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'''中川 博之'''（なかがわ ひろゆき、[[1937年]][[3月15日]] - ）は、[[大韓民国|韓国]][[ソウル市]]出身の日本の[[作曲家]]、歌手。別名：'''五十嵐悟'''。
'''中川 博之'''（なかがわ ひろゆき、[[1937年]][[3月15日]] - ）は、現在の[[大韓民国|韓国]][[ソウル特別市|ソウル市]]生まれの日本の[[作曲家]]、歌手。別名に'''五十嵐 悟'''（いがらし さとる）。妻は作詞家の[[高畠じゅん子]]。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
[[1937年]][[大韓民国|韓国]][[ソウル市]]で生まれる。
*[[1937年]]、[[日本統治時代の朝鮮]]の[[京城府]]（現在の[[大韓民国|韓国]]・[[ソウル特別市|ソウル市]]）で生まれる。
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*[[1945年]]、戦火を逃れ朝鮮北部に疎開する。[[太平洋戦争]]敗北とともに数ヶ月の逃避行を経て京城に戻り、収容所で徴兵から復員して来た父と劇的な再開を果たす。翌日、極度の過労から急性肺炎で母が死去する。

*[[1946年]]、母の遺骨を抱き、引揚船で日本に帰国する。
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[[1945年]]戦火を逃れ北朝鮮に疎開。太平洋戦争敗北とともに数ヶ月の逃避行。ソウルに戻り、収容所で徴兵から復員して来た父と劇的な再開。翌日、極度の過労から急性肺炎で母が死去。[[1946年]]母の遺骨を抱き引揚船で日本に帰国。父の故郷[[岡山県]][[新見市]][[哲多町]]宮河内、母の故郷[[山口県]][[光市]]で青年時代を過ごす。
*その後、父の故郷の[[岡山県]][[新見市]][[哲多町]]宮河内、母の故郷の[[山口県]][[光市]]で青年時代を過ごす。

[[1955年]]「[[湖畔の宿]]」が好きだった母の影響を受け音楽家を志し単身上京。様々な職種に就きながら音楽を勉強。[[1962年]]CMソングのオーディションに合格。プロの道へと進む。当時、広告代理店のプロデューサーだった[[内田康夫]]（現・[[推理作家]]）と、数多くのCMソングを発表。[[1966年]]「[[ラブユー東京]]」で歌謡界に作家デビュー。ミリオンセラーとなり、クラウンレコードの専属作曲家となる。以来、ムード歌謡界の第一人者として活躍している。作詞家[[高畠じゅん子]]は夫人。[[1972年]][[美川憲一]]が歌う「[[さそり座の女]]」を作曲。作曲数は1,500曲以上、レコード、CDの売上枚数は450万枚以上。[[新見市立千屋小学校]]の校歌をボランティアで作曲したこともある。
*[[1955年]]「[[湖畔の宿]]」が好きだった母の影響を受け、音楽家を志し単身上京し、様々な職種に就きながら音楽を勉強する。
*[[1962年]]、CMソングのオーディションに合格、プロの道へと進む。当時、[[広告代理店]]のプロデューサーだった[[内田康夫]]（現在は[[推理作家]]）と、数多くのCMソングを発表する。
*[[1966年]]、「[[ラブユー東京]]」で歌謡界に作家デビューする。ミリオンセラーとなり、[[日本クラウン|クラウンレコード]]の専属作曲家となる。以来、ムード歌謡界の第一人者として活躍している。
*[[1972年]]、[[美川憲一]]が歌う「[[さそり座の女]]」を作曲。
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*[[2010年]][[5月27日]]、新見市は初の市民栄誉賞を同氏に贈呈することを発表し<ref>[http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001006020001 新見市民栄誉賞に中川氏] 朝日新聞岡山県版 2010年6月2日閲覧</ref>、6月6日に授賞式が行われた。

作曲数は1,500曲以上、レコード、CDの売上枚数は450万枚以上。[[新見市立千屋小学校]]の校歌をボランティアで作曲したこともある。
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[[2010年]][[5月27日]]、新見市は初の市民栄誉賞を同氏に贈呈することを発表し<ref>[http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001006020001 新見市民栄誉賞に中川氏] 朝日新聞岡山県版 2010年6月2日閲覧</ref>、6月6日に授賞式が行われた。


==代表作品==
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==関連==
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== 脚注 ==
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==関連項目==
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* [[日本クラウン]]


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[[Category:日本の作曲家]]
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[[Category:NHK紅白歌合戦歌唱楽曲・作詞者・作曲者]]
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[[Category:日本の引揚者]]
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2012年2月26日 (日) 22:28時点における版

中川 博之
出生名 中川博之
生誕 (1937-03-15) 1937年3月15日（87歳）
出身地 日本の旗 日本 京城府/岡山県新見市
ジャンル ムード歌謡
職業 作曲家
活動期間 1966年 -
事務所 N．T音楽事務所

中川 博之（なかがわ ひろゆき、1937年3月15日 - ）は、現在の韓国ソウル市生まれの日本の作曲家、歌手。別名に五十嵐 悟（いがらし さとる）。妻は作詞家の高畠じゅん子。

経歴

作曲数は1,500曲以上、レコード、CDの売上枚数は450万枚以上。新見市立千屋小学校の校歌をボランティアで作曲したこともある。

代表作品

発売年 タイトル 作詩者 歌手
1966年 ラブユー東京 上原尚 黒沢明とロス・プリモス
涙とともに 木村伸 黒沢明とロス・プリモス
1967年 新潟ブルース 山岸一二三、水沢圭吾/補 黒沢明とロス・プリモス、美川憲一
雨の銀座 富樫政子 黒沢明とロス・プリモス
生命のブルース 木村伸 黒沢明とロス・プリモス
1968年 たそがれの銀座 古木花江 黒沢明とロス・プリモス
サヨナラ横浜 なかにし礼 石原裕次郎
さようならは五つのひらがな 星野哲郎 黒沢明とロス・プリモス
夜の銀狐 中山大三郎 斉条史朗
海はふりむかない 田谷静江、水沢圭吾/補 西郷輝彦
1969年 ラスト・デート 水島哲 由美かおる
1971年 お金をちょうだい 星野哲郎 美川憲一
1972年 冷えた世代 伊勢正三 須藤リカ
さそり座の女 斉藤律子 美川憲一
1973年 わたし祈ってます 五十嵐悟 敏いとうとハッピー&ブルー
1974年 はしゃぎすぎたのね 中川博之 美川憲一
ナナという女 山口洋子 美川憲一
1975年 昨日の女 阿久悠 湯原昌幸、小林繁
1976年 意気地なし 高畠じゅん子 森雄二とサザンクロス
れんが色の酒場 杉紀彦 細川俊之
1977年 足手まとい 高畠じゅん子 森雄二とサザンクロス
1978年 岡山びろうどの夜 南沢純三 バーブ佐竹
北海岸 丹古晴巳 小林旭
1981年 好きですサッポロ 星野哲郎 森雄二とサザンクロス
東京ラスト・ナイト 星野哲郎 玉置宏&真咲よう子
1982年 前橋ブルース 星野哲郎 森雄二とサザンクロス
1984年 ひとり占め 高畠じゅん子 森雄二とサザンクロス
誘惑 酒谷明良 東京クリスタル
1986年 あじさいの花 高畠じゅん子 神戸一郎
1989年 最後にもう一度 里村龍一 秋庭豊とアローナイツ
純情物語 中山大三郎 梅宮辰夫&村上幸子
1991年 磐越西線 高畠じゅん子 田代美代子
1994年 あじさいの花 高畠じゅん子 真咲よう子
昭和生まれの風来坊 高畠じゅん子 里見浩太郎
1995年 幸せになりたい 高畠じゅん子 美川憲一
花冷え 高畠じゅん子 里見浩太郎
1996年 花氷 高畠じゅん子 里見浩太郎
北の都の物語 高畠じゅん子 里見浩太郎&黒木瞳
1997年 花しぐれ 高畠じゅん子 里見浩太郎
駅 池田充男 真帆花ゆり
1998年 別れの旅路 たかたかし 美川憲一
あじさいブルース 星野哲郎 里見浩太郎
前橋ブルース 星野哲郎 北川大介
赤ちょうちんの詩 荒木とよひさ 真帆花ゆり
1999年 愛の行方 池田充男 里見浩太郎
桜花のとき 荒木とよひさ 西郷輝彦
2001年 双子座生まれ ちあき哲也 美川憲一
北の終着駅 荒木とよひさ 北川大介
男の心情 たかたかし 里見浩太郎
素晴らしき人生 高畠じゅん子 里見浩太郎
2002年 北に生まれたその女は 荒木とよひさ 北川大介
そんな鷗の港町 荒木とよひさ 北川大介
2003年 男の花火 高畠じゅん子 加納ひろし
2004年 この愛に生きて 荒木とよひさ 北川大介
ひだまり 高畠じゅん子 加納ひろし
札幌えれじい 久仁京介 竹島宏
2005年 愛は煌めいて 高畠じゅん子 美川憲一
新潟のひとよ たかたかし 里見浩太郎
終わりのない旅 たかたかし 里見浩太郎
京都冬化粧 高畠じゅん子 真咲よう子
2006年 幸せの曲がり角 高畠じゅん子 真帆花ゆり
東京ロスト・ラブ 高畠じゅん子 青山ひかる
フォーエバー東京 たかたかし ロス・プリモス
金沢待宵月 高畠じゅん子 真咲よう子
まだかな橋 花房光子 真咲よう子
2007年 古都情念 高畠じゅん子 美川憲一
ふたりの旅路 高畠じゅん子 里見浩太郎
夜の銀狐 中山大三郎 竹島宏
めぐり逢いもう一度 荒木とよひさ 叶竜也
大江戸なごり花 高畠じゅん子 真咲よう子
幸せになってね 中川博之 瀬口侑希
2008年 マイ・ラブ・アゲイン 高畠じゅん子 里見浩太郎
好きだから松江 濱田珠鳳、高畠じゅん子/補 伊吹友里
愛は嫉妬 たかたかし 美川憲一
2009年 愛あればこそ 高畠じゅん子 里見浩太郎
赤ちょうちんの詩 荒木とよひさ 伊吹友里
ソウル・愛ふたたび 高畠じゅん子 中川博之
愛をありがとう 高畠じゅん子 中川博之

脚注

  1. ^ 新見市民栄誉賞に中川氏 朝日新聞岡山県版 2010年6月2日閲覧

関連項目

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