コンテンツにスキップ

「マインドフルネス認知療法」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
en:Mindfulness-based cognitive therapy(2011年11月5日 (土) 11:15、MainUser:Mark Arsten,Ronz,Mean as custard,LilHelpa,Ekabhishek)版と参考文献を参照
 
Garakmiu (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
1行目: 1行目:
'''マインドフルネス認知療法'''(-にんちりょうほう、英:Mindfulness-based cognitive therapy、略称:'''MBCT''')は、[[サティ (仏教)|マインドフルネス]](気づき)を基礎に置いた[[認知療法]]で、第3世代の認知療法の1つ。
'''マインドフルネス認知療法'''(マインドフルネスにんちりょうほう、英:Mindfulness-based cognitive therapy、略称:'''MBCT''')は、[[サティ (仏教)|マインドフルネス]](気づき)を基礎に置いた[[認知療法]]で、第3世代の認知療法の1つ。


== 概要 ==
== 概要 ==

2011年12月28日 (水) 10:16時点における版

マインドフルネス認知療法(マインドフルネスにんちりょうほう、英:Mindfulness-based cognitive therapy、略称:MBCT)は、マインドフルネス(気づき)を基礎に置いた認知療法で、第3世代の認知療法の1つ。

概要

本療法は、心に浮かぶ思考や感情に従ったり、価値判断をするのではなく、ただ思考が湧いたと一歩離れて観察するという、マインドフルネスの技法を取り入れ、否定的な考え、行動を繰り返(自動操縦)さないようにすることで、うつ病の再発を防ぐことを目指す。

本療法の一般的なレッスンは8週間行われ、導入前の面接、グループレッスン、ホームワークからなる。グループレッスンでは、まず干しブドウを味わうことから始まり、呼吸への観察を中心として、静坐瞑想、歩行瞑想に進み、毎日45分間、週6日のホームワーク、1日3回、或いはイライラしそうになった時の3分間呼吸法へ進み、日々の生活で習慣的に行えるように訓練する[1]

沿革

本療法は、1991年にZ・V・シーガルJ・M・G・ウィリアムズJ・D・ティーズデールらによって、既にマインドフルネスを用いた心理療法を行っていたジョン・カバットジンマインドフルネスストレス低減法を基に開発された。

利点

本療法では、瞬間瞬間ごとに注意を払う方法、または集中する方法を学習するため、価値判断なしに優劣順位を付けることが出来る。

英国国立医療技術評価機構は、うつ病の主症状を経験した患者に、この療法を勧めている[2]

類似した認知療法

参考文献

脚注

  1. ^ 『マインドフルネス認知療法 うつを予防する新しいアプローチ』(Z・V・シーガルJ・M・G・ウィリアムズJ・D・ティーズデール共著、越川房子監訳、北大路書房、2007年)
  2. ^ http://mbct.co.uk/about-mbct/

関連項目

外部リンク