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「NARUTO -ナルト-の登場人物/log20120612」の版間の差分

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: 声 - [[近藤隆]]
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: 享年不明。身長174cm。体重54kg。「根」の一員だった青年。部隊ではサイの兄のような存在だったが、病死している。
: 享年不明。身長174cm。体重54kg。「根」の一員だった青年。部隊ではサイの兄のような存在だったが、根の最終試験の際、病死している(ダンゾウには自分がサイに殺されたと偽らせた)
: 第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生される。偵察部隊に振り分けられるが、そこでの役目は「サソリの傀儡の代用」であり、体内にデイダラの起爆粘土を仕込まれるなど、道具として扱われた。カンクロウ率いる奇襲部隊との交戦でサイと再会し、サイの荷物が散らばった際に見た彼の描いた絵を見たことで魂の縛りが解け、サイに礼の言葉を残して昇天した。
: 第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生される。偵察部隊に振り分けられるが、そこでの役目は「サソリの傀儡の代用」であり、体内にデイダラの起爆粘土を仕込まれるなど、道具として扱われた。カンクロウ率いる奇襲部隊との交戦でサイと再会し、サイの荷物が散らばった際に見た彼の描いた絵を見たことで魂の縛りが解け、サイに礼の言葉を残して昇天した。
; フー
; フー

2012年5月17日 (木) 14:07時点における版

NARUTO -ナルト- > NARUTO -ナルト-の登場人物/log20120612

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NARUTO -ナルト-の登場人物(ナルトのとうじょうじんぶつ)では、漫画『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の人物を列挙する。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


木ノ葉隠れの里(火の国)

カカシ班(第七班)

第一部ではナルト・サスケ・サクラ・カカシの四人一組(フォーマンセル)。第二部では、ナルト・サクラ・サイ・カカシ(またはヤマト)の四人一組。師弟の系譜を辿れば、初代火影・二代目火影→三代目火影→自来也→四代目火影→カカシ→ナルト・サスケ・サクラとなり、木ノ葉でも屈指の由緒を誇るメンバー。また、ナルト・サスケ・サクラの三人は、自来也を含む伝説の三忍にそれぞれ関わりがある。

うずまきナルト
- 竹内順子/演 - 屋良朝幸
主人公。体に尾獣の一体・九尾の妖狐を宿している。
うちはサスケ
声 - 杉山紀彰/演 - 町田慎吾
ナルトの親友でありライバル。うちは一族の末裔。 第二部からは抜け忍となり、ナルト達と敵対する。
春野サクラ
声 - 中村千絵/演 - 三倉茉奈、三倉佳奈(ダブルキャスト)
ヒロイン。第七班の紅一点。
はたけカカシ
声 - 井上和彦、幼少期:田村睦心/演 - 岩崎大
第七班の教官。彼の異名は『写輪眼のカカシ』『コピー忍者』。
サイ
声 - 日野聡
第二部から登場。暗部養成機関「根」に所属している。
ヤマト
声 - 小山力也
第二部から登場。暗部の隊員。

アスマ班(第十班)

第一部では、アスマ・シカマル・いの・チョウジのフォーマンセル。頭脳戦に優れているのが特徴。血継限界の能力者がいない。シカマル・いの・チョウジ(通称猪鹿蝶トリオ)は、親の代から親交がある。第二部での暁追跡時は、アスマ・シカマル・コテツ・イズモのフォーマンセルと、いの、チョウジ、ライドウ・アオバとフォーマンセル。アスマの死後は、カカシ・シカマル・いの・チョウジのフォーマンセル。3人共下忍の頃からお揃いのピアスをつけている。

猿飛アスマ
声 - 小杉十郎太、幼少期:瀧本富士子
十班を担当する教官。上忍。第二部で暁の飛段に殺害される。
奈良シカマル
声 - 森久保祥太郎
「めんどくせ~」が口癖で、常にやる気のなさを丸出しにしているが、実はIQ200を超える戦略家。中忍試験で中忍になる。
山中いの
声 - 柚木涼香
アスマ班の紅一点。サクラのライバル兼最高の親友。
秋道チョウジ
声 - 伊藤健太郎
秋道一族のポッチャリ系忍者。シカマルの大親友。

紅班(第八班)

紅・キバ・シノ・ヒナタのフォーマンセルで、探索力に優れているのが特徴。第二部の途中では、カカシが臨時の隊長。原作ではあまり出番や活躍がないが、アニメ版では出番と活躍がやたら多い。アニメスタッフの中にヒナタファンが居るらしい。

夕日紅
声 - 落合るみ
八班を担当する才色兼備の女教官で、猿飛アスマの恋人。木ノ葉でもトップクラスの幻術使い。
犬塚 キバ
声 - 鳥海浩輔
13→16歳。身長152→169cm。体重44→52kg。犬と共に戦う犬塚一族の少年。鋭い嗅覚と野生の勘の持ち主。気性が激しく、理論よりも本能で行動するワイルドな性格。リーダー気質な面があり、シノとヒナタを引っ張っている。口は悪いが仲間思いである。両頬に赤い逆三角形が描いてある。赤丸とはいつも一緒、赤丸との散歩が日課であり、里の地理に詳しい。戦闘時においても洗練された連携を生かしている。中忍試験でナルトと対戦、敗北してからはナルトの力を認めライバル心を抱く。
サスケ奪還任務では左近・右近と交戦。赤丸共々重傷を負い、窮地に追い詰められるがカンクロウに助けられる。
第一部では下忍、ナルトの修行中に中忍となる。第二部では忍犬以上に鼻が利く。赤丸の体の大きさの成長を感じていない。
サスケ捜索任務ではナルトとフォーメーションBを繰り出したらしい(アニメではオリジナルで描かれている)。
ペイン襲撃時には、ツメと共にペインの一体と対峙するも、木ノ葉壊滅によりナルトの戦いを見守る。里の復興作業中にナルトとサクラに、ダンゾウが六代目火影に就任しサスケの始末許可を出した事を知らせに行った。ペイン戦終結後は同期生達との話し合いで、サスケを木ノ葉の手で処理することを決意する。
そしてサクラ、サイ、リーと共に鉄の国にいるナルトの元へ向かい、その後サスケ捜索を望むサクラに付き合う。鼻でサスケの居場所を探知するが、サクラにより眠らされる。その後自分を追ってきたカカシに起こされサクラの向かった先を告げると、再び眠る。
第四次忍界大戦では第5部隊に配属され、10万体のゼツと交戦する。
赤丸
声 - 竹内順子(子犬時代)
キバの忍犬。普段は白いが、兵糧丸を食べると赤くなることが名の由来。第二部では、キバが背中に乗れるほどに大きく成長。
油女 シノ
声 - 川田紳司
13→16歳。身長161→175cm。体重48→56kg。蟲使いとして名を馳せる油女一族の少年。サングラスが特徴(第二部からはゴーグルに近いものを着用)。自分のチャクラを餌として与えると同時に奇壊蟲を使う契約を結ぶ。その用途は攻撃・防御・捕獲・治癒・探索・追尾などと多岐に渡る。寡黙で冷静沈着。少々回りくどい話し方をする。口癖は「なぜなら~」。蟲の性質を巧みに利用した知能戦を得意とし、戦闘の数手先を読む分析力と高い戦闘力を備えている。中忍試験では音隠れのザクを圧倒。その後、木ノ葉崩しにて砂隠れのカンクロウと戦うも、毒煙玉の毒により、痛み分けに終わった。サスケ奪還任務には別任務に出ていた。
第一部では下忍、ナルトの修行中に中忍となる。第二部からは、服の中にすっぽり顔を隠している。サスケ捜索任務では、トビとの戦いで仲間達から多くの蟲を的確に操れることに感心されている。ペイン襲撃時には、父と共に小南と対峙するが、逃げられてしまう。ペイン戦終結後は同期生達と話し合い、木ノ葉によるサスケの始末に同意する。
第四次忍界大戦では第5部隊に配属され、10万体のゼツと交戦する。
滅多に笑わないが、アニメで笑い薬を盛られてしまい一時的に大笑いしてしまったことがある。考え方は常に論理的。ポーカフェイスでありながら、意外と寂しがりや。影が薄いことも気にしている(※これは遺伝、本人も自覚している)。
日向 ヒナタ
声 - 水樹奈々
13→16歳。身長148→160cm。体重38→45kg。日向一族の嫡子のくの一で、一族に伝わる血継限界“白眼”と、それを応用した体術“柔拳”の使い手である。第一部では刈り込んだ青紫色のショートヘアーで、第二部では髪を伸ばし、明るい紫色のロングヘアーになっている。ネジは1歳上の従兄で、彼の事を「ネジ兄さん」と慕っている。第一部では下忍、ナルトの修行中に中忍となる。アニメ版では、意外に大食いである事が明らかになっている。
幼少期より照れ屋で引っ込み思案であったが、まだ知らなかったとは言え、人柱力故に周囲に疎まれていたナルトを心配していた心優しい性格の持ち主でもある。ナルト自身は気付いていないが、イルカや三代目火影と同様、下忍になる以前からナルトを気にかけ、その信念を理解していた人物であるといえる。
妹のハナビの方が忍としての資質に優れ、自身が劣っているため、日向宗家当主ヒアシに見捨てられていた為か、諦めがちで消極的な性格を形成していた。また、幼少期に雲隠れの里の忍に白眼を狙われて誘拐された結果、叔父のヒザシが命を落とす原因になったがために、幼少の頃からネジに恨まれてもいた。このような状況から、家族がいながらも非常に孤独な身であったが、忍者学校時代から明るく真っ直ぐで努力家のナルトを見た事で、次第に憧れと好意を抱くようになっていき、今ではよく彼を物陰から見つめている。ナルトの顔を見ると頬を赤らめ指をツンツンさせる癖があり、正面から見ると顔を真っ赤にして気絶してしまう。自らの信念もまたナルトの強い影響を受けており、“まっすぐ自分の言葉は曲げない”事を忍道としている。第二部では、サクラの発言からも、自らがナルトに思いを寄せている事を気付かれている模様。
中忍試験第三試験の予選時、諦めない根性で同じ班のキバに勝利したナルトを気に掛けて、薬を渡している。また、自身の試合では、様々な形で因縁のあるネジと対戦する事になり、彼によって心理的に追い詰められて戦意を無くしつつあったが、ネジのやり方に激怒したナルトの叱咤を受けて奮起。重傷を負わされ敗北しながらも、自ら忍道を貫くべく、奮闘した。中忍試験後、ネジとは、彼とナルトの戦いやその後の父・ヒアシの謝罪によって和解、父親とも打ち解ける様になっていったが、妹とは和解出来たかどうか、詳細は明らかになっていない。
第二部では、ナルト達と共にサスケの捜索任務につき、その任務の際に白眼でカブトが大蛇丸の細胞に全身を取り込まれつつあったのを感知している。ペイン襲撃時には、一人でペインと戦うも拘束されて追い詰められたナルトを見て、傍にいたコウの制止を振り切って飛び出してしまい、ナルトに今まで募っていた想いを告白しペインに挑むも、敵わず重傷を負ってしまい、逆にナルトの暴走を招いてしまう。その後は任務から里に戻ってきていたガイ班に救助され、駆け付けたサクラの治療を受け事なきを得る。ペイン戦終結後は同期生達と話し合い、サスケの始末に同意したが、彼に対するナルトの思いも知ってる為、シカマル同様複雑な心境の様である。
第四次忍界大戦では第2部隊に配属され、10万体のゼツと交戦。人柱力であるナルトを守る為の戦争である事もあって、同じく白眼と柔拳の使い手であるネジと連携をとって戦う程の成長を見せている。九尾チャクラを纏ってナルトが駆けつけて来た際には、ゼツの変化戦術によって疑心暗鬼になっていた周囲と異なり、ナルトの眼差しを見た事で彼が本物であると確信した。この時、自分がナルトに守られてばかりだと気に病んでいたが、ナルト本人からは「強い」と認めてもらった。

ガイ班(第三班)

ナルトたちよりも一期上のメンバー。体術に優れているのが特徴。

マイト・ガイ
声 - 江原正士、幼少期:牧口真幸
ガイ班を担当する教官で、上忍。(自称)カカシのライバル。熱血指導は名物。
ロック・リー
声 - 増川洋一
マイト・ガイの愛弟子。体術を駆使する。生真面目な性格で、熱く爽やかな青春を謳歌している。
日向ネジ
声 - 遠近孝一 / 幼少時代:根本圭子
日向一族の分家出身で“白眼”の血継限界を受け継いでいる。常に冷静沈着で、厳格な性格。
テンテン
声 - 田村ゆかり
お団子頭が特徴的なガイ班の紅一点。よく無茶をするリーの宥め役。

エビス班(木ノ葉丸軍団)

エビス
声 - 飛田展男
29→32歳。身長181cm。体重67kg。未来の火影候補生を育てるエリート家庭教師の特別上忍。とても自信家かつ少々スケベな様子。丸い真っ黒なレンズのサングラスをいつも掛けている。当初はナルトを敵視していたが、後に木ノ葉丸を良い方向に導いた一件から認め、ナルトの修行に付き合った。
第二部からは、木ノ葉丸・モエギ・ウドンの班を受け持つ。ペイン襲撃時にはペインに見つかりそうになった木ノ葉丸を庇い、地獄道にナルトの居場所を詰問されるも、彼を木ノ葉の仲間として絶対にその居場所は教えなかった。
猿飛 木ノ葉丸
声 - 大谷育江 / 疾風伝、代役:小池亜希子
9→12歳。130→141cm。体重29→36kg。三代目火影の孫であり、猿飛アスマの甥。火影の孫として扱われ、誰も「自分自身」を見てくれないことに不満を持ち、祖父や家庭教師などに反発していたが、ナルトとの出会いにより祖父のような火影を目指す。以来ナルトを慕っている。第二部からは下忍。“変化の術”と“影分身の術”を使う。さらにペイン襲撃時には修行前のナルトから教わった螺旋丸でペイン地獄道に手痛い一撃を与える。前途有望な才能あり。口癖は「~コレ」。
モエギ
声 - 下屋則子
9→12歳。木ノ葉丸軍団の一人。活発で元気な女の子。第二部から下忍となり。ナルトをリーダーとして慕う。
ウドン
声 - 重松朋
9→12歳。木ノ葉丸軍団の一人。第二部から下忍。眼鏡を掛けており、ボーっとしたような顔をしている。因数分解が大好き。

ミナト班

『カカシ外伝』にて登場。メンバーは波風ミナトはたけカカシ・オビト・リン。

うちは オビト
声 - 小森創介
13歳。身長154cm。体重44kg。うちは一族の中忍。仲間想いの熱い心の持ち主。写輪眼を開眼出来ていなかったが戦闘中に写輪眼が発動し、一人前の忍びとなった。しかし、リンの救出直後、敵の増援部隊の術により岩に半身を押しつぶされ瀕死の重傷を負い、カカシに開眼した左目の写輪眼を与えた。現在は慰霊碑に名前が刻まれている。はたけサクモを英雄と尊敬、リンに好意を抱いていた。(自称)落ちこぼれだが、火遁・豪火球の術を使うことができる。ゴーグルを愛用。ちょくちょく目薬をさしているのは、写輪眼を開眼した時のために眼を大切にしていたから。
リン
声 - 寺田はるひ
享年不明。中忍のくノ一。医療忍術に長けている。カカシの上忍昇格のプレゼントとして、お守りを縫い付けた「個人用特別医療パック」を贈った。カカシに好意を抱いていた。その後、経緯は不明だが死亡している。

火影

初代火影・千手柱間の死後、綱手昏睡状態時に六代目火影の候補となった志村ダンゾウとはたけカカシを含めて「初代火影・千手柱間の血縁者」もしくは「千手の血縁者の直系の弟子」が火影になっている。

初代火影・千手柱間
声 - 菅生隆之
享年不明。身長185cm。体重74kg。木ノ葉隠れの里の創設者で、数多の忍一族から一目置かれ且つ恐れられた「森の千手一族」の長。綱手の祖父。物語においてもキーパーソンとして大きく扱われている。
忍の世界において、唯一水遁と土遁を組み合わせた木遁忍術を扱うとともに尾獣をも操り、その傑出した力を駆使し戦国の世で頂点を極めた。また、うちはマダラをも超える人心を掌握するカリスマ性をも併せ持った、稀代の英雄でもある。かつて共に最強と恐れられ、木ノ葉隠れ設立に協力したうちはマダラからも、憧れの的であった。
愛情に溢れ、何よりも里の者達のことを第一に考えた人格者。過去には暁の角都と戦い、退けている(※実際の戦闘の描写はなく角都本人の発言)。木ノ葉隠れの里を創設した後、里の方針を巡りマダラと対立、「終末の谷」で倒した。
第一部開始時には既に故人で、大蛇丸の穢土転生により蘇生される。自我を消された状態で三代目と戦うことになり、木遁の術と二代目との抜群のコンビネーションで三代目を追い詰めていくが、最終的に三代目の屍鬼封尽により封印された。
元来木遁忍術は柱間だけのオリジナルの忍術であるが、大蛇丸の人体実験で柱間の細胞を移植されたヤマトが木遁忍術で戦闘やナルトの尾獣化を抑えている。また大蛇丸経由で柱間の細胞を手に入れたダンゾウは右肩に細胞を移植する事によって右腕に埋め込んだ複数の写輪眼を制御下に置く事に成功している。またマダラが細胞を外道魔像に移植させており、穢土転生で復活を果たしたうちはマダラも、終末の谷での決戦で死んだ様に見せかけて、柱間の細胞を手に入れている。
二代目火影・千手扉間
声 - 堀内賢雄
享年不明。身長182cm。体重70kg。初代火影・千手柱間の弟。兄の意志を受け継ぎ、火影となって忍者学校(アカデミー)や木ノ葉警務部隊を始めとする組織としての木の葉の里を創始した。水遁系の術や時空間忍術を得意とし、水がない所でもレベルの高い水遁忍術を使うことができる。目的に向かい情熱的に邁進する性格。猿飛ヒルゼンを弟子にし、「サル」と呼び親しんでいた。雲隠れとの協定の際に金角・銀角兄弟によるクーデターに遭遇し、逃亡の末に自らが囮となった。別れの際にヒルゼンを三代目火影として任命した。
初代と共に、死後に大蛇丸の術により復活し三代目と戦うことになるが、最終的に屍鬼封尽により封印された。
どのような経緯があったのかは不明であるが、人間を蘇らせて操る最悪の禁術「口寄せ・穢土転生」を考案した人物でもあり、後に大蛇丸は、二代目火影の残したデータを元に、穢土転生を完成にまで漕ぎ付けている。
三代目火影・猿飛ヒルゼン
声 - 柴田秀勝 / 少年時代 - 藤井啓輔
69歳。身長163cm。体重50kg。歴代の火影の中でも最強といわれている三代目の火影。二代目の弟子。木ノ葉丸の祖父であり、アスマの父親。九尾の人柱力としての宿命を背負うナルトの未来を誰よりも案じていた人物。
木ノ葉に存在する全ての術を使いこなす事が出来たといわれ“プロフェッサー”及び“忍の神”と謳われた。指導能力も抜群であり、彼の発案したカリキュラムは今でも採用されている。伝説の三忍(綱手、自来也、大蛇丸)を、下忍時代に担当した。かつては、自らの部下である自来也を四代目火影に推薦しようとしていたらしい。里を愛し、里の者達を護る立派な忍だが、少々ムッツリスケベでどこか惚けており、ナルトのお色気の術に敗れ去った事もある。
途中、ミナトを四代目火影に指名し隠居するが、彼の死後に復帰。ナルトを、里を守った英雄として育てたいと考え、また人柱力であるナルトが他里の忍に狙われない為にも、里の大人達に九尾を他言しないように厳命。
中忍選抜試験に乗じて木ノ葉隠れの里へ侵攻した大蛇丸の手から里を守り、屍鬼封尽によって大蛇丸の腕と術を封じたのと引き換えにこの世を去った。同時にこれによって、初代から四代目までの火影全ての魂が死神に渡る事になり、穢土転生による歴代火影の強制復活は不可能となった。
うちはイタチの真実を知る数少ない人で、うちは一族の隔離について反対し、手遅れに終わったがうちは一族との和解も考えていた。それ故かうちはイタチからも大きな信頼を得ており、サスケを上役から守るよう彼に頼まれていた。正に皆に慕われた最高の火影だった。口寄せの術で、猿猴王・猿魔を呼び出すことができる。
四代目火影・波風ミナト
声 - 森川智之 / 少年時代 - 入野自由
自来也の弟子であり、カカシの師匠。ナルトの父親。十数年前に木ノ葉隠れの里を壊滅状態にまで追いやった九尾の妖狐と戦い、息子に九尾を封印し、その代償として命を落とす。
五代目火影・綱手
声 - 勝生真沙子 / 幼少時代 - 寺田はるひ
“伝説の三忍”の紅一点。三代目の死により火影となる。医療忍術のスペシャリスト。かつてのトラウマから血に対して強い恐怖心を持っていた。自分が愛した者は死ぬと、自身を責めて自暴自棄になっていた。
六代目火影候補・志村 ダンゾウ
声 - 糸博 / 少年時代 - 加藤将之
72歳(第2部)。身長170cm。体重52kg。木ノ葉の暗部養成部門「根」の創設者でありリーダー。「忍の闇」の代名詞的存在。顔には傷があり、普段は杖をついて歩いている。三代目火影のヒルゼンとは幼馴染の間柄で、同時にライバルでもあった。
武闘派路線の主導者として「影から木ノ葉の里を守る」という強い意志を持ち行動し、里を守るためならば非情な作戦や卑劣な行動も実行し、部下だけでなく自分自身の命すら犠牲にすることも厭わない。部下には、拷問等で口を割らないよう呪印を施している。常に不穏な噂が付きまとい、事実、裏では大蛇丸との取引も幾つかしており、暁を動かしているのがうちはマダラである事も知っていた。同じ木の葉の者達にまで冷酷非道な野心家として危険視されても、木の葉や忍の世界を守る信念だけは決して曲げようとしなかった。ダンゾウの理解者と呼べるのは、ご意見番の二人と競い合っていたヒルゼンぐらいであったといえる。
ご意見番同様うちはイタチの真実を知る者であり、極悪犯罪者の汚名を被ってまでしたイタチの自己犠牲行動を忍として非常に高く評価している。部下のサイがヤマトの部隊に配属された際、彼に大蛇丸と接触しサスケを暗殺する任務を与えるが、彼がナルト達との触れ合いによって感情を取り戻した事で、その目論見は失敗に終わった。帰還後のサイが感情を取り戻した事を見抜いたが、あえてその事を強く指摘する事はなかった。
かつて、雨隠れの里の長である半蔵と手を組み暁の弥彦を殺害することで、長門がペインへと変貌する決定的な理由を作った張本人であり、後に暁の長門による報復に近い木ノ葉総攻撃を招くことになった。ペイン襲撃の際には、ナルトを呼び戻すために待機していた連絡蛙のコウスケを殺害し、ナルトを妙木山に閉じ込めることで暁の目的である九尾を守ろうとした。
ペイン襲撃後、綱手が意識不明になり、その間に六代目火影を会議で襲名する(信任投票が終わっていないため候補である)。そして、部下のサイにはナルト監視命令を、木ノ葉の忍達には抜け忍であるサスケへの抹殺指令を出し、自らは部下のフー、トルネと共に、火影として五影会談に参加する。会談の最中、右目に移植していたうちはシスイの万華鏡写輪眼の瞳術「別天神」で、忍連合軍結成による忍界の統一と自らがその指導者になるよう仕向けていたが、霧隠の青が白眼を隠し持っていたという予想外の事態によって、その目論見が明るみになってしまい、サスケ率いる鷹を含む暁の襲撃を利用して逃亡する。
会談からの逃亡後、部下と共にマダラの襲撃を受け、サスケと交戦。写輪眼を用いた禁断の瞳術である「イザナギ」の使用によって、徐々にサスケを追い詰めていくが、自身が写輪眼を得たことにより対写輪眼戦の対応に油断が生じたため、写輪眼の扱いでサスケに敗北。更に身体に取り込んでいた初代火影の細胞も暴走し、追い詰められた事で香燐を人質に取り逃亡を図るが、逆に香燐ごと急所に攻撃を受け致命傷を負う。もはや自身の命が尽きる事を悟り、木ノ葉や忍の世を守るべく、最後は自らの身体に刻んだ裏四象封印術を用いて、マダラとサスケを道連れにしようとするが失敗。壮絶な死を遂げた。死の間際、右目の万華鏡写輪眼を回収することを予期し、あらかじめ自分で潰していた。
若かりし頃は三代目火影ヒルゼンと共に二代目火影千手扉間の側近として活動し、何かと張り合う事が多かったようで、任務でヒルゼンが笑いながら自分が囮になると言い出した際には、感情的になって自分が囮になると反発している(最終的にはダンゾウとヒルゼンの火の意思がこれからの里に必要だと評した扉間が囮となった)。しかしヒルゼンに対して憎しみのような負の感情はなく、ヒルゼンが光の中の木の葉なら、自分は影からそれを支える根であるとし、命を落とす寸前には、少年時代にヒルゼンと笑顔で語り合う記憶に思いを馳せていた。
普段から包帯で隠している右目には、イタチによって殺されたとされているうちはシスイの万華鏡写輪眼を持ち、その力によって他者を本人に気付かれること無く操る事ができるが、その特性ゆえに乱用は不可能。そして常に隠している右腕には枷のようなものがあって、その中は、数々の写輪眼と、初代火影・柱間の細胞が移植された、おぞましい物となっている(これらから、マダラはダンゾウがナルトの九尾を手に入れ、操ろうとしたことを推測した)。
戦闘では、主に風遁系の忍術を扱うが、柱間の細胞が右肩に移植されていることで肉体強化と共に木遁の術も使用できる。更に大量の写輪眼の消費によって、うちは一族禁断の瞳術である「イザナギ」も使用可能。その他では、相手を拘束する等に使う呪印の扱いに長け、口寄せの術により巨大な獏を召還させる事も出来る。
疾風伝のおまけによると、少年時代の彼はかなり可愛い容姿をしていたらしい。

上忍

シズネ
声 - 根本圭子
28→31歳。身長168cm。体重49kg。綱手の一番弟子兼秘書役にして、彼女に心から信頼されている数少ないくノ一。トップクラスの医療忍者。攻撃の際は毒系統の術を使う、暗器使い。ダンの姪。焦ったり驚いたりすると「あひィー」と変な口癖が出る。トントンを飼っている(主人は綱手)。ペイン襲撃時には、ペインの能力の正体に気づきかけ、山中いのいち達とともにその分析に奔走するが、ペイン人間道に人質にとられ、魂を抜かれる。それにより一度は死んだものの、その後に改心した長門によって蘇生する。
第四次忍界大戦では、後方支援医療部隊の隊長に任命される。
油女 シビ(ゲン)
声 - 浜田賢二
39→42歳。身長181cm。体重69kg。シノの父。どんな時も冷静に対処する。何故か名前が2つある。木ノ葉崩しの際、カンクロウの傀儡から放たれた毒煙玉の毒にやられた息子を治療する。ペイン襲撃時は、息子とともに小南と対峙するが、逃げられる。
第四次忍界大戦ではイルカと共に雲隠れの孤島(島亀)に行き、戦場に行こうとするナルトを足止めする。
秋道 チョウザ
声 - 福田信昭
38→41歳。身長183cm。体重120kg。チョウジの父で、秋道一族の15代目を継承している。秋道一族秘伝の術である倍化の術を駆使し、棒を武器とした棒術で戦う。かつてはシカク・いのいちとフォーメーション猪・鹿・蝶を結成していた。チョウジの師で自身の後輩であるアスマからは慕われており、ダンとも交流が深かった模様。
息子以上に食いしん坊であるが、性格はチョウジとは対照的に強気で、同時に大らかさを併せ持っている。一族を背負う者として、強い責任感を持っており、16代目を継ぐ事になる息子のチョウジには厳しく接しつつも、いつも苛められて友達が少ないトラウマから自信が持てなくなってしまった彼を心配してもいる。その為、チョウジの事を気に掛け、親友になってくれたシカマルには、感謝と同時に迷惑を掛けてしまっていたと、すまなく思っている
ペイン襲撃時は、カカシ&チョウジと共に戦い、重傷を負うも、持ち前のタフさから生存している。
第四次忍界大戦では第1部隊に配属され、蘇生されたダンと交戦する。その際に、穢土転生で復活したアスマと戦えないチョウジを心配し、叱咤していたが、決意を固めた彼が秘伝の丸薬無しにカロリーコントロールを成し遂げた事で、成長した事を確信する。
奈良 シカク
声 - 家中宏
38→41歳。身長175cm。体重59kg。シカマルの父。かつてはチョウザ・いのいちとフォーメーション猪・鹿・蝶を結成していた。恐妻家であり、シカマルからは度々あきれられているが、実は将棋でシカマルを軽く捻るほどの頭脳の持ち主。知識豊富でもあり、自来也とナルトが会得した仙術チャクラや、土影の会得した血継淘汰の存在についても知っていた。奈良一族秘伝の術である影縛りの術(影真似の旧称)、影首縛りの術等を使いこなす。シカマルが初めての隊長としての任務で失敗し自責の念から忍びを辞めようとしたときには、彼を一喝していた。
息子のシカマルが特別に一目置いていたナルトを認め、理解しており、ペイン襲撃時には、いのいちの反対を制し長門へ直接交渉しようとしたナルトをそのまま行かせた。上忍班長として火の国大名との会議に出席し、綱手の後任火影としてカカシを推挙するが、ダンゾウに抑え込まれた。
綱手の復帰後は第四次忍界大戦の作戦会議に出席したり、忍連合軍の連合会議に綱手の付き人として同伴したりと重要な役割を任されている。第四次忍界大戦では、参謀格として忍連合軍の指揮を執る事になり、その卓越した戦略眼には、四代目雷影からも「木ノ葉にはいい忍がいる」と称された。そして、白ゼツによる特殊工作が展開された際には、頭脳に叩き込んだ様々なデータを冷静かつ迅速に分析した事で、ナルトの九尾チャクラが大きな打開策になる事を導いた。
山中 いのいち
声 - 中村大樹
38→41歳。身長180cm。体重69kg。いのの父。かつてはシカク・チョウザとフォーメーション猪・鹿・蝶を結成していた。かなりの親バカ。心乱身の術が得意技。第二部では、ペインの情報を探るため森乃イビキに協力し、術で雨隠れの忍の頭の中を走査。その最中に襲撃してきた新たな畜生道ペインの姿を見た。その後、長門へ接触しようとしたナルトを止めるが、シカクの一言で見送る。
第四次忍界大戦では情報部隊の隊長に任命される。

特別上忍

特別上忍は上忍と中忍の間にあり、専門的な任務に従事する。分野は多岐に渡る。

森乃 イビキ
声 - 楠大典
28→31歳。身長193cm。体重88kg。木ノ葉暗部の拷問・尋問部隊隊長。抜け目のない拷問・尋問で別名「サディスト」。第一部、中忍選抜第一試験の審判を務めた。全身に拷問された傷跡が残っている。第二部では裏社会の死体換金所の男へ尋問を行ったり、いのいちと共に雨隠れの忍が持つと思われる秘密を探った。ペイン襲撃時には畜生道の襲撃を食い止め、疾風伝では招き猫や六助に模した拷問器具を口寄せする等していた。アニメでは弟(イダテ)がおり、全身の拷問跡はその弟を逃がすために雨隠れに捕まった際に付けられた。
みたらし アンコ
声 - 本田貴子
25→28歳。身長167cm。体重45kg。大蛇丸の元弟子。大蛇丸から天の呪印を刻まれている。中忍選抜第二試験(死の森での試験)の審判を務めた。自らの命を使って大蛇丸を殺そうとしたが果たせなかった。大胆な言動や行動が目立つ。場の空気が読めない性格。超甘党。大蛇丸同様に大蛇を口寄せし、それを用いた術を使う(アニメでは火遁忍術も使用)。第二部では、サイ、ヤマトと共にカブトを追跡する。その後サイとヤマトが里に戻り、小隊を率いてカブトの追跡を行っていたが、第四次忍界大戦でカブトの術を強める目的でカブトに拉致され、暁の本拠地に連行される。
ダンゾウと接点があった大蛇丸の元弟子だった事もあり、ダンゾウの存命中は「根」にマークされていた。
月光 ハヤテ
声 - 佐々木望
23歳(没年齢)。身長175cm。体重58kg。中忍選抜第三試験予選の審判を務めた忍。常に咳きこんでいる。戦闘では剣術を使用し、影分身と併用した「三日月の舞」を得意とする。カブトと密会していた砂隠れ上忍バキとの戦闘により殉職した。
不知火 ゲンマ
声 - 平田広明
30→33歳。身長181cm。体重71kg。常に冷静で飄々とした性格で、くわえ千本が特徴。実力は高く、千本吹きはクナイの威力を相殺するほどの威力がある。四代目火影・ミナトの護衛小隊に所属していた過去を持ち、ミナトから「飛雷神の術」を伝授してもらっているが、ライドウ達三人でやらないと、術の発動が出来ない。
第一部中忍選抜第三試験本戦の審判を務めた。第一部終盤ではシズネ・ライドウ・イワシと組んで任務に出ていたが、ライドウ共々音の四人衆と戦闘になり重傷を負う。
第四次忍界大戦では、大名たちの警護に当たっていたが、本物のうちはマダラが穢土転生で蘇った事から、三人一組の「飛雷神」の術で、五代目・水影をマダラの元へと転送する。
並足 ライドウ
声 - 土田大
32→35歳。身長183cm。体重75kg。火影と風影のやり取りに口を挟むほど正義感が強い性格で、顔に火傷の痕があるのが特徴。戦闘では、猛毒を染み込ませた黒刀を使う。四代目火影・ミナトの護衛小隊に所属していた過去を持ち、ミナトから「飛雷神の術」を伝授してもらっているが、ゲンマ達三人でやらないと、術の発動が出来ない。
中忍試験最終戦では三代目の護衛を勤めていたが風影に化けていた大蛇丸の攻撃を受けて負傷する。第一部終盤ではシズネ・ゲンマ・イワシと組んで任務に出ていたが、ゲンマ共々音の四人衆と戦闘になり重傷を負う。第二部では、新編成された20小隊ではチョウジ、いの、アオバとともにフォーマンセルを組む。アスマ班の増援として駆けつけるも一足遅く、アスマの死を看取る。
第四次忍界大戦では、大名たちの警護に当たっていたが、本物のうちはマダラが穢土転生で蘇った事から、三人一組の「飛雷神」の術で、五代目・水影をマダラの元へと転送する。
犬塚 ツメ
声 - 藤生聖子
36→39歳。身長163cm。体重51kg。キバの母。息子同様ワイルドな性格。相棒の忍犬は、人語を話せる隻眼の大型犬・黒丸(声 - 御園行洋)。
山城 アオバ
声 - 津田健次郎
30→33歳。身長178cm。体重66kg。サングラスを掛けている。どんな時も決して取り乱さないが、イタチが木ノ葉に侵入した時には慌てていて迂闊にもサスケの前でその事を喋ってしまった事もある。新編成された20小隊ではチョウジ、いの、ライドウとともにフォーマンセルを組む。アスマ班の増援として駆けつけるも一足遅く、アスマの死を看取る。忍連合の結成後は、ナルトを隔離するため彼の世話役として雲隠れの孤島(島亀)に向かう(疾風伝では、渡航中のオリジナルエピソードにも登場する)。途中、ガイに倒された鬼鮫の情報の一部読み取りに成功する。
その後、ガイと共に忍連合軍に合流し、情報部隊に配属される。

中忍

うみの イルカ[1]
声 - 関俊彦 / 少年時代:山本泰輔 / 雨忍変装時:高木渉
23→26歳。身長178cm。体重66kg。里の戦力となる忍者を養成する忍者学校(アカデミー)の教師。鼻に横一文字の傷跡がある。教師以外にも雑務を兼任している。三代目火影から直接「火の意志」を伝授される。
木ノ葉を襲った九尾との戦いで両親(父の声 - 広田みのる、母の声 - 宮下典子)を喪い、辛い幼少時代を送ってきたが、産まれてからずっと一人ぼっちだったナルトを九尾ではなく「一人の人間」として初めて認めた人間でもあり、序盤からナルトの数少ない良き理解者だった。ナルトがアカデミー生だった頃は、彼から反発を受けながらも基本的に厳しく、妥協せず教育に当たっていた。ミズキの一件で影分身の術を披露したナルトを一人前の忍者としてようやく認め、自分の額当てを卒業祝いとして贈っている。
中忍試験の際には自らナルト達の監視役を志願する等、ナルトに対しては実の家族のように思い入れがある。また、ナルトにとっても、兄や父親的な存在で、ナルトが一人落ち込んでいた時には度々助言をしている。第四次忍界大戦の際には、戦争の渦中に向かおうとするナルトを止めようとするも、ナルトの強い意志の前に失敗。その際、キラービーの言葉から今もナルトの心の深くに自分の存在があることを知り、感動していた。
目立つ任務に出ることがないため出番は少ないが、その慈愛あふれる人柄と優しさゆえに根強く熱烈なファンが数多く、人気投票でもメインキャラ達と肩を並べるほどである。疾風伝では、ナルトと出会ったばかりの時期についても語られている。
ミズキ
声 - 三木眞一郎 / 少年時代:菅沼久義
26歳。元忍者学校教師。表向きはお人好しの性格で、裏の顔は野心家で残忍な性格。ナルトを騙して禁術の巻物を盗ませ、九尾が封印されていることをナルトに向かって暴露した上、ナルトとイルカを殺そうとしたが、ナルトの影分身の術で返り討ちに遭い、計画は失敗に終わる。主に背中の巨大な手裏剣を使用して戦う。
その後の状況については、原作では不明だが、アニメでは彼にまつわるエピソードが追加され、厳重施設に投獄されていたが同じ囚人の風神・雷神兄弟(声 - 宇垣秀成酒井敬幸)と共に脱獄。奈良家から奪った薬剤を調合した薬で自身を強化し、再びナルトやイルカと激突したがあえなく敗れ去り、薬の副作用で老化してしまった。椿(声 - 永島由子)と言う婚約者がいた事になっており、暴走の原因も大蛇丸の関与や同窓生だったイルカへのコンプレックスや木ノ葉崩しでのナルトの活躍にあった事が示唆されている。
奈良 ヨシノ
声 - 松井菜桜子
36→39歳。身長162cm。体重46kg。シカマルの母。夫と息子にとても厳しい。夫曰く、時折見せる笑顔が彼女の魅力とのこと。
犬塚 ハナ
声 - 斎藤恵理
18→21歳。身長170→?cm。体重52→?kg。キバの姉。相棒の忍犬は灰丸三兄弟。木ノ葉隠れの里で優秀な獣医として活躍している。
第四次忍界大戦では第5部隊に配属され、10万体のゼツと交戦する。
たたみ イワシ
声 - 船木真人
24→27歳。身長173cm。体重61kg。中忍試験官。我愛羅達が僅か一時間強で死の森を突破した事をアンコに報告した。第一部終盤での任務ではシズネ、ライドウ、ゲンマと組んだ。
はがね コテツ
声 - 河野智之
25→28歳。身長167cm。体重52kg。中忍試験・第一の試験では試験官を務めた。バンテージを付けている。イズモとは子供の頃からの仲で、共に行動をすることが多い。綱手が火影になってからは彼女の秘書業務もしている。第二部ではアスマ、シカマル、イズモとフォーマンセル小隊を組んでおり、暁の飛段と角都と戦うが、敗北する。鎖のついた大きなハンマーのようなものを巻物から出して戦った。
第四次忍界大戦ではダルイの増援に加わり、イズモ、ダルイと共に蘇生された暁の角都と再び交戦する。
神月 イズモ
声 - 坪井智浩
25→28歳。身長169cm。体重58kg。中忍試験・第一の試験では試験官を務めた。コテツとは子供の頃からの仲で、共に行動することが多い。綱手が火影になってからは彼女の秘書業務もしている。第二部ではアスマ、シカマル、コテツとフォーマンセル小隊を組んでおり、暁の飛段と角都と戦うが、敗北する。主に水遁系の術を使用。
第四次忍界大戦ではダルイの増援に加わり、コテツとダルイと共に蘇生された暁の角都と再び交戦する。

暗部

正式名称「殺戦術特殊隊」の略。面で顔を覆い、腕(男は左肩、女は右肩)には刺青を彫っており、背中には鍔のない刀を背負っている。火影直轄の組織で上・中・下忍の中の選りすぐりの忍で構成されている。女の暗部のみで構成された女暗部部隊もある。また、暗部の功績などは一切公表されていない。

卯月 夕顔
声 - 根本圭子
22→25歳。身長169cm。体重50kg。月光ハヤテの恋人で、カカシを先輩と呼ぶ。とても一途で、お月見が趣味。ハヤテを失った哀しみを仮面で覆い隠し、現在も任務を遂行している。
シン
声 - 近藤隆
享年不明。身長174cm。体重54kg。「根」の一員だった青年。部隊ではサイの兄のような存在だったが、根の最終試験の際、病死している(ダンゾウには自分がサイに殺されたと偽らせた)。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生される。偵察部隊に振り分けられるが、そこでの役目は「サソリの傀儡の代用」であり、体内にデイダラの起爆粘土を仕込まれるなど、道具として扱われた。カンクロウ率いる奇襲部隊との交戦でサイと再会し、サイの荷物が散らばった際に見た彼の描いた絵を見たことで魂の縛りが解け、サイに礼の言葉を残して昇天した。
フー
声 - 坂巻学
「根」の一員でその中でもトップクラスの実力者。五影会談の際のダンゾウの護衛。山中一族の忍であり、チャクラを感知する能力と心転身の術を応用したトラップ忍術を使う。マダラとの戦闘で捕縛され、トルネが穢土転生される際の生贄にされ、死亡。
トルネ
声 - 高橋英則
「根」の一員でその中でもトップクラスの実力者。五影会談の際のダンゾウの護衛。毒蟲を操る油女一族の忍・油女シクロの子で、彼もまた毒蟲を操ることができ、その抗体を持つ。マダラとの戦闘で捕縛され、穢土転生の実演のために首を折られ死亡し、フーを生贄に穢土転生によって蘇生される。

その他の忍

伝説の三忍

自来也
声 - 大塚芳忠 / 幼少時代 - 奈良徹
伝説の三忍の一人で、ナルトやミナトの師匠。第二部で暁のペインと交戦し殉職する。

綱手については上記火影の節に、大蛇丸については下記の音隠れの里にそれぞれ概略を示してあるが、詳細はそれぞれの独立項目を参照。

綱手の関係者

トントン
声 - 根本圭子
シズネのペットで、ミニ忍豚。並の忍犬より嗅覚が優れている。ただの豚なので話すことはできない。
縄樹
声 - 小林由美子
12歳(没年齢)。身長140cm。体重37kg。綱手の弟で下忍。12歳の誕生日に、綱手から初代火影の首飾りをプレゼントされる。奇しくもその翌日の任務中に死去。火影を夢見ていた。疾風伝によると、その任務には大蛇丸も参加していた。
加藤 ダン
声 - 鈴木琢磨
27歳(没年齢)。身長180cm。体重67kg。綱手の最愛の恋人にして上忍、シズネの叔父。綱手から首飾りを贈られるが、敵戦線での任務中に、彼女の目の前で帰らぬ人となった。火影になることを夢見ていた。第四次忍界大戦にてカブトの穢土転生によって蘇生され、チョウザと交戦し最終的には四紫炎陣で囲まれて身動きが取れなくなる。

ご意見番

水戸門 ホムラ
声 - 宮田光 / 少年時代 - 菊本平
69→72歳。身長166cm。体重55kg。三代目火影と同世代の木ノ葉のご意見番。眼鏡を掛けている。初代火影、二代目火影の教え子だった。うちはイタチの真実を知っている人物。現役時代はコハルとともに二代目火影の小隊にいた。
うたたね コハル
声 - 翠準子 / 少女時代 - 渡辺育子
69→72歳。身長153cm。体重46kg。三代目火影と同世代の木の葉のご意見番。初代火影、二代目火影の教え子であった。うちはイタチの真実を知っている人物。現役時代はホムラとともに二代目火影の小隊にいた。

火影の配偶者たち

うずまき クシナ
声 - 篠原恵美
享年不明。身長165cm。体重47kg。ナルトの母親。四代目火影・波風ミナトの妻。ミコトとは友人関係。ナルトの前任の九尾の人柱力で、幼い頃に九尾封印のため渦の国・渦潮隠れの里から木ノ葉に連れてこられた。
真紅のロングヘアーが特徴の美女で、綱手と自来也曰く子供の頃はお転婆かつ少年のようだったらしい。忍者学校時代はポッチャリ体型だったことから同級生に「トマト」と誂われていたが、持ち前の気性でいじめっ子を次々と返り討ちにしたため「赤い血潮のハバネロ」と恐れられる。語尾に「ってばね」と付けるのが口癖で、動揺したり興奮したりすると出るらしい。うずまき一族の特殊なチャクラを知っていた雲隠れの忍に誘拐されそうになる。その際、ミナトに赤い髪を誉められた事で彼を意識し始め、のちに恋愛関係に発展し結婚、ナルトをもうける。
ナルト出産の際、封印の力が弱まったところをマダラに襲われ九尾を引きずり出される。渦の国の忍ゆえの生命力のおかげで即死は免れたが、満身創痍の中ミナトと共にナルトをかばって死亡した。このときミナトと同じく自分の意思とチャクラをナルトの中に残し、尾獣の力を己のものにする儀式の時、再び九尾に飲み込まれそうになったナルトを救う。そして自分の過去について話した後、ナルトに自分の愛情が伝わっていたことを泣いて喜びながら、ナルトと抱擁を交わし消えていった。
なお作者のコミック53巻の帯コメントによると、同巻の半分程度を割いているナルトの出生エピソードは夫人に色々聞いて組み上げた「母の話」であるとのこと。
うずまき ミト
声 - 下川江那
初代火影・千手柱間の妻で、綱手の祖母。渦潮隠れの里の出身で、特殊な封印術を持ったうずまき一族の血統でもあり、その特徴として、クシナと同様に髪が真っ赤な色をしている。また、クシナの前任の九尾の人柱力でもある。
夫の柱間とうちはマダラによる終末の谷での激闘後、自ら九尾を体内に封印して人柱力になった。トビ曰く「敵意を感知できる」とのことから、九尾の人柱力の中でも、その力をコントロールできた人物と思われる。人柱力として過酷な宿命を背負うことになったクシナを激励し、おそらく彼女に九尾を託した事で、この世を去ったと思われる。
猿飛 ビワコ
声 - 渡辺育子
三代目火影・猿飛ヒルゼンの妻で、アスマの母、木ノ葉丸の祖母でもある。男勝りな性格をしており、クシナの事で弱気になりがちなミナトを叱り飛ばしている。医療忍者としての心得もあるようで、クシナの出産に付き添うが、うちはマダラの襲撃を受け、殺されてしまう。

日向一族

日向 ハナビ
声 - 浅井清己
8→11歳。身長132→?cm。体重28→?kg。ヒナタより5歳下の妹。姉を超える才能と実力を持つと言われ、父親からエリート教育を受けている。趣味はヒアシとの修行。第二部のペイン襲撃時には、ヒアシ共々里を離れていた。日向一族の跡取り候補。第二部の時点では10歳。
日向 ヒアシ
声 - 津田英三
42→45歳。身長176cm。体重66kg。ヒナタ・ハナビの父で、ネジの叔父。日向宗家の当主。才能の乏しいヒナタを切り捨てるほど非常に厳格だが、弟のヒザシが自分の身代わりとして殺される事には最後まで反対していた(この事件が一族の為なら私情を挟まないより厳格な姿勢に起因している)。ヒザシ絡みの事で甥のネジに対して罪悪感を抱いており、ネジからは父の仇と恨まれていたが、後に和解し彼の修行にも付き合う。ヒナタに対しても原作でネジとともに3人で茶を飲むシーンがあり、和解している様子である。
第四次忍界大戦では第1部隊に配属され、蘇生されたヒザシと接触し、交戦することになる。
疾風伝では妻がヒナタの回想に登場している。
日向 ヒザシ
声 - 伊藤和晃
32歳(没年齢)。身長176cm。体重66kg。ネジの父。ヒアシの双子の弟で、ヒナタ・ハナビの叔父。分家の者なので、「籠の中の鳥」の印が額に刻まれている。宗家の事は憎んでいたが、雲隠れの里との戦争回避の際、「宗家ではなく兄と家族、そして里を守る」ためにヒアシの影武者として自ら死を選び、命を落とす。
第四次忍界大戦ではカブトの穢土転生によって蘇生される。ヒアシと接触し、交戦することになる。また、体が言う事を聞かない理由を「宗家を恨んだ罰」と告げていた。
日向 コウ
声 - 上田燿司
日向一族分家の男。ペインが木ノ葉を襲撃した際にヒナタの側に居た護衛的役割。ナルトの元へ行こうとするヒナタを一度は止めたものの、片目と足を負傷していたため2度目は制止する事が出来なかった。疾風伝では、ヒナタが幼少の頃から彼女の世話をしていた様子である。

うちは一族

うちは サスケ
フガクの次男。
うちは イタチ
サスケの兄で、フガクの長男。
うちは オビト
うちは一族の一人で、ミナト班の一人であった忍の少年。
うちは フガク
声 - 浜田賢二
40歳(没年齢)。身長175cm。体重63kg。イタチ・サスケの父親。元木ノ葉警務部隊隊長。
責任感が強い忍だったが、木ノ葉隠れの里で虐げられ続けていたうちは一族の為にクーデターを計画し、その首謀者となる。イタチを木ノ葉側へのスパイとして送り込んでいたが、争いを起こそうとする自身に強く反発していたイタチには二重スパイという形で裏切られるに至り、最後は木ノ葉上層部から一族抹殺の命令を受けたイタチに殺害された。自身の計画したクーデターは、結果的にうちは一族を滅亡寸前に陥れ、二人の息子達を不幸のどん底へと落としてしまう事になった。
うちは ミコト
声 - 相楽恵美
36歳(没年齢)。身長162cm。体重48kg。イタチ・サスケの母親。クシナとは友人関係で上忍。最期は夫と共にイタチに殺害された。
うちは カガミ
声 - 河西健吾
ダンゾウの回想に登場。ダンゾウやヒルゼン、ホムラ、コハル、トリフの5人とは同期で、共に二代目火影の護衛小隊に所属していた。
現在の消息は不明。
うちは シスイ
瞬身のシスイの異名を持つうちは一族の忍。万華鏡写輪眼の開眼者でもあり、瞳術は相手の脳内に入り、己の意志であるかのように疑似体験させ、術にかかった者は操られていることにすら気付かない、瞳術でも最高クラスのものである。ただし、この瞳術はデメリットも大きく、特に最強幻術「別天神」を使用すると、次に使用するまでに十数年もの年月を費やしてしまう事になる程。「『陰から平和を支える名も無き忍』こそが、本当の忍である」という信念の持ち主で、その実力からも、霧隠れの青や雲隠れのキラービーといった名のある忍達に知られており、イタチからも慕われていた。
万華鏡写輪眼を得るためそのイタチに自殺に見せかけて殺害されたと言われているが、シスイの死後に彼の片眼はダンゾウに移植されており、その事からもシスイの死の原因がイタチであるのかは不明であった。その真相は、第四次忍界大戦の際に、穢土転生で強制蘇生されたイタチ自身の発言で明らかとなった。シスイもまた、イタチと同じく何よりも里の安寧を願っており、ダンゾウに片目を奪われてしまった後、イタチに残ったもう片方の眼を「里を守る為に使え」と託し、自らの眼を巡って戦いが起きぬよう己の存在を抹消しイタチにそれを手伝わせ、この世を去った。平和を願いつつも、強力過ぎる万華鏡写輪眼を開眼させてしまったが故に、自ら命を絶たざるをえなかった、悲劇の忍でもあった。
うちは マダラ
うちは一族及び木ノ葉隠れ創始者の一人で、うちは最強伝説を作り上げ、世界中の忍の里を恐怖に陥れた程の伝説的な忍。六道仙人の血筋でもある。長髪である部分を除けば、顔立ちは同じうちは一族であるサスケやイタチに似ている。
同じ六道仙人の血筋で木ノ葉の初代火影でもある千手柱間は、何度となく戦場で刃を交えたライバルで、共に木ノ葉隠れの里を設立した仲間でもあったが、最終的には木ノ葉の方針をめぐり戦った宿敵となった。マダラはかつて万華鏡写輪眼の使いすぎで失明したため、弟・イズナが自ら写輪眼を差し出し、その移植によって「永遠の万華鏡写輪眼」を手に入れたとされている(イタチがサスケに語った話ではマダラは弟を殺して写輪眼を奪った事にされており、真実は不明。事実としてはイズナは眼を摘出後、のちの戦乱の中で命を落としている)。
その実力は、同じく六道仙人の末裔である初代火影・柱間と同等か、それ以上とも取れるもので、万華鏡写輪眼を開眼し、更に柱間との激突後には輪廻眼まで開眼させている。サスケやイタチ以上の忍術の才能だけでなく、知略や状況判断力にも優れており、うちは一族を興した事からも高いカリスマ性を備えてもいる。かつての忍界大戦時には、影クラスの忍達から一目置かれたのと同時に恐れられており、名前だけでも、その影響力は非常に強い。事実、暁のリーダーであるトビが、ハッタリで「うちはマダラ」を名乗っただけで、忍五大国は無視出来ず戦争に巻き込まれ、忍連合軍を結成させるまでに至っている。五影の中でも最年長である土影・オオノキとはかなりの因縁があった模様で、彼の事を「両天秤の小僧」と呼んでいる。
かつての忍界大戦の終結後、千手一族と和平を結んで木ノ葉隠れの里を創設した際、うちは一族が千手一族に支配されてしまう事を危惧して、一族に反乱を起こす事を訴えるが、争いを望んでいなかった一族からは相手にされず、孤立したマダラは結局一人で里を脱走。その後、復讐者となって写輪眼で九尾を操り、終末の谷で柱間に戦いを挑んだものの、壮絶な戦いの末に敗北、死んだように見せかけて姿を消していた。うちは一族や六道仙人について調べていた薬師カブトの推測では、その戦いで柱間の細胞を入手したマダラは歴史の表舞台から姿を消し、木遁の術や輪廻眼の力を得ていたが、何らかの経緯でトビに自らの考案した「月の眼計画」を託し、死亡したとなっている。
ただし、マダラの計画には自身の復活もあったらしく、本来はトビが育て上げた輪廻眼の開眼者、長門の【外道輪廻天生の術】で蘇るはずであったが、長門が死亡したことで計画が頓挫、結果的に第四次忍界大戦の際には、カブトの【口寄せ・穢土転生】による不完全な蘇生を果たしている(同時にこれによって、マダラを名乗っていたトビが、本物のマダラとは別人であることが忍連合軍側に知られている)。カブトが穢土転生の身体に仕込んだ特別な調整により、全盛期以上の圧倒的な力を発揮可能となっており、火遁や木遁の上級忍術に、万華鏡写輪眼、輪廻眼の力も多用し、穢土転生の特性を最大限に利用した戦い方で、忍連合及び九尾のチャクラを纏ったナルト(分身体)も追い込んだが、救援に駆けつけた五影達と壮絶な激突を繰り広げる事になる。
かつての忍界大戦の際に、双子の弟で同じく万華鏡写輪眼の開眼者であるうちはイズナから、彼の万華鏡写輪眼を得た事で「永遠の万華鏡写輪眼」を体得し、柱間との激闘後にはその細胞を培養、利用することで、木遁忍術も体得している。そして死を迎えるほぼ直前には、万華鏡写輪眼を輪廻眼にまで開眼させる事にも成功していると、まさに異能の天才とも言える存在感を見せている。
うちは イズナ
マダラの弟。幼少の頃から兄・マダラと互いに競い合い、その力を高めあっていた。そして兄弟共々に写輪眼、万華鏡写輪眼に開眼し、その力を以って兄とともに一族を束ねる立場となった。万華鏡写輪眼の代償としてマダラが視力を失い、一族滅亡を防ぐため、迷い無くマダラに両目を差し出した。やがて、戦乱の中で命を落とす。ただし、イタチによると、マダラに殺されて万華鏡写輪眼を奪われたとの事。

秋道一族

秋道 トリフ
声 - 遠藤純平
ダンゾウの回想に登場。ダンゾウやヒルゼン、ホムラ、コハル、カガミの5人とは同期で、共に二代目火影の護衛小隊に所属していた。
16年前の九尾暴走の際には、ヒルゼンやコハル、ホムラ達と共に九尾に戦いを挑んでいる。

その他

はたけ サクモ
声 - 遠藤大智
カカシの父親。白光を放つチャクラ短刀を得物としている。木ノ葉の白い牙の異名持ちであり、各国に知られていた。彼の前では三忍(自来也・綱手・大蛇丸)の名も霞むほどの天才忍者だった。21年前、隊長としてある極秘任務で敵地に潜入した際、「仲間の命」か「任務遂行」かの二択を迫られ、「仲間の命」を選び任務を中断。その結果、火の国や里の仲間、さらには助けた仲間達にまで激しく中傷され、心身を患って自殺した。今では英雄的存在。姿形はカカシと似ている。
地陸
声 - 大塚明夫
元・守護忍十二士の一人で、火ノ寺の僧。暁の飛段と角都と戦うも飛段の術により死亡、その遺体は換金所に持ち込まれる。疾風伝では原作に先駆け登場する。
シホ
声 - 久嶋志帆
暗号部に所属するくノ一。ビン底眼鏡にボサボサの髪の毛が特徴。シカマルに好意を抱いている。自来也の残した暗号をシカマルとサクラと共に解読した。

アニメオリジナル

ソラ
声 - 平川大輔
アニメオリジナルキャラクター。火ノ寺の忍僧で、元・守護忍十二士のカズマの息子。敵や気に入らない相手には「戒名付けてやる。」と言って戦いを挑む。ナルト同様風のチャクラ性質を持ち、右手に装備した鉤爪を用いた接近戦を得意とする。
5歳の頃、カズマの手により九尾のチャクラをその身に封じられており、封印を解かれた際は我を忘れて暴走し、最終的にナルトの体を張った呼びかけにより九尾のチャクラを体外に全て放出し元に戻る。その後は火ノ寺に戻らず旅に出る。
キタネ
声 - 加藤亮夫
アニメオリジナルキャラクター。雷遁系の術を得意とする元・守護忍十二士の一人。同じ守護忍十二士で構成され、最強の雷遁使いと謳われた雷遁四人衆の一人。故人であり、遺体は火ノ寺付近の隠し墓に埋葬されていたが、フリド一味によって奪われ、土遁蘇生術・死屍土壌により蘇生されるが、フリドが倒されたことで再び埋葬される。生前は冷静で思慮深い性格でアスマのストッパーであった模様。棺には「」と書かれている。「雷夢雷人」発動時の配置は北。
ナウマ、セイト、トウウ
声 - 利根健太朗藤吉浩二宇乃音亜季
アニメオリジナルキャラクター。元・守護忍十二士で、雷遁四人衆のメンバー。故人であり、遺体は火の寺付近の隠し墓に埋葬されていたが、フリド一味によって奪われ、土遁蘇生術・死屍土壌により蘇生されるが、フリドが倒されたことで再び埋葬される。棺にはそれぞれ「」、「」、「」の文字が書かれている。「雷夢雷人」発動時の配置は順に東、西、南。
カズマ
声 - 中井和哉
アニメオリジナルキャラクター。ソラの父親。元・守護忍十二士の一人で嘗てのアスマの盟友であった人物。かつて火の国による世界統一の為に軍事国家化を計画し志を同じとした過激派の五名の守護忍十二士を率いてクーデターを決行し、アスマを始めとする他の守護忍十二士と対立した。その戦いで戦死しているとおもわれていた。

一般人

テウチ
声 - 朝倉栄介
ラーメン屋「一楽」の店主。カカシの素顔を見た数少ない人。他の大人達と違って、九尾の人柱力故に迫害されていたナルトには優しく、時々サービスで奢ってあげている。アニメではアヤメに付き合ってダイエットラーメンを食べてるうちに激痩せした。
劇場版『ザ・ロストタワー』によると、「一楽」の開店は約20年前となっている。
アヤメ
声 - 細野雅世
「ラーメン一楽」の看板娘で、テウチの愛娘。父と共にカカシの素顔を見て、うっとりしていた。アニメでは一時的に激太りし、疾風伝ではラーメン職人の修行に出かけていて、修行先でつけ麺の良さに目覚め、里に帰郷後、一楽をつけ麺の専門店に変えてしまい、普通にラーメンを食べたいナルトから文句を言われていた。

砂隠れの里(風の国)

風影

初代風影
圧倒的な力で、砂漠の強者を治めた砂隠れの創始者。容姿はスキンヘッド。
二代目風影
国力向上を目指し、守鶴の人柱力の実験をし始めた最初の風影。
三代目風影
チャクラを磁力に変えることができる特殊な体質を利用し、血継限界である磁遁を使用した風影。砂鉄を変幻自在に操り、その術を以って歴代最強と謳われた。
ある日突然里から姿を消し、里は捜索一辺倒となり戦争の原因となったが、遂に見つかることはなかった。だが、サソリがチヨバアと交戦した時は彼の傀儡人形と化しており、サソリに殺害されていたことが判明する。傀儡人形はサクラにより破壊された。
四代目風影
声 - 田中正彦
テマリ・カンクロウ・我愛羅の父で、加琉羅の夫。本名不明。
風の国の大名の軍縮の方針の中、妻やその息子・我愛羅を犠牲にしてまでも里の力の強化を図っていた。我愛羅との親子関係は劣悪、彼を見る表情は冷酷だったが、それは風影としての責務や周囲からのプレッシャーがそうさせていたとも言える。我愛羅が人柱力として中々、尾獣のコントロールがきかないのに苛立ちついには夜叉丸に命じて「母から愛されてなどいなかった」と吹き込ませる事で我愛羅に尾獣をコントロールさせようと図る。夜叉丸は躊躇を見せるが、彼は「敬愛する母を取り上げられても暴走を抑えられるぐらいでなければ人柱力として務まらない」と断行させた。結果、我愛羅は尾獣化して暴走した事で「やはり、失敗だった」と息子の価値を一方的にないものと決め付けてしまう。中忍試験前に大蛇丸によって暗殺され、大蛇丸は彼に変装して木ノ葉崩しを強行し、その失敗後、木ノ葉までの道中にて側近と共に虫の集った死体姿で発見された。
第四次忍界大戦ではカブトの穢土転生によって蘇生され、我愛羅と三代目土影を発見。その際、我愛羅が五代目風影となった事やチヨが我愛羅を救った事、友ができたと言う事に驚きを隠せなかった。そして、もう一度息子の価値を自身で確かめると言い、敢えて我愛羅と対峙するが、自身が操る砂金の盲点を突かれ、身動きが取れなくなった。この時、我愛羅の砂が妻、加琉羅の姿を象るのを見て初めて「親はただ、子供を信じてやればいい」ただ、それだけの事に価値があり、今までの己が我愛羅にして来た事こそが失敗だったのだということを悟り、加琉羅が母親として我愛羅に愛情を注いでいたことを教え、命を狙う程追い込んだことを父親と言うのもおこがましいと自嘲する程に後悔した。しかし、それでも尚、我愛羅が自らを父と呼んでくれたことと、自分などとうに超えていた息子の成長に四代目風影も涙を流し、最後は我愛羅に里を任せることを願い、封印された。
使用する術は砂金を操る血継限界の磁遁であり、守鶴が暴走した時もこれで対処する。また、この砂金を取引に使う事で軍縮が進む中で里の安定を保っていた。
五代目風影・我愛羅(ガアラ)
声 - 石田彰
砂の三姉弟の末っ子。一尾を宿した人柱力。第二部では五代目風影。

砂忍

テマリ
声 - 朴璐美
我愛羅とカンクロウの姉。
カンクロウ
声 - 加瀬康之
我愛羅の兄でテマリの弟。我愛羅が風影に就任してからは主に里の警備に従事している。
バキ
声 - 中田譲治
砂隠れの里の上忍で里の上役。木ノ葉崩しの際、我愛羅・テマリ・カンクロウを率いて木ノ葉隠れの里に入る。テマリからは先生と呼ばれる。信頼が厚く実力者。カブトとの木ノ葉崩しに関する密談を盗聴していた月光ハヤテを殺害。我愛羅の監視役等を務める。風遁系の術を得意とする。第二部では新たな風影となった我愛羅の部下として活動。
加琉羅(第二部では加瑠羅)
我愛羅の母。夫に「砂の守鶴」を憑依させられ、我愛羅を産むと同時に命を落とす。この世を憎み、呪いながら死んだらしい。しかし、それは四代目風影が夜叉丸に我愛羅の「人柱力としての価値を見定める為」にと母と言う拠り所を奪われてなお、尾獣を御せるかを試す為に命じてつかせた嘘でしかなかった。実際の彼女は生まれたばかりの我愛羅に対し「どんな事があっても、自分が守る」とかつて、夜叉丸が言った通り深い愛情を息子に寄せて逝った。その想いは我愛羅の砂の能力に色濃く表れている。
夜叉丸
声 - 保志総一朗
砂隠れの医療忍者。加琉羅の弟で、三兄弟の叔父。我愛羅の世話係にして、彼が唯一心を開く存在だった。四代目風影の命により我愛羅暗殺を試みるも、激昂した我愛羅の反撃に遭う。死の間際、我愛羅を心底憎んでいたと言い放ち、姉がこの世を呪い息子を愛していなかったと我愛羅を精神的に追いつめ、最後は自爆する。我愛羅に痛み、愛情の概念を教える。実はそれ自体が四代目風影の命令であり母にも愛されていなかったと我愛羅に吹き込む事で人柱力としての価値を量る事が目的だった。その命に対し夜叉丸は四代目風影に躊躇を見せるが、忍びとして任務を全うする。四代目風影曰く「夜叉丸が憎んでいたのは我愛羅ではなく自分だ」と言う事からも彼自身は我愛羅の事を心から気にかけていたようである。なお、医療忍者という肩書きは表向きで、実際は砂の暗部の忍で四代目風影の右腕。
マツリ
声 - 坂本真綾
アニメオリジナルキャラクター。かつて両親が忍に殺され、刺さった武器を目の当たりにしたため、武器を持つのに躊躇していたが、我愛羅の指導により克服し、忍具の使い方を教わった。疾風伝ではテマリの部下として登場[2]
由良
声 - 渡辺英雄
里の上役(第二部開始の4年前に就任)で上忍。周囲からの信頼も厚かったが、実は暁のサソリの配下だった。暁に体を利用されて「象転の術」の生贄になり、死亡。
チヨ
声 - 谷育子
砂隠れの里の相談役で御姉弟の一人。砂隠れの同盟国やそれ以外の里と多くつながりを持つパイプ役でもある。傀儡人形を操って戦う傀儡師。暁の赤砂のサソリの祖母。普段はぼぅっとしているが、いざ戦闘となると身のこなしが良い。先の大戦で息子をはたけサクモに殺されている。
綱手とはかつて交戦したことがあり、彼女が作り出した毒物を瞬時に解析され対抗策を編み出されたりと、ある種因縁の仲。サクラに色々語りかけている。
風影奪還任務では木ノ葉に協力。後にサソリと壮絶な傀儡合戦を繰り広げ、辛くも勝利。その後、守鶴を抜かれて死亡した我愛羅を蘇生させるために、死を承知で“転生忍術”を使用。ナルトたちに忍の未来を託して静かにこの世を去っていった。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生され、第5部隊と戦う。半蔵とも昔戦ったことがあり、その時の情報を連合軍に教えていた。
使う傀儡は、サソリが両親を模して造った「サソリの父と母」と自ら封印していた十体一組の「白秘技・十機近松の集」。
エビゾウ
声 - 城山堅
砂隠れの里の相談役で御姉弟の1人。チヨバアの弟。
パクラ
血継限界である灼遁の使い手。第四次忍界大戦においてカブトの穢土転生で蘇生され、ガリと共にカカシ達率いる第3部隊と交戦する。

霧隠れの里(水の国)

水影

二代目水影
かつて二代目土影・無と交戦し、相討ちになった眉なしチョビ髭の風貌をした男で、本名は不明。生前から二代目土影とは馬が合わない。何かとおしゃべりだが、若手の忍には将来を期待している一面がある。第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生される。我愛羅に封印されかけたが、穢土転生の効力で封印術が効かず、交戦させられる。
戦闘では(おおはまぐり)を口寄せし、蜃気楼を発生させる。これにより、自身と蜃への攻撃が全く当たらない。また、我愛羅の絶対防御を崩壊させる程の実力を持つ他、鬼灯一族の血を引いており一族特有の忍術も使用する。当初は我愛羅達忍連合に協力的であったが、我愛羅の強さを前に戦闘欲がわき、切り札「蒸気暴威(ジョウキボーイ)」を発動させ自分を超えてみせろと挑発する。我愛羅の機転によって蒸気暴威を封じられ封印される。その時に我愛羅を五影の「金の卵」と称し、後から駆けつけたナルトを見ていいコンビだと絶賛した。
四代目水影・やぐら
声 - 入野自由
三尾の人柱力で尾獣を完全に制御できた数少ない忍。紫色の眼をした子供で、鉤爪と緑色の花が付いた、長い棍棒のような武器を背負っている。うちはマダラに裏で操られ、里を恐怖政治で支配していた。しかし後に、白眼を移植した青によって、その洗脳は解かれている。暁対戦時に消息を絶ったが、後に死亡している。
第四次忍界大戦ではカブトの穢土転生によって蘇生され、マダラによって新たなペイン六道にされた。
水遁・水鏡の術という、水で作った鏡に相手の姿を映して攻撃を相殺させる技を持ち、また尾獣化した後は相手に珊瑚をへばりつかせて動きを制限する珊瑚掌という技を使う。
五代目水影・照美 メイ
声 - 日野由利加
現在の霧隠れの里を束ねる長。セクシーな美女だが、三十路かつ独身の為に「結婚」「婚期」「遅れる」「破棄」という類の言葉、及びその同音異義語に過剰に反応して唐突に機嫌を損ねる事があり、その度笑顔で「黙れ殺すぞ」と脅しをかける。火遁系、水遁系、土遁系の3つのチャクラ性質を持っており、溶遁沸遁という二つの血継限界を使用できる。
第四次忍界大戦では大名の護衛に付いている。
しかし、本物のマダラが参戦したことでゲンマ達の飛雷針の術で戦いに参戦する。

霧忍

声 - 西前忠久
五影会談の時に現在の水影の護衛として同行。眼帯で覆い隠した右眼には日向一族の白眼が宿っている。日向の者やうちは一族のうちはシスイなどの実力者との戦闘経験を持つ歴戦の手練であり、右眼の白眼も過去の戦いで手に入れた「戦利品」。両耳に下げている札には特殊な結界忍術が仕込んであり、白眼に危機が及んだ際に自動的に発動して右眼を防護する。「血霧の里」時代の霧隠れに生きた猛者であり、その経験から長十郎の弱気さや若い忍の態度にいちいち苦言を呈する説教くさい性格をしている。五影会談の最中、ミフネの言動を不審に思い白眼を使用、ダンゾウが写輪眼(別天神)でミフネを操っていたことを見抜く。また、過去に四代目水影の幻術を解いたことがある。
メイの勘違いによる八つ当たりのとばっちりをたびたび受けている。会談終了後、白眼を処分しようとするフーの「心転傀儡呪印の術」にかかってしまい、絶命の危機を迎えるもメイと長十郎の介入で命拾い(青と同じく感知タイプであるフーは二人の接近を知っており、この事も計算に入れていた)。しかし身体を乗っ取っていたフーがメイへの暴言と共に術を解いたため、痛烈なビンタを食らわされた。
第四次忍界大戦では感知部隊の隊長に任命される。
長十郎
声 - 宮田幸季
里に残っている唯一の霧の忍刀七人衆で、大双剣ヒラメカレイを所有。気弱なメガネ男子で、よく弱音を吐いては青に説教されている。メイには憧れを抱いており、メイからも気に入られているのか甘やかされている。五影会談の時に水影の護衛として同行。また忍連合軍の連合会議にメイの付き人として同伴する。
第四次忍界大戦ではメイと共に大名の護衛に付いている。
ツルギ
声 - 西前忠久
アニメオリジナルキャラクター。霧隠れの里の暗部から派遣された追い忍部隊の隊長。
ウタカタを連れ戻すために部下と共に土蜘蛛の里の周辺を探索していた。ホタルのために行動するウタカタを監視していたが、六尾を狙っていたペインに部隊ごと殲滅され死亡。
ハルサメ
声 - 山内健嗣
ウタカタの師匠。ウタカタから六尾を引き剥がそうとして命を落とす。この事件以降、ウタカタは師匠というものを嫌悪するようになった。
中吉
声 - 広田みのる
感知タイプの忍。第四次忍界大戦において、カブトの穢土転生によって蘇生される。暁のことは生前から知っていたらしく蘇生してすぐ抵抗しようとしたため、最低限のことしか言えないよう意識を消された。偵察部隊に振り分けられ、カンクロウ率いる奇襲部隊と交戦。途中で離脱して増援を呼びに行った。
霧の忍刀七人衆の前任者たち
生前、霧隠れに伝わる7つの忍刀を使いこなした実力者たち。第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生される。
林檎 雨由利(りんご あめゆり)
雷刀“”の使い手。
通草野 餌人(あけびの じにん)
鈍刀“兜割”の使い手。
栗霰 串丸(くりあられ くしまる)
長刀“縫い針”の使い手。素顔は仮面で隠され不明で、服装は再不斬とまったく同じ。
無梨 甚八(むなし じんぱち)
爆刀“飛沫”の使い手。
西瓜山 河豚鬼(すいかざん ふぐき)
声 - 広田みのる
大刀“鮫肌”の使い手。敵に内通しており、四代目水影(うちはマダラ)の命を受けた鬼鮫に殺され、おまけに鮫肌を奪われた。鬼鮫と同等に鮫肌を扱ったらしい。蘇生時はビーが鮫肌を持っていたため、髪の毛を針状にして戦っていた。カカシにより雷遁を流した首斬り包丁で腹を斬られ怯んだところを、サイの封印術で封印された。
鬼灯 満月(ほおずき まんげつ)
霧隠れの青年で鬼灯兄弟の片割れで、水月の兄。全ての七刀を使いこなすことが出来る。その様から鬼人の再来と言われた。忍刀を継承することを夢見て日々の過酷な任務を送り、全ての七刀を使いこなせるようになるが、志半ばで命を散らす。蘇生時は使える刀がなく、水化の術で戦っていた。

岩隠れの里(土の国)

土影

初代土影
ダジャレが好きな老人。幼い頃のオオノキに己の中の意思が大切な事を教えた。
二代目土影・無(ムウ)
かつての岩隠れの里の長で、全身を包帯で巻いており、背中に2つの刀を背負っている。透明化して自分のチャクラを消す能力を持ち、感知タイプによるチャクラ感知では確認出来ない。また、血継淘汰(けっけいとうた)と呼ばれる風遁、土遁、火遁の性質を一度に合わせることができる塵遁の使い手。三代目土影に塵遁を教えたかつての師でもある。かつて二代目水影と交戦し、相打ちになった模様。また、過去にうちはマダラと因縁があり、彼による騙まし討ちをオオノキと共に受けている。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生される。中々に強かな人物で既に死人の身でありながらも、オオノキに対し終戦後に起きる同盟軍内の戦利品の奪い合いにおいて主導権を握るように示唆する(が、オオノキからはキッパリと一蹴されている)。我愛羅とオオノキとの戦闘中、増援に来たナルトに倒され、最終的に我愛羅に封印されたように見えたがナルトに倒される直前自身を分裂させており、自身の半分だけを封印されて逃げ延びた。その後カブトによって本物のマダラを口寄せさせられた後、カブトによって自我を乗っ取られている。
三代目土影・オオノキ
声 - 西村知道
かつて「両天秤のオオノキ」と恐れられていた、団子っ鼻が特徴の小柄な老人。黒ツチの祖父で、黄ツチの父。未だに現役だが高齢の為に腰痛持ちで重い物が持てない。頑固な性格で、里の利益のために自分自身を捨ててしまっている。うちはマダラとは浅からぬ因縁があり、彼からは「両天秤の小僧」と、小物扱いされている。
土遁系、風遁系、火遁系の三つのチャクラ性質を持ち、普段は土遁系チャクラの術を使うが、真の能力はこれらの三つのチャクラ性質を融合させる事で、全てを分子レベルで分解させる「塵遁」という血継淘汰の能力にある。また、重力をコントロールする能力を持ち、これで自身が飛行するだけでなく、他者にも付加することも可能。
まだ若く、土影でもなかった過去の忍界大戦時は、頑固者ではなかったが、無と共にうちはマダラの騙まし討ちを受け、徹底的に打ちのめされたのがきっかけとなって、オオノキは「己を捨てた」頑固者になっていく。そして、軍縮の時代になってからは、形振りかまわず力を求める雲隠れの里に対抗して、犯罪結社である「暁」を利用するまでに至っている。しかし、五影会談での我愛羅の言葉によって、自分の過ちを悟ったらしく、忍連合軍を結成し、かつての自分を取り戻す決意をする。
八尾・九尾を取りに来たカブトを足止めする為、交戦するが、元・部下であり穢土転生で蘇ったデイダラの妨害によって逃げられてしまう。その後、島亀(雲隠れの孤島)を持ち上げ、忍連合本部の近くで降ろして忍連合軍の元に戻る。第四次忍界大戦ではかつての師である二代目土影が蘇生されたことを知り、塵遁に対処するために我愛羅と共に戦闘に加わる。穢土転生によって蘇生されたかつての師にして先代の土影、無と対峙した際、終戦後の忍連合内の主導権を握るよう示唆されるも「今回はそんな事をやるつもりはない」と断言する。
かつて自分を打ち負かしたうちはマダラが穢土転生で蘇った際には、己を取り戻すべく、奮闘。マダラの輪廻眼によって召喚された大岩を超軽重岩の術で抑えようとするも、連続で打ち込まれた事で、逆に瀕死の重傷を負ってしまう。それでもオオノキは、自分自身や未来の為に、うちはマダラを倒す事を諦めず、五影全員が揃い、綱手の医療忍術によって回復。再びマダラに立ち向かう。

岩忍

赤ツチ
声 - 三宅健太
巨漢の男で、身長は不明。岩隠れを代表する歴戦の上忍で、五影会談の時にオオノキの護衛として同行。土遁系の術を使用し、口から石の人形(デイダラ曰く「ゴーレム」)を吐き出して戦う。「~ダニ」が口癖で、おっとりながらも気のいい性格。オオノキの術で空を飛ぶことを好む。忍連合軍の連合会議では、オオノキの付き人として同伴する。八尾・九尾を取りに来たカブトを足止めする為、交戦するが逃げられてしまう。その後、忍連合軍の元に戻る。
黒ツチ
声 - 武田華
言葉遣いが乱暴なくノ一で、オオノキの孫娘で黄ツチの娘。五影会談の時にオオノキの護衛として同行。
五影会談の時、暁のメンバーだったデイダラのことを「デイダラ兄」と話していたがどういった間柄だったのか詳細は不明。水遁系のチャクラ性質を持ち、血継限界の熔遁の使い手でもある。八尾・九尾を取りに来たカブトを足止めする為、交戦するが逃げられてしまう。その後、忍連合軍の元に戻る。
第四次忍界大戦では第2部隊に配属され、10万体のゼツと交戦する。
黄ツチ
声 - 木村雅史
黒ツチの父でオオノキの息子。第四次忍界大戦では第2部隊の隊長に任命され、相応に高い実力の持ち主である。
10万体のゼツと交戦。その後、ダルイ第1部隊の援護に回った。
カッコウ
声 - 志村知幸
上忍で、カカシ外伝にて登場。任務ではタイセキ・マヒルと組む。岩隠れでも屈指の実力者だった。うちはオビトを死に追いやったがカカシにとどめを刺され死亡。
タイセキ
声 - 鈴森勘司
上忍で、カカシ外伝にて登場。任務ではカッコウ・マヒルと組む。強面の風貌だが冷静沈着。迷彩隠れの術を使いこなし、カカシの左目に深い傷を負わせたが、直後に掛けた攻撃をオビトの写輪眼に見極められて死亡。
老紫
四尾の人柱力で、赤い口髭が特徴の初老の男。血継限界である熔遁の使い手で、尾獣の力を使って開発した。人柱力の能力の鍛錬の為に里を離れるが、暁の鬼鮫に捕らえられ、四尾を引き剥がされ死亡。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生され、マダラによって新たなペイン六道にされた。
戦闘では熔遁忍術を使って戦うが、黒ツチの熔遁と違って溶岩を使った術である。
ハン
五尾の人柱力で、大柄の男。頭に傘を被り、茶色いマスクと黄褐色の鎧、煙を噴く大きな瓢箪の様な物を身につけている。暁対戦時は不明だが、何らかの形で尾獣を奪われ死亡している。
第四次忍界大戦にて、カブトの穢土転生によって蘇生され、マダラによって新たなペイン六道にされた。
蒸気の力によって強化された体術で戦う。
ガリ
声 - 加藤拓二
血継限界である爆遁の使い手で、デイダラと同じ元爆破部隊[3]。第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生され、パクラと共にカカシ達率いる第3部隊と交戦する。

雲隠れの里(雷の国)

雷影

二代目雷影
木ノ葉との同盟を結ぶ式典の際、金角・銀角兄弟によるクーデターにより、二代目火影と共に騙し討ちに合った。
三代目雷影
声 - 玉野井直樹
エーの父。エーと同等かそれ以上に鍛えられた肉体をしており右腕には雷の字の刺青・胸には八尾の暴走を止めた時に付いた傷がある。かつて八尾が暴走した時、息子の四代目雷影を含む里のエリート達と共に封印した。また、その時かどうかは定かではないが仲間を逃がした後に一人で八尾の暴走を止めた際「一本貫手」で八尾の尾を全て切断したこともある。ドダイ曰く、仲間を逃がす時間を作る為に一人囮となり、1万の敵を相手に三日三晩死ぬまで倒れなかったとされる。自らの最強忍術「地獄突き四本貫手」は指の数を減らすごとに殺傷力が高くなり「一本貫手」になると文字通り最強の矛と呼ばれるほどの貫通力を誇るが、それは自らの頑丈な肉体さえ貫いてしまうという弱点もある。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生される。他の旧影と共に第4部隊と交戦、第4部隊の者たちに自身の能力や対処法を教えていたが、ナルトの登場により彼を捕獲しようとカブトに意識を奪われる。螺旋手裏剣を以てしても傷もつかない頑丈な肉体と三代目最強忍術である雷遁を纏った突き「地獄突き四本貫手」で第4部隊の忍を蹴散らしナルトを狙うも、ドダイ・山中いのいち経由で八尾と交信・会話してヒントを得たナルトの機転でダメージを受けた直後封印された。
四代目雷影・エー
声 - 手塚秀彰
雲隠れの里の長。キラービーの兄(血の繋がりはない)。日常的にバーベルを鉄アレイの様に使って片腕を鍛えており、プロテインをこよなく愛する為、身体は非常に筋肉質である。八尾封印の際、仲間が左の角で貫かれて殺され敵討ちで左の角を折った。また、まだ雷影に就任していなかった過去に、ビーと共に四代目・火影である波風ミナトと戦った事がある。
暁の暴挙に激怒し、誘拐されたビーに思いを馳せ男泣きする、わざわざガラスを突き破って外出するなど、非常に暑苦しい性格をしている。ドアから出入りすることはほぼなく、怪力に任せて近くの壁や床を突き破って移動する。
まだ若い頃、自分との絶牛雷犂熱刀を成功させたビーと兄弟の誓いをかわし、最強タッグとして名を馳せていた。血の繋がりはなくとも互いを信頼し合い、ビーが八尾の人柱力となった際に「ビーにとって最も大切な言葉」を彼に与えた。しかし父である三代目雷影の死を機に、四代目として国と里を守る決意をし、人柱力である弟の身を案じるあまり彼の力を信用しなくなってしまった。
里を守るという義務感の強さゆえに、五影の中でも己の意思をより強く主張する。しかし、軍備拡張のためにはなりふり構わぬ手段で他国の忍術を集めていたことで多くのトラブルを招き、かつて日向一族の白眼を奪おうとして雲側の忍が命を落とした際には、条約を盾にした理不尽な取引で白眼を手に入れようとした(結局木ノ葉側の工作により失敗)。後に、木ノ葉の忍であるカカシとヤマトにその事実を指摘された際にも、無視している。
戦闘では自らの肉体に雷遁のチャクラを鎧のように纏い、パワーもスピードも格段に向上させた「忍体術」を得意とし、その技はパワーを生かしたプロレス技的な戦法が多い。特にスピードは波風ミナトの「飛雷神の術」に匹敵する程速く、ミナトが死亡してから自分より速い忍はいないと自負している。
サスケらを有する暁にビーが捕らえられたことを知ると激怒し、雲隠れの忍にサスケらの捜索を命令。また暁の活動、抜け忍のサスケを木ノ葉が始末しなかったことが気に入らなかったため、サスケの殺害に同意を求める文書を用意させ他の五影を招集した。会談の前にナルトからサスケ抹殺撤回を陳情されるも、サスケの行いを見過ごす気はなく、全く意に介そうともしなかった。
五影会談でその場に姿を現したゼツにサスケのことを聞かされ激怒し、超人的な握力で左半身のゼツの首を折り、外にいたサスケ率いる鷹を見つけ交戦。水月の首切り包丁と両腕を片腕だけで簡単にへし折る、状態2の重吾をガードの上からパンチ一発で致命傷を負わせるなど、体術を中心とした戦闘能力の高さを見せつけている。次第に両目の負荷に苦しんでいくサスケを追い込んでいくが、止めを刺す寸前に我愛羅が戦闘を中断させた為、サスケの逃亡を許してしまった。また戦闘中に天照の盾でガードするサスケを利き腕を犠牲にして攻撃した為、天照の炎により利き腕である左腕の肘から先を切断せざるを得なくなった。その後、うちはマダラ本人が、自分を含み火影候補のダンゾウを除いた五影達の前に現れ、ビーの捕獲に失敗している事実を聞かされた事で、ようやくビーが勝手に遊び呆けているのに気づき、五影殆どの前で赤っ恥をかく羽目になった。
最終的に、会議で五影からの支持のもと忍連合軍の総大将に任命される。会談後、鬼鮫と交戦中のビーをようやく発見し加勢。戦闘直後にビーをアイアンクローで保護(捕獲)した。
第四次忍界大戦開戦後は総大将として綱手やシカクとともに指揮をとっていたが、ナルトとビーが島亀から脱走した際に綱手と共に彼らを止めに行った。どうしても戦場へ向かおうとするナルトを殺してでも止めようとしたが、ビーに人柱力の本当の強さを説かれ、ナルトがミナト同様自分の最速の攻撃をかわしたことで二人が戦場へ向かうことを許した。そして、本物のマダラが参戦したことでマブイの「天送の術」で戦場に向かい、参戦した。

雲忍

キラービー
声 - 江川央生 / 幼少時代 - 東内マリ子
体内に八尾を持つ人柱力。通称ビー。エーの義弟。
ナルトとは違い尾獣の力を完全に制御することができ、後にマダラからも「人柱力として完璧な忍」と評される。二尾であるユギト同様慕われており、弟子までいる。かなりマイペースな性格をした困り者で、自分がいなくなった事で里が騒ぎになっているのをそっちのけだったり、会議中にも新曲の考案をしている程。尾獣とは会話をするなど仲が良いが、いい加減で無責任な側面の強いキラービーの性質故に、八尾の方がキラービーの保護者的存在となっている。口調は「ヘイ、YO、チェケラッチョ」など、ラッパーの如く韻を踏む(ただし下手でセンスがなく、八尾からも「うぜーラップはやめろ」と怒られている)。アニメでは、この性格に弟子であるオモイ、カルイも相当困らされている。
幼い頃、かつて雷影候補のエーのパートナーとして絶牛雷犂熱刀を成功させたことから雷影の護衛役の「ビー」の名前を受け継ぎエーと兄弟の誓いをかわした。前任の人柱力が死んだことで八尾の人柱力になることが決定し、その際エーから「お前はオレにとって特別な存在だ。オレ達は最強タッグだ。」という言葉を受け、その言葉を力に八尾のコントロールを成し遂げた。三代目雷影の死後、彼の身を案じるエーによって里から出ることを禁じられ、その際雷犂熱刀の修業を中断し尾獣玉の修業に専念することを命じられる。
戦闘スタイルは刀7本を体の至る所に挟み、回転しながら敵に襲いかかるという奇天烈なもの。あまりの速さと不規則すぎる動きから刀の動きが見えず、これによりサスケに大きなダメージを与えた。また、サスケと同じく刀に雷遁系のチャクラを流すこともできる。水月曰く刀を使い慣れており、霧隠れの七刀の一振り、首斬り包丁を自在に扱っていた。八尾のチャクラをまとっている状態では、刀を使わず直接攻撃で挑む。幻術は八尾のお陰で効果を成さず、万華鏡写輪眼の幻術でも通じない。尾獣化すると半分が牛で、8本の足を持つタコとなる。
そのふざけたような言動と戦闘スタイルからは想像もつかない程の強さを誇り、自らを捕えに来た「鷹」の面々を4対1でありながらも圧倒した。サスケに二度も重傷を負わせ、水月を戦闘不能に追い込んだが、回復したサスケの「天照」を食らい捕獲される。しかし、それは尾獣状態の足で作った分身にすぎず、本体はサスケに切断された八尾の足の中に潜んでいたため無事だった。
サスケとの戦闘回避後、元々国の情勢に縛られるのに嫌気が差していて、「鷹」との戦いで捕獲されたフリをしてそのまま勝手に里を脱走、音楽の方向性をラップから演歌にシフトし、演歌忍者のサブちゃんに師事していた。しかしラップ調に韻を踏む癖が治っておらず、「情念が足りない」とダメ出しを喰らい続けている。その途中、八尾を狩りに来た鬼鮫と交戦。彼から奪う形で鮫肌を手に入れ、捜索に来たエーと共に「絶牛雷黎熱刀」を決め勝利する。直後にエーによって捕獲され、渋々里に戻る。
そして雲隠れの孤島(島亀)にて自分と同じく監視下に置かれることになったナルトに出会い、八尾と共に尾獣コントロールの指導を行う。この為、本人達は公言していないものの、ビーは尾獣コントロールに関して、一応ナルトの師匠になっている。
ナルトが戦争に気付き島亀からの脱走を図ると、自らもイルカの頼みで同行。途中エーと綱手に引き止められるも人柱力としての本当の強さをエーに示したことで彼を認めさせた。
その後ナルトと共にイタチ、長門と交戦し苦戦するも戦闘中に自らの穢土転生を打ち消したイタチの協力もあり長門を封印させる事に成功した。
二位ユギト
声 - 園崎未恵
体内に二尾(化け猫)を宿す女忍者。齢二つで二尾の人柱力となり、厭忌の対象とされるも修行の末、自らの意思で尾獣化を制御できるようになった。ただしダンゾウ曰く、完全に制御していたわけでは無い。暁の角都飛段に捕らえられ、二尾を引き剥がされ死亡。人柱力としては珍しく里の者からはビー同様慕われていた。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生され、マダラによって新たなペイン六道にされた。
戦闘の際には爪をのばして戦う。また誘導式の手裏剣を鼠のような形にまとめて毛玉のように吐き出す鼠玉という術を使う。
忍頭
ヒナタが3歳の頃、木ノ葉との和平条約を結ぶために木ノ葉を訪れた忍者。その真の目的は白眼の秘密を探ることであり、ヒナタの誘拐を試みるが失敗し、日向ヒアシに殺された。
サムイ
声 - よのひかり
雲隠れの小隊の一人で、オモイとカルイを従えるクールなくノ一。巨乳のためか、肩凝りである。何かと悶着を起こすオモイとカルイに振り回されており、その度「忍者ならもっとクールに」と諭している。雷影の命により、サスケ討伐の書面を持ってオモイ、カルイを引き連れて木ノ葉へ向かう。木ノ葉にてサスケと暁の情報を書き写した後、雷影の下へと向かうが、その際にヤマトに送信機を仕掛けられ、ナルト達の尾行を許してしまった。
第四次忍界大戦ではダルイの増援に加わるが、金角・銀角兄弟の紅葫蘆に吸い込まれ封印される。
オモイ
声 - 河本邦弘
雲隠れの小隊の一人で、色黒の男。常にネガティブ思考である。雷影の命令でプロテインを買い溜めに行かされている。師匠であるビーを連れ去ったサスケへの復讐心はあるが、裏切り者であっても仲間であるサスケを売ろうとしなかったナルトの強い意志は、個人的に認めている。
第四次忍界大戦では奇襲部隊に配属される。
カルイ
声 - 小松由佳
雲隠れの小隊の一人で、色黒のくノ一。常にポジティブ。しかし、キラービーを師匠として強く敬愛していたため、そのビーを連れ去ったサスケに対して強い憎悪を抱く。木ノ葉に来た時は「サスケの情報を出せ」とナルトに詰め寄りそれを拒んだナルトに容赦なく殴りかかるなど、喧嘩っ早い性格であることが窺える。
第四次忍界大戦では第2部隊に配属され、10万体のゼツと交戦する。
ダルイ
声 - 竹内良太
五影会談における雷影の護衛。口癖は「ダルい」と「すみません」。その名の通り常にダルそうな色黒の男で、エーの暑苦しさについていけない時もある。しかしエーのことは慕っており、彼からも右腕として信頼を置かれている。また唯一、三代目雷影に「雷」の刺青を刻むことを許された忍でもある。水遁系と雷遁系のチャクラ性質を持ち、血継限界の嵐遁系も使用する。
第四次忍界大戦では第1部隊の隊長に任命される。蘇生された金角・銀角兄弟と戦闘になるが、六道仙人の宝具に苦戦する。しかし隙をついて七星剣と紅葫蘆を奪ったことで、銀角を封印することに成功する。また、マブイによって送られた「琥珀の浄瓶」とシカマル達第十班の連携により金角も封印し勝利する。その後、イズモとコテツと共に、蘇生された暁の角都と交戦する。チョウジの力を借りて戦場の敵を制圧したが、金角銀角を狙い外道魔像を口寄せして襲ってきたマダラによって大打撃を受ける。
シー
声 - 福田賢二
五影会談における雷影の護衛で感知タイプの忍者。ダルイとは対照的に真面目な男。視覚に影響を及ぼす幻術を使用する。
第四次忍界大戦では感知部隊に配属される。
モトイ
声 - 遠藤大智 / 幼少時代 - 織部ゆかり
雲隠れの孤島(島亀)でのナルトたちの世話役。ビーの親友だったが、幼少時に先代の八尾の人柱力によって父親を殺され、八尾への憎しみの末次の人柱力となったビーに刃を向けてしまったことがある。このことが原因でビーとの関係にわだかまりを作ってしまい、どうすればいいか悩み続けていたが、孤島での騒動を機にビーに謝罪するが、ビー本人は気にしてはおらず、また昔の関係に戻ることができた。その後、ナルト達と共に同行し、第四次忍界大戦では島に残り、ビーの尾獣コントロールの指導を見守る。
マブイ
声 - 関山美沙紀
雷影の秘書で、色黒の美女。物質を光の速さで任意の地点に即座に転送できる「天送の術」が使用でき、そのことが理由で秘書になった。雷影の暑苦しい振る舞いには色々と困らされている模様。
秘書として、第四次忍界大戦の作戦会議に出席したり、忍連合軍の連合会議にエーの付き人として同伴したりと重要な役割を任されている。第四次忍界大戦では、金角封印のため「琥珀の浄瓶」をダルイのところに転送する。
アツイ
サムイの弟で、熱い性格をしている。第四次忍界大戦でダルイの増援に加わるが、金角・銀角兄弟の紅葫蘆にあっさりと吸い込まれ封印される。
ドダイ
左眼に「雷」と書かれた眼帯を付けている壮年の忍。第四次忍界大戦では第4部隊に配属され周囲の者やナルトに、対峙する三代目雷影の情報提供及び援護を担った。ゴムを利用した熔遁を使う。
金角・銀角兄弟
六道仙人の末裔である兄弟。「雲に二つの光あり」と謳われていたが、実際には雲隠れの歴史上最悪の大罪人である。
木ノ葉と同盟を結ぶ儀礼式ではクーデターを起こし、二代目火影と二代目雷影を騙し討ちにした。また、マダラが九尾を手懐ける前に雲隠れが九尾を捕獲しようとした際に食べられたが、九尾の体内でチャクラ肉を食べて2週間も生き長らえた。暴れ続けた事に耐えかねて九尾の体内から吐き出された際には九尾のチャクラとナルトと同じ頬の線を持つようになった。また、この時は九尾の衣と同じ姿になっていた模様。
かつて雲隠れが集めた、六道仙人の宝具のうちの4つ(幌金縄、七星剣、紅葫蘆、芭蕉扇)を所有。いずれも普通に扱うとチャクラ切れに追い込まれて死亡するが、九尾のチャクラのおかげで何の問題も無く扱える。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生される。立て続けにアツイとサムイを封印したが、ダルイの封印に失敗したことで宝具を奪われ、先に銀角が紅葫蘆に封印された。銀角が封印されたことに逆上した金角は尾獣化して暴れるも、第十班の策にはめられ「琥珀の浄瓶」に封印された。その後、彼らの九尾チャクラを狙ったマダラによって忍具ごと回収された。
トロイ
血継限界である磁遁を使う忍。戦闘では磁力を帯びた手裏剣に触れた敵の体に磁力を溜めさせ、二回目の攻撃を磁力の引き合いで確実に当てさせる戦術を取る。第四次忍界大戦でカブトの穢土転生によって蘇生される。本部の守りを固めるため移動していた忍と戦闘中に、戦場へ向かうナルトの螺旋丸を受け封印班に封印された。

音隠れの里

大蛇丸
声 - くじら / 草忍変装時:山口由里子 / 少年時代:山口眞弓 / 幼少時代:小島幸子
伝説の三忍の一人。元木ノ葉の忍で、音隠れの里の長。イタチに封印される。
薬師カブト
声 - 神奈延年
大蛇丸の側近。音隠れの医療忍者。かつてはサソリのスパイだった。
赤胴 ヨロイ
声 - 桐本琢也勝杏里
24歳。身長180cm。体重70kg。音隠れの里の忍。カブト同様、音隠れのスパイとして木ノ葉隠れの里に入り込んでいた、頭巾に黒いレンズの男。年齢やスパイとしての地位はカブトより上。カブトの実力に焦りを感じ、そのことを彼本人から指摘され、半ば馬鹿にされていた。チャクラを吸い取る能力の持ち主。
中忍試験第三試験予選ではサスケと対戦、自身の能力を活かした近接戦闘でサスケを苦しめたがその底力の前に敗退。アニメでは再登場(同時に素顔も判明)し、水遁系の高等忍術や幻術でナルトらを苦しめるが、シノに敗北。大蛇丸直属ではあるが、アニメではサスケに敗れてからサスケには会っていない模様。
剣 ミスミ
声 - 河本邦弘小泉一郎太
24歳。身長174cm。体重61kg。音隠れの里の忍。カブト同様、音隠れのスパイとして木ノ葉隠れの里に入り込んでいた、頭巾に丸眼鏡の男。カブトからは軽んじられていた。加減を知らない冷酷な性格。情報収集のために様々な場所に潜入出来るように関節を外して腕を曲げたり伸ばしたり等の改造をされた体質の持ち主。
中忍試験第三試験予選ではカンクロウと対戦、その体質を使った締め技を披露するものの敗退。アニメではヨロイと共に再登場(ヨロイ同様素顔が判明)するが、いのに心乱身の術で操られて動きを封じられ、崩れる洞窟の下敷きになる。
幻幽丸
声 - 三戸貴史
17歳。身長172cm。体重57kg。大蛇丸の器を決めるための残酷な殺し合いの中で唯一生き残った忍。大蛇丸は屍鬼封尽の呪いによってサスケが来るまでに体が持たず、やむを得ずこの幻幽丸に転生した。大蛇丸の強烈な殺気の前に自分の死を悟り、自らが器になることと引き換えに、実験材料に使われている自分の一族の解放を願っていた。その後、大蛇丸に転生され死亡(厳密には、精神世界で覚めぬ眠りにつかされた)。
ドス・キヌタ、ザク・アブミ、キン・ツチ
全員14歳。大蛇丸の命令で受験者として中忍試験に送り込まれた3人。大蛇丸からは捨て駒としか思われていないため、カブトが味方だと知らなかった。なお、彼らの名前の由来は耳小骨
ドス・キヌタ
声 - 江川大輔
顔を包帯で覆った、下忍3人のリーダー格。身長157cm。体重49kg。
好戦的だが冷静で礼儀正しい。響鳴穿(きょうめいせん)という武器を装備し、その内部で発生した音を増幅させ、さらにチャクラでそれを統制し、敵の聴覚を攻撃する。自分達が大蛇丸にとって捨て駒でしかない事に内心不満を抱いており、三人の中では唯一、胸中でとはいえ大蛇丸に反旗を翻した少年。口調は丁寧だが、感情が高ぶると若干言葉遣いが悪くなる。
中忍試験最終試験予選を勝ち抜き、我愛羅を消すため近づいたが、守鶴となった我愛羅に殺された。
ザク・アブミ
声 - 奥田啓人 / 幼少時代:保志総一朗
自信家で好戦的な少年。身長156cm。体重49kg。
両腕に穿たれた孔から風または超音波を放出する事で物理的攻撃や超音波攻撃を行う。貧しかった幼少の折に、大蛇丸に才能を見出され音忍になった。大蛇丸に対して強い忠誠心を誓い、それを拠り所としている。
中忍試験予選でシノと闘ったが、サスケに折られた両腕で戦い、シノの術を見下したことなどの不運が重なり敗北、同時に片腕を失った(アニメでは腕に穴が空き重傷)。大蛇丸が用いた穢土転生の二代目火影の器にされ、命を落とす。
キン・ツチ
声 - 小池亜希子
かかとまで届くほどの長髪を持つくノ一。身長150cm。体重39kg。
性格は冷酷かつ嫉妬深く、自分の髪よりも美しいサクラの髪に嫉妬し、彼女の髪を掴んで追い詰めた。
最終試験の予選では鈴と千本を使った複合攻撃で聴覚、身体共にシカマルを攻撃したが、影真似の術により敗退。大蛇丸が用いた穢土転生の初代火影の器にされ、ザク同様命を落とす。

音の四人衆/五人衆

三尾出現の章(アニメオリジナル)

以下に挙げるのは、アニメオリジナルストーリー「三尾出現の章」に登場する人物である。

幽鬼丸(ゆうきまる)
声 - かないみか
三尾をコントロールする能力を持つ少年。天真爛漫な性格だが、幼い頃に母を殺された経験があり、「自分の帰る場所」にこだわるなど不思議な言動が多い。熱を出した自分を看病してくれた紅蓮のことを「帰る場所」だと思っており懐いていた。その為、彼女に危機が及ぶと三尾のコントロール能力が飛躍的に上昇する。しかし、使い果たしてしまい、力を失い倒れ、ナルト達に保護されたが、紅蓮が生きていることを感じ取り、紅蓮の下へ向かい 紅蓮, 牛頭と共にナルト達を見届けて去って行った。
紅蓮(ぐれん)
声 - 宮島依里
あらゆる物質を結晶と化す晶遁忍術の使い手。かつては大蛇丸の器の候補でもあったが三年前は転生の儀式に間に合うことができなかったため、次の器であるサスケには反感を抱いている。カブトから幽鬼丸の護衛を命じられ、任務に向かうに当たって辺境アジトで部下の選抜戦を行う。そしてその道中での出来事から、幽鬼丸と心を通わせていく。
実は幽鬼丸の母を殺した張本人で、数年前、大蛇丸と一緒に音隠れ建設のため、ある村を殲滅するという命令を受けていたが、チャクラの使い過ぎで倒れた所を幽鬼丸の母親に助けてもらい、その恩から一度は見逃す。しかし大蛇丸から強制される形で、結局幽鬼丸の母親を殺害してしまう。冷酷で好戦的な性格だが幽鬼丸との出会いの中で、本人は当惑しながらも優しさに目覚めていく。後にカブトらを裏切り、ナルトとも共闘する。カブトの口寄せで操られた麟児と戦い道連れにしたが、牛頭に助けられ、牛頭, 幽鬼丸と共にナルト達を見届けてその場を去った。なお、カブトは彼女が生存していることを知らなかった為、大蛇丸に報告した際には死亡という扱いにされた。
牛頭(ごず)
声 - 斧アツシ
普段は大男だが、肉体を泥に変えることにより、状況に応じて体型を変化できる。幽閉されていた頃の恩義から、紅蓮に対して絶対的な忠誠を誓っている。
辺境アジトでの選抜戦をたった一人で勝ち残った実力の持ち主で、力尽くで三尾を止められるほどの豪腕を誇る。後の木ノ葉との交戦で、シノの寄壊蟲に晶遁を封じられてピンチに陥った紅蓮をカカシの雷切からかばう形で死亡したかに見えたが、泥の状態で湖底に潜んでおり、戦いに敗れ沈んできた紅蓮を再び救出する。紅蓮, 幽鬼丸と共にナルト達を見届けてその場を去った。
麟児(りんじ)
声 - 内田夕夜
蝙蝠を使う感知タイプの忍。
頭の回転が速く、鬼霧らのリーダー的存在で彼らと協力し、辺境アジトでの選抜戦に生き残る。実は、晶遁との相性も兼ねて大蛇丸に派遣されていたスパイであったが、カブトを出し抜き出世を目論んでいたため、カブトに邪魔者と見なされ暗殺される。その後は、カブトが成りすましていたが、紅蓮が裏切った際にカブトの死魂の術で生ける屍となり紅蓮と戦う。蝙蝠の超音波で晶遁を無力化するが、紅蓮の捨て身の攻撃で倒される。出世を目論んだ理由は本人曰く妹を救うためだったらしいが、結局のところ真偽は不明。
鬼霧(きぎり)
声 - 細谷佳正
ガスマスクを装備した忍。ガスマスクから吐き出されるガスは、視覚・嗅覚がなくなる。この能力で嗅覚で動くキバとの交戦時は優位に立った。
但し、感知タイプである麟児がいないと自らも味方の位置を把握できないという欠点がある。二度目の交戦ではそのためにリーたちと戦ってあっさりと敗北。瀕死状態になったが、カブトが彼らに呪印の力を与え復活した。その後はカカシと戦い、煙重分身を使って一時優位に立つが、カカシの頭脳戦の前に敗れる。その後は濡羅吏に取り込まれるが、濡羅吏が水に溶けてしまい死亡。
鬼鳳(きほう)
声 - 松田健一郎
腕に大型のリボルバーのような武器を装備している小柄な忍。煙で砲撃を行い、煙龍を呼び出すことができる。鬼霧ら同様、リーとの戦いで瀕死状態になるが、カブトから呪印の力を与えられた。その後はヤマトと戦うが、水遁で得意の煙を液化され、木遁に敗れる。その後は濡羅吏に取り込まれるが、濡羅吏が水に溶けてしまい死亡。
濡羅吏(ぬらり)
声 - 利根健太朗
水色の装束をまとった忍。オカマ口調。
見かけ通り全身を水の粘膜質のようなもので覆っておりチャクラを通さないため、ヒナタとの交戦時はこの能力で柔拳を封じ一方的な展開に持ち込んだ。鬼鳳ら同様、リー戦で瀕死状態になるが、カブトから呪印の力を得た。シノとの戦いでも能力のため優位に立つが、寄壊蟲によって体の粘液を剥がされ敗北する。その後は同じく倒された鬼霧と鬼鳳を取り込み、もはや人とは呼べない状態で復活するも、浮上してきた三尾に潰されて水に溶けてしまい死亡。

雨隠れの里

里関連

半蔵
声 - 沢木郁也
内戦中の雨隠れの里の長を務めていた「山椒魚の半蔵」とまで呼ばれていた凄腕の忍。鎖鎌を武器として使用し、毒の山椒魚を使った忍術を駆使する。
頭部には常に水中用のシュノーケルマスクを装備している。これは幼少期に雨隠れの猛毒の黒山椒魚が死んだ際、体内に毒袋が埋め込まれたためである。呼吸するだけで周囲の人間に毒を掛けてしまう毒人間である性質のため、安全のために口呼吸しかできなくなった。また、脇腹に入った毒袋を破られると、毒の耐性によって死ぬ事は無いものの、毒液から気化したガスで動けなくなり、隙が生じてしまう。幼少期から周囲に恐れられた原因でもある。
かつては「和」を目指し、忍五大国をまとめる事で、忍の世界を一つにしようとする理想を持っていた。また、自分が認めた相手には、見逃そうとする等、器の大きい人物でもあり、弥彦や長門からも尊敬されていた。過去に若き日の自来也、綱手、大蛇丸ら三人を同時に相手取り余力を残したまま追い詰めた事があり、彼らの実力を賞賛して“木ノ葉の三忍”の呼び名を与えた。また、鉄の国のミフネとも死闘を演じた事があり、身を挺して仲間を守り抜いた信念を認め、解毒剤を飲ませて助けている。風の国のチヨバアとも、幾度にも渡って対決しており、それによって山椒魚の毒の解毒配合を始めとした手の内の殆どを読まれている。
しかし、果てしなく争いが続いていった結果、和の信念を捨てて自己保身にのみ走るようになり、警戒心も強くなって、護衛の忍に加えて自分の周囲を結界で常時覆っていた。弥彦の組織が勢力を増していった事に危機感を覚え、三大国への平和交渉のために手を組むと偽って弥彦達をおびき出し、協力関係であったダンゾウと共に小南を人質に取り、更には周囲を配下の忍で包囲して長門に弥彦を殺害させようとした。結果的に弥彦が長門のクナイで自決をしたが、弥彦の死によって輪廻眼の能力を完全に覚醒させた長門の「口寄せ・外道魔像」により部下の忍を殺害され逃亡。その後、長門が弥彦の亡骸で作り出したペインに殺害され、彼の一族及び依頼人も徹底的に消された。
第四次忍界大戦ではカブトの穢土転生によって蘇生され、奇襲部隊を口寄せしたイブセの毒で追い込むが、ミフネが現れ、彼と交戦。しかし、鎖鎌の二段攻撃をかわされ、忍術を発動する隙すら与えられなかった。イブセによる毒殺にも失敗し、名刀「黒澤」に斬られた。信念の為に己の身を削る覚悟で戦う侍に理解を示さないでいたが、かつて自分が助けたミフネの言葉によって己が信念を思い出し、己が信念をミフネに託すため、鎖鎌の刃で切腹。最終的に、あえて脇腹の毒袋から漏れた毒ガスで自らの身体を動けなくし、カブトによる札の命令に屈する事無く、布縛りの術で封印された。封印後、ミフネは半蔵を英雄として語り継ぐ事を誓った。
忍術は火遁系を使用していたと思われる。口寄せ動物として山椒魚のイブセを使用。
シグレ、バイウ、ミダレ
声 - 川村拓央藤本隆行ヤスヒロ
雨隠れの里の下忍達。シグレは長身(195.6cmと、作中に出てくる人物の中で2番目)で、仕込み千本による攻撃を得意とするリーダー格、バイウは小柄ながら怪力の持ち主、ミダレは頭脳派といったチーム。中忍試験に参加し、第二試験の際に我愛羅につっかかるが、3人とも砂漠送葬であえなく死亡。
篝、夢火、朧
声 - 原田正夫上田陽司大水忠相
雨隠れの里の下忍達。幻術や分身を用いた戦法を得意とする。中忍試験に参加し、死の森にて第七班およびカブトと対峙するが敗北し、天の書を奪われる。アニメで再登場を果たしたが、再び敗北し、生死不明になる。

暁関連

弥彦
声 - 堀内賢雄 / 少年時代:羽多野渉
身長170cm。暁の初代筆頭となった青年。
里の内戦の時の少年時代、長門と小南と共に自来也に世話をされており、強くなる為、忍としての修行をつけてもらっていた。3人の中ではリーダー格で、2人を支え戦場と化した里で生き抜いてきた。自来也が去った後の内戦の末、自らを筆頭に「武力に頼らない平和」を見つけるべく仲間を集めて「暁」を組織した。この暁の結成は、うちはマダラを名乗ったトビによって仕組まれていた事でもあった。
しかし里の主導権を奪われることを危惧した半蔵の罠にかかり、長門と小南を助けるため自害する。その亡骸は、ペインとなった長門により「ペイン天道」にされ、長門の死後は小南に回収され、雨隠れの里に安置された。
既に亡き者の為、最初から回想のみの登場であったが長門や小南の回想で頻繁に登場している通り、重要人物だった事が伺える。
長門
声 - 森田順平 / 少年時代:前野智昭
暁の中心人物の一人で、後に傭兵組織となった暁の筆頭となり、ペイン六道を率いる「ペイン外道」にもなる。
小南
声 - 田中敦子 / 少女時代:峯香織
暁の中心人物の一人で、後に傭兵組織となった暁の一員にもなる。
リュウスイ、ユウダチ
声 - 柳田泰道中西としはる
雨隠れの里の下忍達。ペイン派の末端であり、ペインに関する情報を知るため自来也に拘束され尋問を受ける。リュウスイは自来也の身代わりにされた後解放され、ユウダチは蛙に変えられたまま木ノ葉に送られ、ペインの情報を引き出される。

滝隠れの里

シブキ
声 - 千葉一伸
ジャンプフェスタ2004のアニメに登場した、滝隠れの里の長。まだ若く、臆病な性格。
フウ
七尾の人柱力で、橙色の眼をしている黄緑色の髪をした少女で滝隠れのくノ一。赤く巨大な巻物を背負っている。暁対戦時は不明だが、何らかの形で尾獣を奪われ死亡している。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生され、マダラによって新たなペイン六道にされた。
鱗粉隠れという術を使用し、粉の反射光で相手の視界を奪うことができる。

抜け忍

元・霧隠れの里

桃地 再不斬(ももち ざぶざ)
声 - 石塚運昇
26歳。身長183cm。体重72kg。霧隠れの抜け忍。霧隠れの鬼人としてその名を轟かせた元霧隠れの暗部で“無音殺人術”(サイレントキリング)の達人でかつての忍者学校の卒業試験で同期の生徒を皆殺しにした過去を持つ。霧隠れの実力者・霧の忍刀七人衆の一人だったが、水影暗殺のクーデター未遂の末に、数人の部下と共に里抜けを行う。常に巨大な大刀・断刀首斬り包丁を担ぎ、口を包帯で覆っており、残忍な表情の奥に大いなる野望を持つ。
霧隠れの術、及び水遁系の術を得意とし、忍術・体術・分析力の全てが優れており、カカシとも互角に渡り合った。腹心の部下・白の事は道具扱いしていたが、本当は忍としてのあるべき姿と純粋に自分を疑わず慕い、付き従う白への情とのジレンマに苦悩していた。
ガトーに雇われタズナ暗殺を請け負い、彼の護衛を担当する第七班と戦闘になり、鬼人の異名に違わぬ実力でカカシを水牢に閉じ込めるも、ナルトとサスケの奇策により、術の解除を余儀なくされた上、カカシの写輪眼に翻弄され、敗北する。再戦時は初戦時に得たデータを基に写輪眼を封じ、得意の無音殺人術でカカシを追い詰めるがカカシのオリジナル忍術により逆転され、再度敗北を喫した、直後、雇い主のガトーに裏切られ、白の死を愚弄された事に怒り、決死の特攻を仕掛け、ガトーの部下達の攻撃を受けながらもガトーの殺害に成功するが、自身も同時に力尽き、カカシに白の隣に運んでもらい、涙しながら息を引き取る。後に亡骸は白と共に波の国に葬られた。
第四次忍界大戦ではカブトの穢土転生によって白と共に蘇生され、戦場でカカシやサクラと再会する。ナルトが成長したことをカカシから聞き、既に「人間として死んだ」自分を止めるよう頼み意識を消される。カカシの“雷切”を止めに掛かった(身代わりにさせられた)白ごと斬るも寸前でカカシを切断するには至らず、左腕を砕かれた上に“雷切”を受けて敗北し、布縛りの術で拘束・封印された。この戦いの際、かつて再不斬がカカシに敗北した時、カカシの動きに再不斬がついていけなかったのは再不斬自身の気付かないところで白の死に動揺していたからだとカカシが明かしている。
白(はく)
声 - 浅野まゆみ
15歳。身長155cm。体重43kg。幼い頃に再不斬に拾われ、戦闘術を教わった彼の相棒で、雪一族の末裔である。ナルト達より3歳年上。性格は非常に温厚で雪のように静かだが、常に再不斬に忠実につき従い、再不斬に危害を加えようとする者には容赦しない。かつて再不斬が水影暗殺を謀っていた頃追い忍として働いていたため、人体の構造を知り尽くしており、千本を得物とする。里抜け後も追い忍時代の仮面をかぶって戦うが、仮面の下の顔はナルトに女性と間違われるほどの美少年で、「サクラちゃんよりも可愛い」と評されたほど。
水と風の性質変化を組み合わせて氷を作り出す血継限界氷遁忍術”の使い手で、秘術“魔鏡氷晶”を切り札とする。また、一度見た技に対して分析を行い対抗策を編み出すほど頭脳明晰である。
幼少期、妻子の持つ血継限界を畏怖した父により母(声 - 皆川純子)を殺され、自分も殺されそうになり術で父を殺めてしまったという悲しい過去を持つ。そのため、自身の「呪われた血=血継限界」に価値を見出し、存在を認めてくれた再不斬を心から慕っていたが、再不斬に対して素直すぎたため、最後まで忍=道具と信じて再不斬の本当の気持ちに気づくことはなかった。
波の国では、一度はカカシによって追い詰められた再不斬を「抜け忍狩り」を装って抹殺したように見せかけ助け、大橋との戦いではナルト、サスケと交戦し、気絶したナルトを庇ったサスケを瀕死状態にさせた(わざと急所を外して攻撃したという描写が後にある)が、九尾のチャクラをまとったナルトに追いつめられ、正体を明かした後、ナルトの忍道に直接関わる重大な事を話し、自分をナルトに殺させようとするが、カカシの“雷切”から再不斬を庇って死亡し、再不斬と共に波の国に葬られた。実は意図的に自分の心臓を狙わせていたため事実上自殺となっていた。
第四次忍界大戦ではカブトの穢土転生によって再不斬と共に蘇生され、戦場でカカシやサクラと再会する。再不斬が自分同様に蘇生されていたことから「自分は再不斬を守ることができなかった」と自責の念に駆られたが、戦闘中にそれを否定し再不斬の本音を語ってくれたカカシの言葉に涙する[4]と同時に意識を消される。かつての波の国での戦い同様カカシの“雷切”の盾となり再不斬の攻撃のチャンスを作るが、失敗し布縛りの術で拘束・封印された。
本編においてナルトの人生に深く影響する重要人物であり、何度も回想で登場している。特に、最初の出会いの際に呟いた「人は大切な何かを守りたいと思った時、本当に強くなれるもの」という言葉はナルトの心に今もなお深く刻み込まれている。
鬼兄弟(おにきょうだい)
再不斬の配下で元・霧隠れの中忍の兄弟、兄の業頭と弟の冥頭(声 - くわはら利晃)によるコンビ。兄は冷静で残虐、弟は凶暴な性格である。双方が身に付けた特殊な籠手を刃付きの鎖で繋いで標的を捕らえ、バラバラにする。タズナの暗殺を試みるも、あえなくカカシに敗れて失敗。原作・アニメではこの後どうなったか不明だが、小説版ではそのまま放置され見逃された。
黒鋤 雷牙(くろすき らいが)
声 - 藤原啓治
アニメオリジナルキャラクター。霧隠れの抜け忍。元は霧隠れの実力者・霧の忍刀七人衆の一人だったが、アニメに登場した時は、カタバミ金山のボディーガードの「黒鋤ファミリー」の棟梁として登場する。同じ忍刀七人衆でありながら再不斬や鬼鮫の事を嫌っているようである。雷刀“”を使用する。
自分を裏切った者に対して、悪い思い出は全て水に流して、その人物と良いことしか思い出せないということで、生きたまま葬式する(いわゆる生き埋め)という狂気を秘めている。
蘭丸(声 - 矢島晶子)という不思議な能力を持つ子供に非常に深い情を持っている。病弱な蘭丸の手足となり色々な世界を見せるため、村から連れていった。雷牙と蘭丸の繋がりは深く、雷牙から離れた蘭丸を見て、ナルトは白と重ね合わせる。
霧隠れの術なども使用するが、主に雷撃を利用した術(雷遁かどうかは不明)を利用する。蘭丸が雷牙の目や耳になるため、非常に広範囲な洞察力を持つようになる。そのおかげで、追い忍の一人でしかなかった雷牙が、七人衆に入れるようになった。
蘭丸が人とのつながりや生の実感を新たに感じたことによって相容れなくなった時、深い悲しみと怒りで満ちていた。だが、本当は見送る気持ちを持っており、自身の敗北を機に蘭丸の真の自由を笑顔で見送った。その後、自身の体に雷を打たせて灰となり、死亡。
ウタカタ
声 - 鈴村健一
体内に六尾を宿した人柱力で、霧隠れの里の抜け忍。黒い長髪で、水色の着物を着ている。水遁系の忍術を得意としており、特にシャボン玉を使った忍術を使う。原作では設定のみ存在していたが、小隊「蛇」が暁の傘下に入った時点で既に死亡しており、具体的なエピソードは疾風伝の「六尾発動の章」にて描かれる。一見すると冷静な性格だが頑固な所がある、そのため非常に気難しいが根は優しい。
成り行きで出会った土蜘蛛一族の少女・ホタルから弟子入りを志願されるが、師匠・ハルサメに殺されかけた経験から「師匠」という存在を忌み嫌い、断り続けている。
霧隠れの手配書に載っている賞金首で、毎日のように忍たちから狙われていた。土蜘蛛一族とのいざこざにナルト達と共に巻き込まれ、共闘してホタルを救い出す。その後ホタルと共に正式な師弟関係を築き、旅立とうとするが、ツルギに旅の許しを得る際に、六尾を捜索していたペインと遭遇し交戦。しかし全く歯が立たず敗れ、尾獣を奪われ死亡。
第四次忍界大戦では、カブトの穢土転生によって蘇生されマダラによって新たなペイン六道にされた。

蛇/鷹

うちはサスケが大蛇丸を殺したのち、その支配下にいた者から組織した四人一組の小隊。当初は『蛇』と名乗り、うちはイタチの抹殺を目的としていたが、それを果たした後は『鷹』と名乗り、木ノ葉隠れの里の殲滅を目指す。利害が一致したため『暁』と手を組んでいる。五影会談の一件でサスケがメンバーを見限ったため、事実上の解散状態になる。

鬼灯 水月(ほおずき すいげつ)
声 - 近藤隆
16歳。身長177cm。体重57kg。大蛇丸の獄に封じられていた霧隠れ出身の青年で鬼灯兄弟の片割れで、満月の弟。「鬼人・再不斬の再来」とまで言われる神童であり、その名は暁の干柿鬼鮫にも知られていた(鬼鮫曰く「可愛い顔で笑う子」)。忍刀七人衆の復活と、そのリーダーになるのが夢。大蛇丸から自分を解放したサスケの実力を認め、同行している。同じ里出身である再不斬を「大先輩」と呼んでいるが、波の国にある彼の墓の墓石代わりになっていた大刀「首切り包丁」を「受け継ぐ」という名目で盗んでいる。相手を殺す際、手足を切り落としてから頭にとどめをさすというスタイルを好むが、蛇に所属してからは(多少不満に思いつつも)サスケの「急所を外せ」という言葉に従っている。戦闘では独自の水遁忍術「水化の術」とその応用術を操る。また雷遁は苦手。アニメ版のみだが、鬼鮫と対峙した際に「あの小僧(再不斬)よりはマシにその大刀(首斬り包丁)を扱う様だ」と言われている。しかし、あまりに単調な攻め方故に「一本調子、再不斬より上だと言ったのは取り消す」と鬼鮫は前言撤回した。キラービー戦では、自分の身を挺(てい)して仲間を救おうともしたものの、尾獣化したキラービーの一撃で戦闘不能にされた。その後、キラービーを倒したサスケと重吾に救われた。五影会談のときに、雷影に首切り包丁を折られてしまい、その状態でダルイと交戦。雷遁を帯びた刀で刺され、液体化もできなくなり、動きを封じられた。その後、サスケに重吾と共に置いていかれサムライに見つかり牢に閉じ込められるも、第四次忍界大戦開始から程無く脱出する。
香燐(かりん)
声 - 東條加那子
16歳。身長162cm。体重45kg。南アジト監獄の管理者。チャクラを感じ取ることのできる感知タイプのくノ一で、その能力を買われ、同行することになった。
赤い長髪に赤い瞳を持ち、普段は眼鏡をかけている。基本的に乱暴な口調で喋り、口より先に手が出るタイプである。しかしサスケには好意を抱いており、彼と2人きりになると眼鏡を外して迫ってくるという、いわゆるツンデレ(?)である。サスケに同行するのもその好意ゆえである(アニメではサスケのチャクラの質に魅力を感じているらしく、逆に水月のチャクラは嫌らしい)。また、自分の体を噛んだ者を回復させる能力を持つような描写がされているが、詳細は不明。言い訳などする時いつも眼鏡を「くいっ」とする癖がある。水月とは犬猿の仲。サスケとダンゾウが交戦する中、サスケを回復させたところでダンゾウに人質にとられ助けを請うが、人質になるなら足手纏いだと一喝されダンゾウごと千鳥で貫かれ倒れる。
ダンゾウ殺害後サスケにとどめを刺されそうになるが、サスケを追ってきたサクラの治療により一命を取り留め、木ノ葉に連行され尋問を受ける(証言は彼女の都合のいいように脚色されている)。
回想によると、元は草隠れのくノ一で、ナルト達第七班が最初に受験した中忍試験に参加していた。その第二の試験で危ないところをサスケに助けられたことがあり、以来彼を好いている(その際、サスケは獅子連弾を繰り出しているが、サスケが獅子連弾を体得したのは第三の試験予選である)。
重吾(じゅうご)
声 - 阪口周平
18歳。身長202cm。体重75kg。本来はおとなしい性格であるが、精神の一部に異常な殺人衝動が隠れており、その衝動をコントロールできない自分を更生させるために「自ら望んで」北アジトの人体実験場に囚われていた。生前の君麻呂に対して「自分の殺人衝動を抑えることができる唯一の人物」という理由で心を開いており、君麻呂が命に代えて招き入れたサスケの価値を見極めるために同行する。香燐によると呪印の唯一のオリジナルであり、大蛇丸がサスケや音の五人衆に与えた呪印は彼の体液から作られたものであるとのこと。そのため呪印の扱い方がサスケや音の五人衆より多岐に渡る(体の一部を戦闘に特化した形に変化させる、呪印を聴覚にのみ作用させ、小動物と意志の疎通を図る、自分が縮む代わりに負傷した他人に自分の血肉を分け与える、逆に他人の血肉を取り込んで自分を回復させる、など)。ちなみに身長は全キャラクターの中で一番高い。五影会談の時に、雷影と交戦。呪印を最大解放するも、敗北した。その後、サスケに水月と共に置いていかれサムライに見つかり牢に閉じ込められるも、第四次忍界大戦開始から程無く脱出する。

フリド一味(アニメオリジナル)

疾風伝のオリジナルストーリーに登場した4人組。火ノ寺付近の隠し墓から元守護忍十二士である雷遁四人衆の遺体を盗み出し、木ノ葉に侵攻した。

フリド
声 - 中井和哉
リーダー。錫杖のような武器を使う。その正体はかつて火の国による世界統一を目指してクーデターを起こしアスマや地陸との戦いの末死んだはずのソラの父親であり元・守護忍十二士カズマ。九尾のチャクラを宿したソラを利用して里への復讐を企てたが、それがアスマの怒りを買い、一騎打ちの末倒れる。アスマ同様、物事を将棋に喩えた言い回しをする。白く長い髪と顔の傷痕が特徴的。
フドウ
声 - 伊丸岡篤
土遁系の術と怪力による戦法を得意とする。体を岩より硬くする能力がある。ヤマトと最初に対戦した時は土遁で勝負し追い詰めるが、とどめの確認をしなかったため、木ノ葉で2度目の対戦をすることになる。この時は自分の能力を利用された上、水遁で追い詰められ、木遁で縛り上げられ、圧死、ヤマトの言う通り木ノ葉の土となった。
フエン
声 - 上田燿司
相手を洞窟に閉じ込め、幻術、罠、毒でじわじわと弱らせる戦法をとるくノ一。この戦法でサイに傷を負わせるが、2度目はサクラに術を看破され、サクラの鉄拳を浴び、敗れる。
フウカ
声 - 浅川悠
屍鬼接吻と屍鬼転身を組み合わせることで、5つのチャクラ属性を使い分けることができるくノ一。本体は髪の毛の化け物。ナルトを殺し肉体を奪おうとした。最初の戦闘ではナルトを惑わせ追い詰めた。しかし2度目は術の特性に気づかれ、螺旋丸を食らい敗れる。

マガキ衆(アニメオリジナル)

疾風伝のオリジナルストーリーに登場した5人組。賞金稼ぎの集団であり、土蜘蛛一族の禁術を狙ってホタルを襲う。

シラナミ
声 - 草尾毅
マガキ衆の頭領。文字を使って対象の人や物を操る「字縛術」と呼ばれる術を得意とする。
アカボシ、チュウシン、ナンゴウ、ベンテン
声 - 高瀬右光多田野曜平金光宣明逢坂力
リーダー格のアカボシ、痩せていて巨大な手裏剣を背負ったチュウシン、大男のナンゴウ、小柄なベンテンからなる4人組。
チームワークを駆使した集団戦闘を得意としており、全員で連携して術を繰り出す。

波の国

タズナ
声 - 青野武牛山茂(疾風伝、代役)
第七班が護衛した波の国の橋作り職人。国に勇気と希望をもたらそうと、遮断されている物流を活発化させるために、命懸けで橋の建設を試みる。本来の難度を偽って依頼をするなど、したたかな食わせ者の一面もある(大名ですら貧しい波の国にて国家レベルの相手と戦うには仕方ないが)。七班の活躍もあり、無事に橋は完成。その活躍とイナリや島民の心を開かせたナルトの功績を称えて「ナルト大橋」と名づける。第二部ではその間に依頼で一年近く雷の国に滞在していたが、木ノ葉復興の為にイナリと共に再登場した。言葉の頭に必ず「超」をつけるのが口癖。
イナリ
声 - 石川静
タズナの孫。慕っていた義父・カイザを殺されたことにより心を閉ざしていたが、ナルトと出会ったことで大きく影響を受け、国を守るために島民とともに立ち上がる。第二部では成長して大工になり、ペインにより壊滅した木ノ葉に復興作業に訪れ、ナルトと再会する。また、カイザとの出会い以前から同世代の子供たちからいじめられていたが、後に和解し、彼らもまた大工として木ノ葉にやってきた。
ツナミ
声 - 渡辺美佐
イナリの母親でタズナの娘。イナリを守るために、ゾウリとワラジに人質にとられるが、ナルトによって助かる。
カイザ
声 - 高瀬右光
イナリの義父。波の国に働きに来た。言葉に必ず「モロ」をつけるのが口癖男。海に落とされ溺れていたイナリを助けた事でイナリに懐かれ、その縁でツナミの再婚相手となり本当の家族となる。仲間やイナリの為に危険を顧みずに行動する姿から「英雄」と呼ばれたが、波の国を牛耳りに来たガトーに目を付けられ処刑された。
ガトー
声 - 坂東尚樹
海運会社・ガトーカンパニーを経営する大富豪だが、裏では麻薬や禁制品の販売、企業や国の乗っ取りまで行う、悪徳組織の長。波の国を乗っ取り、物流を遮断し富を独占して波の国を貧困に追い込んだ。抜け忍である再不斬らを雇い、橋の建設による新たな物流を試みるタズナを暗殺しようと企む。再不斬に対しては最終的に裏切る腹積もりでカカシとの戦闘で重傷を負った再不斬の前に頃は良しとカカシ共々葬る為に多くのならず者を引き連れて登場。裏切りの宣言や白の死体を蹴飛ばす等の暴挙を行った事で再不斬のクナイ一本での捨て身の特攻を受け、ならず者達をけしかけるが首を刎ねられ(アニメでは海に落とされ)死亡。
ゾウリ
声 - 奥田啓人
ガトーのボディガード。帽子を被っている。ツナミを襲い、助け出そうとしたイナリを殺そうとするが、駆けつけたナルトに倒される。疾風伝では水月に脅迫され行方不明になった首切り包丁に関する情報を吐かされた。
ワラジ
声 - 酒井敬幸
ゾウリの同僚でガトーのボディガード。上半身裸に眼帯を着けた居合いの使い手で、冷酷な男。駆けつけたナルトに倒される。その後ナルト達が波の国を去った後に、略奪行為を行おうとしていたが、引き返してきたナルトとサスケ、そして島の大人達によって拘束された。

鉄の国

ミフネ
声 - 長克巳
鉄の国の大将。名刀「黒澤」を持つ。忍に印を結ぶ間を与えさせないほどに居合術に長けている。無名の頃に半蔵と交戦し、猛毒を染み込ませた鎖鎌で頭部を斬り付けられ、瀕死の重傷を負った過去を持つ。
五影会談では進行役を務めた。会談中、うちはシスイの写輪眼を持ったダンゾウにより操られるが、ミフネの言動を不審に思った青が白眼で見抜いた事によりダンゾウが写輪眼の使用を止めたため我にかえった。
第四次忍界大戦では第5部隊の隊長に任命される。蘇生された半蔵と再び交戦し、名刀「黒澤」で斬ることに成功し、勝利する。その後、半蔵の最期を見届けながら、半蔵の信念を受け継ぐことを約束する。
オキスケ、ウラカク
声 - 高橋英則遠藤純平
ミフネの側近。侍に直接命令を下す。

土蜘蛛の里(アニメオリジナル)

疾風伝のオリジナルストーリーに登場した里。

ホタル
声 - 豊口めぐみ
土蜘蛛一族の少女で、一族の頭領・役の行者の孫娘として一族に伝わる禁術を受け継いでいる。そのため、多くの忍から狙われており、里の者たちからも白い目で見られている。少し弱気だが純粋でひたむきな性格であり芯は強い。
忍としては未熟であるが、忍として基本的な事柄は遁兵衛やウタカタから教わっている。ウタカタのことは非常に慕っており、何度も正式な弟子入りを志願するがウタカタからは断られていた。
自身と同じ土蜘蛛一族のシラナミに利用され体内に封印されていた禁術が暴走してしまうがナルトとウタカタにより救出され禁術は消滅する。その後はウタカタに正式に弟子入りし共に旅立つことになったが、その直前にウタカタが暁に拉致されて、尾獣を奪われ死亡したため、永遠に叶わぬ夢となった。
遁兵衛
声 - 佐々木省三
ホタルの従者である老人。ウタカタの実力を認め、土蜘蛛の里までホタルの護送を依頼する。
たった一人で葛城山に残り、マガキ衆の4人組と交戦し重傷を負ってしまう。遅れて到着したナルトたちにホタルの事を託し、サクラの治療を受けることになる。
役の行者
声 - 真田五郎
土蜘蛛一族の頭領。第三次忍界大戦においてたったひとつの術で里ひとつを丸ごと焼き尽くしたという。
あまりに危険であるこの術を禁術に指定する代わりに一族の危機を木ノ葉が護ってくれるようにと三代目火影と密約を交わしていた。

その他

六道仙人(りくどうせんにん)
忍の始祖。チャクラの真理を解き明かし忍宗の開祖である伝説の僧侶。かつて荒廃した世界を救った救世主で、そして忍びの神として崇められた全ての始まりの者。乱れた世界に安寧と秩序を齎す創造神とも、世界を無に帰す破壊神とも伝えられ、実在した事さえ曖昧な神話の様な存在。三大瞳術の一つである血継限界『輪廻眼』の最初の開眼者にして、体内に十尾を宿した最初の人柱力。マダラの話では実在の人物とされ、後のうちは一族の祖となる生まれながらに仙人の「眼」(チャクラの力と精神エネルギー)を授かり平和には力が必要だと悟る「兄」と、後の千手一族の祖となる生まれながらに仙人の「肉体」(生命力と身体エネルギー)を授かり平和には愛が必要だと悟る「弟」の二人の息子がいる。
死の間際に「力で人を束ねる」と言う兄の思想に対して「愛で人を束ねる」と言う弟の思想を支持し、彼を自分の後継者に指名した事が、後にうちは一族と千手一族の確執を生む遠因となったと言われている。また、金角銀角兄弟が六道仙人の血縁にあると考えられている。
サブちゃん
声 - 宝亀克寿
演歌忍者をしている初老の男。巨大なアライグマのポン太を連れている。キラービーに演歌を教えていた最中鬼鮫の襲撃に巻き込まれる。疾風伝では「キンちゃん」に名前が変更されている。

尾獣

口寄せ動物

脚注

  1. ^ 当初はただの「イルカ」と紹介されており、途中から姓が追加された。
  2. ^ オフィシャルデータBOOK「者の書」にも名前が記載されているが、我愛羅より僅かに年上。
  3. ^ 520話では、腕に巻かれた額当ては砂隠れと同じであるが、服装は岩隠れのものであるため、作画ミスと思われる
  4. ^ 死人なので本物の涙は出ず[要出典]、舞い散る雪が目に付着し涙のように流れた。しかし同じ死人であるはずの四代目風影も封印される寸前に涙を流しているので矛盾が生じる。

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