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「戸塚記念」の版間の差分

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以前はトライアル競走として川崎競馬場のダート2000メートルのB3級以下の別定(B3級格付け馬56キログラム、C級格付け馬及び未格付け馬54キログラム、牝馬2キログラム減)の競走「'''芙蓉賞'''」([[2010年]]での施行日は[[8月19日]])が行われており、上位2頭に本競走への優先出走権が与えられていた。


負担重量は別定。牡馬56kg、牝馬54kgを基本とし、指定日までの[[ダートグレード競走]]・JRA重賞・南関東S1優勝馬は2kg、南関東SII・SIII優勝馬は1kg負担増となる(ただし、2歳時のグレード・グループ優勝は対象外)<ref name="h26">{{cite web|url=http://www.kawasaki-keiba.jp/sale/toroku201407.html|title=サンケイスポーツ盃 第43回戸塚記念競走(SⅡ)登録馬(H26.9.9実施)|publisher=JBISーチ|accessdate=2015-02-08}}</ref>。
負担重量は別定。牡馬56kg、牝馬54kgを基本とし、指定日までの[[ダートグレード競走]]・JRA重賞・南関東S1優勝馬は2kg、南関東SII・SIII優勝馬は1kg負担増となる(ただし、2歳時のグレード・グループ優勝は対象外)<ref name="h26">{{cite web|url=http://www.kawasaki-keiba.jp/sale/toroku201407.html|title=サンケイスポーツ盃 第43回戸塚記念競走(SⅡ)登録馬(H26.9.9実施)|publisher=川崎競馬公式Webイト|accessdate=2015-02-08}}</ref>。


2014年の賞金は1着2,000万円、2着700万円、3着400万円、4着200万円、5着100万円で着外手当は10万円<ref name="h26"/>。
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2015年2月8日 (日) 13:51時点における版

戸塚記念
開催国 日本の旗 日本
主催者 神奈川県川崎競馬組合
競馬場 川崎競馬場
創設 1971年10月11日
2014年の情報
距離 ダート2100m
格付け 南関東SII
賞金 1着賞金2000万円
出走条件 サラブレッド系3歳オープン、南関東所属
負担重量 別定重量
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戸塚記念(とつかきねん)とは地方競馬川崎競馬場ダートコース2100メートルで行われる南関東SII重賞競走である。

川崎競馬場の前身である戸塚競馬場を記念した競走。正式名称は「サンケイスポーツ盃 戸塚記念」。サンケイスポーツを発行する産業経済新聞社(産経新聞社)が優勝杯を提供している。1着馬にダービーグランプリへの優先出走権が、上位3着までに入った牝馬にはロジータ記念への優先出走権が与えられる[1]

概要

1971年にサラブレッド系4歳(現3歳)の南関東所属馬限定の重賞競走「報知盃 戸塚記念」として創設。創設当初はダート2000メートルのハンデキャップで施行された。1986年度をのぞいては重賞として開催されている。施行距離は1998年から現在のダート2100メートルに変更されており、2002年2003年は2000メートルに変更されたが、2004年に戻された。負担重量は2004年から別定重量に変更された。

2010年からは水沢競馬場で行われるダービーグランプリの全国指定競走に指定され、1着馬のみ、ダービーグランプリへの優先出走権が与えられる。さらに優勝杯の提供が報知新聞社から神奈川新聞に変更、名称が「神奈川新聞社賞 戸塚記念」に変更された。

以前はトライアル競走として川崎競馬場のダート2000メートルのB3級以下の別定(B3級格付け馬56キログラム、C級格付け馬及び未格付け馬54キログラム、牝馬2キログラム減)の競走「芙蓉賞」(2010年での施行日は8月19日)が行われており、上位2頭に本競走への優先出走権が与えられていた。

負担重量は別定。牡馬56kg、牝馬54kgを基本とし、指定日までのダートグレード競走・JRA重賞・南関東S1優勝馬は2kg、南関東SII・SIII優勝馬は1kg負担増となる(ただし、2歳時のグレード・グループ優勝は対象外)[2]

2014年の賞金は1着2,000万円、2着700万円、3着400万円、4着200万円、5着100万円で着外手当は10万円[2]

歴史

  • 1971年 - 川崎競馬場のダート2000mのサラブレッド系4歳(現3歳)の南関東所属馬限定のハンデキャップの重賞競走「報知盃 戸塚記念」として創設。
  • 1984年 - 川崎のヨネジロウとエアハートが同着優勝。
  • 1985年 - 川崎の佐々木竹見が騎手として史上初の連覇。
  • 1986年 - 当年のみ、準重賞競走として施行。
  • 1995年 - 南関東グレード導入により南関東G3に格付け。
  • 1998年 - 施行距離をダート2100mに変更。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「サラブレッド系4歳の南関東所属馬」から「サラブレッド系3歳の南関東所属馬」に変更。
  • 2002年 - 施行距離をダート2000mに変更。
  • 2004年
    • 施行距離をダート2100mに戻す。
    • 負担重量を「ハンデキャップ」から「別定重量」に変更。
  • 2005年 - 川崎の足立勝久が調教師として史上初の連覇。
  • 2007年 - 南関東重賞格付け表記を南関東SIIIに変更。
  • 2010年
    • ダービーグランプリの全国指定競走に指定、1着馬のみ、ダービーグランプリへの優先出走権が付与されるようになる。
    • 優勝杯の提供を報知新聞社から神奈川新聞に変更。それに伴い、名称を「報知盃 戸塚記念」から「神奈川新聞社賞 戸塚記念」に変更。
  • 2011年 - 南関東SIIに格上げされる。
  • 2014年 - 優勝杯の提供を神奈川新聞からサンケイスポーツを発行する産業経済新聞社に変更。それに伴い、名称を「神奈川新聞社賞 戸塚記念」から「サンケイスポーツ盃 戸塚記念」に変更。

歴代優勝馬

回数 施行年月日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1971年10月11日 ゴルドラツプ 牡3 大井 2:07.1 岡部盛雄 荒井貢 松本夫佐子
第2回 1972年9月27日 ハクセイシヨウ 牡3 川崎 2:07.6 佐々木竹見 鈴木春吉 武淵孝之
第3回 1973年7月25日 ウインザライン 牡3 大井 2:07.5 高橋三郎 遠間波満行 長谷川昭一郎
第4回 1974年7月22日 スピードパーシア 牡3 船橋 2:08.6 内野健二 及川六郎 佐藤興業(株)
第5回 1975年7月20日 ミツドウエー 牝3 川崎 2:06.6 橘真樹 梅山満 (有)旭日ホース
第6回 1976年7月27日 フアインポート 牡3 川崎 2:06.0 竹島春三 井上宥蔵 佐野行男
第7回 1977年6月28日 デンタルプリンス 牡3 川崎 2:07.0 岩本洋 岩本亀五郎 安部忠
第8回 1978年8月17日 フクリボー 牡3 船橋 2:09.5 桑島孝春 高松弘之 佐藤喜一郎
第9回 1979年10月15日 カツアール 牡3 大井 2:07.9 高橋三郎 秋谷元次 栗林英雄
第10回 1980年11月10日 トドロキエイカン 牡3 大井 2:07.0 岡部盛雄 岡部猛 町田圭三
第11回 1981年10月15日 サガミトキマサ 牡3 川崎 2:09.1 佐々木竹見 梅山満 (有)旭日ホース
第12回 1982年10月6日 フドウゴールド 牝3 船橋 2:08.4 川島正行 泉孝 市村平
第13回 1983年9月28日 ボールドマツクス 牡3 川崎 2:08.2 山崎尋美 秋山重美 鈴木三郎
第14回 1984年10月3日 ヨネジロウ 牡3 川崎 2:10.1
(同着)
本間茂 高橋久志 田所国丈
エアハート 牝3 佐々木竹見 高橋満夫 伊達秀和
第15回 1985年9月19日 ヒデノキクオー 牡3 川崎 2:09.7 佐々木竹見 勝又泉 横山秀男
(準重賞) 1986年10月14日 イーグルシヤトー 牝3 大井 2:08.9 堀千亜樹 大山二三夫 中村和夫
第16回 1987年10月7日 マルケンアキーラ 牡3 大井 2:09.5 的場文男 物井榮 丸田明
第17回 1988年10月5日 シヨウハイホープ 牡3 船橋 2:10.8 石崎隆之 波多野高次 伊藤昭次
第18回 1989年11月15日 ハクバマーチ 牝3 川崎 2:11.9 本間茂 足立勝久 高橋種顕
第19回 1990年9月19日 ハセノトライアン 牡3 船橋 2:10.4 石崎隆之 出川己代造 長谷川文夫
第20回 1991年10月30日 マスコットリオン 牡3 川崎 2:10.2 山崎尋美 岩本亀五郎 本多佳治
第21回 1992年11月23日 ワカクサホマレ 牡3 川崎 2:07.7 佐々木竹見 青野四郎 谷川弘一郎
第22回 1993年9月22日 サトノライデン 牡3 船橋 2:13.0 石崎隆之 出川己代造 今井里江子
第23回 1994年10月19日 ドルフィンボーイ 牡3 川崎 2:10.2 山崎尋美 佐々木國廣 芹澤精一
第24回 1995年11月15日 ドラールクラウン 牡3 大井 2:11.4 内田博幸 赤間清松 布施光章
第25回 1996年10月8日 ハネダリーディング 牡3 川崎 2:10.4 岩城方元 田村豫志雄 鈴木榮治
第26回 1997年9月3日 ワイルドトルーン 牡3 船橋 2:10.3 石井勝男 田中美義 保手濱忠弘
第27回 1998年9月9日 アトミックサンダー 牡3 船橋 2:17.3 張田京 川島正行 舛添要一
第28回 1999年8月31日 トッキーステルス 牡3 川崎 2:17.6 金子正彦 佐々木國廣 清水斉
第29回 2000年8月31日 カミスドリーム 牡3 船橋 2:17.1 秋田実 佐藤賢二 長谷川文夫
第30回 2001年8月30日 アブクマドリーム 牡3 船橋 2:18.9 石崎隆之 出川克己 太田克弘
第31回 2002年9月11日 ジェネスアリダー 牡3 川崎 2:10.3 桑島孝春 八木正喜 山口真吾
第32回 2003年9月3日 ティーケーツヨシ 牡3 川崎 2:10.2 野崎武司 八木正雄 小林達史
第33回 2004年9月6日 モエレトレジャー 牡3 川崎 2:16.3 金子正彦 足立勝久 中村和夫
第34回 2005年9月7日 ブルーワレンダー 牡3 川崎 2:14.2 的場文男 足立勝久 黛大介
第35回 2006年9月27日 ビービートルネード 牡3 川崎 2:17.1 町田直希 武井榮一 (有)坂東牧場
第36回 2007年9月13日 ロングウェーブ 牡3 船橋 2:16.2 今野忠成 松代眞 加藤光淑
第37回 2008年9月10日 ジルグリッター 牡3 船橋 2:17.0 張田京 岡林光浩 小皆芳広
第38回 2009年9月8日 ブルーラッド 牡3 川崎 2:15.0 御神本訓史 足立勝久 黛大介
第39回 2010年9月8日 ハーミア 牝3 大井 2:16.9 戸崎圭太 荒山勝徳 伊達泰明
第40回 2011年9月2日 ナターレ 牝3 川崎 2:17.4 的場文男 内田勝義 吉田正志
第41回 2012年9月7日 アスカリーブル 牝3 船橋 2:17.8 今野忠成 川島正行 坂本敏浩
第42回 2013年9月4日 トラバージョ 牡3 船橋 2:15.9 石崎駿 佐藤賢二 (有)エッジ
第43回 2014年9月9日 キットピーク 牡3 大井 2:17.9 岡部誠 宮浦正行 グローバルサービス(株)

馬齢は2000年以前についても現表記を用いる。

出典:南関東4競馬場公式「戸塚記念競走優勝馬」http://www.nankankeiba.com/win_uma/22.do

芙蓉賞からの本競走優勝馬

施行日 馬名 性齢 所属 着順
2003年7月18日 ティーケーツヨシ 牡3 川崎 2着
2007年8月10日 ロングウェーブ 牡3 船橋 3着

本競走からのロジータ記念優勝馬

回数 施行日 馬名 性齢 所属 着順
第27回 1998年9月9日 ホクトオーロラ 牝3 船橋 2着
第35回 2006年9月27日 マキノチーフ 牝3 浦和 7着
第38回 2009年9月8日 タカヒロチャーム 牝3 船橋 6着

関連項目

脚注

  1. ^ 第43回戸塚記念(SII)”. 川崎競馬倶楽部ブログ (2014年9月11日). 2015年2月8日閲覧。
  2. ^ a b サンケイスポーツ盃 第43回戸塚記念競走(SⅡ)登録馬(H26.9.9実施)”. 川崎競馬公式Webサイト. 2015年2月8日閲覧。

外部リンク