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「文學界新人賞」の版間の差分

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** 佳作 - [[斎藤昌三]]「タナトス」、[[加藤富夫|加藤とみを]]「鼠おとし」(「口髭と虱」所収 )
** 佳作 - [[斎藤昌三]]「タナトス」、[[加藤富夫|加藤とみを]]「鼠おとし」(「口髭と虱」所収 )
* 第26回([[1968年]]) - [[犬飼和雄]]「緋魚」、[[海堂昌之|斎藤昌三]]「拘禁」
* 第26回([[1968年]]) - [[犬飼和雄]]「緋魚」、[[海堂昌之|斎藤昌三]]「拘禁」
* 第27回(1968年) - [[加藤富夫]]「神の女」(「神の女 加藤富夫作品集1所収)
* 第27回(1968年) - [[加藤富夫]]「神の女」(「口髭と虱」所収)
* 第28回([[1969年]]) - [[内海隆一郎]]「雪洞にて」(「蟹の町」に所収)
* 第28回([[1969年]]) - [[内海隆一郎]]「雪洞にて」(「蟹の町」に所収)
* 第29回(1969年) - [[森内俊雄]]「幼き者は驢馬に乗って」
* 第29回(1969年) - [[森内俊雄]]「幼き者は驢馬に乗って」

2016年9月4日 (日) 21:54時点における版

文學界新人賞(ぶんがくかいしんじんしょう)は、 文藝春秋が発行する文藝雑誌『文學界』の公募新人賞である。年に1度募集され、受賞作は『文學界』5月号に掲載される。受賞者には賞金50万円と記念品が与えられる。規定枚数が400字詰原稿用紙で70枚〜150枚と、他の純文学系文芸誌が主催する新人文学賞と比べ短めであることが特徴的である。毎年9月末日が締切日。ウェブでの応募も受け付けている。

受賞者一覧

第1回から第10回

第11回から第20回

第21回から第30回

第31回から第40回

第41回から第50回

第51回から第60回

第61回から第70回

第71回から第80回

第81回から第90回

  • 第81回(1995年) - 塩崎豪士「目印はコンビニエンス」、清野栄一「デッドエンド・スカイ」
    • 奥泉光、山田詠美奨励賞 - 山田あかね「終わりのいろいろなかたち」
  • 第82回(1996年) - 該当作なし
    • 島田雅彦・辻原登奨励賞 - 新堂令子 「サイレントパニック」
  • 第83回(1996年) - 大村麻梨子「ギルド」、最上陽介「物語が殺されたあとで」
  • 第84回(1997年) - 吉田修一「最後の息子」
  • 第85回(1997年) - 橘川有弥「くろい、こうえんの」
    • 島田雅彦・山田詠美奨励賞 - 砂田ガロン「天麩羅車掌」
  • 第86回(1998年) - 若合春侑「脳病院へまゐります。」
    • 奥泉光奨励賞 - 坂上康二 「ロッキィ ワールド」
  • 第87回(1999年) - 該当作なし
    • 奥泉光・島田雅彦奨励賞 - 三輪克巳「働かざるもの」
  • 第88回(1999年) - 松崎美保「DAY LABOUR」、羽根田康美「LA心中」
    • 浅田彰・山田詠美奨励賞 - 最向涼子「ひまつぶし」
  • 第89回(1999年) - 該当作なし
    • 島田雅彦・辻原登奨励賞 - 水野由美 「ほたる座」
  • 第90回(2000年) - 該当作なし
    • 辻原登奨励賞 - 福迫光英 「ガリバーの死体袋」

第91回から第100回

第101回から第110回

第111回から

選考委員

(第10回は遠藤の代わりに吉行淳之介、第11回は曽野の代わりに由起しげ子

  • 第13回から第16回-井上靖、平野謙、吉行淳之介、武田泰淳、江藤淳

(第14回は武田の代わりに曽野、第15回は江藤の代わりに遠藤)

(第18回は大岡の代わりに堀田善衛

初期の文學界新人賞について

初期の文學界新人賞は、現在と違い年に数回募集と選考会を行って入選作を決定し、そのうち最も優れた作品を受賞作とするシステムを採っていた。第1回は1955年4月、7月、10月、1956年1月に入選作が発表されており、受賞作となった石原慎太郎「太陽の季節」は7月の入選作であった。ちなみに、1月の入選作は有吉佐和子の「地唄」である。

第1回においては、入選者には適当な原稿料が、受賞者には賞金5万円が与えられた。また、規定枚数は30枚以上100枚以内とされていた。

関連項目