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* [[福岡県]]では、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]の[[基幹局]]であるTNC([[テレビ西日本]])が、本作を4月2日から[[金曜日]]17時25分-18時枠で先行放送。10月1日からは金曜日19時-19時30分枠(12月31日のみ、17時25分-17時55分枠)へ移動させて、[[1977年]]1月14日の第42話まで先行放送を続けていた。本作の急な[[打ち切り]]によってテレビ局への[[納品]]が先行放送に間に合わないことから、TNCでは1977年1月21日に第12話を再放送。最終話のみ、[[キー局]]の[[テレビ東京|東京12チャンネル]]よりも2日遅れの1月28日に放送し、後番組であったはずの『[[快傑ズバット]]』は2月12日から、TNCの[[土曜日]]18時-18時30分枠で改めて開始。金曜日19時-19時30分枠における後番組は、フジテレビの『[[怪人二十面相 (1977年のテレビドラマ)|怪人二十面相]]』が1ヶ月遅れで開始された。
* [[福岡県]]では、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]の[[基幹局]]であるTNC([[テレビ西日本]])が、本作を4月2日から[[金曜日]]17時25分-18時枠で先行放送。10月1日からは金曜日19時-19時30分枠(12月31日のみ、17時25分-17時55分枠)へ移動させて、[[1977年]]1月14日の第42話まで先行放送を続けていた。本作の急な[[打ち切り]]によってテレビ局への[[納品]]が先行放送に間に合わないことから、TNCでは1977年1月21日に第12話を再放送。最終話のみ、[[キー局]]の[[テレビ東京|東京12チャンネル]]よりも2日遅れの1月28日に放送し、後番組であったはずの『[[快傑ズバット]]』は2月12日から、TNCの[[土曜日]]18時-18時30分枠で改めて開始。金曜日19時-19時30分枠における後番組は、フジテレビの『[[怪人二十面相 (1977年のテレビドラマ)|怪人二十面相]]』が1ヶ月遅れで開始された。
* 系列のネット局を持たなかった東京12チャンネルがキー局であったため、多くの地方局では放送されなかった。主題歌を歌う[[水木一郎]]と[[堀江美都子]]が地方巡業で[[九州]]に行った際、水木や堀江が子供達に「みんな、忍者キャプター知ってるかな?」と尋ねても無反応だったという。
* 系列のネット局を持たなかった東京12チャンネルがキー局であったため、多くの地方局では放送されなかった。この為、主題歌を歌う[[水木一郎]]と[[堀江美都子]]が地方巡業で[[九州]]に行った際、水木や堀江が子供達に「みんな、忍者キャプター知ってるかな?」と尋ねても無反応だったという。37年後の2013年に放映された「[[非公認戦隊アキバレンジャー]]痛」第4痛で「今日のED」として、本編にゲストとして登場した堀江美都子本人が主題歌の替え歌「忍者キャプたん」を披露した
* 前半の敵、風魔の首領、風魔烈風と後半の敵、甲賀忍団の首領、暗闇忍堂は、共に[[堀田眞三|堀田真三]]が演じている。劇中においては、両者の間には何の関係もない。
* 前半の敵、風魔の首領、風魔烈風と後半の敵、甲賀忍団の首領、暗闇忍堂は、共に[[堀田眞三|堀田真三]]が演じている。劇中においては、両者の間には何の関係もない。



2013年4月27日 (土) 15:39時点における版

忍者キャプター
ジャンル 特撮忍者
原作 八手三郎
脚本 伊上勝長坂秀佳、塩田千種、松下幹夫
監督 田中秀夫奥中惇夫、山崎大助、中村経美
出演者 伴直弥
佐藤宏之
藤江喜幸
宇津海仙
松葉夕子
野川愛
琳大興
潮建志
高桐真
佐々木孝丸
堀田真三 ほか
オープニング 水木一郎堀江美都子こおろぎ'73
「斗え! 忍者キャプター」
エンディング 水木一郎、堀江美都子、こおろぎ'73
「大空のキャプター」
製作
プロデューサー 平山亨、小野耕人(東映)
近藤伯雄(東京12チャンネル)
制作 東映、東映エージェンシー、東京12チャンネル
放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1976年4月7日 - 1977年1月26日
放送時間水曜 19:30 - 20:00
放送分30分
回数43
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忍者キャプター』(にんじゃキャプター)とは、東京12チャンネル水曜日19時30分-20時枠にて、1976年(昭和51年)4月7日から1977年(昭和52年)1月26日にかけて全43話が放送された東映製作の特撮テレビドラマシリーズ、およびその番組に登場するヒーローの名前。

あらすじ

風魔烈風率いる風魔党が日本征服のために動き出した。その非道なやり口を嫌った風魔の忍者の一人・出雲大介は抜け忍となる。裏切り者として追われる大介を助けたのは忍びの名門・天堂家当主の天堂無人だった。彼は密かに結成していた忍者チーム「キャプター」に大介を加える。風魔の野望を阻止するべく、忍者キャプターの戦いが始まった。

内容

「原作・八手三郎」という肩書きの最初の集団ヒーロー物である。スーパー戦隊の範疇には多くの場合扱われていないものの[1]、『ジャッカー電撃隊』以後のスーパー戦隊シリーズと同様の意匠、パターンを有している。

キャプターはそれぞれ色違いのスーツ姿に変身、各自の武器で(毎回異なる怪人と)戦う点では他の集団ヒーロー物、殊にスーパー戦隊シリーズと同様である。そのチーム編成も戦隊シリーズのパターンに近い。ただし、メンバーがオリジナルで7名と、戦隊シリーズを含む集団ヒーロー物のメンバー数としては、近年恒例となった戦隊シリーズにおける番組中途での追加メンバー等を除いたオリジナルメンバーでは最多の部類に入り、メンバーが少年から熟年まで幅広い年齢層で構成されている。変身はするが、演出上あくまで現代の忍者装束姿として扱われる。マスクも「もう一つの顔」としての仮面というよりはシールド付きのフルフェイスヘルメットという趣きで、シールドをスモークにして、通常は素顔が見えないようになっていることでスーツアクターの吹替えを隠している(この点は他のヒーローと同様)。劇中、シールドを上げて素顔を見せるシーンもたびたび見られ、変身前後の同一感を高めていた。

監督を務めた奥中惇夫の著書「仮面ライダーがエントツの上に立った日」によれば、本作は理由も不明なまま、撮影現場への打ち切りが通告されていた。突然の打ち切り通告に対し、奥中監督は手元にあった他作品の脚本をその場で修正して、本作の最終話に使わざるを得なかったと証言している。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

忍者キャプター

火忍キャプター7/出雲大介(いずも だいすけ)
主人公。大学院生で風魔忍群ではエリートだったが、自分の考えとは裏腹に大将・風魔烈風が日本征服を狙い始めた事をきっかけに抜け忍となり、かつての恩師である天堂無人からキャプターのリーダーに任命される。それゆえ、他のキャプターからチーフと呼ばれる。なお三郎兵衛は「大介氏」、左近は「出雲」と呼ぶことが多い。火遁の術が得意で、武器は火輪弾。必殺技は火輪弾火炎陣。設定年齢21歳。シンボルカラーは赤。
風忍キャプター6/泉敬太(いずみ けいた)
キャプター最年少で中学3年生。友情に厚く無鉄砲な性格で、認められようとして努力するもほぼ確実に失敗する。武器は風貝。設定年齢15歳。シンボルカラーは緑。
金忍キャプター5/大山昇(おおやま のぼる)
忍術は修行中の身だが機械に強いためキャプターカーやキャプターマシンの整備担当および操縦を任されている。本業は高校生で電器店アルバイト。武器は円盤しころ。設定年齢17歳。シンボルカラーは黄色。
土忍キャプター4/黒川団(くろかわ だん)
怪力が自慢。聴力も並外れている。土遁の術を得意とし、武器は土棒。設定年齢23歳。演じた宇津海仙の体形があまりにも大柄なため、スタントマンが演じている土忍は明らかに痩せているという矛盾が見られる。シンボルカラーは茶色。
花忍キャプター3/桜小路マリア(さくらこうじ マリア)
敬太の保護者として行動しており、明るい性格。設定年齢15歳。風魔忍群の壊滅後は大学の忍者学会の誘いによりアメリカへ留学。武器は花ヌンチャク。キャプターの栄養士のつもりでいるが、料理の腕は「御覧の通り」あまり良くない。シンボルカラーは桃色(美樹も同様)。火忍を「かにん」と読むのに対し、こちらは「はなにん」と読む。
花忍キャプター3/天堂美樹(てんどう みき)
天堂無人の孫娘。キャプターの活躍を陰ながら見守っていたが、マリアの渡米後は彼女の後を継いで二代目キャプター3となった。薬草に精通しており、治療も行なう。設定年齢15歳。
水忍キャプター2/四条左近(しじょう さこん)
南北大学3年生で水泳のインストラクター。泳ぎが得意で水を自在に操る力を持ち、武器は激流砲。設定年齢22歳。シンボルカラーは青。
雷忍キャプター1/袋三郎兵衛(ふくろ さぶろうべえ)
天堂家の執事で最年長のキャプター。鼻が利き、探し物が得意。涙もろい。注射は大嫌い。作品の中ではギャグメーカー的な役回りも果たす。武器は電気縄。設定年齢45歳。シンボルカラーは橙色。また、本作は『仮面ライダー』の地獄大使など特撮の悪役で知られる潮健児が珍しく演じた善玉でもある。
天堂無人(てんどう むじん)
大介の師匠。風魔忍群の企みを察知して、忍者キャプターを組織した。37話で甲賀かげさそりに殺される。
戸隠白雲(とがくし はくうん)
天堂無人の師匠で、忍大臣の異名を持つ。無人の没後、キャプターの二代目指導者となる。
ジュニアキャプター隊(大森十郎、工藤表内、山原かんすけ、伊藤たみべ、井村孫八、滝げんた、水野あやめ)
天堂無人が開いた天堂塾の門下生7人で構成された秘密チーム。伊藤たみべは伊藤民部と思われるが三郎兵衛は「たみべ」と読んでいる。

風魔忍群・甲賀忍群

風魔烈風
風魔忍群の大将で上忍。配下の忍者からは、御大将と呼ばれることが多い。風魔烈風のアジトには、風魔忍者の存在を表すろうそくがあり、後述のグループごとにろうそくの色も異なっている。なお、配下の忍びが倒されると、倒された忍びを表すろうそくの炎が消え、烈風がそれを見て、大声で「○○○(倒された忍者の名)、果てりしかぁっ」と嘆きわめくのがパターンである。なお、くノ一に対しては、裏切り者として、自らでろうそくの炎を消し去って始末した。
あるグループのろうそくがすべて消える、すなわち全滅すると、烈風が次のグループを呼び寄せるための祈り(叫び?)を行う。そうすると、全滅したグループのろうそくが砕け散り、新たなグループのろうそくが出現するというシーンが描かれていた。
風魔忍者のグループ
風魔忍者は、いくつかのグループに分けられる。また、各忍者たちは絶命寸前に、「御大将、風魔○○○(自身の名前)敗れたり!!」など、烈風に対する最期の言葉を残して、果てるケースが多い。
  • 風魔十三忍者(ろうそく色…白色に黒線) 血コウモリ・コロシコマ・カゲなし・人たこ・火とん・分身・顔なし・水ぐも・死なず・くノ一・あやつり・三つ目・天地人三兄弟(天魔・地魔・人魔)
  • 風魔鬼四天王(ろうそく色…赤色) シニガミ・キジン・ハンニャ・オニビ
  • あやかし三行者(ろうそく色…緑色) どくろ行者・乙姫・鏡行者(※乙姫が三行者の一員であることは、登場回において、ろうそくの存在を除いて不明瞭。また、三行者が顔を揃えるシーンはない。)
  • 風魔五道人(ろうそく色…金色) からかさ道人・ニュードオ道人・葉がくれ・かまいたち
風魔の下忍
全身タイツに覆面をかぶり、忍者というよりはショッカーの戦闘員のような格好をしており、まさに風魔の戦闘員的存在である。
暗闇忍堂
風魔忍群が壊滅後に登場した甲賀忍群の首領。別名忍将軍。なお配下の忍びを出動させる時は忍者連判帖(巻物)にその名が浮き出る。そして出動した忍びが倒されるとその名が(血で?)赤く染まり、以後そのまま残る。また下忍は忍者服にオレンジ色の仮面をつけている。

その他

影山巡査
天堂家近所の北町派出所に勤める警官。登場シーンは後述の真田巡査や服部巡査よりも少ない。
真田巡査
同じく北町派出所に勤める警官。風魔や甲賀の忍びには「変な格好しちゃって!」などと冷静に突っ込む。本作のコメディーリリーフ的存在。
服部一造巡査
同じく北町派出所に勤める警官。第38話で「今日から真田先輩の後任として着任した」と言って天堂家にあいさつに来るが、実際には第34話から登場している。また第34話ではなぜか出雲大介と大山昇などから「みよしさん」と呼ばれている。

武装・技

要は忍術

主題歌の歌詞には「五段返し」「火焔(火炎)陣」「激流砲」「電撃打ち」「花吹雪」「ハンマー崩し」「風落とし(風起こしの誤りか?)」が歌い込まれている。

火忍キャプター7

火輪弾
5000度の高熱を発する、炎形の手裏剣。
火輪弾火焔陣(かりんだんかえんじん)
火輪弾を投げつけ、敵の周囲を炎の輪で取り囲む必殺技。ちなみに取り囲まれた敵が爆死するのは、「失敗の時は五体を飛ばす」という忍の掟によるものらしい。
火忍キャプターキック
火炎弾火焔陣を使った後、とどめとして放つ事があるキック技。
火炎走り
火炎弾の炎を伸ばして振り回し、見えない敵をあぶり出す。
真空火炎陣
火炎弾火焔陣に似た必殺技。11話で死なずの頭を破壊した。13話で天地人三兄弟に破られた。
分身の術
分身して敵を撹乱する。
人見の術
催眠術。4話で風魔下忍に使用。

風忍キャプター6

風貝
風圧倍加装置を内蔵した貝で、吹くと強風を起こしたり、逆に敵を吸い込むことも可能。
風貝飛ばし
風貝から強風を発生させる。
風貝吸い込みの術
下忍を風貝の中に吸い込む。吐き出すと、縮小された下忍が出てくる。
風貝コマ
風貝を吹くことで下忍を吹き飛ばす。
八方風起こし
風貝で敵を上空に飛ばし、自分もジャンプして、敵を地面に叩きつける。叩き落とされた敵は粉砕される。

金忍キャプター5

円盤しころ
周囲に「しころ」(忍者の小型鋸)の刃が付いて歯車状になった円形の武器。接近戦の武器としてはもちろん、投げて使う事や、盾として使う事も可能。
キャプター忍法金吹雪
掌から金属の粉を吹き付ける。
金剛鉄壁破り
円盤しころを持ってジャンプし、空から弾丸のように体当たりする。

土忍キャプター4

土棒
巨大な棍棒。地面を叩いて地震を起こす事も可能。
キャプター忍法土遁の術
地中に潜る。
土棒崩し
土棒で敵を付く技。命中すると鐘を鳴らすような音がする。
不動ハンマー崩し
土棒を回転させながら、何度も敵を殴りつけて粉砕する。

花忍キャプター3

花ヌンチャク
両端に花が付いたヌンチャク。花には痺れ薬が塗ってある。
キャプター忍法花吹雪
赤い花びらを発生させる。
大車輪花吹雪
花ヌンチャクを振り回して敵をなぎ払う。この時、花手裏剣という花びらが発生する。

水忍キャプター2

激流砲
強力な水鉄砲。
激流凍結砲
激流砲から冷凍液を放射する。
渦潮五段返し
激流砲から渦を巻いた水流を放ち、敵を渦に飲み込む。

雷忍キャプター1

電気縄
高圧電流を帯びた縄。
電気発火
電気縄で地面を叩いて爆発を発生させて身を隠す。
電光電撃打ち
電気縄で敵を縛り上げて電撃を浴びせる。

7人共通の能力・合体技

変わり身の術
敵の攻撃をかわしつつ、木や藁人形を身代わりに置いていく。全員が使える。
キャプタークロス
7人が手を合わせてパワーアップする。別名・キャプター構え。
キャプター7人キック
7人が次々と敵にドロップキック。最終話で忍将軍に使用。
包囲陣
敵を捕らえるために、敵の周囲を包囲する。
キャプター櫓(やぐら)
雷忍、水忍、花忍、土忍が並んで立ち、その肩の上に金忍と風忍が立つ。更にその上に火忍が飛び乗り、敵に火輪弾火焔陣を投げつける必殺技。第35話から後半の必殺技として使用された。

機材

キャプターカー
地上移動用の車両。七色の点滅するランプ(キャプターの7人を象徴)がノーズに付いている。後部には飛び降り用のカタパルトを2基搭載。8人乗り。
ヘリキャプター
高速移動用の有翼オートジャイロ。小型なのでキャプターカーを収納する事は出来ず、機体下部に吊り下げる形で運ぶ。

スタッフ

音楽

全ての歌とBGMの作・編曲を小森昭宏が単独で手掛けた。

主題歌・挿入歌の作詞は全て八手三郎名義となっている。

合計6曲ある主題歌・挿入歌のうち、5曲までが水木一郎堀江美都子のデュエットで、2人の掛け声や擬音語も随所に入っている。

秘密戦隊ゴレンジャー』の「バンバラバン」スキャットのこおろぎ'73が本作でも擬音語スキャットを担当した。

挿入歌の初出は日本コロムビアの「最新テレビまんが人気者(アイドル)デラックス」というLPシリーズのうち、本作と『秘密戦隊ゴレンジャー』がフィーチャーされた1枚(CW-7077、1976年8月発売)。「進めキャプターマシン」と「命のかぎり」はシングルカットもされた。

主題歌

オープニングテーマ「斗え! 忍者キャプター」
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:小森昭宏 / 歌:水木一郎、堀江美都子、こおろぎ'73
エンディングテーマ「大空のキャプター」
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:小森昭宏 / 歌:水木一郎、堀江美都子、こおろぎ'73

挿入歌

「進めキャプターマシン」
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:小森昭宏 / 歌:水木一郎、堀江美都子、こおろぎ'73
「命のかぎり」
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:小森昭宏 / 歌:堀江美都子、こおろぎ'73
「それ行け忍術」
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:小森昭宏 / 歌:水木一郎、堀江美都子、こおろぎ'73
歌詞で「呪文と九字を切ったらば」と言いながらも「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在」の八字しか切らない(九文字めの「前」が抜けている)。
「キャプター小唄」
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:小森昭宏 / 歌:水木一郎、堀江美都子、こおろぎ'73

キャスト

  • 出雲大介 (火忍キャプター7):伴直弥
  • 泉敬太(風忍キャプター6):佐藤宏之
  • 大山昇(金忍キャプター5):藤江喜幸
  • 黒川団(土忍キャプター4):宇津海仙
  • 桜小路マリア(初代花忍キャプター3):松葉夕子(第1 - 26話)
  • 天堂美樹(二代目花忍キャプター3):野川愛(第2 - 7・9 - 43話)
  • 四条左近(水忍キャプター2):琳大興
  • 袋三郎兵衛(雷忍キャプター1):潮建志
  • 天堂無人:高桐真(第1 - 37話)
  • 戸隠白雲:佐々木孝丸(第37 - 43話)
  • 風魔烈風(第1 - 26話)/暗闇忍堂(第27 - 43話):堀田真三
  • 影山巡査:五野上力(第1・2話)
  • 真田巡査:小島三児(第3 - 29話)
  • 服部巡査:団巌(第34・35・38 - 43話)
  • ナレーター:納谷悟朗

放映リスト

話数 サブタイトル 登場忍者
1 東京タワーに立つ七人の忍者
2 ロケット忍法の秘密
3 ビルの壁に忍者が消えた?!
4 空飛ぶタコ忍者! 空中戦!!
5 キャプター皆殺し作戦
6 大脱走! 忍者塾!!
7 ミステリー ぬすまれた顔!?
8 激突! ハイウェー忍者戦
9 敵か味方か? 女忍者
10 怪奇! ロボット使い
11 毒ガス忍者は不死身
12 SOS風忍キャプター6
13 まぼろしの大秘宝
14 火忍キャプターは二度死ぬ
15 まんじ谷から鬼が来た!
  • 風魔鬼四天王・シニガミ(演:久地明)
  • 風魔鬼四天王・キジン(演:土山登士幸)
  • 風魔鬼四天王・ハンニャ(演:森田はるか
  • 風魔鬼四天王・オニビ(演:千代田恵介、声:岡田道郎
16 隠れ忍者の娘は同級生
  • 風魔鬼四天王・キジン
  • 風魔鬼四天王・ハンニャ
  • 風魔鬼四天王・オニビ
17 狙われたニセ札名人
  • 風魔鬼四天王・ハンニャ
  • 風魔鬼四天王・オニビ
18 忍法! カブト虫変化!!
  • 風魔鬼四天王・オニビ
19 親友は風魔少年忍者
  • あやかし三行者・どくろ行者(演:小沢章治)
20 黒いピアノの忍術師
21 キャンプ場は風魔の墓場の決戦!!
  • あやかし三行者・鏡行者(声:渡部猛
22 お化け屋敷に風魔が出た!!
  • 風魔五道人・カラカサ道人(声:丸山詠二
23 ニュドオ道人! 土忍! 術くらべ
  • 風魔五道人・ニュードオ道人(演:原田力
24 火忍をあやつる地獄笛
25 大変! 敬太が裏切った!!
  • 風魔五道人・カマイタチ(演:源馬均
26 風魔烈風! 死す!!
27 新しい敵! 甲賀忍者団!
  • 甲賀闇丸(演:千代田恵介)
28 入門 天堂忍者塾
  • 甲賀影法師(演:小沢章治)
29 謎の手品師! カードがしゃべる!?
30 忍術屋敷の黒い罠
31 伊豆山の対決!!
32 絶海の決戦!!
33 大追跡! 忍者バス!!
34 電話機から悪魔の手が出る!
  • 甲賀イタチ丸(演:佐藤好将、声:小沢章治)
35 恐怖の蝶人間
36 死神は七面相
37 天堂無人の最後
38 戸隠白雲暗殺計画!!
  • 甲賀あか天狗(演:小沢章治)
39 念力忍者が超能力の子供を狙う!
40 御用心 忍者からのお年玉!?
41 笑う人形
  • 甲賀魔利緒(演:南雲祐介)
42 やみがらす! 忍者教室!?
  • 甲賀やみがらす(声:丸山詠二)
43 暗闇忍堂の最期

備考

  • 福岡県では、フジテレビ基幹局であるTNC(テレビ西日本)が、本作を4月2日から金曜日17時25分-18時枠で先行放送。10月1日からは金曜日19時-19時30分枠(12月31日のみ、17時25分-17時55分枠)へ移動させて、1977年1月14日の第42話まで先行放送を続けていた。本作の急な打ち切りによってテレビ局への納品が先行放送に間に合わないことから、TNCでは1977年1月21日に第12話を再放送。最終話のみ、キー局東京12チャンネルよりも2日遅れの1月28日に放送し、後番組であったはずの『快傑ズバット』は2月12日から、TNCの土曜日18時-18時30分枠で改めて開始。金曜日19時-19時30分枠における後番組は、フジテレビの『怪人二十面相』が1ヶ月遅れで開始された。
  • 系列のネット局を持たなかった東京12チャンネルがキー局であったため、多くの地方局では放送されなかった。この為、主題歌を歌う水木一郎堀江美都子が地方巡業で九州に行った際、水木や堀江が子供達に「みんな、忍者キャプター知ってるかな?」と尋ねても無反応だったという。37年後の2013年に放映された「非公認戦隊アキバレンジャー痛」第4痛で「今日のED」として、本編にゲストとして登場した堀江美都子本人が主題歌の替え歌「忍者キャプたん」を披露した。
  • 前半の敵、風魔の首領、風魔烈風と後半の敵、甲賀忍団の首領、暗闇忍堂は、共に堀田真三が演じている。劇中においては、両者の間には何の関係もない。

劇場版

忍者キャプター(1976年12月19日公開)
第5話のブローアップ版。東映まんがまつりの一編として上映。
DVD「忍者キャプター Vol.4」の映像特典や、2007年12月7日に発売された「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」及び2009年11月21日の「東映特撮ヒーロー THE MOVIE Vol.4」に収録されている。

映像ソフト化

2008年2月21日から5月21日にかけて初ソフト化となるDVD東映ビデオより発売された。全4巻の各2枚組で各巻11話(Vol.4のみ10話)収録。

CS放送

  • 1999年5月から9月まで、東映チャンネルの「GO!GO!ヒーローズ」枠にて放送が行われた。
  • 2000年9月から2001年1月まで、同局の「アンコールアワー」枠にて放送が行われた。
  • 2008年10月から2009年3月まで、同局の「GO!GO!ヒーローズ」枠にてニューマスター版の放送が行われた。
  • 2011年2月から7月まで、同局の「アンコールアワー」枠にて放送が行われた。

コミカライズ

聖悠紀作画のコミカライズ版が、徳間書店テレビランド』に連載されていた。1976年に徳間書店テレビランド・コミックスからけっさく選として全1巻、1981年に徳間書店アニメージュコミックスから全2巻で単行本が発売された。

関連項目

脚注

  1. ^ ケイブンシャの「科学戦隊ダイナマン スーパー戦隊大百科」「超電子バイオマン大百科」では、本作をスーパー戦隊に含めて紹介している。

参考文献

仮面ライダーがエントツの上に立った日
2004年初版、著者:奥中惇夫、発行:筑摩書房
宇宙船SPECIAL '70年代特撮ヒーロー全集
1998年初版、発行:朝日ソノラマ
講談社X文庫 メーキング・オブ・東映ヒーロー(1) アクションヒーローの世界
1987年初版、発行:講談社
テレビマガジン特別編集 テレビマガジンヒーロー大全集
1987年初版、発行:講談社
スパイダーマン 東映TVシリーズDVD-BOX付録冊子 「スパイダーマン大検証」平山亨インタビュー
東京12チャンネル 水曜日19:30-20:00(1976年4月 - 1977年1月)
前番組 番組名 次番組
うわさの報告書 [19:30-19:54]
ヨーイドン! [19:54-20:00]
忍者キャプター