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2012年6月13日 (水) 17:29時点における版
アカガイ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Anadara broughtonii (Schrenck, 1867)[1] | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
アカガイ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Bloody clam |
アカガイ(赤貝、学名Anadara broughtonii (Schrenck, 1867)[1]、英名Bloody clam)は、フネガイ目フネガイ科に属する二枚貝の一種。
内湾の潮間帯や浅海の砂泥底に浅く潜って生息し、殻には42本前後の放射肋がある。他のフネガイ科の二枚貝と同様、呼吸色素がヘモグロビンと同様に鉄ポルフィリンを補欠分子団とするエリトロクルオリンのため、血液が赤く、これが和名の由来となっている。
ヒトとの関わり
食用
食用として、主に寿司の材料として使われている。日本で市販されている「赤貝の缶詰」の多くはサルボウガイ ( Anadara kagoshimensis (Tokunaga, 1906)[2]) が使用されている[3]。
歴史
『古事記』にて、八十神に大火傷を負わされた大穴牟遅神を救うために神産巣日命が遣わした蚶貝比売(キサカイヒメ)はアカガイ、蛤貝比売(ウムキヒメ)はハマグリだと考えられており、赤貝の殻の粉を蛤汁で溶いて火傷に塗布したと考えられている[4]。食用として用いられるだけでなく、殻のカルシウムが薬として用いられていたことが推測されている[5]。
主な栄養素
可食部100gあたり
- タンパク質 13.5g
- 脂質 0.3g
- 鉄 5㎎
- 亜鉛 1.5㎎
- ビタミンB12 59.2μg[6]
アカガイと名のつく他の二枚貝
脚注
- ^ a b c WoRMS Anadara broughtonii (Schrenck, 1867) 2012年6月14日閲覧。
- ^ WoRMS Anadara kagoshimensis (Tokunaga, 1906) 2012年6月14日閲覧。
- ^ アカガイ マルハニチロホールディングス「おさかなギャラリー」 2012年6月14日閲覧。
- ^ 富士川游「史談-日本医史:大穴牟遲神」『中外医事新報』1915年、835号、p46-47
- ^ 伊沢凡人ら「中国医学の生薬療法と混同されやすいわが国・固有の生薬療法-和法」『保健の科学』2001年、43巻、8号、p595-596
- ^ 『食材健康大辞典』308頁
参考文献
- 五明 紀春 監修 『食材健康大辞典』時事通信社、2005年