コンテンツにスキップ

「土性沙羅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
CZX680 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
11行目: 11行目:
| residence =
| residence =
| birth_date = {{生年月日と年齢|1994|10|17}}
| birth_date = {{生年月日と年齢|1994|10|17}}
| birth_place = {{JPN}}<br/>[[三重県]][[松阪市]]
| birth_place = {{Flagicon|三重県}}[[三重県]][[松阪市]]
| death_date =
| death_date =
| death_place =
| death_place =

2016年8月23日 (火) 19:33時点における版

土性 沙羅
個人情報
国籍日本の旗 日本
生誕 (1994-10-17) 1994年10月17日(29歳)
三重県の旗三重県松阪市
身長159㎝
体重69㎏
スポーツ
日本の旗 日本
競技アマチュアレスリング
大学チーム至学館大学
担当コーチ栄和人
獲得メダル
日本の旗 日本
女子 レスリング・フリースタイル
オリンピック
2016 リオデジャネイロ 69kg級
レスリング世界選手権
2014 タシュケント 69kg級
2013 ブダペスト 67kg級
2015 ラスベガス 69kg級
ユニバーシアード
2013 イズミル 67kg級

土性 沙羅(どしょう さら、1994年10月17日 - )は、三重県松阪市高町出身の女子レスリング選手である。階級は67kg級。身長159cm。現在は至学館大学に在学[1]

来歴

吉田沙保里も所属していた一志ジュニア教室でレスリングを始めた[2]。全国少年少女選手権では小学校4年生の時から3連覇を達成した。松阪市立鎌田中学校時代は全国中学生選手権で2連覇を達成した。

2010年には愛知県至学館高校に進むと、1年の時には全国高校女子選手権で優勝するが、全日本レスリング選手権大会67kg級では井上佳子に敗れて2位だった。2年の時には全日本選抜で井上を破って優勝したが、実績で及ばず世界選手権代表にはなれなかった。賞金大会であるゴールデングランプリでは優勝して1万ドルを獲得した。さらに世界ジュニアでも優勝すると、高校選手権では2連覇を果たした。全日本レスリング選手権大会でも初優勝した。3年の時には全日本選抜で2位にとどまったものの、高校選手権では3連覇を達成した。しかし、世界ジュニアとゴールデングランプリではそれぞれ3位に終わり2連覇はならなかった。全日本レスリング選手権大会では2連覇を果たした。

2013年には至学館大学に進むと、全日本選抜で2連覇を達成して世界選手権代表に選ばれた。ユニバーシアード全日本学生選手権ではそれぞれ優勝を飾った。世界選手権では準決勝でウクライナのアリナ・スタドニクに敗れたものの、3位決定戦でドイツのアリーネ・フォッケンを破って銅メダルを獲得した[3]

2014年にはワールドカップアジア選手権69kg級で優勝すると、全日本選抜では2連覇して世界選手権代表に選ばれた。世界選手権では準決勝でロンドンオリンピックで優勝したロシアのナタリア・ボロベワに6-3で勝った。しかし、決勝ではフォッケンと対戦すると、ポイントの取り合いの末に終了間際にポイントを取り返されて4-5で逆転負けを喫して2位に終わった[4]。決勝では左足中足骨を骨折した疑いがあるという[5]。全日本レスリング選手権大会では4連覇を達成した。

2015年には全日本選抜で3連覇を果たした。世界選手権では準々決勝で中国の周風に7-11で敗れるも、その後の3位決定戦でモンゴルのナサンブルマー・オチルバトに6-5で競い勝ち3位となった。今回3位になったことで12月に行われる全日本選手権に出場さえすれば、規定によりリオデジャネイロオリンピック代表に内定することになった[6]。12月の全日本選手権では準決勝、決勝と無失点で優勝を飾り、オリンピック代表を決めた[7]

2016年リオデジャネイロオリンピックでは初戦でウクライナのアリナ・スタドニクを11-2、2回戦でトルコのブセ・トスンをテクニカルフォール勝ち、準々決勝ででカナダのドロシー・イーツを7-2、準決勝でスウェーデンのアンナイエンニュ・フランソンを7-2でそれぞれ破った。決勝戦のナタリア・ヴォロベワロシア語版ロシア連邦)戦では先に2ポイントを先行されたが、第2ピリオド2分過ぎにヴォロベワのバックを取って2ポイントを取り返して同点に追いついた後に試合終了となったが、土性のポイント奪取がビッグポイント(1回のアタックで獲得した得点)数で上回り、規定によって土性の勝ちとなったため、五輪初出場で金メダルを獲得した[8][9]

UWW世界ランキングは5位(2016年8月現在)。

主な戦績

脚注

外部リンク