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「バカとテストと召喚獣」の版間の差分

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; 吉井 明久(よしい あきひさ)
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: 声 - [[下野紘]]
: 声 - [[下野紘]]
: 本作の主人公にして語り役。文月学園高等部2年生。Fクラス所属。[[3月6日]]生まれ。睦月小学校・長月中学校出身。
: 本作の主人公にして語り役。文月学園高等部2年生。Fクラス所属。[[1994年]][[3月6日]]生まれ。睦月小学校・長月中学校出身。
: 学園創設以来初めての「バカ」の代名詞である「観察処分者」。その頭の悪さは「勉強が苦手」というレベルを超越しており、論理的な会話にはついていけず嘘すらまともに吐けない。自己保身の為にはかなり悪知恵が働き不意打ちなどの卑怯な手段も躊躇わないが、良くも悪くもバカ正直で(雄二以外の)他人のために真剣に怒れるまっすぐな心根の持ち主でもある。
: 学園創設以来初めての「バカ」の代名詞である「観察処分者」。その頭の悪さは「勉強が苦手」というレベルを超越しており、論理的な会話にはついていけず嘘すらまともに吐けない。自己保身の為にはかなり悪知恵が働き不意打ちなどの卑怯な手段も躊躇わないが、良くも悪くもバカ正直で(雄二以外の)他人のために真剣に怒れるまっすぐな心根の持ち主でもある。
: 外見は本人曰く「'''365'''度」どこから見ても美少年。「[[女装]]・[[同性愛]]が似合いそう」と(主に女子生徒に)評される事が多く、実際にそれらの校内ランキングで(「アンフェアである」とランキング対象外にされた秀吉を除き)1位に輝いた。その女装写真や抱き枕カバーなどのグッズは、康太によって隠れアイドル「アキちゃん」として裏で売買されている。
: 外見は本人曰く「'''365'''度」どこから見ても美少年。「[[女装]]・[[同性愛]]が似合いそう」と(主に女子生徒に)評される事が多く、実際にそれらの校内ランキングで(「アンフェアである」とランキング対象外にされた秀吉を除き)1位に輝いた。その女装写真や抱き枕カバーなどのグッズは、康太によって隠れアイドル「アキちゃん」として裏で売買されている。
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: 声 - [[原田ひとみ]]
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: 今作のメイン[[ヒロイン]]。文月学園高等部の2年生。身長152cm。[[1993年]][[5月5日]]生まれ。明久達と同じFクラスだが、本来の学力は学年次席の才女。振り分け試験の時に高熱を出して途中退席してしまい、テストが全て無得点となったためFクラス所属となった。得意科目は数学。苦手科目は本人曰く物理であるが、物理に関しても300点以上の高得点である。
: 穏やかで清楚可憐かつ品行方正、純粋すぎる性格で他人の言う事を鵜呑みにしがち。身体は弱いが発育は良好でスタイルが良く、巨乳の持ち主。胸のサイズは目測でFカップ。だが、自分の魅力に自信が持てず、美波からは特に胸の部分で恨み節を言われることが多い。野郎ばかりのFクラスにとって女神のような存在であり、男子達からは羨望の眼差しを向けられている。
: 穏やかで清楚可憐かつ品行方正、純粋すぎる性格で他人の言う事を鵜呑みにしがち。身体は弱いが発育は良好でスタイルが良く、巨乳の持ち主。胸のサイズは目測でFカップ。だが、自分の魅力に自信が持てず、美波からは特に胸の部分で恨み節を言われることが多い。野郎ばかりのFクラスにとって女神のような存在であり、男子達からは羨望の眼差しを向けられている。
: 明久とは小学校時代の級友。その頃からの初恋を全く自覚しておらず、振り分け試験の際に明久が自分を庇ってくれた事でようやくその事に気づいた程に恋愛沙汰には鈍感。自分の気持ちを知ってからは積極的になり何度か明久へ告白しようとしているが不運が重なり伝えられないでいる。また、かなり嫉妬深いところがあり、美波やFクラスの影響で明久の浮気に対するオシオキが次第に過激化している。
: 明久とは小学校時代の級友。その頃からの初恋を全く自覚しておらず、振り分け試験の際に明久が自分を庇ってくれた事でようやくその事に気づいた程に恋愛沙汰には鈍感。自分の気持ちを知ってからは積極的になり何度か明久へ告白しようとしているが不運が重なり伝えられないでいる。また、かなり嫉妬深いところがあり、美波やFクラスの影響で明久の浮気に対するオシオキが次第に過激化している。
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; 島田 美波(しまだ みなみ)
; 島田 美波(しまだ みなみ)
: 声 - [[水橋かおり]]
: 声 - [[水橋かおり]]
: 文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。身長156cm。[[10月10日]]生まれ。1年生時からの明久のクラスメート。[[ドイツ]]育ちの帰国子女。
: 文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。身長156cm。[[1993年]][[10月10日]]生まれ。1年生時からの明久のクラスメート。[[ドイツ]]育ちの帰国子女。
: 勝気な目と髪に大きな黄色いリボンで束ねられた[[ポニーテール]]がトレードマーク。美形で長身・美脚のモデル体型だが[[貧乳|胸は絶壁]]。
: 勝気な目と髪に大きな黄色いリボンで束ねられた[[ポニーテール]]がトレードマーク。美形で長身・美脚のモデル体型だが[[貧乳|胸は絶壁]]。
: 「明久を殴る事」が趣味と公言する攻撃的な性格で、明久がセクハラ発言をする度に半殺しにしているが実際は「特別な感情」の裏返しで、いわゆる[[ツンデレ]]。最近では無意識のうちに明久に関節技を決めていることすらある。第2回(Bクラス戦)の試召戦争で敵に包囲された明久を脅迫し、それ以降「美波」「アキ」と呼び合っている。
: 「明久を殴る事」が趣味と公言する攻撃的な性格で、明久がセクハラ発言をする度に半殺しにしているが実際は「特別な感情」の裏返しで、いわゆる[[ツンデレ]]。最近では無意識のうちに明久に関節技を決めていることすらある。第2回(Bクラス戦)の試召戦争で敵に包囲された明久を脅迫し、それ以降「美波」「アキ」と呼び合っている。

2011年5月28日 (土) 04:15時点における版

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バカとテストと召喚獣
ジャンル ラブコメディ学園小説
ファンタジー
小説
著者 井上堅二
イラスト 葉賀ユイ
出版社 日本の旗 エンターブレイン
その他の出版社
中華民国の旗 尖端出版
中華人民共和国の旗 天聞角川
掲載サイト FB Online
レーベル ファミ通文庫
刊行期間 2007年1月29日 -
巻数 既刊12巻(本編9巻+短編3巻)
漫画
原作・原案など 井上堅二
作画 まったくモー助夢唄
出版社 角川書店
掲載誌 月刊少年エース
発表号 2009年6月号 -
アニメ:バカとテストと召喚獣(第1期)
バカとテストと召喚獣にっ!(第2期)
原作 井上堅二
監督 大沼心
シリーズ構成 高山カツヒコ
脚本 高山カツヒコ
キャラクターデザイン 大島美和
音楽 虹音
アニメーション制作 SILVER LINK.
製作 バカとテストと召喚獣製作委員会
放送局 テレビ東京ほか
放送期間 第1期:2010年1月6日 - 3月31日
第2期:2011年7月 - 予定
話数 第1期:全13話
OVA:バカとテストと召喚獣 〜祭〜
原作 井上堅二
監督 大沼心
シリーズ構成 高山カツヒコ
キャラクターデザイン 大島美和
アニメーション制作 SILVER LINK.
製作 バカとテストと召喚獣2製作委員会
発売日 2011年2月23日(上巻)
2011年3月30日(下巻)
話数 全2話
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメラジオ

バカとテストと召喚獣』(バカとテストとしょうかんじゅう)は、ファミ通文庫から刊行されている井上堅二による日本ライトノベル作品。イラストは葉賀ユイ。愛称は「バカテス」。第8回えんため大賞編集部特別賞受賞作。『ドラゴンエイジ2009年5月号に掲載の6月号予告にてテレビアニメ化が発表され、2010年1月から3月まで放送された。また、第2期の放送も予定されている。

このライトノベルがすごい!」作品部門ランキング2009年度3位、2010年度1位、2011年度3位。シリーズの売り上げは累計300万部を越える。2011年7月よりテレビアニメ版第2期にあたる「バカとテストと召喚獣にっ!」が放送開始予定。

概要

学力試験の点数バトル」という異例のテーマを扱った「バカと美少女達による学園エクスプロージョンラブコメ」(アニメ版公式サイトより抜粋)。作者曰く「当初は『受験戦争』というタイトルで書き進めていたが、人生を決めるような重いテーマを書くのが憚られたため、大して人生に変化を与えない『設備入れ替え戦』をテーマにした[1]」という。また劇中や幕間のミニコーナーなどで披露されるテストの珍回答も高い評価を得ている。

ストーリー

科学とオカルトと偶然によって開発された[2]「試験召喚システム」を試験的に採用し、学力低下が嘆かれる昨今に新風を巻き起こした文月学園。振り分け試験の成績で厳しくクラス分けされるこの学園で自信満々にテストの結果を受け取った主人公吉井明久を待っていたのは、最低クラスであるFクラスの、学び舎とは思えない最低の教室だった。この状態を改善するには、試験の点数に応じた強さを持つ「召喚獣」を使用した戦争「試召戦争」で勝ち上がり、上位クラスの設備を奪い取るしかない。明久はFクラス代表の坂本雄二を焚きつけ、Fクラスを試召戦争へと立ち上がらせる。学力と引き換えに多彩な技能を持った彼らは、学園最高の学力を誇るAクラスからの設備奪取を目指して動き出すが……。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

声優はテレビアニメ版のもの。

2年生

Fクラス

学園最底辺のバカ達が集うクラス。男子47名、女子2名、「秀吉」1名在籍。設備は廃屋そのもので、通常の机と椅子、及びチョークなどの消耗品すらまともに支給されず、足の折れた卓袱台と腐った畳、綿の殆ど入っていない座布団での授業を強いられている。既に最低の設備であるが、試召戦争の結果次第ではまだ下が存在する。上記の通り学年中のバカの溜まり場だが学力の代わりに様々な特殊技能を持つ者も多く在籍しており、特に主要人物の中にはその気になればAクラスやBクラス相当の学力はあるのだが、様々な理由(言語の違いにより問題を読めない、部活動の為におろそかになる、等)によって実力を発揮できてない者もいる。かなりの結束力があり、同時に鉄人から参考書(エロ本)を堂々と奪い取ろうとしたりしている。参考書(エロ本)や聖典(エロ本)や宝物(エロ本)のことになるとかなり真面目になる。根性も腐っている。

主要メンバー
吉井 明久(よしい あきひさ)
声 - 下野紘
本作の主人公にして語り役。文月学園高等部2年生。Fクラス所属。1994年3月6日生まれ。睦月小学校・長月中学校出身。
学園創設以来初めての「バカ」の代名詞である「観察処分者」。その頭の悪さは「勉強が苦手」というレベルを超越しており、論理的な会話にはついていけず嘘すらまともに吐けない。自己保身の為にはかなり悪知恵が働き不意打ちなどの卑怯な手段も躊躇わないが、良くも悪くもバカ正直で(雄二以外の)他人のために真剣に怒れるまっすぐな心根の持ち主でもある。
外見は本人曰く「365度」どこから見ても美少年。「女装同性愛が似合いそう」と(主に女子生徒に)評される事が多く、実際にそれらの校内ランキングで(「アンフェアである」とランキング対象外にされた秀吉を除き)1位に輝いた。その女装写真や抱き枕カバーなどのグッズは、康太によって隠れアイドル「アキちゃん」として裏で売買されている。
文月学園には試験校の為学費が安いことから入学した。当初は、両親が仕事の都合上海外にいて一人暮らしをしていたが、金銭感覚に欠け、仕送りを主にテレビゲームなどの趣味に費やし、自称「清貧」生活を送っている。日々の食事は塩・水・砂糖・油がメインで水道・電気・ガスなどのライフラインを止められたこともある。しかし、姉が帰国して同居し始めてからは、仕送りを計画的に使わざるを得なくなり、食事も人並みに取れるようになった。母親と姉が全く家事ができないため、特に料理はそこらの家庭料理では相手にならないほどの腕前。得意料理はパエリア
当初は全科目が最低クラスだったが、雄二に日本史を教わり、姉の玲との一件で世界史を真面目に勉強した結果、この2科目においてのみBクラス上位もしくはAクラス下位並の点数になった。召喚獣の戦闘力も基本は最低レベルだが、観察処分者として雑用をして召喚獣を操る機会が多く、召喚獣の操作技術だけは学年一であり得点差が3〜4倍程度の相手なら互角以上に戦える。
召喚獣については、物語が開始した時点での装備は改造学ランに木刀であり、調整失敗によるオカルト率増加の際の影響は、「デュラハン(首無し騎士)」。これは観察処分者らしい本質、「バカ」が、「バカ⇒頭脳がない⇒頭がない⇒頭部がない⇒首なし」となったものである。2学期に入り、召喚システムのメンテナンス終了による装備更新が行われるも、学ランに龍の刺繍が入った以外変化しなかった。同時召喚型(一人で二体の召喚獣を操る事が出来るようになる能力)の白金の腕輪を所持している。
バカテストでは珍回答側に回っており、他の珍回答者(雄二とムッツリーニ)と同じ答えの時もあるため、一回正しい答えを書いたときに先生のコメントで先生が謝ってしまう。最近では、先生が思考回路についていけなくなるほどになっている。
このライトノベルがすごい!」の2009年度版において男性キャラの8位、総合13位である。
姫路 瑞希(ひめじ みずき)
声 - 原田ひとみ
今作のメインヒロイン。文月学園高等部の2年生。身長152cm。1993年5月5日生まれ。明久達と同じFクラスだが、本来の学力は学年次席の才女。振り分け試験の時に高熱を出して途中退席してしまい、テストが全て無得点となったためFクラス所属となった。得意科目は数学。苦手科目は本人曰く物理であるが、物理に関しても300点以上の高得点である。
穏やかで清楚可憐かつ品行方正、純粋すぎる性格で他人の言う事を鵜呑みにしがち。身体は弱いが発育は良好でスタイルが良く、巨乳の持ち主。胸のサイズは目測でFカップ。だが、自分の魅力に自信が持てず、美波からは特に胸の部分で恨み節を言われることが多い。野郎ばかりのFクラスにとって女神のような存在であり、男子達からは羨望の眼差しを向けられている。
明久とは小学校時代の級友。その頃からの初恋を全く自覚しておらず、振り分け試験の際に明久が自分を庇ってくれた事でようやくその事に気づいた程に恋愛沙汰には鈍感。自分の気持ちを知ってからは積極的になり何度か明久へ告白しようとしているが不運が重なり伝えられないでいる。また、かなり嫉妬深いところがあり、美波やFクラスの影響で明久の浮気に対するオシオキが次第に過激化している。
天然ボケの要素もあって作中で稀に「思考回路が明久に似てきている」「たまに明久以下になる」などと揶揄されることがある。また、アルコールに弱く、酒乱の気もあるため酔うと普段のイメージからは想像もつかない程の過激な手段を笑顔で躊躇なく実行する。
料理を食材ではなく化学的なイメージ(例:「すっぱい」→「酸味」→「クロロ酢酸」)で作るため、その出来は味云々を通り越した「最終兵器」「死の御使い」と評される必殺料理人。主な被害者は明久、雄二、秀吉、ムッツリーニの四人で、迂闊に指摘して練習台になること、及び彼女を傷つける事を恐れて全員が真実を伏せているので、本人は自分の腕を一向に自覚しない。
明久の女装姿をとても気に入っており、ムッツリ商会の常連顧客として女装写真や抱き枕を多数購入している。また隙あらばインターネット上に画像を公開しようともしている。
学年2位の成績を誇るだけあって試召戦争ではFクラスのワイルドカード的存在。当然の事だが主要メンバー中では鉄人の補習を受けた回数は一番少ない。幕間の「バカテスト」では基本的に彼女の解答が模範解答として示されるが、料理が問題に関わると衝撃的な珍答を見せる。
召喚獣の装備は物語開始時点の物は、西洋風のに巨大剣、腕輪の特殊能力は「熱線」、オカルトが増加した際の変化は、本質の「(性的な意味の)大胆さ」が影響して「サキュバス」となる。メンテナンスによる装備更新により2学期に入ってからは、よりしっかりした鎧と前より更に長く大きくなった剣に変化した。
彼女を本来の振り分け先であるAクラスへ入れてあげることが明久の密かな目的だった。その為に努力を重ねクラス一丸となった経緯を知っている事からFクラスに対する思い入れは非常に強い。明久の事が絡むと学年主席の翔子を上回る力を発揮する。原作九巻では数学の試験時間わずか20分で200点越えを果たすなどその能力は学年三位の久保と比べて桁違いである。現在二年生の生徒で総合科目が4000点以上(科目平均400点以上)なのは瑞希と翔子だけである。
島田 美波(しまだ みなみ)
声 - 水橋かおり
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。身長156cm。1993年10月10日生まれ。1年生時からの明久のクラスメート。ドイツ育ちの帰国子女。
勝気な目と髪に大きな黄色いリボンで束ねられたポニーテールがトレードマーク。美形で長身・美脚のモデル体型だが胸は絶壁
「明久を殴る事」が趣味と公言する攻撃的な性格で、明久がセクハラ発言をする度に半殺しにしているが実際は「特別な感情」の裏返しで、いわゆるツンデレ。最近では無意識のうちに明久に関節技を決めていることすらある。第2回(Bクラス戦)の試召戦争で敵に包囲された明久を脅迫し、それ以降「美波」「アキ」と呼び合っている。
なお明久の狂言・行動が原因で文月学園の「彼女にしたくない女子」の第3位にランクインしている。しかし同性には非常に人気が高い。
一人称は「ウチ」。入学当初、ワタシという発言が他の皆に聞き取りづらく日本語での会話がまともにできなかったが故に周囲の誤解を招いてクラス内で孤立してしまう。そんな中で邪険に扱ってるのに不器用ながらも自分に接してくる明久の真意を理解したことで友人となり、その時から呼び方を変えるようになった。また、その時から明久のことを気にかけてはいたが、決定的に惚れたのは明久が美春に対して、いつも男友達のように扱っている自分のことを「魅力的な女の子」と告げていたことから(康太の録音を盗み聞きしていた)。現在では日本語での会話ぐらいは無難にできるが、未だに混乱するとドイツ語が出てくる癖は直っていない。
瑞希と同じく明久の女装姿を気に入っており、ムッツリ商会から明久の女装姿の写真や抱き枕を頻繁に購入している。
本来ならBクラス以上の学力を持つもドイツ育ちで漢字が読めないため問題文を理解できず、結果として殆どの教科の点が低い。古典の点数に至っては1桁、但し数学は漢字を使わないのでまだ得意。
バカテストでは一部の問題では模範回答だが、その他では漢字か読めないためか珍回答になる。
両親が仕事で不在がちな為家事全般を引き受けており、料理は上手である。しかし明久の腕前を知ってからは少々自信喪失ぎみ。
召喚獣の装備は、物語開始時点から(漫画版では1年時から)の物は軍服にサーベル、オカルトの比率が増加した際の変化は、「のごとき部位」という本質が影響、「ぬりかべ」になった。メンテナンス更新により2学期は騎士鎧にランス(オカルト版同様本質が影響されて、盾代わりのまな板にならないかと心配していた)。
「このライトノベルがすごい!」2009年度版女性キャラ部門26位。
坂本 雄二(さかもと ゆうじ)
声 - 鈴木達央
文月学園高等部の2年生。Fクラス代表。1年生時からの明久の悪友で相棒。180cm強の長身と精悍な顔立ちを持つ不良少年。神無月中学校出身。集団の統率力に優れ、個性が強すぎるFクラスを巧みに操縦する。
幼少時代には「神童」の異名をとり、現在学年首席の地位を誇る翔子よりも高い学力を持っていたが、中学生時代に勉強を全くせず体を鍛えていたため現在はその面影は微塵にも感じられない。中学生時代は喧嘩で鳴らしていたため今も尚「悪鬼羅刹」の名で他校の不良達に恐れられている。
「勉強すること」に意味を見出さず、基本的に己の欲望や保身以外には行動しない無気力な性格。しかし一度やる気を起こせばその頭脳は現在でも「神童」そのもので、明久をいとも容易く罠に嵌め、試召戦争その他に様々な知略・謀略を巡らし、必要があれば自らが動いて計略を成功へと導く。喧嘩腰の相手には「パンチから始め、キックで繋ぎ、プロレス技で締める交渉術」を使用する。
幼馴染の翔子から小学生の時のある事件がきっかけでずっと好意を抱かれており、Aクラスとの試召戦争で敗北した時の条件により彼女と交際する事となってしまう。更に学園祭で明久の策略により婚姻届に判を押されてしまい交際返上と婚姻届の奪取のためAクラスへのリベンジを目指して学力を上げており、現在では元神童という事もありほぼ全科目でAクラス並の学力になっている。
翔子が自分に寄せる好意はあくまで「勘違いからくる好意」だと主張しているが、召喚テストで翔子の胸に抱かれた際は、本音を喋る召喚獣が嬉しがっていた。明久には「翔子が相手だと冷静に物事を考えられていない」ことを指摘されていたり、瑞希には「他の事は凄く気が回るのに、翔子ちゃんにだけはとても不器用」と分析されている。
明久とは1年生時からの悪友であり相棒的な存在だが、明久に対する仕打ちはFクラスのメンバーの中でも特に酷く、試召戦争の宣戦布告の使者が袋叩きにされると予想していながらその役をやらせたり、鉄人やその他の教師から逃げる為の囮に使うなど散々な扱いをしている、が、なんだかんだ言って仲良し。天然ボケな母親には苦労しており、明久が自分と同じく家族に苦労していることがわかると珍しく同情しフォローを入れた。また、その母親が反面教師になっている故か、小学生の頃から料理の知識も身に付けており、その腕前は自らも料理が非常に上手い明久をもうならせるほど。いつも明久とつるんでいる為に同性愛妄想癖のある生徒には明久の「恋人」と認識されている。
バカテストでは模範解答のときもあれば珍回答の時ある。
召喚獣の装備は物語開始当初の装備は改造制服にメリケンサック(ほぼ素手である為明久には雑魚と言われた)で、オカルトの比率が増加した際には本質「野性」が影響した「狼男」となり、2学期のメンテナンス後の新装備は学力が大幅に上がったにもかかわらず防具は今までの物に虎の刺繍が追加されただけ、明久とは違い武器も変化したが、メリケンサックから棒に変わっただけであった。また代理召喚型(点数を使いフィールドを発生させる能力を持つ)の白金の腕輪を持っており、試召戦争の際には不利な状況で使用しフィールド干渉で戦闘を回避したり、教師の許可が得られないような作戦を実行するのに役立っている。
木下 秀吉(きのした ひでよし)
声 - 加藤英美里
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。1年生時からの明久の友人。名前の由来は豊臣秀吉とその旧名・木下藤吉郎から。
演劇部に所属しており、特技は声帯模写で女声も男声も自由自在。Fクラスに所属しているのは演劇に入れ込み過ぎて普段の学業が疎かになっているため。 Fクラスでは数少ない常識人だが、そのためアクの強い友人達に振り回されがち。一人称は「わし」で、語尾に「〜じゃ」をつけるなど古風な言い方が特徴。
「稀代の美少女」「第三の性別"秀吉"」と称される程の美貌の持ち主だが、れっきとした男性である。その可愛らしさは新聞部主催の「女装が似合う男子生徒ランキング」にてノミネートされたが物言いがつき、審議の結果「アンフェアである」としてランキングに反映されなかったほどで、すでに男の娘というワードが浸透しているにもかかわらず、ファンの間ではあくまで"秀吉"という属性で扱われる。遂には女性陣からも完全に性別を忘れられつつあり、姉の優子と玲だけが彼を男子として認識している。
明久と同様に写真を裏で売買されており、相場はアキちゃん(明久)の5倍。本人は男子扱いされないことを遺憾としているが明久に好意を示されると頬を染めたり、明久が康太の女装を褒めた時は反射的に彼の頭を叩き不機嫌そうな表情を見せたり、バカ友達と言われて嬉しがったり、召喚テストの際には召喚獣を明久に飛び付かせようと考えたり、「嫁」と言われたら「婿だ」と返すなどの微妙に論点のずれたツッコミを入れ、明久の事を好きだという噂はデマだろと言われ返事に困る等、度々明久に対し特別な感情を抱いているような節が見うけられる。
他のFクラスの主要メンバーと違いこれといった得意科目や召喚獣の特殊能力がないため、試召戦争では戦闘員としては目立たない。代わりに戦闘外の駆け引きや策略、指揮において演劇部としての特技を重用されることが多く、本人が乗り気でなくともいざ状況が始まれば過度の演劇魂のせいで役割を完璧に演じてしまう。
可憐な外見に似合わずジャガイモの芽を食べても平気な「鉄の胃袋」を持っているらしいが、瑞希の弁当の前にはあえなく轟沈した。
召喚獣の装備は、物語開始時からの物は薙刀、オカルト比率増加状態では本質の「可愛さ」が影響した「猫又」となり、メンテナンス更新後のは刀に新撰組の羽織となった。
「このライトノベルがすごい!」2009年度版総合1位(男性キャラ部門1位、同時に女性キャラ部門10位)。2010年度版男性キャラ部門1位、女性キャラ部門7位、2011年度男性キャラ4位。
土屋 康太(つちや こうた)
声 - 宮田幸季
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。1年生時からの明久の友人。身長162cm、体重48kg。AB型。並外れたスケベ心とそれを隠そうとするひたむきな姿から「ムッツリーニ(寡黙なる性識者)」と呼ばれる。
ほぼ全ての台詞の頭に「……」が付くほど寡黙な性格。明久と同等のバカだが性に関する知識だけは豊富かつ貪欲で、しかし実際には妄想ですら致死レベルの鼻血を噴くほどウブ。故に身の危険がさらされる可能性が高いイベント時は、輸血パックを持参している。1年時は情報操作と隠密行動で一部の生徒以外に「ムッツリーニ」であることは知られていなかったが、Fクラスになった初日に雄二にバラされその際における行動により完全に認知され、以降は異名のほうが浸透し本名を忘れられつつある。
本質はともかく、やや幼い外見と前述のひたむきな姿から秀吉ほどではないものの、周囲からはかわいい等と評されることが多々ある。
裏ではムッツリ商会を営んでおり、明久や秀吉の写真や抱き枕等の販売元。それらの売り上げはデジカメ、盗聴機材などの情報収集などの資金になっている。
保健体育の実力はAクラスで同じく保健体育が得意な工藤愛子を瞬殺し、とある目的のため努力すれば教師を凌ぐほどの点数も取れる。しかし、それ以外の科目は壊滅的で、学年最下位の明久をも下回る。また、料理や裁縫なども得意で本人曰く「紳士の嗜み」だが全ては下心の副産物。現代に蘇った忍者と称される「情報屋」で諜報盗撮&盗聴等)・探索暗殺ピッキング技術に優れ裏方のエキスパートとして常時・戦時共に重宝されているがその行動のほぼ全てが法に触れる技術である為、バレたら一巻の終わりの綱渡り人生。
上記の通り試召戦争においては保健体育以外ほとんど戦力にならないが、作中では雄二の優れた指揮や巧妙な作戦のおかげで保健体育の強さを発揮する機会が多く、また自身の持つ特殊技能を使って偵察や状況報告、破壊工作を行う(邪魔な人物をもっとも効率的な方法で排除する)ため貢献度は高い。
バカテストでは珍回答側に回り、たびたび先生の度肝を抜く回答をしている。最近は先生が土屋の考えていることが分かるようになっている。保健体育の問題の時は詳しすぎる説明をした。
召喚獣の装備は初期の物は小太刀二刀流の忍者装束、腕輪の特殊能力は「加速」。これによる高速での移動と攻撃を得意とする。オカルト増加時は、その血と女への渇望が影響し、「ヴァンパイア」となるその際にも腕輪の能力は健在で、狼に変身して高速で攻撃することが可能。メンテナンスの合間の試験運用の際の半自立行動時の際、本体と全く同じ行動を起こすため特に興味を持たれなかった。2学期のメンテナンス後は上忍相当の服装に昇格した。
その他の生徒
須川 亮(すがわ りょう)
声 - 後藤啓介
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。陽動作戦が得意だが損な役回りが多い。中華料理に並々ならぬこだわりがある。校内新聞で取り上げられるほど失恋回数が多い。その為、Fクラスの異端審問会・通称FFF団の会長を務めており女子と縁のある明久と雄二に理不尽な制裁を行うが、自分の身を挺して守るなど基本的には仲間想いな性格である。
召喚獣の装備は道着(白帯)に。オカルト版は、「ゾンビ」。影響した本質は「腐った根性」。ちなみにFクラス無名生徒(FFF団員)の召喚獣もすべてゾンビ化した。
横溝 浩二(よこみぞ こうじ)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。一回秀吉にデートに誘いFFF団に粛清されたが、懲りずに姉である優子に告白をしたが(その時秀吉と優子は入れ替わってた)断られる。そして、FFF団に追われる。
福村 幸平(ふくむら こうへい)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。損な役回りが多く、召喚野球大会では姫路の牽制球を常村と一緒に召喚獣が吹っ飛び(その時ラフプレーがあったためフィードバックされるようになってた)高橋教諭の召喚獣プッシュバントで召喚獣がDEADになり、さらに高橋教諭の召喚獣の打球が当たったりしている。
朝倉(あさくら)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。本編でちょいちょい名前が出てくる。しかし、お化け屋敷勝負では3Aと戦うが、有働と一緒に得点が出される前に勝負がついた(もちろん負け)。美波と明久が付き合っているという噂が出た時、先生の科学の問題の答えを「吉井の鼻に塩酸を流し込みます」といった。
有働(うどう)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。本編でちょいちょい名前が出てくる。お化け屋敷勝負では3Aと戦うが、朝倉と一緒に得点が出される前に勝負がついた(もちろん負け)。美波と明久が付き合っているという噂が出た時、先生の科学の問題の答えを「吉井の目と鼻に濃硫酸を流し込みます」といった。
手塚(てづか)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。出番は一回でセリフも一言だけのいわゆるモブキャラ。ちなみにセリフは「吉井コロス」(明久がラブレターをもらったと知った時に出席確認でいった)。
藤堂(とうどう)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。出番等は上記の手塚と同じ。ちなみにセリフは「吉井コロス」。
戸沢(とざわ)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。出番等は上記の手塚と同じ。ちなみにセリフは「吉井コロス」。
新田(にった)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。出番等は上記の手塚と同じ。ちなみにセリフは「吉井コロス」。
布田(ぬのた)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。出番等は上記の手塚と同じ。ちなみにセリフは「吉井ブチ殺す」。
根岸(ねぎし)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。出番等は上記の手塚と同じ。ちなみにセリフは「吉井マジ殺す」。
君島 博(きみじま ひろし)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。7巻に登場。野球大会で出ていたが、あまり活躍できていない。
近藤 吉宗(こんどう よしむね)
文月学園高等部の2年生。Fクラス所属。FFF団に入っている。7巻に登場。野球大会で出ていたが、あまり活躍できていない。

Aクラス

学園最高成績者50人のクラス。男子24名、女子26名在籍。前面には大型スクリーン(電子黒板)が設置され、各生徒には個人用冷蔵庫(食料・お菓子入り)・個人用エアコンノートパソコンリクライニングシート・システムデスクなどが支給され部屋の調度も高級ホテル並みという他のクラスと比べても特権的な設備を誇る。最下位のFクラスを見下すような生徒は(作中での範囲では)意外と少なく、友好的な生徒が多い。ちなみに、アニメでの無名男子生徒の召喚獣は、王冠にマントと、王道RPGに出てきそうな王様の格好。

霧島 翔子(きりしま しょうこ)
声 - 磯村知美
文月学園高等部の2年生。1993年11月11日生まれ。Aクラスの代表で学年首席。
長い黒髪が印象的な寡黙な美少女で、神々しささえ漂うその美しさから男女問わず人気がある。しかし男子からの告白は全て断っており、一部では同性愛者ではないかとの噂が立っていたが、これは幼馴染の雄二を想い続けており、周囲の女性に警戒の視線を向けていたためであった。
Fクラスとの試召戦争に勝利した事で、雄二と名目上の恋人同士となる。普段の落ち着いた振る舞いとは裏腹に雄二へのアプローチは積極的で、正攻法からストーキング紛い、更には法に触れる行為や性的な既成事実の強要等、実に様々な手で結婚を迫っている。既に坂本家の実印を入手し、雄二との婚姻届を作成しているため本人曰くというか実質的に婚約者である。壮絶なまでに嫉妬深く、理由の如何や事の大小、関わった相手の性別を問わず雄二の浮気は決して許さない。
周りから「お嬢様」と呼ばれたり雄二が婿入りを恐れていることから家はかなりの資産家であると思われ、実際に家柄もいいらしい。雄二の母との仲は良好。その割りには雄二への扱いは理不尽そのもので、浮気疑いやセクシーな人物が登場したりすると目潰しやアイアンクローの餌食にしている。雄二との子供の名前はしょうゆと決めており翔子と雄二の名前をあわせたもの。翔子曰く、「味のある子に育つ」。雄二曰く「捻くれものに育つ未来しか想像できない」。また、想像妊娠の意味を取り違えており雄二が翔子のでこにキスをして子供ができたと思いこんでいる。雄二に病院に行くよう言われた際は雄二は精神科のつもりだが本人は産婦人科だと勘違いしている。雄二との関係をきっかけにFクラスのバカメンバーとも親しくなり、Aクラスのメンバーでは最も出番が多い(アニメ版ではFクラス以外の生徒の中で唯一全話登場)。「一生懸命に努力する人物」を好み、ある一件から瑞希とも親しくなる。そしてそれは雄二の事が大好きな理由の一つでもある。雄二を想う気持ちの発端には、小学生の頃のある出来事が関係している。その時に感じた自らの想いに確信を持ち、「雄二のお嫁さんになる」事を夢見て7年経った今もその気持ちは揺らいでいない。
学年首席の名に恥じない学力を誇り、一度学んだことは決して忘れない程の記憶力を持つ。但し雄二から教わった誤答もそのまま憶えているため、そこに僅かな隙が存在する(本来は誤答を教わっても正答を聞いた際に修正されるはずだが、雄二から教えてもらった事と、優先して覚えているようである)。当然鉄人の補習を受けることはないが、アニメでは雄二と補習をやりたいがためにわざと回復試験で0点を取って補習を受けようとした描写もある(本人曰く「雄二がいるなら休みでも来るし、雄二がいないなら平日でも来ない」)。なお恋愛の価値観が極端に偏っており、恋愛に関するバカテストや恋愛相談コーナーでは珍回答続出。
アニメではEDテーマ『晴れときどき笑顔』を瑞希、美波、秀吉と共に歌ったり、発売されているアニメグッズ等に明久達と同様に彼女もメインに描かれていたりなどメインキャラクターに格上げされている(原作の方も試召戦争時以外では出番が非常に多くなってきている)。
召喚獣の装備は武者鎧に日本刀。
工藤 愛子(くどう あいこ)
声 - 南條愛乃
文月学園高等部の2年生。水泳部所属。スリーサイズは78・56・79
ベリーショートでボーイッシュな容姿のボク少女。1年生の終盤に転校してきた。康太と同じく保健体育を得意としており、「実践派」を自称している。しかしそれでも康太には敵わず大差で敗れ、それからはライバル的な存在となった。
奔放かつ賑やかな性格で他人をからかうのが好き。特に性に関してはかなり奔放なため、担任の洋子からは冗談混じりに「彼女を学園のプロモーションビデオの中心にした場合、放送禁止用語の検閲やモザイク等の処理が必要になる可能性がある」と言われている。セクハラめいた言動で明久や康太をよく弄っているが、それらを除けば登場人物の中では常識人の部類であり、主要キャラクターの女性中、唯一(セクハラ攻撃で失血死の危険があるムッツリーニを除いた)男性陣に対して肉体的な危害や死に至らしめる危険な行為を加えていない。また、翔子や利光同様Fクラスの生徒たちに友好的。
康太とは同ジャンルで事ある毎に対立するが保健体育コンビとして組むこともあり、二人揃った時の戦闘力はかなりのもの。互いに興味ない素振りを見せるも5巻では彼に好意があるのでは?と女性陣に詰問されて激しく狼狽した描写がある。なお彼の女装は気に入っているらしい。
スパッツを常備しており、さらに本人曰く常にノーブラ。形が崩れないよう、毎晩念入りにマッサージしているとのこと。
召喚獣の装備はセーラー服に大斧。腕輪の能力は大斧に電気の付加。オカルト版は「のっぺらぼう(のっぺらぼうの尻目)」。影響した本質は「顔がない⇒素顔を見せない」のように思われたが実際は「見せ(脱ぎ)たがり」。特殊能力なのかは不明だが一瞬で全裸になって敵を倒し、また服を着るという早業を見せた。
久保 利光(くぼ としみつ)
声 - 寺島拓篤
文月学園高等部の2年生。学年次席でAクラスにおける男子の代表格(但し瑞希が途中退席したためであり、実質的には第3位)。メガネをかけており冷静と、典型的なガリ勉男子の風貌をしている。名前の由来は大久保利通
冷静で落ち着いた性格のクールガイ。決して人当たりは悪くなく明久達にも友好的だが、担任の洋子からは翔子と同様に愛想に欠けると評されており、それ故に学園のプロモーションビデオの中心には不向きとされた。実は同性愛者で明久に惚れており、彼が関わると我を忘れてしまう(以前は普通に女性が好きだったらしいが、性癖が変化した理由は不明)。かつては自分の性的嗜好に悩む節もあったが、強化合宿での明久の啖呵を曲解しカミングアウト。以来ムッツリ商会のお得意様になっている。また最近は明久に催眠術をかけて言いなりにしようとするなど、美春とは別の意味で人の道を踏み外しつつある。良光という弟がいる。
通常時の召喚獣についての描写は今のところ無い(アニメ版での装備は鎧と袴と二振りの大鎌)。オカルト版は「迷ひ神(迷わし神)」。影響した本質は「人としての道に迷っている」(ちなみに同じく人の道を外している美春も同様の影響を受けている)。
原作者曰く、実は最初の予定ではゲイにはならずにラスボス的なキャラクターになるはずだった。アニメ版では出番が増えているがコミックリリーフとしての役割が強くなり、同性愛者の面が更に強調されており、最終話付近ではもはや変態と化してしまっている。
木下 優子(きのした ゆうこ)
声 - 加藤英美里
文月学園高等部の2年生。秀吉の双子の姉で、二卵性にもかかわらず瓜二つの容姿を持つ。
明るく社交的で愛想の良い優等生。その模範的な生徒像は学園のプロモーションビデオの主役に抜擢されたほど。しかし家ではかなりのズボラで常に下着かジャージ姿で生活し、弟(秀吉)への折檻でありとあらゆる関節を逆方向に曲げるなどかなりバイオレンスな性格。また隠れ腐女子であり、秀吉によると家には通販で購入した大量のBL本が溜め込まれているらしい。そうした実の姿を外では微塵にも出さない点から、自分も弟と同様に大層な演技派である事は自覚している。雄二と明久(アキちゃん)の関係については応援するらしい(Dクラス玉野談)。
自分まで変な目で見られるため秀吉が何かにつけて女装することを快く思っておらず、発見した場合は即座に(人目のない所へ行き)折檻する。また同じ容姿だというのに弟の方が(男子に)モテるらしく、その事に対して若干嫉妬している面も見られる(もっともこれはバカな男子生徒達に対するジレンマのため)。
上記の3人に比べFクラスとの交流は少なく、明久達バカメンバーにも基本的には冷たく接している(ただ本人の性格上、表に出すことは無い)。
Aクラスが学校の模範と言う考えを持っており、それ故にFクラスとの二度目の試召戦争に勝利したにも拘らず、勝ち方の問題から翔子と共に再戦を申し出たこともある(その問題の勝ち方は、自らがやった事であったが)。
アニメ版ではFクラスを見下した発言が目立ち、弟の秀吉との関係もやや不仲に描かれており、原作と違って秀吉の女装を見つけては折檻を行う、といった行動もしていない。それまでの高圧的な態度の報いの如く、二度目のFクラス戦では明久の宣戦布告が原因で(雄二の差し金)腐女子であることを暴露されてしまうという制裁を受けた。
召喚獣についての描写は特に無し(アニメ版での装備は西洋鎧にランス)。
佐藤 美穂(さとう みほ)
声 - 平田真菜
文月学園高等部の2年生。Fクラスとの試験召喚戦争に二番手として登場し、明久を瞬殺。
アニメ版で描かれた外見はボブカットメガネっ子で、召喚獣の装備はネイティブアメリカン風の衣装に鎖鎌(漫画版ではカンフー着に鎖付鉄球)。ほぼ名前のみの登場だった原作と比較すると出番が増えている。

Bクラス

設備の詳細は不明だが、エアコンは存在するらしい(雄二の策略によりDクラスに室外機を破壊されたが、以後どうなったかは不明)。なお雄二曰く(代表が代表なだけに)あまりまとまりが無いとのこと。

根本 恭二(ねもと きょうじ)
声 - 宮崎寛務
文月学園高等部の2年生。Bクラス代表。卑怯な手段を使う事で有名。Fクラスとの試召戦争の際はFクラスのシャーペンを折るなどの妨害工作や教師の拉致・人質をとるなどの行為を指示したが瑞希をラブレターで脅迫していたことが明久の逆鱗に触れ(恋人持ちが発覚し、Fクラスに巣食うFFF団の逆鱗に触れ)、明久の後先考えない行動(壁の破壊)と雄二の作戦の前に敗北。おまけに日頃の行いの悪さが災いし見限ったBクラス生徒に女装姿を納めた根元恭二写真集「生まれ変わったワタシをみて!」を作られてしまう(このことからクラスメートからの評判や人望も普段から悪かったと推測できる)。
ちなみに文化祭ではこの写真集が原因となり付き合っていたCクラスの友香に別れ話を持ちかけられ、実際に別れたかはしばらく不明だったが8巻で完全に破局したことが明らかになった。明久からは友香と揃って嫌なカップルと評された。その後の扱いも雄二に盾にされる等散々。
アニメ版で描かれた召喚獣は、数珠で繋がれた二対の大鎌に陣羽織を羽織った武将風の出で立ち(漫画版では大きな羽飾りのついた騎士風)で、敗戦後はインパクトを重視した為か女装がデフォルトになる。
岩下 律子(いわした りつこ)
声 - 平田真菜
文月学園高等部の2年生。長髪であり、真由美とは仲が良い。数学が強いようだが1巻では瑞希に瞬殺され、2巻では116点差をつけていた明久に弄ばれた挙げ句敗北している。明久曰く、召喚獣の扱いには慣れていない模様。
召喚獣の装備は西洋風の鎧と剣(漫画版では忍者装束とクナイ、召喚大会では忍者刀を使用)。
菊入 真由美(きくいり まゆみ)
声 - 中上育実
文月学園高等部の2年生。律子とは仲が良く、同じく数学が強い。1巻では瑞希に同じく瞬殺され、2巻では得点が上回る雄二に敗北している。
召喚獣の装備も律子のものと似た西洋風の鎧と剣(漫画版では律子のものと似た忍者装束クナイ、召喚大会では二丁クナイを使用)。

Cクラス

元々の設備の詳細は不明だが、1巻で雄二の策略によりAクラスに戦争を挑み敗北、Dクラスと同じ設備になる。現在は二学期になり、元の設備に戻っている。

小山 友香(こやま ゆうか)
声 - 五十嵐裕美
文月学園高等部の2年生。Cクラス代表。茶道部所属で、また明久曰くバレー部のホープでもあるとのこと。恭二の彼女であったが文化祭での試召大会の際に雄二の作戦によって彼の女装姿の写真を入手。試合終了後別れ話を持ちかけており実際に別れたのかは長らく不明だったが、8巻で明久から付き合っていることを指摘され「それ以上言ったら殺すわよ」と言ったり、雄二とのやりとりで「(前略)…あの男は、もう御免だけどね」と発言しており完全に振ったようである。
ちなみに好きなタイプは頭の良い男(お勉強ができる人と言う意味ではない)で、根本と付き合っていたのも彼の卑怯さを勝つための合理性と考えていたため。頭の良さから雄二に気があるような発言もしている。
狡猾な策略家である恭二に比べると感情的で短絡的な面があり、雄二の策略で秀吉が優子の振りをして挑発してきたことに対し冷静になれずヒステリック気味になり、大した勝算も無しに戦争を挑んで返討ちにされてしまっている。また、明久と雄二に対して本人達を前に堂々とバカコンビと罵る等、恭二ほどではないものの、性格は良くない。
しかし、その分他人の感情を操ることもでき、Fクラスの嫉妬深さを利用してFクラスに不和を招きその隙を突いて試召戦争を仕掛けるなど侮れない部分も存在する(なおこれは3年の小暮葵の入れ知恵であった)。
女子風呂の覗きの件で明久たちの部屋に押しかけたときも大勢の女子の中で発言をした数少ない一人である。
黒崎 トオル(くろさき -)
文月学園高等部の2年生。3巻で明久たちを直接援護した生徒の一人。女子風呂の覗きに対するノリが良すぎて、べらんめぇ口調になっていた。因みに2巻に名前だけ登場している。
野口 一心(のぐち いっしん)
文月学園高等部の2年生。3巻で明久たちを直接援護した生徒の一人。彼もノリでべらんめぇ口調になっていた。因みに2巻でトオルとペアを組んで登場している。8巻ではFクラストップの雄二を倒しに前線に現れるも、白金の腕輪の「干渉」に阻まれる。
遠山 平太(とうやま へいた)
文月学園高等部の2年生。8巻でFクラストップの雄二を倒しに前線に現れるも、経験の差からか物理で40点ビハインドの明久にいなされ、同じく白金の腕輪の「干渉」に阻まれる。
山下 清美(やました きよみ)
文月学園高等部の2年生。8巻でFクラストップの雄二を倒しに学校の屋上まで追いかけてきた一人。しかし、秀吉の声真似により、同様に追いかけてきたFクラスのメンバーに邪魔される。

Dクラス

「ちょっと貧しい普通の高校レベル」の設備を持つ。エアコンは無い。それ以外の詳細は不明だが、クラス代表の態度からFクラスとの落差は相当激しいようである。アニメ版では対Aクラス戦(二回目)にて個人個人所有の液晶を持っていたことから、そこそこの設備のようである。

清水 美春(しみず みはる)
声 - 竹達彩奈
文月学園高等部の2年生。縦ロールをツインテールにしている。家は駅前の人気喫茶「ラ・ペディス」。
筋金入りの同性愛者で好みのタイプは細身の貧乳美人。そのため美波に惚れており、彼女のことを(同学年なのに)「お姉さま」と呼び慕っている。なお男は自分の父親も含めて全て「豚」呼ばわり。美波をものにするためには手段を選ばず、隙あらば保健室のベッドに連れ込もうとするなどのストーカー紛いの行動が目立つ危険人物。6巻以降は美波に対しての執着が極限に達すると言語能力も怪しくなり、全身から発する邪悪なオーラから「新種の召喚獣」と勘違いされる有様となる。
盗撮や盗聴が得意という裏の顔を持ち、校内で秘密裏に売買して利益を得たり邪魔者を脅迫したりしている(それでもムッツリーニには大きく劣るようで、彼からよく妨害を受けている)。かなり年季が入っているようで以前母親にばれて文字通り尻にお灸をすえられた為、いまだに火傷の跡が残っている。
美波が明久へ好意を抱いていることを知っている為に明久殲滅を画策しており、殲滅作業と称して隙あらば明久に対しボールペンや分度器など文房具を投げつける。
バカテストでは珍回答側にまわっている。
ちなみに、「文学少女」シリーズとのコラボ「文学少女と殺された莫迦」では、美波が琴吹ななせと親交を深めた事を浮気と勝手に判断し、自らも偶然現れた井上心葉(女装)と浮気した事がある。
召喚獣はグラディウスを手にロリカ・セグメンタタを身につけたローマ兵風の装備。オカルト版は利光と同じ理由で「迷ひ神(迷わし神)」。
平賀 源二(ひらが げんじ)
声 - 岡本信彦
文月学園高等部の2年生。Dクラス代表。瑞希に瞬殺された人第1号。名前の由来は恐らく平賀源内
当初はFクラスを侮っていたが試召戦争で敗北した後は素直に負けを受け入れ、Fクラスの実力を認めた。代表ではあるが、強化合宿での集団覗き事件以来、クラス内での発言力は美春を中心とした女子グループより低い。
アニメ版で描かれた召喚獣は、バスタードソードを構え、軽装のプレートメイルマントを身につけた王道の勇者スタイル。
玉野 美紀(たまの みき)
文月学園高等部の2年生。1巻の試召戦争での近衛部隊の一員。亮に携帯電話の番号交換を迫られたことがあるが、本人はアキちゃん(/明久)に恋愛感情を抱いている。8巻でついに空き教室で半アキちゃん姿(ウィッグ装着でパンツ(男物)一丁状態)の明久に告白するも、(なぜかアキちゃんではなく)明久が雄二のことが好きと誤解し振られる。康太のBクラス生徒を「暗殺」する際に使用したアキちゃんの写真もちゃっかり観に来ている。優子が隠れ腐女子だという事も知っている。
外見は三つ編み(漫画版ではショートカットで、前髪を髪留めで留めている)で明久曰くおっとりとした様子。だが実際の性格は逆で、告白時に明久に「(前略)吉井君もあの子(アキちゃん)の魅力に気付くべきだと思う!」とやや矛盾した熱弁をしていたりと、明久を目の前にすると所謂トランス状態になる。しかしながら告白の練習を家で何度もしたりと、慎重な性格でもある。
明久の半裸の姿を目撃したこともある他、告白する際には明久の女性用・男性用制服を力ずくで奪ったこともある。Dクラスの中では美春に次いで(台詞だけがほとんどであったが)出番が多い。明久の呼称も安定しておらず(総受け君、子猫ちゃん等)、この好意によるためか、国語の人物の心理を読み取る問題では珍回答側に回ってしまっている。
召喚獣の装備は本編では刀を持っている事が描写され、防具は不明(漫画版では弓道着に弓矢)。八巻のあとがきイラストでは杖にウィッチハットを装備した魔法使い型の召喚獣が描かれており、剣士・射手・術師のどれが公式なのかははっきりしていない。

Eクラス

雄二曰く「体育会系クラス」。部活を中心に学園生活を送っている生徒が殆どで部活に打ち込んでいるため成績は悪いが、体力や運動神経はかなりのものらしい。部活に念頭を置いている生徒が多いため、試召戦争にはあまり興味が無い模様。アニメ版ではFクラスと最初に試召戦争を行ったクラスである。

中林 宏美(なかばやし ひろみ)
声 - 髙山ゆうこ
文月学園高等部の2年生。Eクラス代表。テニス部のエース。黄色いヘアバンドをし、耳から下の髪をウェーブ(ソバージュ)にしている。明久は7巻で野球で敬遠すべきところをデッドボールにするのを見て、「どこかおかしい人」と内心で称した。7.5巻では利光に好意を持っている事が発覚。しかし、とある理由により強制告白&フられてしまう。これが明久を憎む原因となり、7巻で初対面の明久に怒り気味で接触した理由となっている。アニメでは第1話で原作よりも早い段階で登場した。
召喚獣についての描写は特に無し(アニメ版での装備はキャッチャー用のプロテクターに右手にバット、左手にミット)。
古河 あゆみ(ふるかわ -)
文月学園高等部の2年生。強化合宿4日目の女子風呂覗きで、明久たちの部屋の近くで展開されていた女子部隊で先行してきた女子の一人。しかし雄二に一撃で倒されている。2巻では名前のみ登場し、7巻ではデッドボールで明久の召喚獣を倒した人物である。1年時には瑞希と同じクラスであった。
三上 美子(みかみ よしこ)
声 - 真中桂子
文月学園高等部の2年生。Eクラス所属。
アニメ版にのみ登場するオリジナルキャラクターで、Eクラスにおけるサブリーダー的存在。第1話にてFクラスの3名(美波、秀吉、康太)相手に一人で数学勝負を受けるが敗北し、アニメ版での戦死者(補習室行き)第1号生徒となった。
召喚獣は貫頭衣に魔法書を携えた魔法使い風の姿。

3年生

常村 勇作(つねむら ゆうさく)
声 - 岡野浩介
文月学園高等部の3年生。Aクラス所属。ソフトモヒカン。俊平と合わせて常夏コンビ(雄二が命名し常夏の常)と呼ばれている。行動は不良少年そのものだがAクラスにいるのも納得な学力を誇り、物理においては学年トップクラス。
志望大学への推薦状を条件に教頭の学園転覆計画へ加担、明久と雄二の試召大会優勝を妨害するため俊平と共に暗躍する。試召大会の決勝戦では明久達と直接対決するが敗退。以降はストーリーの敵役として2年Fクラスと随所で対立する。
非常に口が悪く行動も粗暴。雄二にも匹敵する悪知恵を誇り、戦闘では汚い手段も平然と使う。俊平と比べれば幾分か冷静で、自分から誰かを虐げることは少ない(いつも最初は俊平)。同性愛者ではないはずだが秀吉に心底惚れており、6巻の肝試しの時に告白したり(秀吉は悲鳴をあげトラウマになる)7.5巻で秀吉への愛を捧げる歌(毎晩秀吉がうなされるようになった)を作っていたりする。7巻では最初に瑞希の危険球の餌食となった。
召喚獣の装備はオーソドックスな剣と鎧(明久曰く良質)。オカルト版は、馬頭。影響した本質は「弱者を虐げる意地の悪さ」。
夏川 俊平(なつかわ しゅんぺい)
声 - 小野友樹
文月学園高等部の3年生。Aクラス所属。坊主。常夏コンビの片割れ(常夏の夏)。勇作と同じく行動は不良ぶっているが学力は高く、物理においては学年トップクラス。
初登場時、早々に雄二の交渉術でひどい目に遭い、明久達への妨害がばれた際、頭にブラジャーを接着剤で付けられた。また6巻での肝試しの時にはゴシックロリータ服を着て、2年生の多数に精神汚染を引き起こした(その後に自身の姿を視認、自爆)。明久たちからは変態と認識されている。7巻で瑞希の危険球に対して明久に助けを求めたが、結局粉砕されている。
呼び方は様々で(獲物先輩以外は明久が呼んだ)常夏コンビの片割れ、常夏先輩、変川先輩、変態先輩、夏川変態、獲物先輩(これは7巻の瑞希の球の餌食になりそうな時雄二に助けを求めたときに呼ばれた。)
召喚獣の装備は勇作と同じような剣と鎧。オカルト版は、牛頭。影響した本質も勇作と同じ。
小暮 葵(こぐれ あおい)
文月学園高等部の3年生。Aクラス所属。茶道部と新体操部に所属している。外見について、明久曰く「タイプで言うと霧島さんに一番近い」とのこと。
初登場は6巻で、その後は8巻で名前のみ登場。6巻でのFクラスとの交流を活かし、後輩の2年生Cクラス代表の作戦に暗躍した。
高城(たかしろ)
3年Aクラス所属。原作第7巻と9巻で苗字のみ登場。瑞希に匹敵する学力を持ち雄二に匹敵する知謀をめぐらせる。原作第9巻で同じクラスの小暮に作戦を伝え2年Fクラスを苦しめた張本人。試召戦争のルールを利用して瑞希を排除しようとしたが失敗に終わった。
金田一 真之介(きんだいち しんのすけ)
7巻に登場し、野球大会で瑞希の召喚獣が投げたボール(危険球)で元の点数が分からないまま召喚獣が帰らぬ人になった(ネクストバッターサークルにいた)。ちなみに久保曰く「かなりの点数」らしい。

放送部

新野すみれ(にいの -)
声 - 平田真菜
放送部員という点だけ判明しており、学年・クラスは不明。Blu-ray、DVD第3巻の映像特典「バカ限定女装コンテスト」に登場。

学園関係者

藤堂 カヲル(とうどう - )
声 - 仲村かおり
文月学園の学園長にして試験召喚システムの開発者。狡猾で年の分だけ駆け引きに長けており、自分の目的の為には教師や生徒をも欺く食わせ者。もともと研究者であるため教育者にあるまじき言動が目立つ。
学園の性質上イメージの低下を極力避ける必要があるため、問題が起きたら解決よりも隠蔽を優先する。学園を自身の開発した発明品の実験場のように考えており、特に召喚システムに関してはトラブルで生じた事でも目新しい要素があればデータ収集と称して生徒に試運転させたり、行事にかこつけて衆目へそれを披露したがる子供のような面もある。
生徒を例外なく「ガキ共」と呼び、対して明久と雄二からは「ババア」「ババア長」等と呼ばれている。文字通り生徒の事はガキ扱いしかしないが反面責任感が強く、自分の非を認めた場合には喩え生徒相手であろうとも頭を下げる一面がある。また「教える側にも相応の学力が必要」という教育理念を持ち教師にも試験を義務付けるなど意外と教育者らしいところも見せる。
3巻では2年生男子全員(全員を停学にするおまけ付きで)の前でセミヌードを披露した。当人によれば生徒と関係を持つつもりは無いらしい(明久達には願い下げだと言われたが)。姫路が明久に好意を寄せている事に気づいており、アニメ8話で試験召喚システムの復旧を託された明久の召喚獣と暴走した姫路の召喚獣が戦った際、回復試験でわざと0点を取る事で自分の召喚獣を倒させて復旧の手助けをした彼女が一人で補習に向かおうとした時、彼女の召喚獣との戦いで残り6点まで消耗していた明久の召喚獣に「端数にしがみつくな」とゲンコツを喰らわして戦死させ、二人が一緒に補習を受けられるようにした。
西村 宗一(にしむら そういち)
声 - 大塚明夫
生活指導の鬼として恐れられる教師で、Fクラスが試召戦争に敗北したことで担任教師となる。通称「鉄人」。
明久と雄二を問題児としてつねにマークしており、特に明久に対しては雑用でこき使うことが多い。意外に勘が鋭く、登場人物の中で唯一、食べる前に瑞希の料理の危険性に気付いた。
趣味が(あだ名の元でもある)トライアスロンという超肉体派教師でその鍛え上げられた筋肉は最低成績ですら普通の人間の数倍の怪力を持つ召喚獣と互角に渡り合い、明久の頭を片手で鷲づかみにして振り回した挙句握力と謎のオーラで頭にヒビを入れるほどの力を持つ。レスリングの心得もある。夏期補習ではFクラスの生徒が暑さで耐え切れず背後で脱走しようとするのを気配で感じ取るなどの人間離れのスペックを有している。生活指導室を根城にしており、「規律を乱すものには鉄拳制裁」という教育方針から全学年のほぼ全生徒に恐れられている。試召戦争の時は補習室の管理をしており、戦死者は鬼の補習によって「趣味が勉強。尊敬するのは二宮金次郎」という理想的な生徒へ洗脳される(この補習は拷問であると恐れられている)。またそのイメージとは裏腹にかなりの秀才でもあり、教師用テストでは学年主席や担当科目の教師以上の点数(世界史で741点)を取っている(前述の運動神経に加え、英語や物理の授業をしている描写もあるので、完全なる全科目対応オールラウンダーである)。その力は学年主任の高橋をも上回る。そのため試召戦争時は、通常の教師が自分の担当科目のフィールドを展開するのに対して学年主任同様に、いかなる科目のフィールドの展開が可能である。
非常に厳しい反面、教師という職業に誇りを持ち生徒とは常に真摯な気持ちで向き合っている。また意外と几帳面で時間にも正確。生徒相談なども受け持つ気さくな面もあり、アニメ版で明久と雄二が起こした停学にも値する行動に、その理由を察し「悪戯の罰だ」として補習を課すという温情を見せる事もある。
アニメ版では、学園外を含めたどんな場所にいても、召喚獣の点数が0点になると補習のために即座にその場に駆けつけ、生徒を拉致・補修室へ連行する。だが生徒が危険な状況になっていると、率先して駆けつける場面もある、声優関連ネタで段ボール箱を被って移動することや、ダンボール箱を顔につけてマスク代わりにすることがあった。なおアニメでは、第3話途中まで鉄人を演じる大塚がナレーションも兼任していた(福原の項も参照)。
大島 武(おおしま たけし)
保健体育担当の教師。康太や愛子にとっては師匠とも言える存在。体育教師だけあって、屋上からロープを使って教室に突入するといった並外れた行動力を持つ(アニメでは鉄人が行ったが)。しかし原作3巻では康太との保健体育勝負で敗北してしまった。
福原 慎(ふくはら しん)
声 - 津田健次郎
当初のFクラス担任だったが、試召戦争敗北によって鉄人に引き継ぐ。マイペースでうだつの上がらない初老の男性。長年Fクラスを担当していたらしく、教室の対処法を教えていた。
アニメでは3話において、担任としての権限を鉄人に引き継いだと同時に「以後はナレーションに回る」ことを堂々と宣言した。また、5話で社会の教師であることが発覚した。アニメ版では原作に比べ出番が多い。
布施 文博(ふせ ふみひろ)
化学教師。丁寧語で話す。原作では出番が多い。
船越(ふなこし)
数学教師。45歳独身。婚期を逃し、ついには単位を盾に生徒に交際を迫るようになった危険人物。明久に以前近所の「お兄さん(39歳独身)」を紹介された。その後はあまり登場していないため、付き合っているかどうかは全く不明。
木内(きのうち)
数学教師。大会にて明久と雄二の不良っぽい召喚獣が、Bクラス女子を弄んでいるのを見て、審判でありながら、女子側を憐れんでいた。
竹中(たけなか)
声 - 高橋伸也
古典教師。FクラスとDクラスの試召戦争で古典のフィールドを展開するも明久(アニメ版では康太)に謎の呪文(本当かどうかは不明だが、カツラがズレている事を指摘)と囁かれて退散した。
高橋 洋子(たかはし ようこ)
声 - かかずゆみ
学年主任にして2-A担任。通称「高橋女史」。総合科目で7800点弱(学年首席の倍近い点数)、単科で担当教師以上の点数(化学で801点)をとるほどの頭脳と明久を上回る召喚獣の操作技術を持つ才女。
野球については全く知らないようでバットの持ち方を間違えたり、ホームから二塁へ一直線に走ろうとしたりする。加え、召喚獣の点数が高すぎたため、前の走者を追い越してしまった事もある(双方ともルールに則りアウト)。これによりアウトになった際に「納得できません」と発言していた。また、スクイズを「スクール水着の略」と勘違いした事も。それでもバントをしただけで捕球しようとした相手の召喚獣を天に召さすなど、規格外の戦闘力は変わらない。
「バカとテストと召喚獣ぢゃ」では基本的に手のかからないAクラス故に暇を持て余しているらしい描写がある。
召喚獣の装備は軍服に鞭。 3巻では明久に対し、攻撃をし終わった後に全身から痛みを感じさせる程の瞬撃を行った。
遠藤(えんどう)
英語教師。おおらかな性格で多少のことは見逃してくれる心優しい女性教師。雄二が常識はずれな作戦を実行するときによく利用される。
竹内(たけうち)
声 - 真中桂子
Fクラスの現国を担当している。
寺井 伸介(てらい しんすけ)
現国教師だがFクラスは担当していない。洋子に憧れていたが、野球での奇想天外な行動を見てショックを受けた。学生時代に野球をやっていたらしい。
向井(むかい)
古典の教師。空気に乗ってくれる先生。召喚大会で美波が明久に肉弾戦をしかけた際に「反則はありません」と無慈悲に言ってのけた。
竹原(たけはら)
教頭。何らかの理由で学園長の失脚と文月学園の転覆を狙う。受験勉強免除を餌に常夏コンビと結託していた。召喚大会以降は余り目立った行動はしていない。

生徒の家族

島田 葉月(しまだ はづき)
声 - 平田真菜
美波の妹で小学5年生。髪形は姉と違ってツインテール。人懐こい性格でお姉ちゃん子、姉と同じくかなりのS(自覚、悪気なし)。姉へのプレゼントを買おうして所持金が足りず、困っていたところを明久に助けられる(その一件が原因で明久は観察処分者となった)。明久を「バカなお兄ちゃん」と呼ぶが悪意ではなく、単なる特徴として使ったのがそのまま定着した。ヌイグルミのお礼に彼を「お婿さんにしてあげる」約束をしており、すでに彼女の中では婚約者扱い。翔子と同様、姉や明久を通してFクラスのバカメンバーとも親しくなる。アニメでは原作よりも早い段階でFクラスに登場しているが初登場時の時点で明久と面識があるなど対面エピソードは省かれている(その際のナレーションが「その馴れ初めはまたの機会に」)。
坂本 雪乃(さかもと ゆきの)
雄二の母親。雄二と血縁を疑うほどに穏やかな物腰の女性。40近い実年齢に対しどう見ても20歳程度にしか見えず、よく女子大生と間違えられるが夫と息子は毛ほども信じていない。
すさまじい天然ボケであり、雄二曰く「一緒にいるとツッコミどころが多過ぎて疲れる」。めんつゆアイスコーヒーを間違えるのは日常茶飯事で過去にはザリガニイセエビを間違えて食卓に上げたことがあるため、台所に入れてもらえない。その割には息子の「秘密の本(比喩表現)」の場所を完璧に把握していたりと侮れない。
雄二と翔子の恋愛を常に見守っており、全面的に翔子の味方として彼女へ恋愛指南やお膳立てをしている。但し与える知識はどれも常識的に怪しく、そこに息子の人権は含まれていない。
趣味はプチプチの梱包材潰しで、一度目にすると目の前にある全てを潰し終えるまで何もしないほど没頭する。
吉井 玲(よしい あきら)
声 - 井上喜久子
明久の姉。24歳。ハーバード大学を卒業しており、容姿端麗スタイル抜群(Eカップ)と非の打ち所がない美女。また教育課程も修了しており教師としての資格も有している。
常識と羞恥心が著しく欠けている典型的な「残念美人」。自分にも他人にも厳しい性格で、出来ないことは出来る様になるまで努力し、そうして結果を出さなければ意味が無いというスタンスの持ち主。あまりに出来が悪い上に努力する気ゼロな明久へのスキンシップは時に冷たく多分に虐待を伴うが、的確な助言で明久を励まし、努力を促すことも多い。
明久を異性として愛していると公言し、何かにつけて「(自分が)お嫁にいけなくなる凄いチュウ」や「おはようのチュウ」「いってらっしゃいのチュウの先払い」等の行為に走ろうとするキス魔。他の女性を寄せ付けないために労は惜しまず、そのため秀吉含め明久の周りに居る女子は全て「男の娘」と認識している。
明久へは異性と手を繋ぐことすら禁じているが、不純同性交遊ならばOKらしい。仲を裂くためなら明久への直接的な暴力は勿論、名誉毀損などの陰湿な手段も辞さないなど瑞希たちを上回る独占欲を持つ。アニメ版では原作で描写されていた明久への虐待、暴力行為は全てカットされている。
食材を購入する際注意が散漫になるとライムナイフ、鶏ささみが金鋏にすり替わるなど料理の腕は瑞希に匹敵する程の酷さ。ただし本人はそれを自覚しており、前述のスタンスから明久に美味しいと言われるよう常に努力を重ねている。酒に弱くはないが酔っぱらうと普段よりも明久に対する愛情が暴走する。
久保 良光(くぼ よしみつ)
利光の弟。最近、利光がある男子生徒について熱く語ったりその彼の写真を机に入れていたり等、様子がおかしいことに悩み気味。文月学園の生徒であるが学年は不明。
美春の父
本名不明。駅前の人気喫茶店「ラ・ペディス」のマスター。
仕事はきっちりしているが娘である美春を溺愛しており、娘に近づくものには性別問わず襲い掛かる。逆に娘が妻とともに出て行ったときには抜け殻になったかのように落ち込んだ。娘に、一緒にお風呂に入るよう強要しようとする傾向がある。明久は美春の男嫌いは彼の異常な過保護に原因があるのではないかと推測している。

その他の登場人物

明久の中の悪魔
明久の第二人格。どちらかというと悪魔の方が常識的。
独自の思考回路と人格を形成しているようで、明久本人が気付いていない事を指摘したりする。
明久の中の天使
明久の第三人格。悪魔に比べて出てくるのが極端に遅い上に、天使の方が為にならない意見を出す事が多い為、最近では出てきた瞬間に明久(第一人格)に投げられる事がほとんど。

用語

文月学園(ふみづきがくえん)
本作の舞台となる高校。革新的な学力低下対策として「試験召喚システム」を初めて導入している。進学校であると同時に最新技術の「実験場」としても扱われており、多くのスポンサーが付いているため生徒の学費は極めて安く抑えられている。
しかし生徒を大量に取られたことから近隣の高校からは目の敵にされており、また試験校のため運営が世論に左右されやすく不祥事をあまり大っぴらにできないという問題点がある。
召喚獣
化学オカルト偶然によって完成した「試験召喚システム」によって姿を現す、召喚者をデフォルメした姿の分身。全長は80cm程。文月学園の敷地内で起動キー「試獣召喚『サモン』」を詠唱することにより出現する。
テストの点数に比例した強さを持ち、召喚獣による「設備の異なる教室状況」を改善するためのクラス間抗争「試験召喚戦争」(通称「試召戦争」)を行う。
戦わせることが目的のため、たとえ1桁の点数でもゴリラ並みのパワーを持つが実際にはホログラムのようなもので召喚獣が触れることが出来るのは原則として召喚獣だけであり特殊な処理がされた文月学園以外の場所では立つこともできない。しかしアニメ版では「召喚獣が並んだフィールドは生身では通れない」など相違点が見られる(明久や教師以外のキャラの召喚獣が召喚者の頭に乗っていた事もある)。
因みに召喚獣の声は本人の声よりずっと高い(アニメと7.5巻から)。
また、コラボ作品においては、学園側の承認を受け、テストを受けることにより、学園外の人でも召喚が可能とされている。
テスト
試験召喚システムに対応した学力試験。通常のテストと異なり点数上限が存在せず、時間内であれば無制限に問題を解くことができる。基本的には「1科目につき400点以上」が成績優秀者の目安となる。なお許可を取れば、点数上限のあるテスト問題を申請することもできる。
現在確認されている教科は現代国語古典数学物理化学日本史世界史現代社会英語保健体育の10教科に加えそれらの合計である「総合教科」の11教科である。
召喚フィールド
召喚獣は、教師の展開する半径10メートル程度(個人差あり)の召喚フィールドの中でのみ使用できる。なお2つ以上のフィールドを極端に近い位置で展開すると、フィールドが互いに「干渉」し消滅する。
戦闘システム
テストの点数は召喚獣のヒットポイントのようなものに変換され、攻撃や防御をするごとに減少する。点数が0になった召喚獣は「戦死」し、戦死した召喚獣の親は戦争終結までの間、補習室での地獄の補習を受けることとなる。テストの点数は自動回復しないが、別室で「補給テスト」を受けることにより点数を回復することが出来る。
実戦では操作の習熟や戦略・戦術により、点数差が覆されることもしばしばである。
腕輪
テストの点が400点以上の生徒の召喚獣には腕輪が与えられ、様々な特殊能力が使用可能になる。ただし能力行使には点数消費を激しくするリスクも伴う。なお特殊なものとして、召喚フィールドを操る「白金の腕輪」(後述)が存在する。
物理干渉能力
観察処分者と教師の召喚獣は物理干渉能力を持っており、荷物運びや物体の物理的な破壊などを行なうことが出来る。しかし物理干渉能力を持つ召喚獣は、召喚獣に与えられたダメージに対するフィードバックがある。これには荷物運びによる疲労なども含まれるため、そういった教師の雑用は観察処分者が行なうことになる。
召喚野球大会において一時的に2-F、3-A両チームにフィードバックを採用したが、圧倒的高得点者による瞬殺で犠牲者が続出した。
文月学園におけるクラス設備の奪取・奪還および召喚戦争のルール(1巻より抜粋)
一、原則としてクラス対抗戦とする。各科目担当教師の立会いにより試験召喚システムが起動し、召喚が可能となる。なお、総合科目勝負は学年主任の立会いのもとでのみ可能。
二、召喚獣は各人一体のみ所有。この召喚獣は、該当科目においてもっとも近い時期に受けたテストの点数に比例した力を持つ。総合科目については各科目最新の点数の和がこれにあたる。
三、召喚獣が消耗するとその割合に応じて点数も減点され、戦死にいたると0点となり、その戦争を行っている間は補習室にて補習を受講する義務を負う。
四、召喚獣はとどめを刺されて戦死しない限りは、テストを受けなおして点数を補充することで何度でも回復可能である。
五、相手が召喚獣を喚びだしたにもかかわらず召喚を行わなかった場合は戦闘放棄とみなし、戦死者同様に補習室にて戦争終了まで補習を受ける。
六、召喚可能範囲は、担当教師の周囲半径10メートル程度(個人差あり)。
七、戦争の勝敗は、クラス代表の敗北を持ってのみ決定される。この勝負に対し、教師が認めた勝負である限り、経緯や手段は不問とする。あくまでもテストの点数を用いた戦争であるという点を常に意識すること。
その他のルール・慣習
  • 上位クラスは宣戦布告を断る事は出来ない。上位クラスは試召戦争によるメリットは全く無いため、布告した生徒は上位クラスの生徒達にしばしばリンチを受ける。敗北した側が下位クラスだった場合、下位クラスの設備が1段階下がる(Fクラスの場合、ちゃぶ台&畳からみかん箱&ござ、その下は画板&シートになる)。
  • 基本的に代表を討ち取るまで戦いは続くが、両者が望めば勝敗なしでの終結も可能。そのためクラス代表が撃破された場合でも撃破した側が敗北設備を交換か条件を呑んでの引き分けなどの二択を提示した場合、勝敗なしでの決着もあり得る。
  • 勝敗が決した場合、負けたクラスは3ヶ月の間自分達から試召戦争の申し込みはできない(ただし、勝敗が発生しなかった場合は適用されない)。これは負けたクラスがすぐに報復を行うことによる戦争の泥沼化を防ぐ為。
  • 両クラスの合意の上で且つ、テストを使っていれば別の方法(代表を選出しての「一騎打ち」など)での勝負も可能である。
  • 戦争に負けてランクを落とされた設備は学期が変わる毎にリセットされる。
  • 試召戦争が行われている間は、クラス代表は居場所を公開する義務がある。
その他
1学期終了時にはシステムの調整に失敗したことで「オカルト」の部分が強調されてしまい、召喚獣の頭身がリアルになった上で怪物化してしまうという不具合が発生した。どのような怪物になるかは召喚者の特徴や本質によって決定される。
また学園長の意図的な調整により、体育祭用の「野球装備」や召喚者の本音を口に出す仕様などが登場している。
観察処分者
学生生活を営む上で問題のある生徒に課せられる処分。基本的には教師の雑用係でありバカの代名詞、およびバカに対する見せしめとも言える称号。
現在文月学園でこの処分を受けているのは明久のみ。
雑用をこなすため、観察処分者の召喚獣は特例として物に触れることができる。このため壁を破壊するなどの行為も可能だが、召喚獣の受けた痛みや疲労は召喚者にフィードバックされる。
白金の腕輪
新たに開発された試験召喚システムの補助アイテム。召喚獣ではなく生徒が装備する。ただし設計上の不都合により、使用者の点数(総合科目)が一定水準を越えると暴走するため低得点者しか使えないという欠点を持つ。召喚大会の賞品とされたがこの不具合発覚に伴い、カヲルは明久・雄二に回収を命じている。
アニメでは代理召喚機能のみの「黒金の腕輪」に変更され明久、雄二、秀吉が手に入れたが不具合のため雄二と秀吉のものは爆発し明久のみが所有する(それもアニメ12話で明久が勉強し臨界点を越えたため爆発した)。
同時召喚型
明久が所有する。
使用者の点数を二分してもう一体召喚獣を呼び出す機能を持つ。ただし主獣(メイン)と副獣(ダブル)2体の動きを一人で制御しなければならないため、操作には多大な集中力を要し長時間の使用は厳しい。
総合科目の平均点程度で暴走するため、現状では明久しか使用する事が出来ない。
起動キーは「二重召喚『ダブル』」。
代理召喚型
雄二が所有する。
使用者の点数によって範囲が変る召喚可能場(フィールド)を作成する機能を持つ。このため教師の立ち合い無く召喚獣を召喚することが可能。使用する教科はランダムで設定される。起動するためには点数を消費する。
起動キーは「起動『アウェイクン』」。
バカテスト
原作小説において章と章の間に挟まれるミニコーナー。校内で出題されたペーパーテストに対する生徒の珍回答と、それに対する教師(声:津田健次郎)のツッコミを纏めたもの。作者曰く「一番書くのが大変なコーナー」[1]。その為か、巻が進むごとに「校内新聞」などの他のコーナーに取って代わっている場合が多い。なおこの問題を作成するために、作者は実際に高校レベルの問題集を購入しているという。
ムッツリ商会
康太が学園内で秘密裏に運営している個人商店。彼が合法・非合法を問わずに撮影した写真をブロマイドや抱き枕カバーなどに加工して生徒へ販売している。主力商品は可愛い女子生徒の写真だが玲や自分の写真も販売対象となっている模様(ちなみに写真の値段は、アキちゃん(明久)は100円。秀吉は500円)。また男子生徒の写真も一部では常連顧客が付くほどに好評で、最近は売れ筋が読めない状態。
原作では特に描写されていないが不純・不正行為の温床として教員が捜査にあたっており、『バカとテストと召喚獣 SPINOUT! それが僕らの日常。』では首魁である康太を捕縛する為に鉄人自らが現場へ出向いたが寸前で失敗している(撮影データの入ったメモリーカードを奪うもそれはダミーで、入っていたのは鉄人のトレーニング風景であった)。
FFF団
Fクラス内に存在する異端審問会。会長は亮、明久は1級審問官。協賛はムッツリ商会。
女子が極端に少なく女っ気のないFクラスの男子たちが学級の風紀委員を組織の母体とし(『バカとテストと召喚獣ぢゃ』より)、クラス内の異性に縁のある奴をボコるのが目的で立ち上げた。団員は全員黒覆面と黒マントを着用し、(優子曰く「どこかの武装派宗教団体」)背信行為(抜け駆け)や女子から好意や興味を持たれている者が判明すると何処からともなく出現し、粛正する。その行動力・統率力はすさまじく、対象者が逃走した場合即座に編隊を組んで捜索を行う。しかし母体がFクラスの為、別の粛正対象が現れると簡単に対象を変更する。
標的は主に明久と雄二だが背信行為を行った者は会長であろうとも粛清対象とし、さらにアニメでは他クラスの根本をも粛清しようとした。(その時のFクラスの召喚獣は10000点も消費させる道連れ攻撃をした)
また、最近は校内新聞に人員募集の広告を出すなど活動範囲を広げつつある。元ネタはKKK団

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


関連発行物

小説

他の作品とのコラボアンソロジー

漫画

バカとテストと召喚獣
まったくモー助(メインの作画[3])・夢唄(ネームと背景の作画[3])により「月刊少年エース」2009年6月号より連載されている。他の媒体とは異なり、基本的にストーリーは原作を踏襲している。レーベルは角川コミックス・エース
バカとテストと召喚獣ぢゃ
月刊少年エース2010年2月号(2009年12月26日発売)より、KOIZUMIによって連載されている。2011年3月に創刊された4コマnanoエースにおいても連載が開始。内容は原作のキャラクター設定を使用しているがストーリーは踏襲していない。たまに4コマで掲載される場合もある。「ぢゃ」の意味は秀吉を中心とした内容であるのだが、基本周りの個性的すぎるキャラクターが多いため、若干活躍の場が少ないが押さえているとこは押さえ末刊あたりには木下姉妹?の話が多い。原作と違い余りFクラスの下克上思考は余りなく、むしろ環境に適応してしまう等の始末で、さらには違うクラスの人間がFクラスに入り浸り環境改善に努めてしまい非常に快適な空間になりつつある。またFクラスは上記のように自由に在籍が可能な状態になっている。レーベルは角川コミックス・エース
バカとテストと召喚獣 SPINOUT! それが僕らの日常。
ウェブコミック配信サイトファミ通コミッククリア」に連載されているnamoの漫画。文月学園の面々の日常を描いたスピンアウト作品で、普通の漫画の形式と4コマを織り交ぜて進行する。
バカとテストと召喚獣 コミックアンソロジー
少年エース編集部編の公式コミックアンソロジー。参加作家は少年エースに過去または初版発行当時に連載している作家を中心に参加している。レーベルは角川コミックス・エース
  • バカとテストと召喚獣 コミックアンソロジー ISBN 978-4-04-715631-9(2011年2月26日発売)

ドラマCD(ムービック版)

いずれもムービックより発売。 テレビアニメにおいては、吉井明久役の下野紘と須川亮役の後藤啓介を除いてすべてキャストは変更されている。

  • バカとテストと召喚獣 vol.1 2008年5月23日発売
  • バカとテストと召喚獣 vol.2 2008年12月19日発売

キャスト

ゲーム

文月学園オンライン

アニメ版と連動した携帯コンテンツ。2009年7月17日オープン。試召戦争を再現したオンラインクイズゲームが稼動している。

吉井明久役の下野紘や島田葉月役の平田真菜などもプレイしている[4]

ソーシャルゲーム

エンターブレインmixiアプリとして2010年1月21日より『バカとテストと召喚獣 for mixi』を提供。2010年10月からはYahoo!モバゲーにおいて同様のサービス『バカとテストと召喚獣 for Yahoo!モバゲー』を開始した。

試召戦争を再現した対戦機能などがある。

バカとテストと召喚獣 英語編

メディアファクトリーiPhoneiPod touchアプリとして2010年5月21日から配信。英単語の穴埋め問題のみで試召戦争を再現。

バカとテストと召喚獣 数学編

メディアファクトリーiPhoneiPod touchアプリとして2010年9月12日から配信。

バカとテストと召喚獣 国語編

メディアファクトリーiPhoneiPod touchアプリとして2010年10月12日から配信。

テレビアニメ

第1期

2010年1月から3月にかけてテレビ東京他にて放送された。2011年4月からBSジャパン・びわ湖放送で放送中。BSジャパンは3月まで放送したテレビ東京が製作参加しなかったSDガンダム三国伝をゴールデンタイムに放送していたが、TXN深夜アニメでテレビ東京が製作参加しなかった作品を放送するのがこの作品で開局以来初である。

第2期

テレビ東京での最終回のエンディング直後、公式サイトにて第2期の制作が発表された。『バカとテストと召喚獣にっ!』 のタイトルで、2011年7月より放送予定[5]

特徴

  • 原作とは異なるストーリー展開である。
  • 背景に光枠を使用したり、影部分にドットトーンを使用するなど大沼心監督らしいポップな絵柄が特徴になっている。第1話では効果音に合わせた文字が随所出てきたりもしていた。
  • ナレーション前述の通り第1〜3話は西村宗一役の大塚明夫だったが、第3話途中以降は福原慎役の津田健次郎に交代している。
  • 原作では大半の生徒が召喚獣についての描写が無いが、アニメではほぼ全員の召喚獣のデザインが判明している。
  • キャストは主役である明久役の下野紘と亮役の後藤啓介以外は全員ドラマCDから変更された。
  • ジョジョ」・「エヴァ」・「マリオ」といった作品を始めとする他の漫画やアニメ等のパロディも多く、トロと旅するシリーズのキャラクターが「大人の事情」でモザイク入りの状態で登場などネタ要素も含んでいる。他にも中の人ネタによる演出(鉄人の段ボール箱)がある。

スタッフ

  • 原作 - 井上堅二(「バカとテストと召喚獣」シリーズ ファミ通文庫/エンターブレイン刊)
  • 企画 - 岩崎篤史、柴田維、井上俊次、松永芳幸、金子逸人
  • シリーズ構成 - 高山カツヒコ
  • キャラクター原案 - 葉賀ユイ
  • キャラクターデザイン - 大島美和
  • 色彩設計 - 木幡美雪
  • 美術監督 - 東厚治
  • 撮影監督 - 中西康祐
  • 編集 - たぐまじゅん
  • 音響監督 - 亀山俊樹
  • 音楽 - 虹音
  • 音楽プロデューサー - 斎藤滋
  • 音楽制作 - ランティス
  • プロデューサー - 新田達弘、立崎孝史、伊藤善之、和田洋介
  • アシスタントプロデューサー - 河本紗知
  • アニメーションプロデューサー - 金子逸人
  • 監督 - 大沼心
  • アニメーション制作 - SILVER LINK.
  • 製作 - バカとテストと召喚獣製作委員会(メディアファクトリーティー・オーエンタテインメント、ランティス、コスパ、シルバーリンク)

主題歌

オープニングテーマ
Perfect-area complete!
作詞:畑亜貴 / 作曲・編曲:前山田健一
歌:麻生夏子
(オープニング 絵コンテ・演出:大沼心
エンディングテーマ
バカ・ゴー・ホーム」(第1 - 6、10 - 13問)
作詞:bamboo / 作曲:一番星☆光 / 編曲:宮崎京一
歌:milktub
コーラス:バカテスオールスターズ(吉井明久(下野紘)、姫路瑞希(原田ひとみ)、島田美波(水橋かおり)、木下秀吉(加藤英美里)、坂本雄二(鈴木達央)、土屋康太(宮田幸季)、霧島翔子(磯村知美))
(エンディング 絵コンテ:番由紀子
晴れときどき笑顔」(第7 - 9問)
作詞・作曲:yozuca* / 編曲:黒須克彦 /
歌:姫路瑞希(原田ひとみ)、島田美波(水橋かおり)、木下秀吉(加藤英美里)、霧島翔子(磯村知美)
(エンディング 絵コンテ・演出:大沼心

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第1問 バカとクラスと召喚戦争 高山カツヒコ 大沼心 野田めぐみ、八代きみこ
長谷川亨雄
-
第2問 ユリとバラと保健体育 斉藤良成 渡部桂太、佐々木貴宏 大島美和
第3問 食費とデートとスタンガン ワタナベシンイチ 松浦里美、竹森由加
八代きみこ、野田めぐみ
第4問 愛とスパイスとお弁当 あおきえい 吉本毅 渡辺亜彩美
第5問 地図と宝とストライカー・シグマV ワタナベシンイチ 福多潤 竹森由加、野田めぐみ
松浦里美、山吉一幸
冨田佳亨
第6問 僕とプールと水着の楽園――と、 岩畑剛一 土屋康郎 長谷川亨雄、井上善勝
谷口繁則
大島美和
野田めぐみ
第7問 俺と翔子と如月グランドパーク 大沼心 笹原嘉文 野田めぐみ、松浦里美
山吉一幸、竹森由加
石田啓一、長谷川亨雄
冨田佳亨、森前和也
大島美和
第8問 暴走と迷宮と召喚獣補完計画 斉藤良成 渡部桂太、佐々木貴宏
第9問 キスとバストとポニーテール 細田直人 吉本毅 渡辺亜彩美
第10問 模試と怪盗とラブレター ワタナベシンイチ 野田めぐみ、竹森由加
松浦里美、山吉一幸
長谷川亨雄、森前和也
石田啓一、谷口繁則
第11問 宿敵と恋文と電撃作戦 大沼心 笹原嘉文
斉藤良成
野田めぐみ、斉藤良成
山吉一幸、竹森由加
石田啓一、長谷川亨雄
渡部桂太、佐々木貴宏
第12問 愛と勇気と俺たちの戦いはこれからだ!(仮) ワタナベシンイチ 福多潤
ワタナベシンイチ
野田めぐみ、山吉一幸
松浦里美、竹森由加
森前和也、石田啓一
渡部桂太、長谷川亨雄
井上善勝、谷口繁則
第13問 バカとテストと召喚獣 川口敬一郎 大沼心 野田めぐみ、山吉一幸
松浦里美、竹森由加
森前和也、長谷川亨雄
鈴木奈都子、斉藤良成

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 系列
関東広域圏 テレビ東京 2010年1月6日 - 3月31日 水曜 26時20分 - 26時50分 テレビ東京系列
愛知県 テレビ愛知 水曜 26時58分 - 27時28分
大阪府 テレビ大阪 2010年1月8日 - 4月2日 金曜 27時35分 - 28時05分
日本全域 AT-X 2010年1月14日 - 4月8日 木曜 11時00分 - 11時30分
(リピート放送あり)
CS放送
鹿児島県 鹿児島テレビ 2010年6月3日 - 9月2日 木曜 26時20分 - 26時50分 フジテレビ系列
日本全域 BSジャパン 2011年4月3日 - 日曜 24時05分 - 24時35分 テレビ東京系列
BSデジタル放送
滋賀県 びわ湖放送 2011年4月5日 - 火曜 26時50分 - 27時20分 独立UHF局

BSジャパンで深夜アニメを放送するのは『閃光のナイトレイド』以来となる(ただし地上波では当作品の方が早く放送された)。

ネット放送

放送サイト 放送形態 放送範囲 放送期間
ShowTime PC 日本全域 2010年1月15日 - 、無料配信あり[6]
U-NEXT VOD(IP方式)
メディファク☆モバイル! 携帯電話[7]
GyaO!ストア
DMM
アニメワン
goo
OCN
あにてれ
バンダイチャンネル
PC 2010年1月22日 - 、全話有料配信
J:COM
PlayStation(R) Store
STB

DVD・Blu-ray

初回生産特典として、両面描き下ろしデジパック(葉賀ユイ、大島美和)、BAKAですNOTE(特製ブックレット)が附属する。また、共通特典として、映像特典1「未公開映像(制作:ムッツリ商会)」(新作アニメ映像)、映像特典2「リアルFクラスの課外授業」(メインキャスト実写映像)、映像特典3「視聴覚室で視聴しよう!」(その他アニメ映像)、音声特典「卓袱台談義」(オーディオコメンタリー)が付属する。トップメニューの画像には2パターンあり[8]、メニューを呼び出した際にランダムでいずれかが表示される。

タイトル 発売日 規格品番 本編収録話数
第1巻 2010年4月23日 ZMBZ-5391(DVD) 第1問、第2問
ZMXZ-5401(Blu-ray)
第2巻 2010年5月25日 ZMBZ-5392(DVD) 第3問、第4問
ZMXZ-5402(Blu-ray)
第3巻 2010年6月25日 ZMBZ-5393(DVD) 第5問、第6問
ZMXZ-5403(Blu-ray)
第4巻 2010年8月6日[9] ZMBZ-5394(DVD) 第7問、第8問
ZMXZ-5404(Blu-ray)
第5巻 2010年8月25日 ZMBZ-5395(DVD) 第9問、第10問
ZMXZ-5405(Blu-ray)
第6巻 2010年9月22日 ZMBZ-5396(DVD) 第11問、第12問、第13問
ZMXZ-5406(Blu-ray)
OVA
バカとテストと召喚獣 〜祭〜 上巻 2011年2月23日 ZMBZ-5993
バカとテストと召喚獣 〜祭〜 下巻 2011年3月30日 ZMBZ-5994

映像特典

Blu-ray&DVD各巻収録の映像特典。Mission:Impossible:Bakaはムッツリーニがメインの短編アニメ。リアルFクラスの課外授業は声優陣による実写映像。

キャスト

  • 指令の声 - 津田健次郎
  • ナレーション - 大塚明夫
  • きぐるみ - 後藤啓介(6話)
巻数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 発売日
1 Mission:Impossible:Baka 予告編 2010年4月23日
2 Mission:Impossible:Baka Mission:01
ムッツリーニは殺しの番号
高山カツヒコ ワタナベシンイチ 野田めぐみ
大島美和
2010年5月25日
3 バカ限定女装コンテスト 井上堅二 2010年6月25日
4 姫路瑞希の女子ごはん 高山カツヒコ 野田めぐみ 2010年7月23日
5 王様ゲーム in 文月学園 井上堅二 ワタナベシンイチ ワタナベシンイチ
小島丈茂(演出助手)
野田めぐみ
大島美和
2010年8月25日
6 バカテス童話
〜召喚獣は見た!?赤く染まったウェディングドレス!
みちのく湯けむり密室の悲劇!
孤島の狭小物件、黒髪の匠の技〜
関根亜由実 2010年9月22日
リアルFクラスの課外授業
  1. 1時間目・理科
  2. 2時間目・家庭科
  3. 3時間目・体育
  4. 4時間目・美術
  5. 5時間目・英語
  6. 6時間目・音楽
視聴覚室で主張しよう!
  1. 第1巻 ノンクレジットオープニング/ノンクレジットエンディング/プロモーション映像
  2. 第2巻 ノンクレジットエンディング/初出プロモーション映像
  3. 第3巻 クリスマス特別映像/文月学園オンラインAクラスクレジットエンディング
  4. 第4巻 ノンクレジットエンディング2
  5. 第5巻 DVD告知CM
  6. 第6巻 ノンクレジットオープニング2/ノンクレジットエンディング3

関連CD

OVA

『バカとテストと召喚獣 〜祭〜』
テレビアニメ第2期に先駆けOVA(DVD&Blu-ray)が上下全2巻が発売。先行して『ラブプラス』風のPVが公開された。上巻は2011年2月23日発売、下巻は2011年3月30日発売[10]。学園祭のエピソード。モブキャラに『狂乱家族日記』や『吉永さん家のガーゴイル』がカメオ出演している。

スタッフ(OVA)

主題歌(OVA)

OPテーマ『恋愛向上committee
歌 - 麻生夏子 / 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 前山田健一
EDテーマ『月曜はキライ
歌 - milktub / 作詞 - bamboo / 作曲 - 一番星☆光 / 編曲 - 宮崎京一

各話リスト(OVA)

巻数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
上巻 1日目「僕とメイドと新たなる旅立ち」 高山カツヒコ 大沼心 笹原嘉文 大島美和
渡辺亜彩美
下巻 2日目「バカと花火と召喚大会」 斉藤良成 佐々木貴宏
出野喜則
大島美和

Webラジオ

バカとテストと召喚獣 文月学園放送部( - しょうかんじゅう ふみつきがくえんほうそうぶ)は音泉にて配信されているアニメ連動Webラジオ。

概要
  • 配信期間:2009年11月12日 -
  • 配信週:3週1回木曜日、2010年1月7日から9月16日まで毎週木曜日、2010年9月23日から隔週木曜更新
  • あいさつは「サモン」。
  • オンエア(配信)されている番組内で、時折下野以外の男性の笑い声が聴こえている。声質が似ていることから当初はリスナーから「津田健次郎の声では?」と囁かれていたが、第9回の冒頭で「構成作家の笑い声」と言及された。
パーソナリティ
スタッフ
コーナー
現在
  • ふつおた
  • バカテス・チェック!
  • 姫路瑞希の簡単レシピ♪
  • 集え!ムッチリ集会!!!
過去
  • 瑞希、言っちゃいます!
  • 鳥だ!飛行機だ!Fクラスだ!
ゲスト
  • 第1回:水橋かおり(島田美波役)
  • 第2回:加藤英美里(木下秀吉役)
  • 第3回:水橋かおり、加藤英美里、鈴木達央(坂本雄二役)
  • 第4回:宮田幸季(土屋康太役)
  • 第5、6回:津田健次郎(福原慎役)
  • 第7、8回:磯村知美(霧島翔子役)
  • 第9回:麻生夏子(主題歌歌唱 - オープニング曲)
  • 第10回:milktub(主題歌歌唱 - エンディング曲)
  • 第11回:鈴木達央
  • 第12回:井上喜久子(吉井玲役)
  • 第13回:南條愛乃(工藤愛子役)
  • 第14回:平田真菜(島田葉月役)
  • 第15回:磯村知美、南條愛乃、加藤英美里(木下優子役)、寺島拓篤(久保利光役)
  • 第16回:鈴木達央、水橋かおり、加藤英美里、宮田幸季
  • 第17、18回:寺島拓篤
  • 第19、20回:竹達彩奈(清水美春役)
  • 第21、22回:津田健次郎
  • 第23回:髙山ゆうこ(中林宏美役)
  • 第24回:五十嵐裕美(小山友香役)
  • 第25回、26回:磯村知美
  • 第27、28回:水橋かおり
  • 第29、30回:加藤英美里
  • 第31回:bamboo(milktub)
  • 第32回:ミスティ(笠井純)(メディアファクトリー 広報)
  • 第33回:麻生夏子
  • 第34回:宮崎寛務(根本恭二役)
  • 第35、36回:鈴木達央、磯村知美
  • 第37回:平田真菜
  • 第38回:亀山俊樹(アニメ音響監督)
  • 第39回:南條愛乃
  • 第40回:真中桂子(三上美子&竹内先生役)
  • 第42回:津田健次郎
  • 第43、44回:井上喜久子
  • 第46回:岡本信彦(平賀源二役)
  • 第47回:宮田幸季
  • 第49回:後藤啓介(須川亮役)
  • 第50回:大沼心(アニメ監督)
  • 第51回:bamboo
  • 第52回:加藤英美里
  • 第53回:麻生夏子
  • 第54回:磯村知美
  • 第55回:平田真菜
  • 第56回:水橋かおり
  • 第57回:南條愛乃
ラジオCD
DISC1に新規録り下ろしの特別版ラジオ、DISC2にmp3データで配信終了した回を収録した、2枚組の番組ラジオCD。初回盤には毎巻、番組中で生まれた名(迷)言を集めた「バカテス名言ステッカー」が同梱される。市場で販売されている物の他に、対象店舗でのアニメやOVAのDVD・Blu-rayの全巻購入特典や、漫画版が掲載されている「少年エース」の付録などとして、録り下ろしのラジオCDが存在する。
巻数 発売日 収録回 特別版ラジオパーソナリティ
Vol.1 2010年4月25日[11] 第1 - 8回 下野紘(吉井明久役)&鈴木達央(坂本雄二役)
原田ひとみ(姫路瑞希役)&水橋かおり(島田美波役)
Vol.2 2010年6月25日 第9 - 16回 下野紘&宮田幸季(土屋康太役)
原田ひとみ&南條愛乃(工藤愛子役)
Vol.3 2010年8月13日 第17 - 24回 下野紘、原田ひとみ、水橋かおり、津田健次郎(福原慎役)
Vol.4 2010年10月22日 第25 - 32回 下野紘、原田ひとみ、井上喜久子(吉井玲役)、ミスティ(メディアファクトリー広報)
Vol.5 2010年12月29日 第33 - 40回 下野紘、原田ひとみ、加藤英美里(木下秀吉役)、後藤啓介(須川亮役)

脚注

  1. ^ a b このライトノベルがすごい!2010年度版より。
  2. ^ これは後付け設定であり、第1巻でははっきり説明されないままストーリーに突入する。
  3. ^ a b アニメージュ」2010年2月号160ページ
  4. ^ バカとテストと召喚獣文月学園放送部」より。
  5. ^ 公式サイトより。
  6. ^ 各話1週間無料配信の後、有料配信に切り替わる。
  7. ^ アニメ本編はNTTドコモのみ配信
  8. ^ パッケージの絵か、BAKAですNOTEの表紙絵のいずれか
  9. ^ 7月23日発売から延期
  10. ^ 2011年3月23日発売予定から延期
  11. ^ 東京国際アニメフェア2010(2010年3月25 - 28日開催)にて先行販売

外部リンク

テレビ東京 水曜26:20枠
前番組 番組名 次番組
バカとテストと召喚獣