「米価の変遷」の版間の差分
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== [[2011年]](平成23年)以降の東京コメ(コシヒカリ(茨城県産、栃木県産及び千葉県産))[[先物取引|定期]]先限 == |
== [[2011年]](平成23年)以降の東京コメ(コシヒカリ(茨城県産、栃木県産及び千葉県産))[[先物取引|定期]]先限 == |
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農産物検査法に基づく検査規格 水稲うるち玄米1等合格品 |
農産物検査法に基づく検査規格 水稲うるち玄米1等合格品を標準品とする1俵(60kg)(正味30kg紙袋入り)の価格([[消費税]]は含まない)。大納会の帳入値段。 |
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2014年10月8日 (水) 17:19時点における版
米価の変遷(べいかのへんせん)は日本における米価の移り変わりを表す。
1781年(天明元年)以降米俵1俵
1781年(天明元年)からの米俵1俵(60kg)の米価。1977年(昭和52年)時点の円をもとにした米価[1][2]。
西暦(和暦) | 米俵1俵(円)[3] | 備考 |
---|---|---|
1781年(天明元年) | 0.17 | |
1783年(天明3年) | 0.22 | 天明の大飢饉、前年から約8年間続く |
1786年(天明6年) | 0.22 | |
1791年(寛政3年) | 0.15 | |
1796年(寛政8年) | 0.17 | |
1801年(享和元年) | 0.17 | |
1806年(文化3年) | 0.14 | |
1811年(文化8年) | 0.14 | |
1816年(文化13年) | 0.20 | 夏のない年 |
1821年(文政4年) | 0.13 | 伊能忠敬全国測量完了 |
1826年(文政9年) | 0.16 | |
1828年(文政11年) | 0.36 | 越後三条大地震M6.9死者1559人 |
1829年(文政12年) | 0.39 | 文化の大火 |
1831年(天保2年) | 0.30 | 二宮尊徳の農村振興 |
1832年(天保3年) | 0.38 | 天保の大飢饉の始まり |
1836年(天保7年) | 0.60 | 天保の大飢饉続く |
1838年(天保9年) | 0.34 | 天保の大飢饉続く |
1841年(天保12年) | 0.30 | 天保の改革 |
1845年(弘化2年) | 0.50 | 米騒動 |
1846年(弘化3年) | 0.35 | |
1851年(嘉永4年) | 0.46 | |
1856年(安政3年) | 0.32 | 安政の大地震の翌年 |
1861年(文久元年) | 0.65 | |
1867年(慶応3年) | 1.46 | 大政奉還 |
1872年(明治5年) | 0.80 | 田畑永代売買禁止令の解除 |
1873年(明治6年) | 1.20 | 地租改正 |
1877年(明治10年) | 1.34 | 西南戦争・一円紙幣発行 |
1881年(明治14年) | -- | 農商務省設置 |
1882年(明治15年) | 2.80 | 日本銀行開業 |
1885年(明治18年) | 1.73 | 内閣制度始る |
1887年(明治20年) | 1.46 | 耕地整理事業 |
1892年(明治25年) | 2.28 | |
1894年(明治27年) | 3.66 | 日清戦争始まる |
1897年(明治30年) | 4.16 | |
1898年(明治31年) | -- | 水利組合法制定 |
1902年(明治35年) | 4.96 | |
1904年(明治37年) | 4.36 | 日露戦争・豊作により下落 |
1907年(明治40年) | 4.72 | 耕地整理研究会発足(後の農業土木学会) |
1909年(明治42年) | 4.00 | 米穀検査制度 |
1912年(明治45-大正元年) | 8.32 | 明治天皇崩御 |
1917年(大正6年) | 6.00 | 米価高騰・1918年米騒動 |
1919年(大正8年) | 10.60 | 開墾助成法を発布 |
1922年(大正11年) | 10.20 | ワシントン海軍軍縮条約調印 |
1927年(昭和2年) | 10.85 | 昭和金融恐慌 |
1932年(昭和7年) | 8.20 | |
1937年(昭和12年) | 12.90 | |
1941年(昭和16年) | 16.50 | 農地開発法公布・大東亜戦争 |
1942年(昭和17年) | 16.90 | 米穀配給通帳配布・塩、味噌、醤油が切符制配給 |
1945年(昭和20年) | 60.00 | ポツダム宣言受諾・終戦 |
1947年(昭和22年) | 700.00 | 日本国憲法施行 |
1952年(昭和27年) | 3,000.00 | GHQ占領終了・農地法公布・食料増産5か年計画 |
1957年(昭和32年) | 3,850.00 | なべ底不況・八郎潟干拓開始 |
1959年(昭和34年) | 3,965.00 | 伊勢湾台風・国民年金法 |
1961年(昭和36年) | 4,289.00 | 農業基本法 |
1962年(昭和37年) | 4,882.00 | 堀江謙一太平洋単独航海成功 |
1964年(昭和39年) | 5,775.00 | 新潟地震・東海道新幹線・東京オリンピック・大潟村・OECD |
1967年(昭和42年) | 7,677.00 | 公害対策基本法公布 |
1970年(昭和45年) | 8,218.00 | 本格的な減反政策による生産調整開始・大阪万博 |
1972年(昭和47年) | 9,030.00 | 土地改良法大幅改正・農村整備事業の創設・前年環境庁発足 |
1977年(昭和52年) | 17,294.00 |
明治 - 昭和50年
西暦(和暦) | 米1升(円) | 備 考 |
---|---|---|
1871年(明治4年) | 5銭5厘 | 新貨条例制定 |
1877年(明治10年) | 5銭4厘 | 西南戦争 |
1887年(明治20年) | 5銭 | 所得税法公布、取引所条例公布 |
1894年(明治27年) | 8銭7厘 | 明治東京地震、日清戦争 |
1898年(明治31年) | 14銭8厘 | 淀橋浄水場竣工 |
1903年(明治36年) | 14銭5厘 | 夏目漱石が英国留学から帰国 |
1904年(明治37年) | 13銭3厘 | 日露戦争 |
1906年(明治39年) | 14銭7厘 | タバコのゴールデンバット販売開始 |
1907年(明治40年) | 16銭4厘 | 恐慌、株式暴落[5] |
1916年(大正5年) | 3銭8厘 | 1914年、第一次世界大戦 |
1918年(大正7年) | 32銭7厘 | 1918年米騒動 |
1919年(大正8年) | 55銭 | 第一次世界大戦終結、3円以上納税者に選挙権 |
1920年(大正9年) | 56銭 | 株価大暴落、戦後恐慌 |
1930年(昭和5年) | 32銭 | 浅間山噴火 |
1935年(昭和10年) | 35銭 | 満洲国皇帝溥儀が来日 |
1941年(昭和16年) | 47銭 | 昭和16年度米価対策要綱[6] |
1950年(昭和25年) | 62円 | 朝鮮戦争勃発 |
1952年(昭和27年) | 87円 | GHQの占領終了、日本主権回復 |
1954年(昭和29年) | 108円 | 二重橋事件、洞爺丸事故 |
1960年(昭和35年) | 122円 | チリ地震日本に津波 |
1964年(昭和39年) | 137円 | 日本人海外旅行解禁 |
1968年(昭和43年) | 212円 | 十勝沖地震 |
1970年(昭和45年) | 227円 | 本格的な減反政策による生産調整開始 |
1972年(昭和47年) | 240円 | ローマクラブ『成長の限界』 |
1974年(昭和49年) | 318円 | 旧米穀取引所の標準米の価格[7][8] |
1975年(昭和50年) | 450円 | 昭和44から導入の自主流通米米価[9] |
昭和35年 - 平成7年
1960年(昭和35年)から1995年(平成7年)までの消費者米価(精米重量10kg当たりの円)[10][11]
西暦(和暦) | 消費者米価(円) | 備 考 |
---|---|---|
1960年(昭和35年) | 850 | OECD創設、OPEC発足 |
1965年(昭和40年) | 1,110 | 淀橋浄水場廃止、中国文化大革命始まる |
1970年(昭和45年) | 1,150 | 大阪万博 |
1975年(昭和50年) | 2,495 | 集団就職列車終了 |
1980年(昭和55年) | 3,235 | イラン・イラク戦争 |
1985年(昭和60年) | 3,764 | 日本の総人口約1億2105万人 |
1989年(昭和64-平成元年) | 3,682 | 消費税3%施行 |
1990年(平成2年) | 3,865[12] | バブル景気崩壊始まる |
1991年(平成3年) | 3,850 | CIS創立 |
1992年(平成4年) | 3,850 | 国家公務員週休2日制 |
1993年(平成5年) | 3,850 | 1993年米騒動 |
1994年(平成6年) | 3,850 | 村山内閣 |
1995年(平成7年) | 3,850 | O157食中毒多発・米価5年間変わらず |
1996年(平成8年) | -- | 小売指導価格廃止 |
1997年(平成9年) | -- | 消費税5% |
1990年(平成2年)以降の自主流通米
玄米60kg当たりの価格(消費税や包装費を含む)[13][14]
西暦(和暦) | 玄米60kg(円) | 備 考 |
---|---|---|
1990年(平成2年) | 21,600 | 猛暑・日銀公定歩合年率6% |
1991年(平成3年) | 22,726 | 猛暑・雲仙普賢岳で火砕流 |
1992年(平成4年) | 22,813 | 大規模小売店舗法施行 |
1993年(平成5年) | 23,607 | 細川内閣発足 |
1994年(平成6年) | 22,172 | 村山内閣発足 |
1995年(平成7年) | 20,976 | 阪神・淡路大震災 |
1996年(平成8年) | 20,566 | O157食中毒発生 |
1997年(平成9年) | 18,675 | 消費税3%から5%へ |
1998年(平成10年) | 19,603 | 日本版金融ビッグバンスタート |
1999年(平成11年) | 17,919 | 日本銀行ゼロ金利政策 |
2000年(平成12年) | 17,054 | 大規模小売店舗立地法施行 |
2001年(平成13年) | 17,254 | 第1次小泉内閣発足、同時多発テロ |
2002年(平成14年) | 17,129 | 住民基本台帳ネットワーク開始 |
2003年(平成15年) | 22,296 | 日本郵政公社発足、地デジ部分開始 |
2004年(平成16年) | 16,660 | 消費税の内税(総額)表示 |
2005年(平成17年) | 16,048 | 京都議定書発効 |
2006年(平成18年) | 15,731 | 安倍内閣発足 |
2007年(平成19年) | 15,075 | 中国GDP4年連続初の2桁成長 |
2008年(平成20年) | ||
2009年(平成21年) |
農産物検査法に基づく 検査規格水稲うるち玄米1等合格品を標準品とする1俵(60kg)(正味30kg紙袋入り)の価格(消費税は含まない)。大納会の帳入値段。
西暦(和暦) | 大阪コメ先限(円) | 備 考 |
---|---|---|
2011年(平成23年) | 14,410 | 8月8日に試験上場 |
2012年(平成24年) | 15,900 | |
2013年(平成25年) | 12,720 | |
2014年(平成26年) | ||
2015年(平成27年) | ||
2016年(平成28年) | ||
2017年(平成29年) |
農産物検査法に基づく検査規格 水稲うるち玄米1等合格品を標準品とする1俵(60kg)(正味30kg紙袋入り)の価格(消費税は含まない)。大納会の帳入値段。
西暦(和暦) | 東京コメ先限(円) | 備 考 |
---|---|---|
2011年(平成23年) | 13,930 | 8月8日に試験上場 |
2012年(平成24年) | 15,000 | |
2013年(平成25年) | 12,250 | 2月12日に東穀取から堂島取に移管 |
2014年(平成26年) | ||
2015年(平成27年) | ||
2016年(平成28年) | ||
2017年(平成29年) |
脚注
- ^ “米一俵価格”. 出典ホームページ:「新潟米」情報センター、新潟市東中通一番町
資料出典その1:三条信用金庫発行「天明後米1俵価格表」、
資料出典その2:県農業会議所蔵掛軸「米一石価格」(福井県居関久男調べ)、
. 2009年9月28日閲覧。 - ^ “近畿の水土里・歴史年表”. 農林水産省. 2009年9月28日閲覧。
- ^ 1977年時点の円をもとにした米価
- ^ 物集高量『百歳は折り返し点』(初版)日本出版社東京都港区赤坂4-5-21、1979年4月3日、213ページ「資料提供『池田製粉』とする明治・大正・昭和、そばと米の値段の変遷の表」頁。
- ^ “渋沢栄一年譜、恐慌、株式暴落”. 渋沢栄一記念財団. 2009年9月27日閲覧。
- ^ “昭和16年度米価対策要綱”. 国会図書館 (1941年8月). 2009年9月27日閲覧。
- ^ 【標準米】もと米穀取引所で、売買の標準とした米。建米(たてまい)。広辞苑1969年5月第2版、1897ページに拠る
- ^ “報知新聞 1939.5.10-1939.5.11(昭和14)”. 『米穀市場(下)』昭和14年米穀配給統制法下、全国の米穀取引所廃止. 神戸大学附属図書館 (2008年4月). 2009年9月27日閲覧。
- ^ “10 米制度、目次:昭和44年から自主流通米制度導入” (PDF). 国会図書館. 2009年9月27日閲覧。
- ^ “米麦価格の推移” (PDF). 山形県やまがたアグリネット. 2009年9月27日閲覧。
- ^ “米麦価と各種経済指標” (PDF). 農林水産省. 2009年9月27日閲覧。
- ^ 約2か月前には3,741円
- ^ 民間流通米(自主流通米)の価格の推移平成2年から平成18年・玄米60kg当たり円・農林水産省九州農政局
- ^ “民間流通米(自主流通米)の価格の推移、(財)全国米穀取引・価格形成センターに基づく価格” (PDF). 農林水産省九州農政局. 2010年1月1日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 米の単位米穀安定供給確保支援機構
- 米一俵(60kg)の価格推移1831年(天保元年) - 2003年(平成15年)
- 米流通の現状と産地の課題東北大学大学院(PDFファイル)
- 米価に影響したと考えられる1939年(昭和14年)の米穀取引所廃止の参考
- 東京穀物商品取引所沿革
- 堂島米穀取引所デジタル大辞泉の解説
- 全米販・通史昭和14年1.米穀商を許可制に・2.米穀取引所の廃止
- 長岡市の歴史昭和14年10月1日
- "報知新聞 1939.5.10-1939.5.11(昭和14)". 『米穀市場(下)』昭和14年米穀配給統制法下、全国の米穀取引所廃止.神戸大学附属図書館 (4月 2008年)