コンテンツにスキップ

「カーク・ウェイラム」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m リンク修正
m ボット: 言語間リンク 5 件をウィキデータ上の (d:Q1493594 に転記)
120行目: 120行目:
[[Category:1958年生]]
[[Category:1958年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:存命人物]]

[[de:Kirk Whalum]]
[[en:Kirk Whalum]]
[[es:Kirk Whalum]]
[[fr:Kirk Whalum]]
[[pt:Kirk Whalum]]

2013年3月22日 (金) 08:14時点における版

カーク・ウェイラム
カーク・ウェイラム
基本情報
生誕 (1958-07-11) 1958年7月11日(65歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テネシー州 メンフィス
ジャンル ジャズ
フュージョン
ゴスペル
職業 サックス奏者/ミュージシャン
担当楽器 サックス
レーベル

タッパン・ジー1985
コロムビア1988-2001
ワーナー・ブラザーズ1996-2004

ランデヴー2005-現在
公式サイト Kirk Whalum
アーネット・コブ

カーク・ウェイラム(Kirk Whalum, 1958年7月11日 -)はテネシー州メンフィス生まれのジャズフュージョン・サックス奏者。セッション・ミュージシャンとしても活躍している。

バイオグラフィ

父親が牧師の家庭で、幼い頃からゴスペルR&Bに親しみ、ロックポップスにも興味を持つ。9歳にドラムを演奏し始めるが、高校に入るとサックスを持つようになり、ジャズを演奏し始める。ヒューストンの南テキサス大学に入学、在学中テキサス・テナーのアーネット・コブに魅了される。1980年にはR&B系のバンドを学内で組み演奏するようになる。卒業するとヒューストンで演奏活動を始め、1983年にジャズ・ピアニストボブ・ジェームスの耳に入り、彼のグループの前座を務めるようになった後、ジェームスのグループに入り、1985年にジェームスのアルバム12に参加。

1985年にジェームスのサポートによりタッパン・ジー・レコーズからFloppy Diskでソロ・デビューを果たす。この中の収録曲"Kyle's Smile"は彼の息子に捧げたものだ。ソロ活動をしながら、1987年からはラリー・カールトンとも活動するようになり、1980年代後半から1990年代前半にはクインシー・ジョーンズルーサー・ヴァンドロスアル・ジャロウ等と共演、またホイットニー・ヒューストンのツアーにも参加し、知名度とキャリアを重ねる。"I Will Always Love You"のバックでサックスを取っているのも彼である。フュージョンの人気グループザ・リッピントンズにも度々ゲスト参加している。

1996年にボブ・ジェームスとの共作Joined At The Hipを発表、グラミー賞にノミネートされた。これを機にワーナー・ブラザーズに移り、翌年にColersを発表。1998年には自身の基点にあたるゴスペルに焦点を当てたGospel According To Jazz Chapter 1を発表。2002年にはこの第2弾Gospel According to Jazz Chapter 2を発表、DVD盤も発売している。

スムーズ・ジャズのブームが到来してくるといよいよ人気は上昇、2000年発表のUnconditionalがヒットし、グラミー賞に2部門ノミネートした。2001年にはクリスマスの企画アルバム、The Christmas Messageを発表。2002年にはギタリストのノーマン・ブラウン、トランペッターのリック・ブラウンとグループを組み、3人の頭文字を取った名前のBWBのグループ名でGroovin' をリリース、瞬く間にジャズチャートのトップに昇り、7ヶ月ラジオステーションの首位を執る。BWBはこれ以外のアルバムは発表されていないが、メンバーのアルバムの中ではBWBとしてフィーチュアされていることがある。

ワーナー・ブラザーズのジャズ部門の閉鎖に伴い、サックス奏者のデイヴ・コーズが主宰する新興レーベル、ランデブー・エンタテインメントに移籍、2005年に名プロデューサーで、また歌手でもあるベビーフェイスのカヴァー集Kirk Whalum Performs the Babyface Songbookをリリースする。尚、このアルバムの国内盤はビデオアーツ・ミュージックから。2006年3月から4月にかけてコーズらとともに「ランデヴー・オール・スターズ」として来日公演した。2007年にはRoundtripを発表、過去の自身の曲を数曲カバーしている。この年からは相棒のジョン・ストッダードとともに来日公演をしている。2010年にはダニー・ハサウェイに捧げたカバー・アルバムEverything Is Everythingを、2012年にはジョン・コルトレーンジョニー・ハートマンに捧げたカバー・アルバムRomance Languageを発表した。

ディスコグラフィ

アルバム

タイトル 発売年 注釈
Floppy Disk 1985 Tappan Zee
And You Know That 1988 Columbia
The Promise 1989 Columbia
Caché 1993 Columbia
In This Life 1995 Columbia
Joined at the Hip (with Bob James) 1996 Warner Bros. Records
Colors 1997 Warner Bros. Records
Gospel According to Jazz Chapter 1 1998 Warner Gospel
For You 1998 Warner Bros. Records
Unconditional 2000 Warner Bros. Records
Hymns In The Garden 2000 Top Drawer Records/Warner Bros. Records
Peanuts 2001 Top Drawer Records
The Christmas Message 2001 Top Drawer Records/Warner Bros. Records
Gospel According to Jazz Chapter 2 2002 Top Drawer Records/Warner Bros. Records
Into My Soul 2003 Warner Bros. Records
Kirk Whalum Performs the Babyface Songbook 2005 Rendezvous
Roundtrip 2007 Rendezvous
Promises Made: The Millennium / Promise Jazz Project 2008 Koch
Gospel According to Jazz Chapter 3 2008 Top Drawer Records
Everything Is Everything 2010 Rendezvous
Romance Language 2012 Rendezvous

BWB名義

タイトル 発売年 注釈
Groovin' 2002 Warner Bros. Records

DVD

タイトル 発売年 注釈
Gospel According to Jazz Chapter 2 2002 Word Entertainment
Gospel According to Jazz Chapter 3 2008 Top Drawer Records/Cool Springs

関連項目

外部リンク