コンテンツにスキップ

「ニワゼキショウ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Pippi (会話 | 投稿記録)
画像追加、節分け
Pippi (会話 | 投稿記録)
加筆と参考ページ追加、構成の若干の変更
19行目: 19行目:


== 概説 ==
== 概説 ==
[[画像:ニワゼキショウ 赤紫.jpg|thumb|200px|left|ニワゼキショウの花(赤紫色)]]
日本では ''S. atlanticum'' の学名があてられることも多いが、誤りである。北米に生息する本来の ''S. atlanticum'' は[[多年生]]で、[[雌しべ]]が[[花被]]より長いなど、日本のニワゼキショウとは異なる特徴をもっている。
[[芝生]]や草地などに群生る。花期は5月から6月で、直径5mmから6mm程度の小さな花を咲かせる。花弁は6枚に分かれる。花色は[[白]]のものと[[赤紫]]ものがあり、中央部どちらも黄色である。花は、受精すると、一日でしぼんでしまう。


日本に普通みられるものは、テキサス州を中心に分布する多型的な種である。従って、[[明治時代]]に観賞用として[[北アメリカ]]から輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が[[帰化植物]]となったものである。
日本に普通みられるものは、[[アメリカ合衆国]][[テキサス州]]を中心に分布する多型的な種である。[[明治時代]]に観賞用として[[北アメリカ]]から輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が[[帰化植物]]となったものである。


日本では ''S. atlanticum'' の学名があてられることも多いが、誤りである。[[北米]]に生息する本来の ''S. atlanticum'' は[[多年生]]で、[[雌しべ]]が[[花被]]より長いなど、日本のニワゼキショウとは異なる特徴をもっている。
[[芝生]]や草地などに群生している。花期は5~6月で、花色は[[白]][[赤紫]]で、[[青]]味がかったものはオオニワゼキショウとの雑種。花は、受精すると、一日でしぼんでしまう。


== 雑種 ==
[[画像:ニワゼキショウ 赤紫.jpg|thumb|200px|left|ニワゼキショウの花(赤紫色)]]
花色が[[青]]味がかったものは[[オオニワゼキショウ]]との[[雑種]]である。

== 外部リンク ==
* [http://eco.goo.ne.jp/nature/plant/data/data221.html ニワゼキショウ] - 植物図鑑 環境goo


{{DEFAULTSORT:にわせきしよう}}
{{DEFAULTSORT:にわせきしよう}}

2011年9月30日 (金) 13:46時点における版

ニワゼキショウ
ニワゼキショウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
: ユリ目 Liliales
: アヤメ科 Iridaceae
: ニワゼキショウ属 Sisyrinchium
: ニワゼキショウ S. rosulatum
学名
Sisyrinchium rosulatum
和名
ニワゼキショウ(庭石菖)

ニワゼキショウ(庭石菖 Sisyrinchium rosulatum)はアヤメ科ニワゼキショウ属一年草

概説

ニワゼキショウの花(赤紫色)

芝生や草地などに群生する。花期は5月から6月で、直径5mmから6mm程度の小さな花を咲かせる。花弁は6枚に分かれる。花色はのものと赤紫のものがあり、中央部はどちらも黄色である。花は、受精すると、一日でしぼんでしまう。

日本に普通みられるものは、アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種である。明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものである。

日本では S. atlanticum の学名があてられることも多いが、誤りである。北米に生息する本来の S. atlanticum多年生で、雌しべ花被より長いなど、日本のニワゼキショウとは異なる特徴をもっている。

雑種

花色が味がかったものはオオニワゼキショウとの雑種である。

外部リンク