「スバル・FA型エンジン」の版間の差分
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* 排気量:1, |
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* ストローク: 86. |
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* 圧縮比: 10.6 |
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2012年10月25日 (木) 14:05時点における版
FA型エンジンとは、富士重工業の水平対向4気筒ガソリンエンジンの系列。
NAはトヨタ・86/サイオン・FR-Sおよびスバル・BRZに、直噴ターボ(DIT=Direct Injection TURBO)は2012年にマイナーチェンジしたレガシィに採用された。
メカニズム
FB型エンジンをベースとしているため、バルブの駆動方式はカムシャフト配置の自由度を持たせる目的とフリクション低減の観点からローラーロッカーアーム式を採用している。カムシャフト駆動もチェーン式で、補機はベルト1本で駆動するサーペンタイン式を採用する点もFB型と同じである。但し、軽量化を主目的に開発したFB型とは対照的に高出力・高負荷にも耐えられる設計としている。
通常、高出力・高負荷にも耐えられるような設計とする場合、同寸のままだとピストンやシリンダーはやや重くなるのだが、FA型においてはFB型よりも吸気マニホールドを65mm、エンジン下部の排気ブランチを19mmほど高さを抑えることでその問題点を克服した結果、FB型よりも軽量に仕上がっている。
尚、この2エンジンは型式こそ同じ「FA20」だが、シリンダーボア(内径)・ピストンストローク(行程)の数値や縦置きであることは同じで、クランクシャフトも共通部品を採用するが、後者は高出力に耐えられるようエンジンブロックやピストンをはじめとした多くのパーツが別物となっている。
また、前者がトヨタとの共同開発(富士重工の水平対向4気筒にトヨタのD-4Sを組み合わせている)なのに対し、後者は富士重工の完全自社開発である。
組み合わせられるトランスミッションも前者と後者で異なり、前者にはアイシン・エーアイ製の6MTもしくはアイシン・エィ・ダブリュ製6ATが、後者には自社製の無段変速機「リニアトロニック」[1]が組み合わされている。
型式
FA20
- 出力・トルク
- 搭載車種(車両型式)
※ 参照元:“SUBARU:車種紹介 > BRZ > スペック > 諸元表”. 2012年2月4日閲覧。
FA20直噴ターボ(DIT)
- 種類:水平対向4気筒DOHC 16バルブ デュアルAVCS ツインスクロールターボ
- 排気量:1,998cc
- ボア: 86.0mm
- ストローク: 86.0mm
- 圧縮比: 10.6
- 出力・トルク
- 搭載車種(車両型式)
- スバル・レガシィツーリングワゴン (BRG型 2012年5月- )
- スバル・レガシィB4 (BMG型 2012年5月- )
生産拠点
- 富士重工業群馬製作所大泉工場
関連項目
脚注
- ^ 従来型をベースに、ミッションケース・トルクコンバータ・チェーン等を高出力・高トルクに対応させている。