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「ドラゴンボール (アニメ)」の版間の差分

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* [http://www.toei-anim.co.jp/ 東映アニメーション]
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** [http://www.toei-anim.co.jp/tv/dragon/ DRAGON BALL(アニメ版)]
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[[Category:漫画を原作とするアニメ作品]]
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2012年9月11日 (火) 13:50時点における版

ドラゴンボール > ドラゴンボール (アニメ)
ドラゴンボール
ジャンル 冒険ギャグバトル
アニメ
シリーズディレクター 岡崎稔西尾大介
シリーズ構成 小山高生
キャラクターデザイン 前田実(チーフアニメーター)
アニメーション制作 東映動画
製作 フジテレビ東映
放送局 フジテレビほか
放送期間 1986年2月26日 - 1989年4月19日
話数 全153話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

ドラゴンボール』 (DRAGON BALL) は、鳥山明の同名の漫画ドラゴンボール』を原作とするテレビアニメ1986年2月26日から1989年4月19日までフジテレビ系で放送された。全153話で番組としては終了するが、ストーリーはそのまま後続番組『ドラゴンボールZ』に続く。

DVD化に伴い、『Z』などとの差別化のため、公式ホームページなどでは『元祖』ドラゴンボールと表記されている。

概要

原作のうち、連載開始から第23回天下一武道会までの部分のアニメ化に当たる。シリーズ初期は秘宝「ドラゴンボール」を集める冒険活劇だったが、徐々に挌闘路線へとシフトしていく。

後の『Z』と比較してアニメオリジナルの冒険ストーリーを多く描いており、第22回天下一武道会前の悟空の修行の旅、神様の下での修行などの他、第23回天下一武道会終了後には5話に渡って悟空とチチをメインとした冒険ストーリーが描かれている。鳥山は「正直いうと始めの頃のアニメは、なんとなくどこかにドクター・スランプ的な優しさというか、ちょっと甘さを引きずっていて、あまり好きではなかった覚えがあるが昔のほうがかわいくてスキって人もけっこう多いみたいですね」と語っている[1]。また鳥山は「アニメ化の際、スタッフに全て任せるつもりだったので、特に要望は無かったが、しばらくして健全な方向に行き過ぎていると感じて、注意した事がある」と語っている[2]

レッドリボン軍編の一部では、原作同様に『Dr.スランプ』の面々がスピンオフ登場する。このときはアニメ版の放映局やスタッフが同じだったこともあり、アラレをはじめとする『Dr.スランプ』キャラクターは、本作の前番組『Dr.スランプ アラレちゃん』と同一キャストを採用。効果音や劇伴にも当時のものがそのまま使用され、雰囲気が忠実に再現された。また、アラレらは劇場版『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』にも登場している。

「アラレフィーバー」を起こした前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』と比べると関連商品は不振に終わり、放映途中でバンダイは「(ドラゴンボールの)マーチャンはおしまい」と述べている[3]。また東映動画も同時期では『聖闘士星矢』の方が商品化収入が大きいと語っている[3]。ただしファミコンソフトのみは売れた。

平均視聴率は21.2%(関東地区)[4]であり、同時期に放送されていた『聖闘士星矢』(平均視聴率11%)と比べても高かった。

登場人物

スタッフ

  • 原作 - 鳥山明
  • 企画 - 七條敬三、森下孝三
  • 製作担当 - 岸本松司
  • シリーズ構成 - 小山高生
  • 音楽 - 菊池俊輔
  • チーフアニメーター - 前田実
  • チーフデザイナー - 辻忠直、池田祐二
  • シリーズディレクター - 岡崎稔西尾大介
  • フジテレビプロデューサー - 土屋登喜蔵、清水賢治、石川順一
  • 美術進行 - 森英樹→中村実
  • オーディオディレクター - 小松亘弘
  • 製作 - フジテレビ、東映動画

主題歌・挿入歌

歌詞字幕:OPあり EDなし
オープニングテーマ
魔訶不思議アドベンチャー!
作詞 - 森由里子 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 田中公平 / 歌 - 高橋洋樹
訶不思議アドベンチャー!」は誤記。
エンディングテーマ -
ロマンティックあげるよ
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 田中公平 / 歌 - 橋本潮
挿入歌
「めざせ 天下一」(28、86、95話他)
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - 高橋洋樹
「不思議ワンダーランド」(29話)
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - WonderlandGang
「ドラゴンボール伝説」(30、33、35、76話他)
作詞 - 泉鬼角[5] / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - 高橋洋樹
「孫悟空ソング」(43話)
作詞 - 河岸亜砂 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 野沢雅子
「レッドリボンアーミー」(48話)
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 田中公平 / 歌 - Wonderland Gang
「燃えるハートで 〜レッドリボン軍をやっつけろ〜」(65話)
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 山本健司 / 歌 - Wonderland Gang
「青き旅人たち」(78話)
作詞 - 森由里子 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - 高橋洋樹
「ウルフハリケーン」(87話)
作詞 - 井上敏樹 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - 古谷徹
「武天老師の教え」(130話)
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 宮内幸平

主題歌のアニメーション

楽曲はオープニング、エンディング共に『Z』に移行するまで変更されることはなかったが、途中でアニメーションが変更された。

オープニングでは当初、悟空、ブルマ、ヤムチャ、ウーロン、プーアル、亀仙人、ウミガメが登場するものだったが、「ピッコロ大魔王編」が始まる第102話からは悟空が中心に描かれ、最初のタイトルの場面および悟空とあちこちに飛んでいくドラゴンボールの場面以外はすべて変更されている。また、登場するキャラクターもクリリン天津飯餃子ヤジロベー、シルエットであるがピッコロ大魔王が追加された。ただし、それ以前にも102話以降のものが使用されたこともある。

エンディングではブルマを中心に描かれており、アニメーションも4度変更されている。原作漫画の扉絵や、コミックスの表紙イラストをセル画に描き起こしたものをアレンジして使用した。1度目(1話〜21話)は孫悟空とその仲間たち、2度目(22話〜101話)は悟空+クリリン、ランチが登場、3度目(102話〜132話)は、天津飯餃子、カリンやヤジロベーも追加された。「第23回天下一武道会・マジュニア編」以降では悟空など主要キャラクターが成長したことに伴い、4度目(133〜最終話)の変更では曲に合せて流れる映像の姿もそれに準じたものになる。過去3回の窓越しに雨を見つめるシーンとは違い、ブルマが崖の上に座っているシーンからスタートした。

放映リスト

※リストが膨大なため、伸縮型のメニューとして表示する。

第1期ドラゴンボール探し編

第2期ドラゴンボール探し編

ピッコロ大魔王編

ウェディング編

※1986年12月31日、1987年4月1日、1988年3月30日、1989年1月4日、3月29日は特番、1987年6月3日、1988年4月27日、6月15日、7月13日、9月7日は野球中継で放送休止。

劇場版・短編アニメ

劇場版

詳細は各項目を参照。第1作『神龍の伝説』から第3作『摩訶不思議大冒険』までは、本作の放映中に製作・公開された。第4作『最強への道』は『ドラゴンボールGT』放映中に製作されたため作画は『GT』のそれに近いものとなり、エンディング曲も『GT』のオープニング曲を使用している。

短編アニメ

本作の放映中に制作された、防災・交通安全のための教育用アニメ。両作品ともに、最後は本作の主題歌の歌詞を防災や交通安全を説いたものに変更した替え歌で締めくくられる。

ドラゴンボール 悟空の交通安全
交通安全を教育するための交通アニメ。内容はブルマの誕生会に出席するため、西の都に向かった悟空たちがブルマの家に着くまでの様子を通じ、交通安全の大切さを教えるというもの。
ランチそっくりの婦警が交通安全の指導役として登場し、ラストのクレジットでは単に婦警としか書いていないが、声優もランチと同じ小山茉美が演じている。また、西の都の親戚の家に遊びに行く少女として、レッドリボン軍編で登場したスノが登場。声はアニメ本編同様に渡辺菜生子がプーアルと2役で担当している。第21回天下一武道会に登場したナムも、横断歩道の説明のシーンで一瞬だけ登場しているが、セリフは無い。
西の都を走行している自動車が、近未来的なドラゴンボールの世界のものとは違い現代的な自動車になっていたりするものの、キャラクターの性格、設定などは下記「悟空の消防隊」と比較して原作に忠実なものとなっている。
ドラゴンボール 悟空の消防隊
火災安全を教育するための防災アニメ消防博物館で視聴可能。内容は消防隊員の悟空たちが町の火災を消し止めながら、火の消し忘れなどの注意を呼びかけるというもの。冒頭の公園のシーンにおいて、弟と花火をしていて火災を起こす少女が、アニメ79話に登場したオリジナルキャラクターのチャオ(声:山本百合子)となっている。原作やアニメ本編のように、かめはめ波で燃え盛る火をかき消すといった描写はないが、火災が起こった高層ビルから逃げ遅れたブルマを悟空が助けにいく場面において、悟空が如意棒を使ってブルマの部屋まで上り、救助を行うシーンがある。
原作と異なり悟空が消防隊員で一般常識をわきまえている、西の都の町並みが原作の近未来的なものとは異なり現代的な町並みになっている、ブルマが原作で登場した大きな邸宅ではなく、ごく普通のマンションで原作未登場のペットの猫(名前は「タマ」だが、118話に登場したカプセルコーポレーションで飼われている同名の猫とは、毛色や顔が全く異なる)と暮らしている、被災するブルマを助けるために筋斗雲を使わずにはしご車を使用しようとする、悟空たちとブルマに面識がない(面識がある描写がない)、などといった特徴があり、原作やアニメ本編とは相違点が多い。

映像ソフト化

DVD

2004年7月7日に全話収録のDVD-BOXが発売、後に2007年4月4日から単巻DVDが発売されている。

DVD-BOX
巻数 発売日 収録内容 チャート順位
DRAGON BALL DVD BOX DRAGON BOX 2004年7月7日 全153話収録 10位
単巻DVD
巻数 発売日 収録内容 チャート順位
DRAGON BALL #1 2007年
4月4日
第1話〜第6話 8位
DRAGON BALL #2 第7話〜第12話 11位
DRAGON BALL #3 第13話〜第18話 13位
DRAGON BALL #4 5月2日 第19話〜第24話 11位
DRAGON BALL #5 第25話〜第30話 13位
DRAGON BALL #6 第31話〜第36話 14位
DRAGON BALL #7 6月6日 第37話〜第42話 13位
DRAGON BALL #8 第43話〜第48話 14位
DRAGON BALL #9 第49話〜第54話 15位
DRAGON BALL #10 7月4日 第55話〜第60話 12位
DRAGON BALL #11 第61話〜第66話 13位
DRAGON BALL #12 第67話〜第72話 14位
DRAGON BALL #13 8月1日 第73話〜第78話 20位
DRAGON BALL #14 第79話〜第84話 21位
DRAGON BALL #15 第85話〜第90話 23位
DRAGON BALL #16 9月5日 第91話〜第96話 13位
DRAGON BALL #17 第97話〜第102話 14位
DRAGON BALL #18 第103話〜第108話 15位
DRAGON BALL #19 10月3日 第109話〜第114話 6位
DRAGON BALL #20 第115話〜第120話 7位
DRAGON BALL #21 第121話〜第126話 8位
DRAGON BALL #22 11月7日 第127話〜第132話 15位
DRAGON BALL #23 第133話〜第138話 11位
DRAGON BALL #24 第139話〜第143話 14位
DRAGON BALL #25 12月5日 第144話〜第148話 18位
DRAGON BALL #26 第149話〜第153話 20位

現在販売されているドラゴンボールのDVDには、本放送とはいくつか仕様の違いがある。まず、本放送では次回予告はEDの前に配置されていたのに対し、DVDではEDの後に配置されている。そして最も顕著な違いは本編の音質である。本放送ではシネテープの磁気音声を使用していたのに対し、DVDではフィルムトラックの光学音声が使用されている。この仕様の違いは、同時期の東映作品も同様である。

VHS

劇場版ドラゴンボールシリーズ

発売・販売・製作は東映、東映ビデオ。劇場版各作品はビデオ化されたが、TVシリーズのビデオ化はされなかった。

関連CD

シングル
アルバム
サウンドトラック

脚注

  1. ^ 『ドラゴンボール大全集』3巻 13頁
  2. ^ 『DRAGON BALL 極限バトルコレクション』ラウンド02
  3. ^ a b マーチャンダイジングライツレポート1988年1月号
  4. ^ ドラゴンボール DVD-BOXのブックレットDRAGONBOOK 38Pより。
  5. ^ 七条敬三のペンネーム。DVDBOX「DRAGON BOX」同梱ブックレットインタビュー記事(元東映動画プロデューサー)

外部リンク

フジテレビ系列 水曜19:00枠
前番組 番組名 次番組
ドラゴンボール