「茜色」の版間の差分
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*「茜色のカーニヴァル」([[工藤順子]]) |
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2015年1月28日 (水) 16:30時点における版
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16進表記 | #B13546 |
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RGB | (177, 53, 70) |
CMYK | (25m, {{{m}}}, 69, 0) |
マンセル値 | - |
表示されている色は一例です |
茜色(あかねいろ)とは、薬用・染料植物であるアカネの根で染めた、沈んだ赤色のこと。暗赤色。夕暮れ時の空の形容などに良く用いる。
アカネは根にアリザリン成分を含み、世界でも古代から利用された歴史の古い染料である。アカネを染料として得る色には他に、緋色があるが、こちらは鮮やかな赤色で茜色よりはるかに明るい。やや明るい茜色を英語ではマダー(madder:セイヨウアカネのこと)と呼ぶ。
日本では上代から既に染料として使用され、茜染の色合いから「紫」「日」などの枕詞として『万葉集』でおよそ11首詠まれている。
日本工業規格においては、JIS慣用色名の1つとして以下のようにマンセル値で色が定義されている。
茜色(JIS慣用色名) | ||
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マンセル値 | 4R 3.5/11 |
色材と特性
日本茜が属する茜科には六千種近い種類があり、それぞれ茶色と黄色の染料として使用可能なコーヒーやクチナシもこの科に属する。
日本茜のオレンジ色の根には、鮮やかな緋色を出す赤色色素パープリンのほかにも何種類もの化学物質が含まれている。これらの化学物質から色素を抽出するのはかなり手間がかかるため、緋色の染色法は江戸時代初期に一度途絶え、茜の色といえば暗い赤色になった。その上日本茜の根は細く、必要量を得るのに苦労するため、草木染などを専門とする人でも中国で薬用に栽培されている生薬の茜根を輸入して使うことが多い。アカネの薬用効果は止血や通経など、血液にまつわるものが多い。
ちなみに、現在一般に用いられる茜色(ローズマダー)の絵具は合成のアリザリンを顕色材としている。英国の一部のメーカーには天然のアカネの色素から抽出した絵具も存在するが非常に高価である。天然顔料と合成アリザリンとは微妙に色目が違うが、天然か合成かの違いは成分に前記のプルプリン(パープリン)を含むか否かが決め手である。また、天然のアカネによるローズマダー絵具は独特の芳香がする。
茜色に関連した作品
- 舞台
- 「茜色の空」(1996年)
- 「茜色の窓から」(2007年)
- 楽曲
- 「明日へ~茜色の光を胸に~」(akB)
- 「茜色」(黒赤ちゃん)
- 「茜色」(胡夢想)
- 「茜色」(DiNity)
- 「茜色が燃えるとき」(Scoobie Do)
- 「茜色のカーニヴァル」(工藤順子)
- 「茜色の空」(CHiYO)
- 「茜色の約束」(いきものがかり)
- 「茜色の夕日」(フジファブリック)
- ゲーム
- 「あかね色に染まる坂」(2007年)