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[[File:Appeal of Minin.jpg|thumb|[[ニジニ・ノヴゴロド]]の人々に、ポーランド人に対する義勇軍の決起を訴えるミーニン。{{仮リンク|コンスタンチン・マコフスキー|en|Konstantin Makovsky}}作([[1896年]])。]] |
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'''動乱時代''' （'''大動乱'''、'''スムータ'''、{{lang-ru|Смутное время, ''Smutnoye Vremya''}}）は、[[ロシアの歴史]]で、[[1598年]]の[[リューリク朝]][[フョードル1世]]の死去から[[1613年]]の[[ロマノフ朝]]創設までの{{仮リンク|空位時期|en|Interregnum}}を指す。[[1601年]]から[[1603年]]にかけて、ロシアは、当時の人口の3分の1に相当する200万人が死ぬという{{仮リンク|ロシア飢饉 (1601年-1603年)|en|Russian famine of 1601–1603|label=ロシア大飢饉}}に見舞われた。さらに[[1605年]]から[[1618年]]にかけての[[ロシア・ポーランド戦争 (1605年-1618年)|ロシア・ポーランド戦争]]で、ロシアは[[ポーランド・リトアニア共和国]]に占領され、民衆の蜂起が起こり、[[皇位簒奪|皇位簒奪者]]、[[王位請求者|皇位僭称者]]が次々現れた。 |
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== 背景と大飢饉 == |
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[[フョードル1世]]が没してリューリク朝が断絶した後、フョードルの[[義兄弟姉妹|義弟]]で側近であり、既に精神を病んでいたフョードルに代わり[[摂政]]として統治にあたっていた「{{仮リンク|ボヤーレ|label=大貴族|en|boyar}}」[[ボリス・ゴドゥノフ]]が、当時の[[身分制議会]]である[[ゼムスキー・ソボル|ゼムスキー・ソボル（全国会議）]]によって後継者に選ばれた。リューリク朝の血をひかないゴドゥノフの短い在位期間([[1598年|1598]]-[[1605年]])には、病弱なフョードルの治世よりも、さらに統治が困難に陥った。 |
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この頃、南米の[[ワイナプチナ]]火山が大噴火し、その噴煙が大気圏上層に達することで世界的な異常気象を引き起こしていた。ロシアでは[[1601年]]から[[1603年]]に{{仮リンク|ロシア飢饉 (1601年-1603年)|en|Russian famine of 1601–1603|label=ロシア大飢饉}}として知られる極端な凶作となり、夏でも夜の気温が氷点下に達し、作物を全滅させた<ref>Borisenkov E, Pasetski V. ''The thousand-year annals of the extreme meteorological phenomena''. ISBN 5-244-00212-0, p. 190.</ref>。飢餓は広がり、やがて大飢饉となった。政府は金銭や食糧を[[モスクワ]]の貧民に配給したが、結局それは難民の首都への流入を招き、経済的混乱を加速させることになった。 [[寡頭制]]の一角を率いていた[[ロマノフ家]]は、これ以上大貴族に従うことは恥辱であると考えた。[[陰謀]]が横行し、地方は飢饉と[[ペスト]]によって荒廃していった。武装した[[アウトロー|無法者]]の大集団が国中で跋扈し、あらゆる残虐行為が行われた。前線に立つ[[ドン・コサック軍]]は休むことなく動員され、政府は秩序維持不能を露呈していた。 |
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やがて、ゴドゥノフの擁立に反対した有力な貴族たちの影響下で、ゴドゥノフを皇位簒奪者として敵視する不満の声が上がり始めると、先帝の弟で本来の皇位継承者であり、既に死んだはずの[[ウグリチのドミトリー|ドミトリー]]が、実は生きていて身を潜めている、という噂が広まるようになった。 |
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== 偽ドミトリーのモスクワ占領 == |
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[[1603年]]、[[偽ドミトリー1世]]、つまり一連のドミトリー僭称者の最初の人物が、自分こそがロシア皇帝位の正当な継承者であるとして[[ポーランド・リトアニア共和国]]に現れた。[[ウグリチのドミトリー|ドミトリー]]は、兄である先帝がまだ亡くなる前に刃物による不審死を遂げており、それはゴドゥノフの差し金による暗殺だと思われていた。しかし、ドミトリーに成り済ました謎の人物が現れると、多くの人々が彼を皇帝位の正当な継承者と見なすようになった。偽ドミトリーは、ロシア国内でも、また、国外でも特にポーランドや[[教皇領]]では支持を集めた。ポーランド・リトアニア共和国の諸勢力は、彼をロシアへの影響力を拡大する道具とするか、少なくとも、彼を支持することで何らかの見返りを得ようとしていた。[[教皇]]は、[[正教会|東方正教会]]のロシアに対して、[[カトリック教会|ローマ・カトリック]]の勢力を拡大する機会と考えていた。 |
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[[File:Tushino.jpg|366px|thumb|[[:en:Sergei Vasilyevich Ivanov|セルゲイ・イワノフ]]作『動乱時代』(19世紀末)]] |
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同年、数ヶ月後、ポーランド勢は4000人という小兵力で国境を越えた。軍勢には、ポーランド人、リトアニア人、ロシア人亡命者、ドイツ人[[傭兵]]に加え、[[ドニエプル川]]や[[ドン川]]流域の[[コサック]]が加わっていたが、これは、[[ポーランド・リトアニア共和国]]のロシアへの介入、一連の偽ドミトリーをめぐる戦乱のはじまりであった。この時点でポーランド・リトアニア共和国は、国王[[ジグムント3世]]が介入に反対していたこともあり、ロシアに正式な宣戦布告はしていなかったが、一部の有力貴族（[[マグナート#ポーランド・リトアニアのマグナート|マグナート]]）が偽ドミトリーを支持し、後々の見返りを期待して兵力や資金を提供していた。偽ドミトリーはポーランド貴族の女性[[マリナ・ムニシュフヴナ]]と代理結婚式（花婿の代理人を立て、花婿不在の[[クラクフ]]で挙式された）を行い、[[1605年]]に[[ボリス・ゴドゥノフ]]が亡くなると、[[モスクワ]]への入城に成功した。 |
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== シュイスキーの治世 == |
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偽ドミトリーの治世は短かった。1年も経たないうちに、[[リューリク朝]]の血を引く公（[[クニャージ]]）のひとりであった野心家の[[ヴァシーリー4世|ヴァシーリー・シュイスキー]]が陰謀を企てた。シュイスキーの手勢は、[[クレムリン]]での結婚式の直後に偽ドミトリー1世を殺害し、その支持者多数も乱暴に虐殺した<ref>[[:en:John Stevens Cabot Abbott|John Stevens Cabot Abbott]], [http://www.gutenberg.org/files/15269/15269-h/15269-h.htm ''The Empire of Russia'']; "The murderers ransacked the palace, penetrating every room, killing every Polish man and treating the Polish ladies with the utmost brutality."「殺人者たちは宮殿内をくまなく探しまわり、全ての部屋に押し入り、ポーランド人の男を皆殺しにし、ポーランド人の女たちに暴虐の極みを尽くした。」</ref>。 シュイスキーとその手勢は、このときおよそ2000人のポーランド人を殺害したと考えられている。この虐殺に対する、ポーランドの反発は強かったが、政府は事件の責任者への報復を先延ばしにすることを決めた<ref>[[:en:John Stevens Cabot Abbott|John Stevens Cabot Abbott]], [http://www.gutenberg.org/files/15269/15269-h/15269-h.htm ''The Empire of Russia'']; "The Poles were exasperated beyond measure at the massacre of so many of their nobles and at the insult offered to Mariana, the [[:en:tzarina|tzarina]]. But Poland was at that time distracted by civil strife, and the king found it expedient to postpone the hour of vengeance."「ポーランド人たちは、自国の貴族たち多数が虐殺され、マリアナが辱められたことに対して尋常ならず激怒した。しかし、当時のポーランドは内訌を抱えており、国王は、復讐の機会を先送りにするのが賢明であると判断した。」</ref>。 |
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実権を掌握したシュイスキーは、自分の支持者を集めた議会で皇帝に選出されたが、この政変には、ロシアの大貴族、共和国のマグナート、コサック、ドイツ人傭兵のいずれもが不満をもった。程なくして新たな僭称者である[[偽ドミトリー2世]]が現れ、[[イヴァン4世|イヴァン雷帝]]の息子にして正当な継承者は自分であると主張した。先行した偽ドミトリーと同じように、この僭称者もポーランド・リトアニア共和国のマグナートたちから保護と支持を得ていた。これに対抗してシュイスキーがスウェーデンと同盟を結び、{{仮リンク|ヤコブ・デ・ ラ・ガルディ|en|Jacob De la Gardie}}が率いるスウェーデン軍がロシア国内に介入した([[:en:De la Gardie Campaign|De la Gardie Campaign]])。ポーランド・リトアニア共和国国王ジグムント3世は、ロシアとスウェーデンの同盟関係を危機と見て、ロシアへの介入を決意し、[[ロシア・ポーランド戦争 (1605年-1618年)|ロシア・ポーランド戦争]]を始めた。 |
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[[File:Minin&Pogjarsky 2.jpg|right|thumb|[[聖ワシリイ大聖堂]]前の[[:en:Pozharsky and Minin monument|ミーニンとポジャルスキーの像]] ([[1804年|1804]]–[[1816年|16年]])]] |
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== 2回目のモスクワ占領 == |
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ポーランド・リトアニア軍は、ロシア国境を越え、[[スモレンスク]]を包囲し、20ヶ月に及ぶ[[攻城戦]]を展開した([[:en:Siege of Smolensk (1609–1611)|Siege of Smolensk (1609–1611)]])。ロシア=スウェーデン連合軍が{{仮リンク|クルシノの戦い|en|Battle of Klushino}}に敗れると、シュイスキーは退位を余儀なくされた。[[偽ドミトリー2世]]が皇帝の位に就く前に、ポーランド軍の司令官で、[[ヴォイヴォダ|ヴォイヴォダ（領主）]]、マグナートでもあった[[スタニスワフ・ジュウキェフスキ]]は、国王[[ジグムント3世]]の長男[[ヴワディスワフ4世 (ポーランド王)|ヴワディスワフ]]のロシア皇帝擁立に動いた。モスクワの一部の人々は、[[ロシア正教会]]の地位の維持と、一定の特権の付与を条件に、この構想を支持した。そうした了解の上で、ポーランド軍はモスクワに入城し、クレムリンを占拠した。 |
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ポーランド王はこの妥協策に反対し、自ら皇帝となりロシアを[[カトリック教会|ローマ・カトリック]]に改宗させようと決意する。これには反対も多く、王の計画はロシアにおける[[反カトリック主義]]と{{仮リンク|反ポーランド感情|en|Anti-Polish sentiment}}を引き起こした。[[バルト海]]沿岸の[[イングリア]]地方で、やがて[[スウェーデン・ポーランド戦争]]に展開する実質的戦争状態にあったスウェーデンも、ロシアに宣戦布告し([[:en:Ingrian War|Ingrian War|]])、新たな[[偽ドミトリー3世|偽ドミトリー]]をイングリアの[[イヴァンゴロド]]で擁立した。スウェーデン王子である[[カール・フィリップ (セーデルマンランド公)|カール・フィリップ]]（1611年に即位したスウェーデン王[[グスタフ2世アドルフ (スウェーデン王)|グスタフ・アドルフ]]の弟）も[[ノヴゴロド]]市民によってツァーリに擁立されたが、偽ドミトリーたちやポーランド王太子ヴワディスワフほどの対抗馬にはなれなかった。 |
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ロシアは国家機能を喪失していた。皇帝は空位となり、大貴族は互いに対立していた。ロシア正教会の総主教[[エルモゲン (モスクワ総主教)|ゲルモゲーン]]は投獄され、カトリックであるポーランド軍がクレムリンやスモレンスクを占領し、[[プロテスタント]]であるスウェーデン軍がノヴゴロドを占領していた。[[タタール]]の侵略が続いて、ロシアの南部境界地域は無人化し、荒廃しており<ref>[http://www.allempires.info/article/index.php?q=The_Crimean_Khanate The Tatar Khanate of Crimea], allempires.net</ref>、無数の無法者の群れが全土で跋扈していた。一連の戦争や反乱によって、何万人もの人が死んだ。[[1611年]][[3月17日]]から[[3月19日|19日]]にかけて、ポーランド軍とドイツ人[[傭兵]]はモスクワの反乱を名目に鎮圧し、 住民7000人を虐殺して町に火を放った<ref name="Solovyov">[[:en:Sergey Solovyov|Sergey Solovyov]], ''History of Russia from the Earliest Times'', [http://lib.ru/HISTORY/SOLOVIEV/solv8.txt Vol. 8].</ref>。[[9月22日]]にはポーランド・リトアニア軍が[[ヴォログダ]]の住民と聖職者を皆殺しにした<ref name="Solovyov"/>。 |
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この他にも数多くの都市が破壊され、ロシアは更に弱体化をした。 |
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== 独立への苦闘 == |
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ロシアの民衆は、[[ニジニ・ノヴゴロド]]の商人[[クジマ・ミーニン]]と、{{仮リンク|ドミトリー・ポジャルスキー|en|Dmitry Pozharsky}}公に率いられて立ち上がった。[[旧暦]][[10月22日]]<ref name="Solovyov"/>（[[新暦]][[11月1日]]）のモスクワの戦いの後、侵略者側はクレムリンに撤退し、[[旧暦]][[10月24日]]から[[10月27日|27日]]<ref>[[:en:Nikolay Kostomarov|Nikolay Kostomarov]], ''Russian History in Biographies of its main figures'', [http://www.kulichki.com/inkwell/text/special/history/kostom/kostom30.htm Chap. 30].</ref>（[[新暦]][[11月3日|11月3]] - [[11月6日|6日]])には、近くにいたポーランド軍も撤退を余儀なくされ、グレムリンに残った軍勢はポジャルスキーに降伏した。ロシアでは現在でも、[[11月4日]]を{{仮リンク|国民団結の日|en|Unity Day (Russia)|ru|День народного единства}}として祝日としている。 |
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[[ゼムスキー・ソボル|ゼムスキー・ソボル（全国会議）]]は、ロマノフ家出身の[[ロストフ]]府主教[[フィラレート (モスクワ総主教)|フィラレート]]（後の[[モスクワ総主教]]）の息子、[[ミハイル・ロマノフ]]を皇帝に選んだ。彼は結婚を通して前王朝に連なっており、伝説によれば、勇敢な農夫{{仮リンク|イワン・スサーニン|en|Ivan Susanin}}によって敵から救われた人物であった。権力を掌握した新しい[[ツァーリ]]は、[[偽ドミトリー2世]]の3歳の息子を縛り首にし、獄中の[[マリナ・ムニシュフヴナ]]を窒息死させた。 |
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スウェーデンとの{{仮リンク|イングリア戦争|en|Ingrian War}}は、[[1617年]]の[[ストルボヴァの和約]]まで続いた。[[ロシア・ポーランド戦争 (1605年-1618年)|ロシア・ポーランド戦争]]は、[[1619年]]の[[デウリノの和約]]まで断続的に続いた。こうした条約によって平和はもたらされたが、ロシアと接する両国に対し、ロシアは領土面の譲歩を強いられた。もっとも、その後の歴史の中で、ロシアはこの頃に失った領土のほとんどを回復した。最も重要だったのは、危機的な状況を通して、ロシア社会の諸階級が[[ロマノフ朝]]のツァーリを中心に一致団結し、強力な[[ロシア帝国]]の基礎を築いたということであった。 |
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== 後世の文化への影響 == |
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[[File:Feodor Chaliapin as Ivan Susanin.jpg|thumb|オペラ『イワン・スサーニン』で、主人公[[:en:Ivan Susanin|スサーニン]]を演じる[[フョードル・シャリアピン]]。]] |
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'''動乱時代'''は、ロシアの国内外を問わず、数多くの後世の芸術家や劇作家たちにインスピレーションを与えた。最も人気がある3つの主題は、ポジャルスキーとミーニンによるモスクワの解放、ボリス・ゴドゥノフと偽ドミトリーの抗争、ミハイル・ロマノフをポーランド軍から助けるために自身を犠牲にしたとされる農夫[[イワン・スサーニン]]の物語である。 |
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* [[ミハイル・グリンカ]]作曲のオペラ『[[皇帝に捧げた命]]（イワン・スサーニン）』 |
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* [[アレクサンドル・プーシキン]]作の戯曲『{{仮リンク|ボリス・ゴドゥノフ (戯曲)|label=ボリス・ゴドゥノフ|en|Boris Godunov (play)}}』 (''[[:en:Boris Godunov (play)|Boris Godunov]]'') |
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** プーシキンの戯曲に基づく[[モデスト・ムソルグスキー]]作曲のオペラ『[[ボリス・ゴドゥノフ (オペラ)|ボリス・ゴドゥノフ]]』 |
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* モスクワの[[赤の広場]]にある、{{仮リンク|ミーニンとポジャルスキーの像|en|Monument to Minin and Pozharsky}} |
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* [[フセヴォロド・プドフキン]]監督の映画『{{仮リンク|ミーニンとポジャルスキー|en|Minin and Pozharsky (film)}}』([[1939年]]) |
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* {{仮リンク|ウラディーミル・コティネンコ|en|Vladimir Khotinenko}}による歴史ファンタジー映画『''{{仮リンク|1612 (映画)|label=1612|en|1612 (film)}}''』([[2007年]]) |
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ロシアでもポーランドでも、'''動乱時代'''の出来事に題材をとった絵画は無数に描かれている。 |
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歴史書も多数書かれており、[[2001年]]、[[テキサスA&M大学]]のロシア史の専門家{{仮リンク|チェスター・ダニング|en|Chester Dunning}}は、700ページ近い『''Russia's First Civil War: The Time of Troubles and the Founding of the Romanov Dynasty''』を出版した。調査と執筆に12年が費やされたというこの大著は、[[:en:Penn State University Press|Penn State University Press]]から出版され、[[:en:Book of the Month Club|Book of the Month Club]]が運営するHistory Book Clubで取り上げられた。ダニングは、近代ロシアの起点を[[1613年]]のロマノフ朝の創始に置くことを主張している。ダニングは、'''動乱時代'''のことを広く調査し、それがロマノフ朝の基礎となったことを論じている<ref>{{Cite book | last = Dunning | first = Chester S. L. | year = 2001 | title = Russia's first civil war: the Time of Troubles and the founding of the Romanov dynasty | publisher = Penn State Press | isbn = 0271020741}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
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== 関連項目 == |
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* [[ロシア・ポーランド戦争 (1605年-1618年)]] |
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* {{仮リンク|ボロトニコフの乱|en|Bolotnikov rebellion}} (1606年-1607年) |
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== 参考文献 == |
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{{1911}} |
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* Dunning, Chester S.L. ''[http://www.psupress.psu.edu/books/titles/0-271-02465-8.html Russia's First Civil War: The Time of Troubles and the Founding of the Romanov Dynasty]'', Penn State Press, 2001 ISBN 0-271-02074-1 |
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[[Category:動乱時代|*]] |
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[[Category:モスクワ・ロシア]] |
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[[Category:ロシアの歴史]] |
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[[Category:16世紀のヨーロッパ]] |
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[[Category:ロシア・ポーランド戦争]] |
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[[Category:スウェーデンの戦争]] |
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[[Category:内戦]] |
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[[Category:空位期]] |
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2016年1月24日 (日) 12:35時点における版
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