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「A (電気グルーヴのアルバム)」の版間の差分

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== 解説 ==
== 解説 ==
前作「[[ORANGE (電気グルーヴ)|ORANGE]]」リリース前後から、所属事務所の消滅による移籍、[[マネージャー]]の失踪、レコード会社に対する不信などのトラブルが続き、メンバー間で[[フラストレーション]]が溜まっており、'''「電気グルーヴをなめてる世間に対してリベンジをしてやる」'''という強い意志によって作られた。<ref name=D>「[[ROCKIN'ON JAPAN]]」1997年5月号インタビュー</ref>石野と砂原は(最も売り上げた「[[VITAMIN]]」の売り上げを上回る)「22万枚以上は売り上げたい」という目標を立てたが<ref name=D>「[[ROCKIN'ON JAPAN]]」1997年5月号インタビュー</ref>、先行シングルとしてリリースされた「[[Shangri-La (電気グルーヴの曲)|Shangri-La]]」のスマッシュヒットのおかげで累計売上34万枚と過去最高の売り上げを記録した。
前作「[[ORANGE (電気グルーヴのアルバム)|ORANGE]]」リリース前後から、所属事務所の消滅による移籍、[[マネージャー]]の失踪、レコード会社に対する不信などのトラブルが続き、メンバー間で[[フラストレーション]]が溜まっており、'''「電気グルーヴをなめてる世間に対してリベンジをしてやる」'''という強い意志によって作られた。<ref name=D>「[[ROCKIN'ON JAPAN]]」1997年5月号インタビュー</ref>石野と砂原は(最も売り上げた「[[VITAMIN]]」の売り上げを上回る)「22万枚以上は売り上げたい」という目標を立てたが<ref name=D>「[[ROCKIN'ON JAPAN]]」1997年5月号インタビュー</ref>、先行シングルとしてリリースされた「[[Shangri-La (電気グルーヴの曲)|Shangri-La]]」のスマッシュヒットのおかげで累計売上34万枚と過去最高の売り上げを記録した。
'''「電気グルーヴにおける『[[DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER - ヘッド博士の世界塔|ヘッド博士の世界塔]]』([[フリッパーズ・ギター]]のアルバム)を作るまでは電気を解散させるわけにはいかない」'''と以前から発言していた[[砂原良徳]]はこのアルバムの出来に満足し、次作であるアルバム『[[VOXXX]]』のレコーディング中に音楽性の違いから脱退を表明。[[1999年]][[4月2日]]付で正式に脱退した。以降のグループメンバーは[[石野卓球]]と[[ピエール瀧]]の2人組という形態となる。
'''「電気グルーヴにおける『[[DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER - ヘッド博士の世界塔|ヘッド博士の世界塔]]』([[フリッパーズ・ギター]]のアルバム)を作るまでは電気を解散させるわけにはいかない」'''と以前から発言していた[[砂原良徳]]はこのアルバムの出来に満足し、次作であるアルバム『[[VOXXX]]』のレコーディング中に音楽性の違いから脱退を表明。[[1999年]][[4月2日]]付で正式に脱退した。以降のグループメンバーは[[石野卓球]]と[[ピエール瀧]]の2人組という形態となる。



2011年7月2日 (土) 04:19時点における版

『A(エース)』
電気グルーヴスタジオ・アルバム
リリース
録音 WHITE BASE STUDIO
SOUND ATELIER
HEART BEAT STUDIO
SONY SHINANOMACHI STUDIO
ジャンル 野球ディスコ
(ジャケット帯に記載)
時間
レーベル キューン・ソニーレコード
プロデュース 石野卓球
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 3位(オリコン
  • 電気グルーヴ アルバム 年表
    ORANGE
    1996年
    A
    1997年
    recycled A
    1998年
    『A』収録のシングル
    1. Shangri-La
      リリース: 1997年3月21日
    2. ポケット カウボーイ
      リリース: 1997年12月1日
    3. ガリガリ君
      リリース: 1998年10月
    テンプレートを表示

    A(エース)は、日本のテクノユニットである電気グルーヴの7枚目のオリジナルアルバム。

    1997年5月14日キューン・ソニーレコードよりリリースされた。

    解説

    前作「ORANGE」リリース前後から、所属事務所の消滅による移籍、マネージャーの失踪、レコード会社に対する不信などのトラブルが続き、メンバー間でフラストレーションが溜まっており、「電気グルーヴをなめてる世間に対してリベンジをしてやる」という強い意志によって作られた。[1]石野と砂原は(最も売り上げた「VITAMIN」の売り上げを上回る)「22万枚以上は売り上げたい」という目標を立てたが[1]、先行シングルとしてリリースされた「Shangri-La」のスマッシュヒットのおかげで累計売上34万枚と過去最高の売り上げを記録した。 「電気グルーヴにおける『ヘッド博士の世界塔』(フリッパーズ・ギターのアルバム)を作るまでは電気を解散させるわけにはいかない」と以前から発言していた砂原良徳はこのアルバムの出来に満足し、次作であるアルバム『VOXXX』のレコーディング中に音楽性の違いから脱退を表明。1999年4月2日付で正式に脱退した。以降のグループメンバーは石野卓球ピエール瀧の2人組という形態となる。

    収録曲

    1. かっこいいジャンパー - WICKED JUMPER
      • 作詞・作曲:石野卓球
    2. VOLCANIC DRUMBEATS
      • 作詞:石野卓球、ピエール瀧/作曲:石野卓球
    3. ポケット カウボーイ - POCKET COWBOY
      • 作詞:ピエール瀧/作曲:石野卓球
      さくらももこ原作のテレビアニメコジコジ』(TBS系列)の前期エンディングテーマとして使用された。
    4. ユーのネヴァー - NEVER
      • 作詞:石野卓球/作曲:石野卓球、砂原良徳
      曲名の元ネタは元ピンク・レディーの歌手であるミーの楽曲「Never」から名づけられた。
    5. パラシュート - PARACHUTE
      • 作詞;ピエール瀧/作曲:砂原良徳
    6. ガリガリ君 - GARIGARI KUN
      • 作詞・作曲:電気グルーヴ
      赤城乳業 の同名商品であるガリガリ君からタイトルを採った曲。後にガリガリ君の懸賞で、天久聖一の自作ポエムをフィーチャリングしたリミックス曲を収録したCDがプレゼントされた(非売品)。
    7. 猫夏 - CATY SUMMER
      • 作曲:石野卓球、砂原良徳
    8. あすなろサンシャイン - ASUNARO SUNSHINE
      • 作詞・作曲:電気グルーヴ
      この曲のために瀧はボイストレーニングを受け、本格的な発声練習をしてレコーディングに望んだ。
    9. Shangri-La
      • 作詞:電気グルーヴ/作曲:Silvetti、電気グルーヴ
      Bebu Silvettiの「Spring Rain」をサンプリングした先行シングル曲。日産・テラノのCMソングとしても使われ、電気グルーヴ最大のヒットとなった楽曲である。
    10. SMOKY BUBBLES
      • 作詞:石野卓球/作曲:石野卓球、砂原良徳
    11. ループ ゾンビ - LOOP ZOMBIES
      • 作詞:石野卓球・ピエール瀧/作曲:石野卓球、砂原良徳

    参加ミュージシャン

    脚注

    1. ^ a b ROCKIN'ON JAPAN」1997年5月号インタビュー