「トウシューズ」の版間の差分
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この靴の特徴には爪先の先端の平たく造った部分があり、これをプラットフォームという。床との着地面に使用され、これにより足の先で立つことができる。この[[爪先]]で立つことを'''ポワント'''といい、甲に足の筋肉が出て履くことができれば、きれいに見えるとされる。履く際には指先部分に布などを詰めたり、専用のパッド(トウパッド)を使用したりする。一般の靴と同様にフィッティングを行い、足の形やアーチ、骨格にあったものを選択する。 |
この靴の特徴には爪先の先端の平たく造った部分があり、これをプラットフォームという。床との着地面に使用され、これにより足の先で立つことができる。この[[爪先]]で立つことを'''ポワント'''といい、甲に足の筋肉が出て履くことができれば、きれいに見えるとされる。履く際には指先部分に布などを詰めたり、専用のパッド(トウパッド)を使用したりする。一般の靴と同様にフィッティングを行い、足の形やアーチ、骨格にあったものを選択する。 |
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誰もが靴を履き爪先で立つことができる訳ではない。鍛練の結果、バレエシューズで正しい足の形で基本的なバレエを踊れる下地ができ、下腿にある程度の筋力がつき体の重心を引き上げることができるようになって、初めて履くことができる。若年者であれば[[解剖学]]上において足骨の成長[[軟骨]]の骨化が完成する年齢までは履くことも、足先で立ったりしてもならない。教師の許可も出ていないのにトウシューズを履いて立つと、骨折や怪我をしたり、変な位置の筋肉を肥大させ、間違った立ち方の癖がつく可能性がある。しかし、完全に正しいテクニックでポワントで立つことを習得したならば、後年まで故障などの悪影響をきたすことはない。 |
誰もが靴を履き爪先で立つことができる訳ではない。鍛練の結果、バレエシューズで正しい足の形で基本的なバレエを踊れる下地ができ、下腿にある程度の筋力がつき体の重心を引き上げることができるようになって、初めて履くことができる。若年者であれば[[解剖学]]上において足骨の成長[[軟骨]]の骨化が完成する年齢までは履くことも、足先で立ったりしてもならない。教師の許可も出ていないのにトウシューズを履いて立つと、骨折や怪我をしたり、変な位置の筋肉を肥大させ、間違った立ち方の癖がつく可能性がある。しかし、完全に正しいテクニックでポワントで立つことを習得したならば、後年まで故障などの悪影響をきたすことはない。ただし、正しくはいていてもポアントでは多かれ少なかれ足が痛む状態はある。 |
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トウシューズにはいろいろな種類があり、それによって、硬さ・固められている範囲・ポワントで立つ時床に接する面の広さなどが異なる上、ほぼ手仕事で作られている為同じ種類で同じサイズのものでも立ったときの感覚が微妙に違うことがあるので、[[バレエダンサー]]は自分に合ったトウシューズを探す事に苦労するという。また、爪先の固めてある部分は主に布を接着剤で固めているので、長期間の使用でつぶれる。そのために、長持ちするよう爪先に[[ニス]]や瞬間接着剤を流すことがある。 |
トウシューズにはいろいろな種類があり、それによって、硬さ・固められている範囲・ポワントで立つ時床に接する面の広さなどが異なる上、ほぼ手仕事で作られている為同じ種類で同じサイズのものでも立ったときの感覚が微妙に違うことがあるので、[[バレエダンサー]]は自分に合ったトウシューズを探す事に苦労するという。また、爪先の固めてある部分は主に布を接着剤で固めているので、長期間の使用でつぶれる。そのために、長持ちするよう爪先に[[ニス]]や瞬間接着剤を流すことがある。 |
2011年5月26日 (木) 04:17時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/ff/Pointe_shoes.jpg/230px-Pointe_shoes.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/37/En_pointe_ballet_dancer_closeup.jpg/150px-En_pointe_ballet_dancer_closeup.jpg)
トウシューズ(英:toe shoes, 正式にはpointe shoes, 仏:chaussons de pointe, pointes)は、バレエを踊る時に履く靴。
この靴の特徴には爪先の先端の平たく造った部分があり、これをプラットフォームという。床との着地面に使用され、これにより足の先で立つことができる。この爪先で立つことをポワントといい、甲に足の筋肉が出て履くことができれば、きれいに見えるとされる。履く際には指先部分に布などを詰めたり、専用のパッド(トウパッド)を使用したりする。一般の靴と同様にフィッティングを行い、足の形やアーチ、骨格にあったものを選択する。
誰もが靴を履き爪先で立つことができる訳ではない。鍛練の結果、バレエシューズで正しい足の形で基本的なバレエを踊れる下地ができ、下腿にある程度の筋力がつき体の重心を引き上げることができるようになって、初めて履くことができる。若年者であれば解剖学上において足骨の成長軟骨の骨化が完成する年齢までは履くことも、足先で立ったりしてもならない。教師の許可も出ていないのにトウシューズを履いて立つと、骨折や怪我をしたり、変な位置の筋肉を肥大させ、間違った立ち方の癖がつく可能性がある。しかし、完全に正しいテクニックでポワントで立つことを習得したならば、後年まで故障などの悪影響をきたすことはない。ただし、正しくはいていてもポアントでは多かれ少なかれ足が痛む状態はある。
トウシューズにはいろいろな種類があり、それによって、硬さ・固められている範囲・ポワントで立つ時床に接する面の広さなどが異なる上、ほぼ手仕事で作られている為同じ種類で同じサイズのものでも立ったときの感覚が微妙に違うことがあるので、バレエダンサーは自分に合ったトウシューズを探す事に苦労するという。また、爪先の固めてある部分は主に布を接着剤で固めているので、長期間の使用でつぶれる。そのために、長持ちするよう爪先にニスや瞬間接着剤を流すことがある。
なお、舞台でポワントワークを用いた振り付けで踊るのは女性のみで、男性がトウシューズを履いて踊ることはない(コミックバレエ等の一部の例外を除く)。
参考文献
- Clara編集部編『知ってる?トウシューズ』新書館、2002年11月、ISBN 4403330088、新版: 2006年5月、ISBN 4403330185
- Janice Barringer, The Pointe Book: Shoes, Training and Technique, Princeton Book Co Pub, 2nd edition: Sep 2004, ISBN 087127261X
外部リンク
- Back Bay Dancewear(英語)
- ADA Discount Dancewear: Shoes(英語)