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'''バラエティ番組'''は、[[歌]]・[[コント]]・[[コメディ]]・[[視聴者]]参加型の企画などのいくつかの種類の[[娯楽]]を組み合わせた[[テレビ番組|テレビ]]・[[ラジオ番組]]のことである。
'''バラエティ番組'''(バラエティばんぐみ)は、[[歌]]・[[コント]]・[[コメディ]]・[[視聴者]]参加型の企画などのいくつかの種類の[[娯楽]]を組み合わせた[[テレビ番組|テレビ]]・[[ラジオ番組]]のことである。


== 概要 ==
== 概要 ==
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== 観客の演出==
== 観客の演出==
 [[2000年代]]に入ると笑ったら手を叩く演出が多くなり、視聴率だけではなく番組に対する好奇心を与えるようになってきた。もともとは[[ヨーロッパ]]から来た演出で、日本では1980年代後半からであるが、当時はごくわずかな番組に限られていた。
[[2000年代]]に入ると笑ったら手を叩く演出が多くなり、視聴率だけではなく番組に対する好奇心を与えるようになってきた。もともとは[[ヨーロッパ]]から来た演出で、日本では1980年代後半からであるが、当時はごくわずかな番組に限られていた。
 しかし、[[2000年]]にレギュラー放送を開始した[[いきなり黄金伝説]]を皮切りに徐々にこの演出が採用されるようになってからは、また、ラフトラックにも使われるようにもなってきた。
しかし、[[2000年]]にレギュラー放送を開始した[[いきなり黄金伝説]]を皮切りに徐々にこの演出が採用されるようになってからは、また、ラフトラックにも使われるようにもなってきた。
 この演出の特徴は笑いに堪えるのに限界があるため、手を叩く若者(主に女性)が増えてきたからでもある。締めるときはひき笑いや笑いで締めているが、放送局や番組によってはするあるいはしないなど完全に統一でないが、今後こうした演出は今後増えていく傾向にある。
この演出の特徴は笑いに堪えるのに限界があるため、手を叩く若者(主に女性)が増えてきたからでもある。締めるときはひき笑いや笑いで締めているが、放送局や番組によってはするあるいはしないなど完全に統一でないが、今後こうした演出は今後増えていく傾向にある。
 
 

== 日本のバラエティ番組 ==
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==外部リンク==
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2012年3月8日 (木) 16:05時点における版

バラエティ番組(バラエティばんぐみ)は、コントコメディ視聴者参加型の企画などのいくつかの種類の娯楽を組み合わせたテレビラジオ番組のことである。

概要

元来はバラエティショーを放送メディアに移植したもので、台本の存在するシチュエーションコメディと、生ライブの二種類のバラエティ番組が存在する。

傾向

例えば1960年代では視聴率50、60%を記録するバラエティ番組が日常的に存在していた。だが、最近ではテレビ番組全体の視聴率は年々全体的に低下しており(詳しくはテレビ離れを参照)、ゴールデンタイムであれ視聴率10%台、あるいは二桁を切る番組も多くなっている。

ワイプ

VTRと出演者のコメントを交互に配置する番組において増えた演出方式である。VTRの端(主に右上や右下)にそのVTRを見るタレントの顔を写すようになった。これによりタレントのリアクションと、視聴者のリアクションに同期が取れる。つまり「笑うポイント」を視聴者に明示出来る利点もある。また、話術に難のあるタレントであっても、変わった表情や、その他のリアクション(手を叩く、拍手)といった行為で「笑いどころ」を創出出来る利点もある。[要出典]

テロップ

1990年代前半から増え始めた演出。『進め!電波少年』が元祖とされる説[1]と、『探偵!ナイトスクープ』が元祖とされる説[2]があるが、後者では『電波少年』が放送を開始する約4年前の1988年6月18日放送分で初めてコメントフォローテロップが使用されたとの記録があり、客観的な史実から見れば明らかに『探偵!ナイトスクープ』のほうが元祖である。宝くじを買う理由を道行く人にインタビューする際、ある老人が「難民に寄付する」と言ったところ泣き声になって聞き取りにくかったためテロップを出したのが始まりであり、『電波少年』ではプライムタイムの放送にもかかわらず低予算で組まれていた番組のためロケの模様を市販ビデオカメラで撮影する場合に、音声をうまく収音できなかったため、苦肉の策としてテロップを積極的に活用したものとされている[3]

朝日新聞連載の『おすぎのピリ辛』では、少し前まではテロップは「うっとうしいからやめよう」という事にテレビ業界はなっていたが、小さくしたり消したりすると途端に視聴率が下がったため、余計にテロップが表示されるようになったと語られている。また、この現状について、「バラエティ番組の『突っ込みテロップ』は、誰かが突っ込みを入れてやらないと面白くならないようなことを、既に収録の時点でやってしまう。これはすごくおせっかいで、出演者をバカにしている」と語っている。

観客の演出

2000年代に入ると笑ったら手を叩く演出が多くなり、視聴率だけではなく番組に対する好奇心を与えるようになってきた。もともとはヨーロッパから来た演出で、日本では1980年代後半からであるが、当時はごくわずかな番組に限られていた。 しかし、2000年にレギュラー放送を開始したいきなり黄金伝説を皮切りに徐々にこの演出が採用されるようになってからは、また、ラフトラックにも使われるようにもなってきた。 この演出の特徴は笑いに堪えるのに限界があるため、手を叩く若者(主に女性)が増えてきたからでもある。締めるときはひき笑いや笑いで締めているが、放送局や番組によってはするあるいはしないなど完全に統一でないが、今後こうした演出は今後増えていく傾向にある。  

日本のバラエティ番組

バラエティ番組に対する批判

日経ビジネス2006年1月30日号の中で大橋巨泉は「バラエティーと称する、わけの分からないものは日本にしか存在しない。外国では台本がきちんとあるシチュエーションコメディーと、ライブだけ」「今のバラエティーは芸能界の内幕ネタばかりで芸能人が使い捨ての状態になっている」と批判している。

また、元NHKのプロデューサーである立元幸治の著作『誰がテレビをつまらなくしたのか』(PHP研究所刊)では、『テレビ番組がつまらなくなった原因は、多くはプロデューサーにある。』としており、『海外ではテレビ番組の国際市から売れている番組を購入したり、一流のプロデューサーを使ったり大金を投じて番組を作る。比べて日本はコネで入社した三流プロデューサーが思いつきで番組を作っている。彼等の殆どは年収1000万以上の高給取り。さらに、お笑い芸人やタレントらには一回の出演で数百万から数千万の給料をあげているにも関わらず、クイズやバラエティの景品は金をかけない安っぽいものが殆ど。そしてその芸能人共は大金をもらっている癖に安っぽい景品や食事で一喜一憂し一般視聴者と同レベルの生活を演じている。完全に視聴者の事をバカにしている。』と切り捨てている。

2009年11月、放送倫理・番組向上機構は「最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見」を発表した[4]。「バラエティ番組がこれまで人々をタブーから解放し、より自由で、風通しのよい社会を作ることに貢献してきた事実を高く評価するがゆえに、一方でバラエティ番組がその自由で斬新な表現という特性をより発揮するように製作者を励ますことのできる方法はないものか」[5]を考えた末、意見書のバラエティ化を図って提言を行った。これに対して日本民間放送連盟は2010年3月、「バラエティー向上委員会」というイベントを開催した。集まった製作者からは、BPOの意見書はうっとうしい(50人中22人)。視聴者が不勉強(37人)。不当な現場介入という意見が寄せられた[6]

脚注

  1. ^ ひろゆき『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』巻末の土屋敏男との対談より
  2. ^ 松本修著『探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子』P139
  3. ^ 『TVの現場はどうなっている!? 「テロップ編」』(民放プロデューサー・谷スグル) 日刊ゲンダイ 2010年3月3日付(2日発行)
  4. ^ 放送倫理検証委員会 (2009年11月17日). “最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見”. 放送倫理・番組向上機構. 3月17日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
  5. ^ P2
  6. ^ 民放側が本音の議論 バラエティー番組 BPO意見書巡り”. 朝日新聞 (2010年3月16日). 3月16日閲覧。accessdateの記入に不備があります。

関連項目

外部リンク