「美馬学」の版間の差分
70行目: | 70行目: | ||
|style="text-align: center;"|{{by2|2011}} |
|style="text-align: center;"|{{by2|2011}} |
||
|rowspan="3" style="text-align: center;"|[[東北楽天ゴールデンイーグルス|楽天]] |
|rowspan="3" style="text-align: center;"|[[東北楽天ゴールデンイーグルス|楽天]] |
||
|23||0||0||0||0||2||1||0||5||.667||102||26.1||19||1||4||0||1||13||2||0||9||9||3.08 |
|23||0||0||0||0||2||1||0||5||.667||102||26.1||19||1||4||0||1||13||2||0||9||9||3.08||0.87 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align: center;"|{{by2|2012}} |
|style="text-align: center;"|{{by2|2012}} |
||
|23||22||2||0||0||8||10||0||0||.444||633||154.2||142||12||36||0||5||108||5||0||55||53||3.08 |
|23||22||2||0||0||8||10||0||0||.444||633||154.2||142||12||36||0||5||108||5||0||55||53||3.08||1.15 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align: center;"|{{by2|2013}} |
|style="text-align: center;"|{{by2|2013}} |
||
|18||18||0||0||0||6||5||0||0||.545||430||98.1||118||11||31||0||8||63||7||0||46||45||4.12 |
|18||18||0||0||0||6||5||0||0||.545||430||98.1||118||11||31||0||8||63||7||0||46||45||4.12||1.52 |
||
|- |
|- |
||
!colspan="2"|通算:3年 |
!colspan="2"|通算:3年 |
||
82行目: | 82行目: | ||
|} |
|} |
||
* 2013年度シーズン終了時 |
* 2013年度シーズン終了時 |
||
* 括弧内はリーグ平均<ref>数値は[http://www.baseball-reference.com/ Baseball-Reference.com]を参照。</ref> |
|||
=== 表彰 === |
=== 表彰 === |
2014年2月22日 (土) 07:48時点における版
東北楽天ゴールデンイーグルス #31 | |
---|---|
![]() 2012年8月1日、こまちスタジアムにて | |
基本情報 | |
国籍 |
![]() |
出身地 | 茨城県北相馬郡藤代町(現:取手市) |
生年月日 | 1986年9月19日(37歳) |
身長 体重 |
169 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2010年 ドラフト2位 |
初出場 | 2011年4月13日 |
年俸 | 4,000万円(2014年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
美馬 学(みま まなぶ、1986年9月19日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する茨城県北相馬郡藤代町(現在の取手市)出身のプロ野球選手(投手)。妻は、ラテン系バンド「Bon-Bon Blanco」のヴォーカルだったサントス・アンナ[1](歌手・女優・タレント)。
経歴
プロ入り前
藤代町立藤代中学校(現:取手市立藤代中学校)時代は軟式野球部に所属し、第23回全国中学校軟式野球大会ベスト8の成績を残す。
藤代高校進学後は1年からレギュラーとして活躍。2年春にはセンバツに出場するも、夏からはケガを繰り返し、一塁手として起用されたこともあった。高校の2年先輩には井坂亮平がおり、後の中央大学進学はその繋がりで「なんとか入れた感じでした」と後に語っている[2]。
中大進学後は硬式野球部に所属。球速をのばし、最速153km/hをマーク。大学でもケガに悩まされ、2年時と4年時には肘の手術を経験した。4年春には13試合中10試合の登板で2部優勝に貢献し、MVPを受賞する。野球部の2年後輩には澤村拓一がいる。
東京ガスに入社後もケガのためスタートが遅れるも、都市対抗予選ではクローザーとして4試合を無失点に抑える投球で本選出場に貢献。榎田大樹は同期で、プロ入り後も自主トレを一緒に行う仲である[2][3]。
2010年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受け、入団。背番号は「31」。同年11月、広州アジア大会日本代表に選ばれ銅メダルを獲得した。
プロ入り後
- 2011年
- 新人で唯一開幕戦一軍登録となった。4月23日の対北海道日本ハムファイターズ戦(ほっともっとフィールド神戸)で同点で迎えた9回表の1イニングを2奪三振を含む三者凡退の内容で、その裏にチームがサヨナラ勝利でプロ初勝利投手となる[4]。しかし6月に右肘に痛みを感じて登録抹消となり、3ヶ月の治療を経て二軍の最終戦で復活した[5]。
- 2012年
- 監督の星野仙一のアドバイスもあり、肘の負担の少ない先発に転向する[2]。二軍で4試合に登板し、25回2/3を投げて1勝2敗、防御率3.16の成績を残し、一軍昇格。4月26日のオリックス・バファローズ戦でプロ初先発[2]。5月13日の対オリックス戦でシーズン初勝利[6]。5月28日の東京ヤクルトスワローズ戦で交流戦初先発、プロ初完投勝利を挙げた[3][7]。9月は先発ローテーションの先頭となり、エース級とばかりと当たったため4戦全敗となった[2]が、シーズン最後まで先発ローテーションの座を守って8勝10敗、防御率3.08の成績を残した。
- 2013年
- 前年に引き続き先発ローテーションに定着し、5月上旬までに4勝を挙げるが、リーグワーストの被本塁打を記録するなど調子は良くなく、5月23日の対読売ジャイアンツ(巨人)戦では1回6失点で降板[8]し、翌日に一軍登録抹消[9]。7月28日に一軍登録[10]。10月4日の対埼玉西武ライオンズ戦で右肘に違和感を覚えて2回1/3(3失点)で降板[11]した翌日に再度一軍登録抹消。2週間後の10月19日に一軍復帰し、同日の千葉ロッテマリーンズとのクライマックスシリーズファイナルステージの第3戦(クリネックススタジアム宮城)に先発登板。被安打4、三塁を踏ませない好投で「プロ入り初完封」勝利を収めた[12]。
- 巨人との日本シリーズでは、第3戦(東京ドーム)で先発登板。6回裏、阿部慎之助の投手強襲安打の打球を足首に受けて降板したものの、5回2/3をなげて4安打無四球無失点の内容で日本シリーズ初勝利を挙げる[13]。その後、3勝3敗で迎えた第7戦(Kスタ宮城)でも先発し、6回無失点に抑えて今シリーズ2勝目。チームは球団初の日本一となり、美馬がMVPに選ばれた[14]。10投球回以上(11イニング2/3)を投げて無失点は日本シリーズ史上5人目、初出場投手としては史上2人目[15]
- 2014年
選手としての特徴・人物
社会人時代は主にクローザーを務め、169cmと小柄ながら、スリークォーターから平均球速142km/h[19]、最速153km/hのストレートと鋭い縦のスライダー、カーブ、シュート、フォークを武器とする速球派[20]。速球の評価が高いが、高校までは変化球主体で投げており、速球だけで抑えることよりも変化球も使うことにピッチャーとしての魅力を感じていると語っている[20]。
関節のケガが多いため、正しい動作を身体に覚えさせるための肩甲骨のトレーニングをしている[20]。
ニックネームは「ダックス」。低身長ながら60cm以上の太腿と足が短いという理由から、田中将大が小型犬のミニチュアダックスフントをもじって名付けた[21]。
後輩の澤村とは寮で同部屋だった。美馬の影響を受けて澤村が筋肉トレーニングに励むようになり球威が上がったという。澤村とは2013年の日本シリーズで投げ合った。
前述のとおり、東京ガスの同期である榎田大樹とは親友同士であり、2012年に先発転向を悩んでいたときは「その方が肘の負担も少ないし、いいんじゃない?」と言われた[3][22]。東京ガス時代は榎田が先発で美馬がリリーフだったが、この先発転向により2人の役割が入れ替わった。(2013年シーズン榎田は先発に転向)
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011 | 楽天 | 23 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 5 | .667 | 102 | 26.1 | 19 | 1 | 4 | 0 | 1 | 13 | 2 | 0 | 9 | 9 | 3.08 | 0.87 |
2012 | 23 | 22 | 2 | 0 | 0 | 8 | 10 | 0 | 0 | .444 | 633 | 154.2 | 142 | 12 | 36 | 0 | 5 | 108 | 5 | 0 | 55 | 53 | 3.08 | 1.15 | |
2013 | 18 | 18 | 0 | 0 | 0 | 6 | 5 | 0 | 0 | .545 | 430 | 98.1 | 118 | 11 | 31 | 0 | 8 | 63 | 7 | 0 | 46 | 45 | 4.12 | 1.52 | |
通算:3年 | 64 | 40 | 2 | 0 | 0 | 16 | 16 | 0 | 5 | .500 | 1165 | 279.1 | 279 | 24 | 71 | 0 | 14 | 184 | 14 | 0 | 110 | 107 | 3.45 | 1.25 |
- 2013年度シーズン終了時
表彰
記録
- 初登板:2011年4月13日、対千葉ロッテマリーンズ2回戦(QVCマリンフィールド)、8回裏に4番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:2011年4月17日、対オリックス・バファローズ3回戦(阪神甲子園球場)、7回表に伊藤光から見逃し三振
- 初勝利:2011年4月23日、対北海道日本ハムファイターズ2回戦(ほっともっとフィールド神戸)、9回表に3番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初ホールド:2011年5月17日、対読売ジャイアンツ1回戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)、8回表に4番手で救援登板、1回無失点
- 初先発:2012年4月26日、対オリックス・バファローズ6回戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)、5回3失点6奪三振、勝敗なし
- 初先発勝利:2012年5月13日、対オリックス・バファローズ9回戦(京セラドーム大阪)、7回1失点6奪三振
- 初完投勝利:2012年5月28日、対東京ヤクルトスワローズ2回戦(明治神宮野球場)、9回1失点6奪三振
背番号
- 31(2011年 - )
登場曲
脚注
- ^ a b “ご報告”. Santos Annaオフィシャルブログ. (2014年1月12日) 2014年1月12日閲覧。
- ^ a b c d e 「野球浪漫」『週刊ベースボール』2012年10月29日号、ベースボール・マガジン社、56-59頁、雑誌20445-10/29。
- ^ a b c “楽天・美馬、プロ初完投「奇跡っす」”. DAILY SPORTS ONLINE. (2012年5月29日) 2012年9月15日閲覧。
- ^ 美馬 完璧救援でプロ初勝利!記念球は「ルイーズのですね」スポーツニッポン2011年4月23日
- ^ 「AURORA VISION」『週刊ベースボール』2011年12月26日号、ベースボール・マガジン社、40頁、雑誌20442-12/26。
- ^ “本家の穴埋める!「ミニマー君」美馬が今季初勝利”. Sponichi Annex. (2012年5月14日) 2012年10月18日閲覧。
- ^ “美馬「奇跡っす」5安打1失点でプロ初完投勝利!”. Sponichi Annex. (2012年5月29日) 2012年10月18日閲覧。
- ^ “楽天美馬ぼう然 プロ最短1回6失点KO”. nikkansports.com. (2013年5月24日) 2013年6月30日閲覧。
- ^ 【24日の公示】中日・高橋周 ロッテ・加藤ら登録抹消スポーツニッポン2013年5月24日配信
- ^ 【28日の公示】阪神 筒井が昇格、ザラテ抹消スポーツニッポン2013年7月28日配信
- ^ 楽天に暗雲 美馬 右肘違和感 星野監督苦言「自分で言わなきゃ駄目」スポーツニッポン2013年10月4日配信
- ^ 1メートル69の美馬 PS最小兵完封 星野監督「入団以来一番」 2013年10月20日 スポニチ・アネックス
- ^ 第3戦試合結果日本シリーズ公式サイト
- ^ 第7戦試合結果日本シリーズ公式サイト
- ^ “MVPの美馬 大仕事2勝 闘病中の母が退院その日に快投”. Sponichi Annex. (2013年11月4日) 2013年11月9日閲覧。
- ^ http://www.asahi.com/articles/ASG184HCWG18UJHB00F.html
- ^ http://www.47news.jp/sports/localsports/2014/01/post_20140110101938.html
- ^ “【楽天】美馬が結婚発表「彼女を支える」”. nikkansports.com. (2014年1月12日) 2014年1月12日閲覧。
- ^ 『2013 プロ野球オール写真選手名鑑』日本スポーツ企画出版社、2013年、159頁頁。ISBN 978-4-905411-11-6。
- ^ a b c 『アマチュア野球』第29号、日刊スポーツ出版社、2010年、雑誌66835-98、102-103頁。
- ^ “ロッテも警戒する強心臓 楽天の“ダックス”「本当にひどい」”. Sponichi Annex. (2011年2月14日) 2011年2月14日閲覧。
- ^ 「ROCKER ROOM」『週刊ベースボール』2012年6月18日号、ベースボール・マガジン社、40頁、雑誌20443-6/18。
関連項目
外部リンク
- 選手名鑑 美馬学 - 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
- 個人年度別成績 【美馬学 (東北楽天ゴールデンイーグルス)】 - 日本野球機構 オフィシャルサイト
- 美馬学 (@mima_919) - X(旧Twitter)