「白ハト食品工業」の版間の差分
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[[1947年]]、[[大阪市]][[天王寺区]]にて[[アイスクリーム]]メーカーとして創業。[[夏]]は自社ブランドの[[アイスクリーム]]を[[大阪市]]内の[[映画館]]や[[駄菓子]]屋などに卸販売し、売り上げが非常に好調であったが、当時の一般家庭には冷凍庫などがなく、毎年冬に売上不振に陥っていた。冬の間は、その急場を凌ぐため、[[餅]]や[[シュークリーム]]の製造販売を行ったり、[[煎餅]]の仕入れ販売、時には[[三洋電機]]の[[テレビ]][[真空管]]の[[はんだ付け]]の下請け作業までしていた。 |
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[[1970年]]になって[[スイートポテト]]を販売するようになると、冬期の売上が安定。大阪では、[[江戸時代]]に「この世女の好むもの [[芝居]][[浄瑠璃]] いもたこなんきん」という[[川柳]]が詠まれたように、昔から女性の三大好物として「[[サツマイモ|いも]]・[[タコ|たこ]]・なんきん([[カボチャ]])」が謳われている。以降、[[スイートポテト]]をはじめ、「いも・たこ・なんきん」に特化した食品メーカーとして事業の軸足を移す。[[1975年]]に販売を開始した「[[大学芋|中華ポテト]]」は大阪周辺では[[大学芋]]という呼び方よりも親しまれるほどになった。[[1980年代]]より、「いも・たこ・なんきん」の[[ブランド]]化をはかり、「たこ家道頓堀 くくる」や「おいもさんのお店 らぽっぽ」などを有名[[百貨店]]や大手鉄道会社[[駅ナカ]]に出店をし始める。 |
2016年3月22日 (火) 16:48時点における版
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒570-0083 大阪府守口市京阪本通1丁目4番地10号 |
設立 | 1945年3月 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5120001155891 |
事業内容 | 食品全般の製造及び販売 |
代表者 | 代表取締役(社長) 永尾俊一 |
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | 59億円(グループ全体売上高 114億円)2013年度 |
従業員数 |
67名(グループ全体103名) パートアルバイト825名(グループ1,021名)2013年度 |
主要子会社 | 日本食品開発促進株式会社、(有)グレースディベロッパー、(有)育みの里しろはと、農業生産法人 株式会社しろはとファーム |
外部リンク | http://www.shirohato.com/ |
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白ハト食品工業株式会社(しろはとしょくひんこうぎょう)は、大阪府守口市に本社を置く食品会社。サツマイモ菓子チェーン店のおいもさんのお店 らぽっぽ、芋処CHAIMONやたこ焼きチェーン店のたこ家道頓堀くくるなどを経営している。
概要
1947年、大阪市天王寺区にてアイスクリームメーカーとして創業。夏は自社ブランドのアイスクリームを大阪市内の映画館や駄菓子屋などに卸販売し、売り上げが非常に好調であったが、当時の一般家庭には冷凍庫などがなく、毎年冬に売上不振に陥っていた。冬の間は、その急場を凌ぐため、餅やシュークリームの製造販売を行ったり、煎餅の仕入れ販売、時には三洋電機のテレビ真空管のはんだ付けの下請け作業までしていた。
1970年になってスイートポテトを販売するようになると、冬期の売上が安定。大阪では、江戸時代に「この世女の好むもの 芝居浄瑠璃 いもたこなんきん」という川柳が詠まれたように、昔から女性の三大好物として「いも・たこ・なんきん(カボチャ)」が謳われている。以降、スイートポテトをはじめ、「いも・たこ・なんきん」に特化した食品メーカーとして事業の軸足を移す。1975年に販売を開始した「中華ポテト」は大阪周辺では大学芋という呼び方よりも親しまれるほどになった。1980年代より、「いも・たこ・なんきん」のブランド化をはかり、「たこ家道頓堀 くくる」や「おいもさんのお店 らぽっぽ」などを有名百貨店や大手鉄道会社駅ナカに出店をし始める。
グループ会社で1975年に法人化した日本食品開発促進株式会社は、冷凍大学芋をはじめとするサツマイモ加工菓子専門メーカーであり、落ちない飴の特殊技術を持ち、日本国内のスーパーマーケット、量販店、コンビニエンスストアや外食産業に卸販売し、大学芋の国内トップシェアを誇る。
2000年代に入ると、高品質な原料供給の安定・加工を目指し、さつまいもの農業生産に力を入れ、宮崎県、徳島県を初め全国各地に直営・協働契約農園を持ち、第1次産業<生産>×第2次産業<加工>×第3次産業<販売>まで一貫した「第6次産業」グループを構築している。また、東京スカイツリータウンソラマチ屋上に畑を作るなど、都会の中の畑作り・屋上緑化にも着手。子どもたちへの食育や食料自給率の向上への提言を行っている。「農」を通した強く生き抜く人づくりを企業テーマに掲げている。
たこ焼きに関しては、1973年に明石市周辺にしかなかった鶏卵を豊富に使ったタイプのものを白ハト印明石焼として発売し、その名を定着させ、1976年には通常のたこ焼き販売も開始した。その後は専門店の出店を行い、国際花と緑の博覧会、愛地球博、上海万博にも出展し、たこ焼を日本を代表するファーストフードとして世界に広めるため、「大阪のたこ焼を世界のTAKO-YAKIへ」をスローガンに、アメリカやヨーロッパをはじめ、世界各地で積極的にイベント出展を行っている。中国上海市をはじめ、海外に新規出店も進めている。
略歴
大阪府下の映画館の80%(約80軒)の売店にオリジナルアイスクリームを販売する。
- 1959年2月には、現在の法人を設立し、本社を守口市に移転。
- 1970年、白ハト印いも菓子店を阪急神戸三宮に出店。スイートポテトの開発開始。
- 1973年、白ハト印明石焼を販売開始。
- 1975年、中華ポテト販売開始。
- 1976年、白ハト印たこ焼を販売開始。
- 1985年、タコヤキハウス「KU/KU/RU道頓堀店」オープン。変わりダネたこ焼を35種開発。
- 1987年、さつまいも専門洋菓子店「おいもさんのお店 らぽっぽ」1号店を上本町近鉄百貨店内に出店。
- 1990年、国際花と緑の博覧会に出展し、全国展開の足がかりとする。
- 2000年、神戸工場設立。
- 2000年12月に、農業生産法人「育みの里」を設立し、さつまいもの栽培を始める。
- 2004年、おいも株オーナー制度開始。
- 2004年10月に、「cadeau de CHAIMON」銀座三越店オープン。「お芋ソムリエ」が目利きをする高級焼き芋としてマスコミに数多く取り上げられる。鹿児島県種子島の専属畑で収穫した「甘蜜安納芋」が大ヒット。安納芋ブームの火付け役となる。
- 2005年9月、育みの里しろはと 宮崎工場「霧島おいもFactory」設立。
- 2007年2月に、らぽっぽの姉妹ブランド「らぽっぽmini-on」を出店。
- 2008年6月、「たこ家道頓堀 くくる」がたこ焼マイスターの育成を目指し、「TAKO-1グランプリ」を開催。
- 2009年1月、「たこ家道頓堀 くくる」が株式会社ガンバ大阪と協賛スポンサー契約を結ぶ。万博記念競技場「美味G横丁」に出店、グルメランキング1位に輝く。
- 2009年12月、「たこ家道頓堀 くくる」、ドイツ在フランクフルト日本総領事館の天皇陛下即位20周年目をお祝いする「ナショナルデーパーティー」で たこ焼の実演を行い、各国参列者約400名にたこ焼をお振る舞いし、大好評を得る。
- 2010年に中国上海市で開催された上海万国博覧会では日本産業館でたこ焼きを50万食以上販売し、同年12月には上海市内に「くくる(中国語 酷酷璐)」の中国1号店を出店した。
- 2011年4月、コナモンの歴史から食品サンプルづくりまで体験できる、コナモンフードテーマパーク「道頓堀コナモンミュージアム」をオープン。
- 2011年9月、白ハト食品工業(株)が初めて全体プロデュースする大阪グルメフードコート「大阪のれんめぐり」をJR新大阪新幹線駅構内にオープン。大阪で食べたいグルメベスト5と言われるたこ焼(たこ家道頓堀 くくる)、お好み焼き(ねぎ焼 山本)、うどん(道頓堀 今井)、串カツ(新世界元祖串かつだるま)、焼肉(炭火焼肉たむらのお肉が入ったカレー屋さん)を集結させる。
- 2012年3月、農業生産法人 株式会社しろはとファームを設立。
- 2012年5月、東京スカイツリータウンソラマチファーム らぽっぽおいも畑をオープン。
- 2013年6月、船井総合研究所が独特のビジネスモデルで持続的成長を続ける会社を称える第4回「グレートカンパニーアワード」のグレートカンパニー大賞を受賞[1]。
グループ企業
- 白ハト食品工業株式会社
- 日本食品開発促進株式会社
- 株式会社グレースディベロッパー
- 有限会社育みの里しろはと
- 農業生産法人 株式会社しろはとファーム
主力商品
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焼きたてポテトアップルパイ
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カリッ!ほくっ!ナチュラルスティックポテト
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ナチュラルスイートポテト
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おさつ木の実パイ
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明石焼
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大たこ入りたこ焼
脚注
- ^ “第4回 グレートカンパニーアワード受賞結果”. 株式会社船井総合研究所イフ (2013年6月3日). 2016年3月7日閲覧。
外部リンク
- 白ハト食品工業株式会社
- 日本食品開発促進株式会社
- 育みの里しろはと
- いもたこなんきん.com(公式通販サイト)