「第38回衆議院議員総選挙」の版間の差分
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2015年3月4日 (水) 01:35時点における版
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解散名 | 死んだふり解散 | ||
議席内訳 | |||
有権者数 | 人 | ||
各党別勢力 | |||
1890年 > | |||
第38回衆議院議員総選挙(だい38かいしゅうぎいんぎんそうせんきょ)は1986年(昭和61年)7月6日に行われた、同年6月2日の衆議院解散(通称「死んだふり解散」)による衆議院議員総選挙。第14回参議院議員通常選挙との衆参同日選挙である。
概説
- この選挙は自由民主党の圧勝に終わった。公認候補のみで300議席を獲得したのは結党以来の最高記録であり、追加公認を含めると304議席となった。なお、この記録は2009年の第45回衆議院議員総選挙において、民主党が単独で308議席を獲得するまで、1つの政党が保有する議席数としては戦後最高であった。
選挙データ
内閣
- 第2次中曽根内閣(第72代)
解散日
- 1986年(昭和61年)6月2日
解散名
- 死んだふり解散
- 寝たふり解散
投票日
- 1986年(昭和61年)7月6日
改選数
1986年の公職選挙法の部分改正により定数は前回より1人増の512人。
- 512
選挙制度
- 中選挙区制
- 1人区(単記投票) - 1
- 2人区(単記投票) - 4
- 3人区(単記投票) - 42
- 4人区(単記投票) - 39
- 5人区(単記投票) - 43
- 6人区(単記投票) - 1
- 秘密投票
- 20歳以上の男女
選挙結果
投票率
全国の投票率は男性70.21%(237,347/274,154)、女性72.52%(270,227/309,717)、合計71.40%(507,574/583,871)で、有効投票率は97.97%であった。
党派別獲得議席
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/11/Japanese_General_election%2C_1986_ja.svg/220px-Japanese_General_election%2C_1986_ja.svg.png)
党派 | 得票数 | 得票率 | 議席数 | ||
---|---|---|---|---|---|
候補 | 当選 | 議席率 | |||
自由民主党 | 29,875,501 | 49.42 | 322 | 300 | 58.6 |
日本社会党 | 10,412,584 | 17.23 | 138 | 85 | 16.6 |
公明党 | 5,701,277 | 9.43 | 61 | 56 | 10.9 |
日本共産党 | 5,313,246 | 8.79 | 129 | 26 | 5.1 |
民社党 | 3,895,858 | 6.44 | 56 | 26 | 5.1 |
新自由クラブ | 1,114,800 | 1.84 | 12 | 6 | 1.2 |
社会民主連合 | 499,670 | 0.83 | 5 | 4 | 0.8 |
諸派 | 120,627 | 0.20 | 15 | 0 | 0.0 |
無所属 | 3,515,043 | 5.81 | 100 | 9 | 1.8 |
なお、新自由クラブは選挙直後に解散し、当選者6名のうち4名は自民党に入党。自民党は事後公認により追加4議席を獲得している[1]。
各政党の主要役員
自由民主党
- 派閥
日本社会党
公明党
日本共産党
民社党
新自由クラブ
社会民主連合
議員
この選挙で当選
自民党 社会党 公明党 民社党 共産党 社民連 新自由クラブ 無所属
この選挙で初当選
※初当選者のうち、参議院議員経験者には「※」の表示をしています。
- 自由民主党
- 日本社会党
- 公明党
- 民社党
- 日本共産党
- 新自由クラブ
- 無所属
この選挙で返り咲き
- 自由民主党
- 日本社会党
- 公明党
- 民社党
- 日本共産党
- 社会民主連合
この選挙で引退
- 自由民主党
- 日本社会党
- 公明党
- 岡本富夫
- 斎藤実
- 民社党
- 日本共産党
- 無所属
この選挙で落選
- 自由民主党
- 日本社会党
- 公明党
- 民社党
- 日本共産党
- 新自由クラブ
- 無所属
脚注
- ^ 宮本太郎、『福祉政治』、有斐閣Insight、2008年、p.121