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「姓」の版間の差分

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==関連項目==
==関連項目==
*[[日本の姓の一覧]]
*[[民法上の氏]]
*[[民法上の氏]]
*[[呼称上の氏]]
*[[呼称上の氏]]

2006年3月14日 (火) 06:50時点における版

  1. かばね)は、古代日本でオオキミ・天皇から各氏族に与えられて職能や序列を表した一種の称号。カバネにて詳述。
  2. せい)は、東アジア漢字文化圏で用いられる血縁集団の名称。その範囲は地域や時代によって変動し、名字といった他の血縁集団名と様々な階層関係にあった。近代以降、ヨーロッパなどの他の文化圏の血縁集団名、家系名の訳語としても用いられている。
    • 姓に関わる一般な情報については人名の記事を参照のこと。
    • 江戸時代以前の日本における姓のあり方については本姓および名字の記事を参照のこと。
    • ここでは、明治以来、現在の日本で行われている姓の制度について詳述する。

は、現在の日本においては、すべての日本国民が有する、先祖から受け継がれてきた家の名称や夫婦を中心にした家族の名称を指し、家族の中にあっては、名前が個人を特定する名称だが、家族の外では、姓と名前を合わせることで個人を特定する名称となる。

また、姓は、名字・苗字(みょうじ)や氏(うじ)ともいい(姓と氏、名字という語は本来の別々の意味を有するが、現在ではほぼ同一の言葉として使われている)、明治時代以降は、「氏」として戸籍に記載されて管理されている。

なお、日本における法制度上の位置付けについては、「」を参照のこと。

姓と名の順序について

国内では、フルネームを言う時は姓-名の順だが、海外で名-姓の順で名乗る人が多い。

これには学校教育と明治以来の慣習の影響が大きいが、ここにきて、東アジア各国やハンガリーのように姓-名の順でもよいのではないか、という議論が文部省の国語審議会でなされている。その記録の中で、ワシントン・ポストの紙面において、中国の人名は姓-名の順で表記されているという例があげられていた。
2000年9月8日 第22期 国語審議会総会 議事録(第8回議事録)

姓の数、由来等

国別の姓の数(推定)

  • 日本   27万種(漢字の字体の違いや読みの違いを考慮してカウントした場合)
  • 中国   4100種
  • 韓国   250種
  • アメリカ 150万種

国別の姓名の由来

日本は、他のアジア圏に比べて突出して姓が多い。これは、姓の由来が他のアジア諸国と異なることによる(「名字」の記事などを参照)。しかし、中には「幽霊名字」と言われる「実在しない姓」がまことしやかに語られている場合があり、正確な数は特定できていない。これまで、保険会社や個人の研究家が何点かランキングなどの資料を制作している。

  • アメリカ(社会保険庁登録分)
    • 地名 43.13% 
    • 父称名 32.3% 
    • 職業名 15.16%
    • ニックネーム名 9.48%

アメリカは、その民族的多様性から「世界一姓の種類が多い国」となっている。

関連項目

外部リンク