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「映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花」の版間の差分

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2011年7月13日 (水) 08:42時点における版

プリキュアシリーズ > 映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花
映画 プリキュアオールスターズDX3
未来に届け!
世界をつなぐ☆虹色の花
監督 大塚隆史
脚本 村山功
製作 2011 映画プリキュアオールスターズ3製作委員会
出演者 小清水亜美
折笠富美子
水樹奈々
沖佳苗
三瓶由布子
樹元オリエ
本名陽子
音楽 佐藤直紀
主題歌 工藤真由『キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜いのちの花〜』
編集 麻生芳弘
製作会社 東映アニメーション
配給 日本の旗 東映
公開 日本の旗 2011年3月19日
上映時間 約70分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 10億円
前作 映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?
次作 映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪
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映画 プリキュアオールスターズDX3 未来に届け!世界をつなぐ☆虹色の花』(えいが プリキュアオールスターズデラックススリー みらいにとどけ!せかいをつなぐにじいろのはな)は、2011年3月19日公開のアニメ映画プリキュアシリーズの歴代作品のクロスオーバー作品の第3作目である。プリキュアシリーズの映画作品の第10作目。

概要

映画プリキュア第10作目記念作品。『プリキュアオールスターズDX』シリーズ自体では3作品目となり、『スイートプリキュア♪』にとってはスクリーンデビュー作にあたる。本作は第一弾から続く「プリキュアオールスターズ三部作の最終作」とされている[1]

ハートキャッチプリキュア!』のキャアサンシャイン・キュアムーンライト、そして『スイートプリキュア♪』のキュアメロディ・キュアリズムが初登場し、合計21人のプリキュアが出演する。最終作ということもあり、オールスターズシリーズの集大成として歴代の劇場作品の世界やゲストの宿敵などを登場させ、「シリーズ史上最大のスケール」にすると公式サイトの解説で謳われている。また第1作同様各シリーズの怪物もネガトーン以外すべて登場する。

プリキュア達は従来のパートナーと離れ離れにされ、ピンク、ブルー、イエローという三組に分かれて各映画の異世界に飛ばされてしまう展開となる。また、前作における主に『ハートキャッチプリキュア!』をメインにした展開とは異なり、「旅立ち」をテーマとした作品になるといい、今までは少なかった各シリーズの垣根を超えたキャラクター同士が絡むシーンを増やしている。[1]

音楽は前作までとは異なり、佐藤直紀が単独で担当する。佐藤がプリキュアシリーズで音楽を担当するのは『Yes! プリキュア5』シリーズ以来である。これまでの『DX』シリーズでは佐藤の音源に関しては過去作の流用だったが、本作では過去作のモチーフを散りばめた集大成とされる新規楽曲が用意され、収録は佐藤のこだわりから各パート別録りではなく同時録音で行われた。そのため、上映当時放映中の『スイートプリキュア♪』の音楽を担当している高梨康治はクレジットされない[2]

東日本大震災の影響で休館や営業時間短縮もあり全体の興行収入も落ち込んでいる中、2011年3月19、20日初日2日間で興収は1億3,534万6,300円、動員は12万4,115人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となった[3]。5月まで総興行収入10億円を達成した過去最高の観客動員数も92万人超を記録している。

ストーリー

幼馴染みである北条響と南野奏は、妖精のハミィと一緒にオープン初日の巨大ショッピングモールへやって来たが、途中でハミィとはぐれてしまう。その後二人はハミィを見つけることができたが、来海えりか主催のファッションショーに乱入してしまう。

そんな最中、おもちゃの国やデザート王国といった別世界の建物や住人が出現する。さらにかつてプリキュア達を苦しめた強敵達が蘇って手を組み、世界を繋ぐ奇跡の花「プリズムフラワー」を枯れさせて世界を暗黒化させようと企んでいた。

敵の策によってプリキュア達はいつものパートナーや仲間から引き離されてしまい、強敵達のいた世界にそれぞれ招かれる。プリキュア達は力を合わせ、最大の危機に立ち向かっていく。

登場キャラクター

登場キャラクターの基本情報は各作品参照。本項ではオリジナルキャラクターなどを除き、主に本作での立ち位置を示す。

ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュアMax Heart

プリキュア・ルミナス
美墨 なぎさ(みすみ - )/キュアブラック/キュアブラック(スーパープリキュア)
本名陽子
今回はピンクチームとして行動。ムシバーンやサーロイン率いるザケンナー達と戦っていく。ピンクチームの中ではリーダー格で、真っ先に仲間達に指示を下した。
雪城 ほのか(ゆきしろ - )/キュアホワイト/キュアホワイト(スーパープリキュア)
声:ゆかな
今回はブルーチームとして行動。魔女、フリーズンとフローズンが率いるデザトリアン達と戦っていく。新人であるリズムをリードするほか、知略面でも活躍する。
九条 ひかり(くじょう - )/シャイニールミナス/シャイニールミナス(スーパープリキュア)
声:田中理恵
今回はイエローチームとして行動。トイマジンやサラマンダー男爵率いるウザイナー達と戦っていく。お菓子作り対決でも活躍する。サイコロを奪いゴールさせないと云うずるをしたトイマジンとサラマンダー男爵をハーティエルアンクションで拘束する。
妖精
メップル
声:関智一
ミップル
声:矢島晶子
ポルン
声:池澤春菜
ルルン
声:谷井あすか
本作ではプリキュア達のために奔走する。
サブキャラクター
美墨 理恵(みすみ りえ)
美墨 亮太(みすみ りょうた)
久保田 志穂(くぼた しほ)
声:仙台エリ
高清水 莉奈(たかしみず りな)
田幡 奈緒(たばた なお)
加賀山 美羽(かがやま みう)
ファッションショーの観客。
ラウンド
オーバル
ムタ
ひなた
世界が融合したことで現れた異世界の妖精達。

ふたりはプリキュア Splash Star

プリキュア
日向 咲(ひゅうが さき)/キュアブルーム/キュアブライト/ブライティブルーム
声:樹元オリエ
今回はピンクチームとして行動して、サーロインやホシイナー達と戦っていく。新人のメロディをどんな状況下であっても前向きに勇気付けた。
美翔 舞(みしょう まい)/キュアイーグレット/キュアウィンディ/ウィンディイーグレット
声:榎本温子
今回はブルーチームとして行動し、魔女やザケンナー達と戦っていく。新人のリズムを手助けする役目が多い。
妖精
フラッピ
声:山口勝平
チョッピ
声:松来未祐
ムープ
声:渕崎ゆり子
フープ
声:岡村明美
本作ではプリキュア達のために奔走する。
サブキャラクター
日向 みのり(ひゅうが - )
霧生 満(きりゅう みちる)
霧生 薫(きりゅう かおる)
星野 健太(ほしの けんた)
声:竹内順子
宮迫 学(みやさこ まなぶ)
声:入野自由
ファッションショーの観客。
ミニッツ
アワーズ
時計の郷の精霊達
世界が融合したことで現れた異世界の妖精達。

Yes! プリキュア5/Yes! プリキュア5 Go Go!

プリキュア
夢原 のぞみ(ゆめはら - )/キュアドリーム/シャイニングドリーム
声:三瓶由布子
今回はピンクチームとして、ムシバーンやサーロイン達と戦っていく。メロディを上手く援護しながら目的地を目指した。
夏木 りん(なつき - )/キュアルージュ/キュアルージュ(レインボー)
声:竹内順子
今回はイエローチームとして行動し、トイマジンやコワイナー達と戦っていく。イエロチームの奇抜な行動に対しツッコミを入れる。運動で活躍。
春日野 うらら(かすがの - )/キュアレモネード/キュアレモネード(レインボー)
声:伊瀬茉莉也
今回はイエローチームとして行動し、ホシイナーやコワイナー達と戦っていく。持ち前の天然気質を発揮する。歌の勝負で活躍。
秋元 こまち(あきもと - )/キュアミント/キュアミント(レインボー)
声:永野愛
今回はブルーチームとして行動し、フリーズンとフローズン達と戦っていく。慣れない戦いをするリズムを上手く援護する。
水無月 かれん(みなづき - )/キュアアクア/キュアアクア(レインボー)
声:前田愛
今回はブルーチームとして行動し、魔女やザケンナー達と戦っていく。
妖精
ミルク/美々野 くるみ(みみの - )/ミルキィローズ/レインボーミルキィーローズ
声:仙台エリ
今回はイエローチームとして行動し、トイマジンやサラマンダー男爵達と戦っていく。トイマジンクラスの相手でも軽く蹴飛ばし、他のメンバー達をリードしていく。
ココ
声:草尾毅
ナッツ
声:入野自由
本作ではプリズムフラワーやミラクルライトなどに関して詳しい知識を持っている。
シロップ
声:朴璐美
本作ではプリキュア達のために奔走する。
サブキャラクター
増子 美香(ますこ みか)
ブンビー
ブンビーカンパニーの社員
ファッションショーの観客。
ミギリン
ヒダリン
チョコラ
世界が融合したことで現れた異世界の妖精達。

フレッシュプリキュア!

プリキュア
桃園 ラブ(ももぞの - )/キュアピーチ/エンジェルピーチ
声:沖佳苗
今回はピンクチームと組んで、サーロインやムシバーン達と戦っていく。改心したトイマジンの姿を利用して悪事を行うブラックホールに激怒する。
蒼乃 美希(あおの みき)/キュアベリー/エンジェルベリー
声:喜多村英梨
今回はブルーチームと組んで、魔女やフリーズンとフローズン達と戦っていく。ピーチがいないことで調子を乱され、苦手なの怪物と対峙することになるなど苦戦してしまう。
山吹 祈里(やまぶき いのり)/キュアパイン/エンジェルパイン
声:中川亜紀子
今回はイエローチームと組んで、トイマジンやサラマンダー男爵達とすごろくを通して戦っていく。動物仲良し対決で活躍する。
東 せつな(ひがし - )/キュアパッション/エンジェルパッション
声:小松由佳
今回はイエローチームと組んで、トイマジンやウザイナー達とすごろくで戦っていく。野球対決では過去に対戦経験のあるナケワメーケと再戦、ダンス対決でも活躍。
妖精
シフォン
声:こおろぎさとみ
タルト
声:松野太紀
本作ではプリキュア達のために奔走する。
サブキャラクター
桃園 あゆみ(ももぞの - )
山吹 正(やまぶき ただし)
山吹 尚子(やまぶき なおこ)
カオルちゃん
知念 大輔(ちねん だいすけ)
沢 裕喜(さわ ゆうき)
ファッションショーの観客。

ハートキャッチプリキュア!

プリキュア
花咲 つぼみ(はなさき - )/キュアブロッサム/スーパーキュアブロッサム
声:水樹奈々
今回はピンクチームとしてムシバーンやザケンナー達と戦っていく。先輩としてメロディをリードする。改心したサラマンダー男爵の姿を悪事に利用をするブラックホールに憤りを見せる。
来海 えりか(くるみ - )/キュアマリン/スーパーキュアマリン
声:水沢史絵
今回はブルーチームと組んで、フリーズンやフローズン達と戦っていく。ブルーチームの中では唯一活動的な性格であるため、ムードメーカーになる。
明堂院 いつき(みょうどういん - )/キュアサンシャイン/スーパーキュアサンシャイン
声:桑島法子
今回はイエローチームと組んで、トイマジンやデザトリアン達と戦っていく。武道対決で活躍。
月影 ゆり(つきかげ - )/キュアムーンライト/スーパーキュアムーンライト
声:久川綾
今回はイエローチームと組んで、サラマンダー男爵やウザイナー達と戦っていく。慣れない者同士が集まる中でも冷静さを失わず戦った。知識対決で活躍。
妖精
シプレ
声:川田妙子
コフレ
声:くまいもとこ
ポプリ
声:菊池こころ
本作ではプリキュア達のために奔走する。
サブキャラクター
来海 流之助(くるみ りゅうのすけ)
多田 かなえ(ただ - )
花咲 薫子(はなさき かおるこ)
ファッションショーの観客。

スイートプリキュア♪

プリキュア
北条 響(ほうじょう ひびき)/キュアメロディ/キュアメロディ(パワーアップ)
声:小清水亜美
今回はリズムと分かれてピンクチームとして行動して、ムシバーンやサーロイン率いるザケンナー達を相手に戦っていく。復活した敵達の力やブラックホールの桁外れの強大さを見て一時は弱気になるが、先輩であるブラック達に勇気付けられていく。
南野 奏(みなみの かなで)/キュアリズム/キュアリズム(パワーアップ)
声:折笠富美子
今回はメロディと分かれてブルーチームとして行動して、魔女やフリーズンとフローズン率いるデザトリアン達を相手に戦っていく。慣れない海辺の戦いに苦戦をするも、先輩のホワイト達の絶妙な援護のおかげで次第に自信を付けていく。
妖精
ハミィ
声:三石琴乃
ファッションショーに乱入し、響と奏が他のプリキュア達と交流を深めるキッカケを作る。

本作の敵

ボスキャラクター
これまでの単独映画に登場した敵側のゲストキャラクター。ブラックホールが邪悪な心のみを再現して生み出した存在として設定されており、全員目が赤くなっている。また前述通り邪悪な心のみを再現したため、原作の本編中で改心したキャラクターもプリキュアと敵対している。基本情報は各映画記事参照。
闇の世界の魔女/デビル
声:勝生真沙子
一味の中ではリーダー格であり、ブラックホールの存在及び復活の経緯を明かした。プリキュア達を自分の水晶の力でそれぞれバラバラに異世界に迷い込ませ、フリーズン、フローズンと共にブループリキュアチームと交戦する。
最終的に人間世界に戻り、デビル形態に変化し、ブラック・ホワイトと激突する。
フリーズン、フローズン
声:檜山修之、草尾毅
魔女と組み、ブループリキュアチームと交戦する。
プリキュアチームが合流した後は人間世界に戻り、メロディ・リズムと激突する。
サーロイン
声:速水奨
ムシバーンと共に、ピンクプリキュアチームと交戦する。
最終的に人間世界に戻り、本編と同様に牛型の巨人の姿になり、ブライト・ウィンディと激突する。
シャドウ
声:朴璐美
今回はプリキュア達とは直接戦わず、単独で人間世界に残り、自分の鏡を使ってプリズムフラワーの捜索を担当していたが、それを阻止した妖精達を追い詰めようとする。
本作の敵側のゲストキャラクターの中で、唯一強化形態に変身しない。
ムシバーン
声:大塚明夫
サーロインと組み、ピンクプリキュアチームを倒そうとする。
最終的には人間世界に戻り、マントを脱ぎ去るだけでなく、肉体が通常より筋肉質になった今作オリジナル形態になり、合流したプリキュア5と激突する。
トイマジン
声:塩屋浩三
サラマンダー男爵と共に、イエロープリキュアチームを「すごろくゲーム」で邪魔しようとする。
最終的に人間世界に戻り、巨大化し、ピーチ達と激突する。[4]
サラマンダー男爵
声:藤原啓治
ステッキの先端についているクリスタルの色がオリジナルの赤ではなく青になっており、攻撃の際も炎ではなく衝撃波を使う。トイマジンと共に、イエロープリキュアチームを「すごろくゲーム」で倒そうとする。
最終的に人間世界に戻り、ドラゴン形態になり、ブロッサム達と激突する。
怪物
ブラックホールが再現した、これまでのシリーズに登場した怪物キャラクター。本編で登場した怪物はほとんどが登場する。そのため個々の個体の詳細の記述は割愛する。
ザケンナー
声:滝知史
ウザイナー
声:渡辺英雄
コワイナー
声:桜井ちひろ
ホシイナー
声:ふくまつ進紗
ナケワメーケ、ナキサケーべ、ソレワターセ
声:中野慎太郎
ナケワメーケは本編では途中から個体ごとに鳴き声が異なっていたが、本作では統一された。
デザトリアン
声:金田朋子
唯一人語を話す。また、ダークブレスレットの力で強化されたタイプは強化後の姿で登場する。
本作オリジナル
ブラックホール
声:山寺宏一
今までプリキュア達が戦ってきた、ドツクゾーン、ダークフォール、ナイトメア、エターナル、ラビリンス、砂漠の使徒等の邪悪なエネルギーが暗黒宇宙で融合し、一つの思念体に生まれ変わった存在であり、フュージョンやボトムを生み出した、いわばオールスターズDX三部作全ての黒幕であり、今までのプリキュア達に敗れ去った敵達の集合体でもある。また、彼の生まれについて魔女が説明する過程で、TV版の歴代の敵組織等のボス達を取り込んでいる描写がある。[5]
地球を遥かに超える巨体で、その名の通り、宇宙に存在するブラックホールのような姿をしており、中央に赤い目がある他、長い両手も出せる。
プリズムフラワーを枯れさせて宇宙を飲み込み、全ての希望と命の輝きを無くし、無限の闇の世界を創立するため、映画に登場した敵達を邪悪な心のままに蘇らせて、彼らにプリキュア打倒とプリズムフラワーの捜索を指示しながら、地球へと近づいてくる。
宇宙最強の暗黒の力を持っており、上記の通り各映画に登場した敵達を復活させ、各組織の怪物達を大量に出現させることも可能。さらにプリキュア全員の変身を強制的に解除させ、変身アイテムを抹消・あるいは妖精が変身アイテムへと変化する力を奪うという特殊能力を持つ。フルパワーは、口から暗黒の色をした巨大な破壊光線を出し、地球に向かって放つ。
全ての配下達が敗れ去った後に、プリキュア達の前に姿を現して、雲に隠れていたプリズムフラワーを発見し、同時に地球を飲み込もうと行動を開始する。

本作のプリキュア

敵の罠により、3組のチームに分断されてしまい、各作品のプリキュアが混合して戦うことになる。

ピンクチーム
リーダー的なポジションのメンバーが集まったチームで、ブラック、ブルーム、ドリーム、ピーチ、ブロッサム、メロディの6人で構成される。サーロイン、ムシバーンと砂漠の世界で対決する。行動的ではあるものの、作戦を考えることが苦手なメンバーがほとんどであるため、上手く連携が取れず苦戦を強いられる。
ブルーチーム
参謀、または頭脳派のメンバーが集まったチームで、ホワイト、イーグレット、ミント、アクア、ベリー、マリン、リズムの7人で構成される。魔女、フリーズン、フローズンと海の世界で激突する。作戦考案や咄嗟の機転に優れるが、自発的に行動するタイプではないメンバーが大半を占めるため、調子が出ずに困惑する。
イエローチーム
運動や歌などの得意分野を持つ、または作品に途中参戦したメンバーが集まったチームで、ルミナス、ルージュ、レモネード、ローズ、パイン、パッション、サンシャイン、ムーンライトの8人で構成される。トイマジン、サラマンダー男爵とすごろく空間で激突する。天然ボケなメンバーが多いものの、すごろくで行われる様々なイベントではそれぞれ得意分野を持つメンバーが揃っていたため、順調にクリアしていく。

パワーアップ

プリズムフラワーによって力を得て変身したプリキュア。前作のキュアレインボーと同様であるが、一部変更された者もいる。スイートプリキュアは本作が初登場。なお、ここで記す前作とはDX2を指す。名称はDX2のものを使用する。前作未登場のキャラクターは(パワーアップ)と記す。

キュアブラック(スーパープリキュア)
キュアホワイト(スーパープリキュア)
シャイニールミナス(スーパープリキュア)
前作から大きな変更点はない。
必殺技
エキストリーム・ルミナリオ
本編と同様だが、スーパープリキュアの状態で放たれたのは本作が初。
ブライティブルーム
ウィンディイーグレット
前作から大きな変更点はない。
必殺技
プリキュア・スパイラル・ハート・スプラッシュ
ブルーム・イーグレットの際に放つ際と動作・台詞は同様。
シャイニングドリーム
キュアルージュ(レインボー)
キュアレモネード(レインボー)
キュアミント(レインボー)
キュアアクア(レインボー)
前作から大きな変更点はない。
必殺技
プリキュア・レインボーローズ・エクスプロージョン
本編と同様だが、パワーアップした状態で放たれたのは本作が初。
レインボーミルキィローズ
前作から大きな変更点はない。
必殺技
ミルキィローズ・メタルブリザード
本編と同様だが、パワーアップした状態で放たれたのは本作が初。
エンジェルピーチ
エンジェルベリー
エンジェルパイン
エンジェルパッション
前作から大きな変更点はないが、羽のサイズが統一化されている。
必殺技
プリキュア・ラブサンシャイン・フレッシュ、プリキュア・エスポワールシャワー・フレッシュ
プリキュア・ヒーリングプレアー・フレッシュ、プリキュア・ハピネスハリケーン
それぞれピーチ、ベリー、パイン、パッションが放つ。パッション以外はキュアエンジェルの状態で放つのは本作が初。
スーパーキュアブロッサム
スーパーキュアマリン
スーパーキュアサンシャイン
スーパーキュアムーンライト
本編との変更点は特にないが、ブロッサムとマリンはDX2のキュアレインボーからスーパーシルエットに変更されている。
必殺技
プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラ
本編からの変更点は特にない。
キュアメロディ(パワーアップ)
全体的に肌の露出が減少し、肩にもフリルが追加されスカートも二段構造のロングになっている。
キュアリズム(パワーアップ)
全体的に肌の露出が減少し、スカートも二段構造のロングになっている。
必殺技
プリキュア・ミュージック・ロンド
ベルティエの種類以外は両者共通で、双方パワーアップ状態で技を放っている。

合体技

プリキュア・コラボレーションパンチ
ピンクプリキュアチームが同時にパンチを放つ技。ピンクのオーラを放ち、怪物達を蹴散らした。その結果、砂漠の迷路とオーブンが融合した世界の出口の位置が露見する。

舞台・用語

プリズムスターミラクルライト
本編ではミラクルライトと統一して呼称される。プリズムフラワーの力と連動している。鏡に光を反射させると威力が強化される。
プリズムフラワー
人間世界とそれぞれの妖精の世界を繋いでいる力の源。これが消滅すると妖精達が強制的にそれぞれの世界に戻され、交流が断絶されてしまう。
砂漠の迷路とオーブンの世界
ピンクチームが飛ばされた世界。サーロインが支配していた砂漠の迷路にムシバーンの支配していたオーブンの世界が融合したような世界で砂漠の中にオーブンが埋まっているような光景になっている。
船の墓場と氷の世界
ブルーチームが飛ばされた世界。魔女の支配していた船の墓場とフリーズン&フローズンの支配していた氷の世界が融合したような世界で海に浮いた廃船が足場となり空に雪の結晶が浮かんでいる。
おもちゃの国のすごろく
イエローチームが飛ばされた場所。おもちゃの国の双六ゾーンのような世界でマスの指令に出てくる怪物たちを倒しながら進んでいくことになる。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「キラキラkawaii!プリキュア大集合♪〜いのちの花〜」
作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:大石憲一郎、歌:工藤真由、コーラス:五條真由美うちやえゆか
OPはオールスターズDXシリーズ初の3D仕様だが、フレッシュのEDから起用されているものとは異なる。
エンディングテーマ「ありがとうがいっぱい」
作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:塩崎容正、歌:キュア・レインボーズ(五條真由美・うちやえゆか・工藤真由・宮本佳那子・茂家瑞季・林桃子池田彩) with プリキュアオールスターズ21(プリキュア声優21人)、コーラス:ヤング・フレッシュ
シリーズごとに妖精との初の邂逅と交流のシーンが流れる。その画面の下では歴代の妖精がライトを振っている。

特別番組

『映画プリキュアオールスターズDX3のすべて』
2011年3月26日のBS11ほか、30分枠で放送の映画見所と歴代オールスターズDXの紹介が中心のTV特番。ただし、製作局となる関西のABCや一部の地区での地上波の放送予定はない。

関連商品

備考・その他

  • 日刊スポーツ2011年1月1日元旦付けの新聞広告で、本作と『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』3作合同で、日本初の3D新聞広告が掲載。クロマデプス3Dメガネを使用しており、配達発送分にのみ3Dメガネも同梱される[7]
  • 環境省とのタイアップで温暖化防止キャンペーン『チャレンジ25』のタイアップポスターを団体・企業に無料配布される[8]。キャッチコピーは「プリキュアオールスターズは、花と光で地球を救いますッ!」。
  • 横浜市営地下鉄で、2011年3月5日より4月5日まで映画公開記念スタンプラリーを実施。[9]
  • チキータがタイアップによるプレゼントキャンペーンを実施。[10]対象商品のバーコードを送る事で、2011年2月9日から3月7日までの第1弾では《プリキュア賞》映画親子ペア券が500組1000名に、《チキータ賞》現金3000円が500名に抽選でプレゼントされた。3月8日から4月10日までの第2弾では《プリキュア賞》がスイートプリキュアの意匠を施した玩具腕時計「きゃらっち!スイートプリキュア」となり、500名にプレゼントされる。《チキータ賞》は第1弾と景品・当選者数共に同じ。また両賞を外れた応募者へのWチャンスとして、抽選で3000名に「チキータ×プリキュア ぬりえ付き自由帳」がプレゼントされる。なお第1弾の映画親子ペア券については、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で遅配が生じた事が発表された。[11]
  • 2011年3月14日には当映画の完成披露試写会が、また公開日の19日には舞台挨拶が予定されていたが、東北地方太平洋沖地震によって計画停電等の影響により困難となり、いずれも中止となった(なお、舞台挨拶は4月2日以降に延期)。また、災害を連想させるシーンを削除しての上映が決定された[12]。この他主題歌シングルとサウンドトラックのCDが4月6日に発売延期になり[13]、3月30日に歴代のプリキュアや主題歌を担当した歌手、声優が出演するスペシャルコンサート『みんなをつなぐ♥この日限りの プリキュアオールスターズスペシャルステージ!』の開催を予定していたが、こちらも中止となった[14]
  • 前作同様に大人のファン向けのオールナイトイベント「プリキュアと夜更かししちゃお!!プリキュアナイトカーニバル!」が2011年5月6日に新宿バルト9にて行われた。来場者にはクリスタルミラクルライト、ミラクルフラワーライト、プリズムスターミラクルライト、プリキュア一筆メッセージカード21枚セット(プリキュアぴあに掲載、東京メトロ新宿駅メトロプロムナードで限定公開されたポスターに使用されたイラストのカード)、プリキュアオールスターズポストカード7枚セット(本作ラストシーンで使用されたイラストを元にしたカード)が配られた。また、トークショーには第1部に本名陽子、樹元オリエ、三瓶由布子、沖佳苗、水沢史絵が、第2部にゆかな、榎本温子、前田愛、小松由佳、久川綾が、第3部に鷲尾天プロデューサーと大塚隆史監督が出演、小清水亜美と折笠富美子もビデオレターで出演した。

脚注

外部リンク