SANKEI EXPRESS

SANKEI EXPRESS サンケイ エクスプレス
東日本大震災直後の紙面（最前列右）
種類	日刊紙
サイズ	タブロイド判
事業者	株式会社産業経済新聞社
本社	東京都千代田区大手町1-7-2 大阪府大阪市浪速区湊町2-1-57
代表者	熊坂隆光
創刊	2006年11月1日
前身	産経新聞（事実上の分離独立）
言語	日本語
価格	1部 100円 月極 2,100円
発行数	約7万部
ウェブサイト	http://www.sankei-express.com/

SANKEI EXPRESS（サンケイ エクスプレス）は、産業経済新聞社（産経新聞社）から2006年11月1日に創刊されたタブロイド判の日刊新聞。発行部数は約7万部。

創刊時のキャッチコピーは" 美しい新聞 "だったが、現在は" 若き新聞 "。

概要

産経新聞社は、若年層の新聞離れ・活字離れを食い止めるため、タブロイド判の新朝刊を発行することを決定。産経新聞グループの日刊紙では2002年3月30日に大阪新聞が廃刊されて以来初めての日刊紙の創刊となる。

20～30代をターゲットに、「ハイクオリティでコンパクト、アートな香り」を基本コンセプトとしている。タブロイドサイズ・32ページで発行される。紙は上質紙を使用。文字はメール世代を意識して横書きで構成される。また、全ページがカラー紙面である（大阪本社発行分は創刊時から全ページがカラー紙面だったが、東京本社発行分は2008年1月10日まで全紙面の半分である16ページのみカラー化されていた）。

月極め購読料は2,100円（消費税込み）。創刊から当面の間は東京本社版は東京都（島嶼部を除く）、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県（取手市の一部など）、大阪本社版は大阪府、京都府（丹後地区を除く）、兵庫県（但馬地区と淡路島を除く）、奈良県及び滋賀県、和歌山県、愛知県（名古屋市内の主要ターミナルなど　但し番組表などの差し替えはなし）の一部で発行される。大阪本社版に関しては当初は京都市のみの宅配だったが、2007年1月から京阪神通勤圏に宅配エリアを拡大した。

大阪本社発行分は京都府、大阪府、兵庫県など京阪神通勤圏の駅売店・コンビニエンスストアでも1部70円で販売されていたものの、2007年11月1日からは1部100円に値上げされた。東京本社発行分については2008年4月1日より主要駅売店にて販売されることになった。 2006年12月の新聞休刊日から、大阪本社発行分のみ、スポーツ新聞と同様に休刊日特別版を発行するようになった。京阪神の主要ターミナル・コンビニのみでの販売となる（ただし、1月と8月を除く）。

東京本社では新聞休刊日に試読版(内容は通常と同等)を発行し、主要駅前などで配布していた。2008年6月9日から新聞休刊日には特別版（内容は通常と同等）が発行され、主要駅売店で販売するようになった。

2007年1月1日（元旦）付の産経新聞本紙（東京本社発行分）の別刷り特集の第4部に、SANKEI EXPRESS特別編集によるEXPRESSの特別版が発行された。

なお、産経本体は2009年10月1日から九州・山口特別版を創刊したが、EXPRESSでは当面の間、九州版（沖縄県・山口県含む）の発行は予定していない。

2015年12月25日付の朝刊において、インターネットやデジタルメディアの普及により本紙の役目が終わったとして、2016年3月31日をもって休刊することが発表された。

紙面の内容

日本国内外の最新ニュースや、最先端を行くトレンド情報などを掲載する。産経新聞、夕刊フジ、サンスポ、フジサンケイ ビジネスアイなど産経新聞社の各媒体から記事を集めている。

産経新聞紙上の広告"SANKEI EXPRESS　きょうの注目"では「世界の最新ニュースとエンタメ情報満載の日刊紙」と謳っている。

• 32ページ立てだが、大きく外側の16ページと中間の16ページで取り上げる内容が異なる。
• 「News」（1-8・25-32ページ）　その日のニュースの中から、注目されるニュースをピックアップし、最初の5ページはそれを各ページ1つずつ取り上げて詳細な解説を加える。また経済面、スポーツ面、また最終面には締め切り間際まで最後に飛び込んだ注目記事を掲載する。
  • 大阪本社発行分には「関西NEWS」と題した地域版のページがある。
• 「Art Cafe」（9-24ページ）　ここでは芸能・映画・演劇・テレビといったエンターテインメント記事を中心に掲載する。
• NewsページとArtページは抜き取りが出来るように構成されており、通勤電車内でも他人に気にせず読めるように出来るよう配慮している。

＜2008年3月1日より＞

• 題字変更（エクスプレスのEXをモチーフにしたデザインを採用。日替わりでバック配色が変わるように設定されている）
• 40ページ立てとなり、8ページの増量となる。外側24ページと内側16ページの2部構成で、抜き取ることにより通勤電車内でも他人に気にせず読めるように出来るよう配慮している点は以前と同様。
• 「News」面が7ページ増量し、1-12・29-39ページに。
• 「Art Cafe」面はページが移動し、13-28ページに。
• 最終面（40ページ）はコンテンツ面となる。
• いつからか、32ページとなっている。
• 産経新聞朝刊に連載の漫画「南ひろこ・ひなちゃんの日常」を産経本体から転載している（2010年4月5日から毎週月曜日のみ休載）。

テレビ・ラジオ欄

東京本社発行分

フルサイズ

• NHK総合
• NHKEテレ
• 日本テレビ
• TBSテレビ
• フジテレビ
• テレビ朝日
• テレビ東京

ハーフサイズ

• NHK BS1・BSプレミアム
• WOWOWプライム

クォーターサイズ

• BS日テレ
• BS朝日
• BS-TBS
• BSジャパン
• BSフジ
• スターチャンネル1
• BS11
• トゥエルビ
• フジテレビワンツーネクスト
• TOKYO MX
• tvk
• チバテレビ
• テレ玉
• ニッポン放送
• 文化放送
• TBSラジオ
• NHKラジオ第1
• NHK-FM
• J-WAVE
• TOKYO FM

大阪本社発行分

フルサイズ

• NHKEテレ
• NHK総合テレビ
• MBSテレビ
• ABCテレビ
• 関西テレビ
• 読売テレビ

ハーフサイズ

• テレビ大阪
• KBS京都
• サンテレビ
• 奈良テレビ

3分の1サイズ

• NHK BS2波
• WOWOWプライム
• BS日テレ
• BS朝日
• BS-TBS
• BSジャパン
• BSフジ

クォーターサイズ

• NHKラジオ第1
• ラジオ大阪
• FM802
• FM大阪

年号表記に関して

産経新聞社が発行する他の新聞（特に産経新聞）が和暦を主に使用するのとは違い、SANKEI EXPRESSでは、

• 1面日付欄 - 「西暦（和暦）」表記
• 2面以降の日付欄 - 西暦のみで表記
• 記事 - 「西暦（和暦）」または西暦のみで表記

と、西暦のほうを使用する傾向にある(これはフジサンケイビジネスアイと同様である)。

備考

• 創刊にあたり2006年10月21日よりフジテレビと関西テレビ、KBS京都テレビで大々的なTVCMキャンペーンを展開した。安倍内閣発足直後だったことから、CMコピーには「美しい新聞」を、CMキャラクターにはSMAPの木村拓哉を起用。当紙に対する産経新聞社の意気込みの強さを表していた。ただし、「美しい新聞」というキャッチフレーズは、安倍政権の支持率低落とともに使われなくなった。
• 2009年10月からは、「残念じゃない新聞」をキャッチフレーズに、千原せいじを起用したスポットCMを上記のテレビ局で放送している。ちなみにこのCMは、千原ジュニアが初めて監督を務めた映像作品。「残念じゃない新聞」というフレーズも、彼のアイデアによる[1]。

関連項目

• SANKEI EXPRESS NEWS　2007年10月からラジオ大阪で放送していた定時ニュース。平日8:00 - 19:00の毎時0分に放送（一部例外あり）。
• フジサンケイ_ビジネスアイ　同じフジサンケイグループが発行するタブロイド判朝刊紙。
• MAINICHI RT（毎日新聞社　2010年創刊のタブロイド判朝刊紙及び2011年創刊の有料電子版サービス。紙面版は当面離島以外の東京都と、千葉県、埼玉県、神奈川県のみで販売　2013年8月31日号をもって休刊）

外部リンク

• SANKEI EXPRESS（公式ホームページ）
• SANKEI EXPRESS（大阪本社）