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「パラアイスホッケー」の版間の差分

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==日本アイススレッジホッケーの現状==
==日本アイススレッジホッケーの現状==
アイススレッジホッケーは日本ではまだマイナースポーツである。アイススレッジホッケーの日本での競技人口はおよそ50人とまだまだ少ない。
アイススレッジホッケーは日本ではまだマイナースポーツである。アイススレッジホッケーの日本での競技人口はおよそ50人とまだまだ少ない。
国内での「長野サンダーバーズ」、「東京アイスバーンズ」、「北海道ベアーズ」のたったチームである。
国内での「長野サンダーバーズ」、「東京アイスバーンズ」、「北海道ベアーズ」のたった3チームである。
長野パラリンピックの前後にはテレビでも何度か取り上げられたが、まだまだ知名度が低いのが現状だ。
長野パラリンピックの前後にはテレビでも何度か取り上げられたが、まだまだ知名度が低いのが現状だ。
しかし、オリンピックでメダルを狙える競技なので、それを機に知名度が上がれば競技人口も増えるという可能性を秘めている競技である。
しかし、オリンピックでメダルを狙える競技なので、それを機に知名度が上がれば競技人口も増えるという可能性を秘めている競技である。

== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[障害者スポーツ]]
* [[障害者スポーツ]]

2014年3月8日 (土) 18:26時点における版

試合風景
スレッジ

アイススレッジホッケー(英語:ice sledge hockey)は、下半身に障害を持つ者がアイスホッケーを行なえるように改良された障害者スポーツで、スレッジと呼ばれる専用のに乗り、両手にスティックを持って競技する。アイスホッケー同様、氷上の格闘技と呼ばれる。

発祥の地はスウェーデンであるとされる。

冬季パラリンピック競技の1つで、1994年リレハンメルパラリンピックで正式競技となった。1998年長野パラリンピックでは日本代表が初出場を果たし、2010年バンクーバーパラリンピックでは銀メダルを獲得している。

ルール

アイスホッケー#主なルールも参照

基本的にアイスホッケーと同一だが、1ピリオドはアイスホッケーの正味20分に対し、アイススレッジホッケーでは正味15分となっている。3ピリオドを行ない、決着がつかない場合は1ピリオド正味10分の延長戦を行なうか、ペナルティショットによって決着をつける。メンバーはゴールキーパーを含めて15名までとなっている。

防具は基本的にアイスホッケーと同じ物を用いる。靴の代わりに2枚のブレードを持つスレッジと呼ばれる専用の橇に足を伸ばして座る。ゴールキーパーは他の選手とは異なるスレッジを用い、あぐらをかくようにして座る。スレッジには真下にパックを通せる隙間がある。

スティックはアイスホッケーより短いものを2本持つが、この先端(ブレードとは反対側)にはアイスピックが取り付けられており、これを氷に引っ掛けて滑走する。ゴールキーパーはアイスホッケーのゴールキーパー用スティックをスケールダウンしたような形をした専用のスティックを1本持つ。

障害者スポーツであるため負傷を防ぐ性質はアイスホッケーより強い。例えばヘルメットは、アイスホッケーではゴールキーパー以外は顔面を防護しないものでもよいが、アイススレッジホッケーではポジションに関係なく顔面を防護できるものに限られる。また、伸ばしている両足より幅の大きいパイプ状の椅子に囲まれているので、接触プレーがあってもそのパイプ同士がぶつかるだけで、足同士がぶつかることはない。

ホッケーリンクはアイスホッケーと共通だが、ベンチ及びペナルティボックスは選手からリンクが見えるように透明なフェンスを用い、出入りが容易となるためにリンクとの段差をなくし、床にはまたはアクリル等を敷くことが義務付けられている。

ペナルティ

アイスホッケーと完全に共通するものは略す

インクリーズ
ゴールクリーズにパックがない時に攻撃側の選手がここへ入る、もしくはクリーズの中にいるGKを妨害する。偶発的に入ってしまった場合は即座に出れば反則は取られないが、入っている間は得点が無効になる。
フィリングオンザパック
故意に倒れ込むなどしてパックを隠す。GKだけは許される。

アイススレッジホッケーのスティックにはアイスピックがあり、これによる負傷の危険があるため、スティックに関する反則はアイスホッケーより厳しい。

日本アイススレッジホッケーの現状

アイススレッジホッケーは日本ではまだマイナースポーツである。アイススレッジホッケーの日本での競技人口はおよそ50人とまだまだ少ない。 国内での「長野サンダーバーズ」、「東京アイスバーンズ」、「北海道ベアーズ」のたった3チームである。 長野パラリンピックの前後にはテレビでも何度か取り上げられたが、まだまだ知名度が低いのが現状だ。 しかし、オリンピックでメダルを狙える競技なので、それを機に知名度が上がれば競技人口も増えるという可能性を秘めている競技である。

関連項目

外部リンク