、当駅の案内サインには副都心線の表記がされている)[13]。なお、2010年3月6日より明治神宮前駅は「明治神宮前〈原宿〉駅」と改名された[14]

隣の駅

東日本旅客鉄道
山手線
渋谷駅 - 原宿駅 - 代々木駅

関連項目

脚注

  1. ^ 行幸啓の際には東京駅もしくは上野駅から出発していたが、列車頻度の増加でお召し列車を随時挿入することが困難になったことや、病弱の大正天皇を世間の視線から遮断したい意図があったことによる。
  2. ^ 同年12月25日崩御12月27日に霊柩列車によって宮廷ホームに戻った。
  3. ^ a b 原宿駅の北、宮廷ホームひっそり 皇室専用、9年不使用”. 朝日新聞 (2010年8月31日). 8月31日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
  4. ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
  5. ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
  6. ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
  7. ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
  8. ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
  9. ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
  10. ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
  11. ^ 朝日新聞1994年平成6年)8月4日夕刊。他の駅で喫煙コーナー設置による分煙が採用されたため、統一する形でいったん取りやめとなった。2009年(平成21年)4月より再度全面禁煙化。
  12. ^ 一般に「原宿」と呼ばれている地域の地名も正しくは神宮前である。実際に「原宿」という地名は神奈川県横浜市戸塚区にある。
  13. ^ 山手線が長時間運転見合わせとなった時のみ、同線への振り替え乗車として案内はされている。
  14. ^ 東京メトロニュースリリース 2010年2月3日付
  15. ^ http://55gokaku.com/pc/index.php

外部リンク