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破壊力抜群の高速ジャンプサーブ<ref>[http://carsensor-edge.net/koshikawa/dairy02_02.html 越川優選手に100の質問 Q21~Q40]</ref>、最高到達点347cmの高さを生かした強烈なスパイクが武器である。以前はサーブレシーブを苦手にしていたが、イタリア・セリエAではサーブレシーブを任される(リベロとして出場したことも<ref name="libero"/>)などかなり改善された。
破壊力抜群の高速ジャンプサーブ<ref>[http://carsensor-edge.net/koshikawa/dairy02_02.html 越川優選手に100の質問 Q21~Q40]</ref>、最高到達点347cmの高さを生かした強烈なスパイクが武器である。以前はサーブレシーブを苦手にしていたが、イタリア・セリエAではサーブレシーブを任される(リベロとして出場したことも<ref name="libero"/>)などかなり改善された。


父親([[星稜高等学校・中学校|星高校]]バレー部出身で国体出場経験あり、母親もクラブチームで全国を経験<ref name="q6180"/>)譲りの、[[自動車|車]]好き(家に自動車専門誌があったり一緒に輸入車ショーに行ったり)だった。しかし、所属していた[[サントリーサンバーズ]]では当時、「25歳まで車を買っちゃいけない」という内規があったという。電車・バスなど他の乗り物も好きで、将来の夢はパイロットだった<ref>[http://carsensor-edge.net/koshikawa/dairy02_01.html 越川優選手に100の質問 Q1~Q20]</ref>。
父親([[星稜高等学校・中学校|星高校]]バレー部出身で国体出場経験あり、母親もクラブチームで全国を経験<ref name="q6180"/>)譲りの、[[自動車|車]]好き(家に自動車専門誌があったり一緒に輸入車ショーに行ったり)だった。しかし、所属していた[[サントリーサンバーズ]]では当時、「25歳まで車を買っちゃいけない」という内規があったという。電車・バスなど他の乗り物も好きで、将来の夢はパイロットだった<ref>[http://carsensor-edge.net/koshikawa/dairy02_01.html 越川優選手に100の質問 Q1~Q20]</ref>。


== 球歴 ==
== 球歴 ==

2016年5月28日 (土) 12:12時点における版

越川 優
Yu Koshikawa
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1984-06-30) 1984年6月30日(40歳)
出身地 石川県金沢市
ラテン文字 Yu Koshikawa
身長 189cm[1][2]
体重 86kg
血液型 A型
選手情報
所属 JTサンダーズ
背番号 7
愛称 ユウ
ポジション WS
指高 243cm
利き手
スパイク 347cm
ブロック 330cm
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越川 優(こしかわ ゆう、1984年6月30日 - )は、日本の男子バレーボール選手で全日本主将。石川県金沢市出身。ポジションはウイングスパイカー。姉は元岡山シーガルズの越川瞳美[3]

来歴

金沢市立野田中学校を卒業後、高校バレーの名門、岡谷工業高校に入学。在学中の春の高校バレーでは2年生時にキャプテンとして準優勝。インターハイは1年生時に優勝、2年生時に準優勝、3年生時に3位入賞。3年生時での国体でも優勝を飾った。

全日本入り

2002年釜山アジア大会で、(男子では)高校生初の全日本代表入りを果たす。高校卒業後、2003年Vリーグサントリーサンバーズに入団。

2005年9月に行われた第13回アジア選手権では、ベストスコアラー賞を獲得し、日本の5大会ぶりの優勝に貢献。

2006年7月、サントリーサンバーズとプロ契約を結んだ。マネージメント会社はホリプロ。自身のスポーツ用品スポンサーはミズノ

2007年ワールドカップに出場。「プリンス・オブ・ニッポンバレー」というキャッチコピーが用いられた[4]

2008年8月、北京オリンピックに出場し、1次リーグA組第3戦目の中国戦にて、左膝の半月板を断裂。翌々日の第4戦目、ベネズエラ戦に出場するも第3セットで途中交代。第5戦目アメリカ戦は出場を見合わせ、その後、帰国し手術が行われた。

イタリアプロリーグ・セリエAへ

2009年7月、イタリア2部リーグ(セリエA2)のパッラヴォーロ・パドヴァ(現・Fidia Padova)へ完全移籍した[5]。 同じ年のグラチャンは、左膝半月板再断裂のため出場せず。これは2009年10月9日の練習中に膝をひねった事が原因とのこと[6]

2010年4月、イタリア2部リーグ(セリエA2)8位にてシーズン終了。同年9月、イタリアで行われた世界選手権(世界バレー)に出場し、2次ラウンド(13位)で終了した。

2011年4月3日、イタリア2部リーグ(セリエA2)2位にてレギュラーラウンド終了。プレーオフへ進出。同年5月11日、イタリア2部リーグ(セリエA2)プレーオフ・ファイナル第3戦にて、サンタクローチェ(NGM MOBILE S.CROCE)に3-2で勝利し、所属チームPhyto Performance Padovaは来シーズンのA1昇格が決定した。同年7月、2011/12シーズンの所属が決定。イタリア1部リーグ(セリエA1) 「Fidia Padova」で、日本人5人目となるA1プレーヤーとなる 2012年1月5日のローマ(M. Roma Volley)戦では、リベロとして全セット出場[7]

しかし2011年のワールドカップのメンバーからは外れ、2012年3月30日発表の2012年度全日本男子チーム登録メンバー27名には入っていたが、5月16日発表の登録メンバー20名、5月31日発表の最終登録メンバー12名には選出されなかった。 [8]

日本球界・全日本復帰

2012年7月、サントリーサンバーズへの復帰が発表された[9]

2013年7月、サントリー退団が発表され[10][11]、8月5日にJTサンダーズに移籍した[12]

同年11月のグラチャンバレーに出場。4戦目のイタリア戦では、全日本主将の山村宏太がベンチメンバー(エントリーメンバー14人のうち各試合12人)から外れたため、越川が代わりに、キャプテンマークが付いた17番のユニフォームで試合に臨んだ[13]

2013/14Vプレミアリーグにおいて、Vリーグ歴代1位となるサーブ効果率21.1%を記録し、さらに最多得点部門でも日本人選手歴代1位となる532点をたたき出すなど[14]、JTの10年ぶり準優勝に大きく貢献し敢闘賞及びベスト6賞・サーブ賞の栄に浴した[15]

2014/15Vプレミアリーグにおいて、JT悲願の初優勝の原動力となり、MVPを獲得した。

プレースタイル・人物

破壊力抜群の高速ジャンプサーブ[16]、最高到達点347cmの高さを生かした強烈なスパイクが武器である。以前はサーブレシーブを苦手にしていたが、イタリア・セリエAではサーブレシーブを任される(リベロとして出場したことも[7])などかなり改善された。

父親(星稜高校バレー部出身で国体出場経験あり、母親もクラブチームで全国を経験[3])譲りの、好き(家に自動車専門誌があったり一緒に輸入車ショーに行ったり)だった。しかし、所属していたサントリーサンバーズでは当時、「25歳まで車を買っちゃいけない」という内規があったという。電車・バスなど他の乗り物も好きで、将来の夢はパイロットだった[17]

球歴

受賞歴

  • 2004年 - 第10回Vリーグ 新人賞
  • 2006年 - 第12回Vリーグ 敢闘賞・サーブ賞・ベスト6
  • 2007年 - 2006/07V・プレミアリーグ 最高殊勲選手賞・ベスト6
  • 2009年
    • 2008/09V・プレミアリーグ サーブ賞、ベスト6
    • 第58回黒鷲旗大会 ベスト6
  • 2013年 - 2012/13 Vプレミアリーグ ベスト6[18]
  • 2014年
    • 2013/14 Vプレミアリーグ 敢闘賞、ベスト6、サーブ賞
    • 第63回黒鷲旗大会 敢闘賞、ベスト6
  • 2015年
    • 2014/15 Vプレミアリーグ 最高殊勲選手賞、ベスト6

所属チーム

個人成績

Vプレミアリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[19]

シーズン 所属 出場 アタック ブロック サーブ レセプション 総得点 備考
試合 セット 打数 得点 決定率 効果率 決定 /set 打数 エース 得点率 効果率 受数 成功率
2003/04 サントリー 21 73 269 125 46.5% % 13 0.18 278 36 12.95% 17.4% 299 56.2% 174
2004/05 28 103 562 290 51.6% % 31 0.30 360 33 9.17% 15.7% 440 64.8% 354
2005/06 27 97 606 338 55.8% % 35 0.36 346 30 8.67% 17.2% 173 63.4% 403
2006/07 26 95 655 346 52.8% % 41 0.43 403 34 8.44% 16.1% 347 64.6% 421
2007/08 28 100 674 371 55.0% % 44 0.44 417 33 7.91% 15.7% 430 61.6% 440
2008/09 24 84 510 268 52.5% % 32 0.38 369 37 10.03% 16.7% 328 66.2% 337
2012/13 28 96 623 283 45.4% % 42 0.44 375 33 8.80% 17.0% 540 63.9% 358
2013/14 JT 28 110 861 426 49.5% % 46 0.42 485 60 12.37% 21.1% 725 65.9% 532
2014/15 21 79 610 270 44.3% % 26 0.33 308 23 7.47% 15.7% 474 62.4% 319
太字 はタイトル獲得

脚注

  1. ^ 高校時代は190cm『春の高校バレー』2013年12月13日閲覧
  2. ^ バレーボール 男子世界選手権!!!』(2013年12月16日閲覧)では191cm
  3. ^ a b 越川優選手に100の質問 Q61~Q80
  4. ^ 2007年ワールドカップのテレビ放送用に使用されたキャッチコピー
  5. ^ “全日本のエース、越川がイタリア完全移籍 「全日本がさらに強くなれるように頑張る」”. スポーツナビ. (2009年7月6日). http://m.sports.yahoo.co.jp/column/detail/200907060010-spnavi 2013年2月15日閲覧。 
  6. ^ お久しぶりです^^ - 越川優オフィシャルブログ(2009年10月15日)
  7. ^ a b “越川が勝利に貢献”. 日刊スポーツ. (2012年1月6日). http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp6-20120106-885780.html 2012年1月8日閲覧。 
  8. ^ (参考記事)体調を除く出来事。オフィシャルブログのコメント;2011年10月4日、2012年3月6日
  9. ^ サントリーサンバーズ. “越川 優選手 入団のお知らせ”. 2012年7月20日閲覧。
  10. ^ サントリーサンバーズ. “【ご報告】越川 優選手退団について”. 2013年8月4日閲覧。
  11. ^ 毎日jp. “バレー男子:越川がサントリー退団”. 2013年8月4日閲覧。
  12. ^ JTサンダーズ. “越川優選手の入部が決定しました”. 2013年8月5日閲覧。
  13. ^ MSN産経ニュース. “【バレー】”. 2013年11月24日閲覧。
  14. ^ Vリーグ機構. “越川優選手が日本記録を更新!”. 2014年3月30日閲覧。
  15. ^ Vリーグ機構. “2013/14 V・プレミアリーグ 男子表彰選手”. 2014年4月14日閲覧。
  16. ^ 越川優選手に100の質問 Q21~Q40
  17. ^ 越川優選手に100の質問 Q1~Q20
  18. ^ Vリーグ機構. “2012/13V・プレミアリーグ男子 個人賞受賞者のお知らせ”. 2013年4月14日閲覧。
  19. ^ Vリーグ機構. “選手別成績”. 2015年10月30日閲覧。

関連項目

外部リンク