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「新潮新人賞」の版間の差分

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!回(年)!!応募総数!!受賞作!!受賞者!!掲載!!備考
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|第1回(1969年)||170編||「ママは知らなかったのよ」『こはだの鮓(すし)』に所収||[[北原亞以子]]||『新潮』1969年5月号||
|第1回(1969年) || 170編 || 「ママは知らなかったのよ」<ref group="注">『こはだの鮓(すし)』に所収</ref> || [[北原亞以子]] || 『新潮』1969年5月号 ||
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|第2回(1970年)||120編||「老父」||[[倉島斉]]||『新潮』1970年5月号||
|第2回(1970年) || 120編 || 「老父」 || [[倉島斉]] || 『新潮』1970年5月号 ||
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|第3回(1971年)||205編||「しかして塵は」||[[須山静夫]]||『新潮』1971年5月号||
|第3回(1971年) || 205編 || 「しかして塵は」 || [[須山静夫]] || 『新潮』1971年5月号 ||
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|第4回(1972年)||120編||「魔法」「ベティさんの庭」に所収||[[山本道子 (作家)|山本道子]]||『新潮』1972年5月号||
|第4回(1972年) || 120編 || 「魔法」<ref group="注">「ベティさんの庭」に所収</ref> || [[山本道子 (作家)|山本道子]] || 『新潮』1972年5月号 ||
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|rowspan="2"|第5回(1973年)||rowspan="2"|570編||「流蜜のとき」||[[太田道子]]||『新潮』1973年8月号||第70回[[芥川龍之介賞|芥川賞]]候補
|rowspan="2"|第5回(1973年) || rowspan="2"|570編 || 「流蜜のとき」 || [[太田道子]] || 『新潮』1973年8月号 || 第70回[[芥川龍之介賞|芥川賞]]候補
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|「剥製博物館」||[[泉秀樹]]||『新潮』1973年8月号||
|「剥製博物館」 || [[泉秀樹]] || 『新潮』1973年8月号 ||
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|第6回(1974年)||-||colspan="4"|該当作なし
|第6回(1974年) || - || colspan="4"|該当作なし
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|第7回(1975年)||360編||「浮遊」||[[宮本徳蔵]]||『新潮』1975年8月号||
|第7回(1975年) || 360編 || 「浮遊」 || [[宮本徳蔵]] || 『新潮』1975年8月号 ||
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|第8回(1976年)||350編||「ウォークライ」||[[笠原淳]]||『新潮』1976年8月号||
|第8回(1976年) || 350編 || 「ウォークライ」 || [[笠原淳]] || 『新潮』1976年8月号 ||
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|第9回(1977年)||570編||「榧の木祭り」||[[高城修三]]||『新潮』1977年8月号||第78回芥川賞受賞
|第9回(1977年) || 570編 || 「榧の木祭り」 || [[高城修三]] || 『新潮』1977年8月号 || 第78回芥川賞受賞
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|rowspan="3"|第10回(1978年)||rowspan="3"|485編||colspan="4"|該当作なし
|rowspan="3"|第10回(1978年) || rowspan="3"|485編 || colspan="4"|該当作なし
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|【佳作】「チャズ」||[[替田銅美]]||『新潮』1978年7月号||
|【佳作】「チャズ」 || [[替田銅美]] || 『新潮』1978年7月号 ||
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|【佳作】「紫陽花を踏め」||[[野瀬圭子]]||『新潮』1978年7月号||
|【佳作】「紫陽花を踏め」 || [[野瀬圭子]] || 『新潮』1978年7月号 ||
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|rowspan="4"|第11回(1979年)||rowspan="4"|613編||colspan="4"|該当作なし
|rowspan="4"|第11回(1979年) || rowspan="4"|613編 || colspan="4"|該当作なし
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|【佳作】「毛鉤」||[[田中知太郎]]||『新潮』1979年7月号||
|【佳作】「毛鉤」 || [[田中知太郎]] || 『新潮』1979年7月号 ||
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|【佳作】「坂の辛夷」||[[別所真紀子]]||『新潮』1979年7月号||
|【佳作】「坂の辛夷」 || [[別所真紀子]] || 『新潮』1979年7月号 ||
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|【佳作】「雨」||[[中岡典子]]||『新潮』1979年7月号||
|【佳作】「雨」 || [[中岡典子]] || 『新潮』1979年7月号 ||
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|rowspan="2"|第12回(1980年)||rowspan="2"|715編||「二十歳の朝に」||[[木田拓雄]]||『新潮』1980年7月号||
|rowspan="2"|第12回(1980年) || rowspan="2"|715編 || 「二十歳の朝に」 || [[木田拓雄]] || 『新潮』1980年7月号 ||
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|「僕の出発」||[[運上旦子]]||『新潮』1980年7月号||
|「僕の出発」 || [[運上旦子]] || 『新潮』1980年7月号 ||
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|rowspan="2"|第13回(1981年)||rowspan="2"|718編||「橋の上から」||[[川勝篤]]||『新潮』1981年7月号||
|rowspan="2"|第13回(1981年) || rowspan="2"|718編 || 「橋の上から」 || [[川勝篤]] || 『新潮』1981年7月号 ||
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|「幻の川」||[[小田泰正]]||『新潮』1981年7月号||
|「幻の川」 || [[小田泰正]] || 『新潮』1981年7月号 ||
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|rowspan="2"|第14回(1982年)||rowspan="2"|811編||「カメ男」||[[小磯良子]]||『新潮』1982年7月号||
|rowspan="2"|第14回(1982年) || rowspan="2"|811編 || 「カメ男」 || [[小磯良子]] || 『新潮』1982年7月号 ||
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|「野餓鬼のいた村」「夢の壁(単行本のみ)に収録||[[加藤幸子 (作家)|加藤幸子]]||『新潮』1982年7月号||
|「野餓鬼のいた村」<ref group="注">「夢の壁(単行本のみ)に収録</ref> || [[加藤幸子 (作家)|加藤幸子]] || 『新潮』1982年7月号 ||
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|第15回(1983年)||763編||「ハイデラパシャの魔法」||[[左能典代]]||『新潮』1983年7月号||
|第15回(1983年) || 763編 || 「ハイデラパシャの魔法」 || [[左能典代]] || 『新潮』1983年7月号 ||
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|rowspan="2"|第16回(1984年)||rowspan="2"|734編||「星からの風」||[[青木健 (詩人)|青木健]]|| 『新潮』1984年8月号||
|rowspan="2"|第16回(1984年) || rowspan="2"|734編 || 「星からの風」 || [[青木健 (詩人)|青木健]] || 『新潮』1984年8月号 ||
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|「夏の淵」(『夏の記憶』と改題)||[[高瀬千図]]|| 『新潮』1984年8月号||第92回芥川賞候補
|「夏の淵」(『夏の記憶』と改題) || [[高瀬千図]] || 『新潮』1984年8月号 || 第92回芥川賞候補
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|第17回(1985年)||785編||「過越しの祭り」||[[米谷ふみ子]]||『新潮』1985年7月号||第94回芥川賞受賞
|第17回(1985年) || 785編 || 「過越しの祭り」 || [[米谷ふみ子]] || 『新潮』1985年7月号 || 第94回芥川賞受賞
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|第18回(1986年)||750編||colspan="4"|該当作なし
|第18回(1986年) || 750編 || colspan="4"|該当作なし
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|第19回(1987年)||817編||「カワセミ」||[[図子英雄]]||『新潮』1987年7月号||第98回芥川賞候補
|第19回(1987年) || 817編 || 「カワセミ」 || [[図子英雄]] || 『新潮』1987年7月号 || 第98回芥川賞候補
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|第20回(1988年)||713編||「温かな素足」||[[上田理恵]]||『新潮』1988年11月号||
|第20回(1988年) || 713編 || 「温かな素足」 || [[上田理恵]] || 『新潮』1988年11月号 ||
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|第21回(1989年)||715編||「縄文流」||[[杉山恵治]]||『新潮』1989年11月号||
|第21回(1989年) || 715編 || 「縄文流」 || [[杉山恵治]] || 『新潮』1989年11月号 ||
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|rowspan="2"|第22回(1990年)||rowspan="2"|711編||「ランタナの花が咲く頃に」||[[長堂英吉]]||『新潮』1990年11月号||
|rowspan="2"|第22回(1990年) || rowspan="2"|711編 || 「ランタナの花が咲く頃に」 || [[長堂英吉]] || 『新潮』1990年11月号 ||
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|「ドッグ・デイズ」||[[藤枝和則]]||『新潮』1990年11月号||
|「ドッグ・デイズ」 || [[藤枝和則]] || 『新潮』1990年11月号 ||
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|第23回(1991年)||691編||「十二階」||[[小口正明]]||『新潮』1991年11月号||
|第23回(1991年) || 691編 || 「十二階」 || [[小口正明]] || 『新潮』1991年11月号 ||
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|rowspan="2"|第24回(1992年)||rowspan="2"|671編||「螺旋の肖像」||[[別唐晶司]]||『新潮』1992年11月号||
|rowspan="2"|第24回(1992年) || rowspan="2"|671編 || 「螺旋の肖像」 || [[別唐晶司]] || 『新潮』1992年11月号 ||
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|「カワサキタン」『人人人人』に所収||[[中山幸太]]||『新潮』1992年11月号||
|「カワサキタン」<ref group="注">『人人人人』に所収</ref> || [[中山幸太]] || 『新潮』1992年11月号 ||
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|第25回(1993年)||718編||「骸骨山脈」||[[野間井淳]]|| 『新潮』1993年11月号||
|第25回(1993年) || 718編 || 「骸骨山脈」 || [[野間井淳]] || 『新潮』1993年11月号 ||
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|第26回(1994年)||814編||colspan="4"|該当作なし
|第26回(1994年) || 814編 || colspan="4"|該当作なし
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|第27回(1995年)||918編||「紅栗」||[[冬川旦]]||『新潮』1995年11月号||
|第27回(1995年) || 918編 || 「紅栗」 || [[冬川旦]] || 『新潮』1995年11月号 ||
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|第28回(1996年)||976編||「マンモスの牙」||[[小山有人]]||『新潮』1996年11月号||
|第28回(1996年) || 976編 || 「マンモスの牙」 || [[小山有人]] || 『新潮』1996年11月号 ||
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|第29回(1997年)||978編||「叶えられた祈り」「Merci la vie」に改題し『ダイナマイト・ビンボー』所収||[[萱野葵]]||『新潮』1997年11月号||
|第29回(1997年) || 978編 || 「叶えられた祈り」<ref group="注">「Merci la vie」に改題し『ダイナマイト・ビンボー』所収</ref> || [[萱野葵]] || 『新潮』1997年11月号 ||
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|第30回(1998年)||1002編||「底抜け」||[[青垣進]]||『新潮』1998年11月号||
|第30回(1998年) || 1002編 || 「底抜け」 || [[青垣進]] || 『新潮』1998年11月号 ||
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|第31回(1999年)||916編||「クレア、冬の音」||[[遠藤淳子 (作家)|遠藤淳子]]||『新潮』1999年11月号||
|第31回(1999年) || 916編 || 「クレア、冬の音」 || [[遠藤淳子 (作家)|遠藤淳子]] || 『新潮』1999年11月号 ||
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|第32回(2000年)||1058編||「生活の設計」||[[佐川光晴]]||『新潮』2000年11月号||
|第32回(2000年) || 1058編 || 「生活の設計」 || [[佐川光晴]] || 『新潮』2000年11月号 ||
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|第33回(2001年)||1025編||「グラウンド」(「よしわら」に改題)||[[鈴木弘樹]]||『新潮』2001年11月号||第126回芥川賞候補
|第33回(2001年) || 1025編 || 「グラウンド」(「よしわら」に改題) || [[鈴木弘樹]] || 『新潮』2001年11月号 || 第126回芥川賞候補
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|rowspan="2"|第34回(2002年)||rowspan="2"|1062編||「フェイク」||[[犬山丈]]||『新潮』2002年11月号||
|rowspan="2"|第34回(2002年) || rowspan="2"|1062編 || 「フェイク」 || [[犬山丈]] || 『新潮』2002年11月号 ||
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|「銃」||[[中村文則]]||『新潮』2002年11月号||第128回芥川賞候補
|「銃」 || [[中村文則]] || 『新潮』2002年11月号 || 第128回芥川賞候補
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|rowspan="2"|第35回(2003年)||rowspan="2"|1275編||「四十日と四十夜のメルヘン」||[[青木淳悟]]||『新潮』2003年11月号||
|rowspan="2"|第35回(2003年) || rowspan="2"|1275編 || 「四十日と四十夜のメルヘン」 || [[青木淳悟]] || 『新潮』2003年11月号 ||
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|「家畜の朝」『ブルーシート』に所収||[[浅尾大輔]]||『新潮』2003年11月号||
|「家畜の朝」<ref group="注">『ブルーシート』に所収</ref> || [[浅尾大輔]] || 『新潮』2003年11月号 ||
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|第36回(2004年)||1518編||「真空が流れる」<ref>「すべては優しさの中へ消えていく」より改題</ref>||[[佐藤弘]]||『新潮』2004年11月号||
|第36回(2004年) || 1518編 || 「真空が流れる」<ref group="注">「すべては優しさの中へ消えていく」より改題</ref> || [[佐藤弘]] || 『新潮』2004年11月号 ||
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|第37回(2005年)||1940編||「冷たい水の羊」『図書準備室』に所収||[[田中慎弥]]||『新潮』2005年11月号||
|第37回(2005年) || 1940編 || 「冷たい水の羊」<ref group="注">『図書準備室』に所収</ref> || [[田中慎弥]] || 『新潮』2005年11月号 ||
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|第38回(2006年)||1885編||「ポータブル・パレード」||[[吉田直美]]||『新潮』2006年11月号||
|第38回(2006年) || 1885編 || 「ポータブル・パレード」 || [[吉田直美]] || 『新潮』2006年11月号 ||
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|第39回(2007年)||1910編||「アウレリャーノがやってくる」||[[高橋文樹]]||『新潮』2007年11月号||
|第39回(2007年) || 1910編 || 「アウレリャーノがやってくる」 || [[高橋文樹]] || 『新潮』2007年11月号 ||
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|第40回(2008年)||2077編||「クロスフェーダーの曖昧な光」『地上で最も巨大な死骸』に所収||[[飯塚朝美]]||『新潮』2008年11月号||
|第40回(2008年) || 2077編 || 「クロスフェーダーの曖昧な光」<ref group="注">『地上で最も巨大な死骸』に所収</ref> || [[飯塚朝美]] || 『新潮』2008年11月号 ||
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|第41回(2009年)||2078編||「神キチ」||[[赤木和雄]]||『新潮』2009年11月号||
|第41回(2009年) || 2078編 || 「神キチ」 || [[赤木和雄]] || 『新潮』2009年11月号 ||
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|rowspan="2"|第42回(2010年)||rowspan="2"|2030編||「工場」||[[小山田浩子]]||『新潮』2010年11月号||
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|「ののの」||[[太田靖久]]||『新潮』2010年11月号||
|「ののの」 || [[太田靖久]] || 『新潮』2010年11月号 ||
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|第43回(2011年)||1933編||「楽器」『寝相』に所収||[[滝口悠生]]||『新潮』2011年11月号||
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|rowspan="2"|第44回(2012年)||rowspan="2"|1870編||「肉骨茶」||[[高尾長良]]||『新潮』2012年11月号||最年少受賞<br />第148回芥川賞候補
|rowspan="2"|第44回(2012年) || rowspan="2"|1870編 || 「肉骨茶」 || [[高尾長良]] || 『新潮』2012年11月号 || 最年少受賞<br />第148回芥川賞候補
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|「黙って喰え」||[[門脇大祐]]||『新潮』2012年11月号||
|「黙って喰え」 || [[門脇大祐]] || 『新潮』2012年11月号 ||
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|第45回(2013年)||2039編||「太陽」『太陽・惑星』に所収||[[上田岳弘]]||『新潮』2013年11月号||第27回三島賞候補
|第45回(2013年) || 2039編 || 「太陽」<ref group="注">『太陽・惑星』に所収</ref> || [[上田岳弘]] || 『新潮』2013年11月号 || 第27回三島賞候補
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|第46回(2014年)||1807編||「指の骨」||[[高橋弘希]]||『新潮』2014年11月号||第152回芥川賞候補
|第46回(2014年) || 1807編 || 「指の骨」 || [[高橋弘希]] || 『新潮』2014年11月号 || 第152回芥川賞候補
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|第47回(2015年)||1828編||「恐竜たちは夏に祈る」||[[高橋有機子]]||『新潮』2015年11月号||
|第47回(2015年) || 1828編 || 「恐竜たちは夏に祈る」<ref>[http://www.sankei.com/life/news/150930/lif1509300019-n1.html 新潮新人賞決まる 高橋有機子さんの「恐竜たちは夏に祈る」 - 産経ニュース]</ref> || [[高橋有機子]] || 『新潮』2015年11月号 ||
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|第31回(1999年)||320編||「渦中であるということ」<ref>「賭け、待ち、決着す―三島由紀夫と近代の青春」より改題</ref>||[[酒井隆之]]||『新潮』1999年11月号||
|第31回(1999年) || 320編 || 「渦中であるということ」<ref group="注">「賭け、待ち、決着す―三島由紀夫と近代の青春」より改題</ref> || [[酒井隆之]] || 『新潮』1999年11月号 ||
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|第32回(2000年)||299編||「媒介と責任」||[[中島一夫]]||『新潮』2000年11月号||
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== 脚注 ==
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=== 出典 ===
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==

2016年10月2日 (日) 04:48時点における版

新潮新人賞(しんちょうしんじんしょう)は、新潮社が主催する純文学の公募新人文学賞である。受賞作の発表は同社が刊行する文芸誌『新潮』で行われる。毎年3月31日締め切り。

概要

  • 1968年、新潮文芸振興会が三大新潮賞のひとつとして開始した。
    • 当時の名称は新潮文学新人賞
    • 同人雑誌賞の後継として運営されていたため、選考対象も『新潮』に応募された同人雑誌の中から、編集部による選考を経て『新潮』3月号の同人雑誌特集に掲載された作品とされていた。
    • 受賞作は『新潮』5月号に再掲載され、受賞者には記念品と副賞として賞金20万円が、また受賞者の所属同人雑誌にも賞金10万円が授与された。
  • 第4回から応募規定を変更し公募新人賞となる。対象は小説のみ。
    • 候補作は『新潮』6月号に掲載され、受賞作は『新潮』8月号に再掲載された。
    • 受賞者には記念品と副賞として賞金は30万円が授与された。
  • 第10回から候補作の掲載をやめ、受賞作が『新潮』8月号に掲載されるのみとなった。
  • 第20回より主催が『新潮』編集部に移行する。
    • 規定が変更され、小説評論ノンフィクションを対象とする賞となる。
    • 副賞の賞金が50万円に増額される。
    • 受賞作の掲載が『新潮』11月号になる。
  • 第31回より新潮新人賞と名を改め、同時に小説部門と評論・ノンフィクションの2部門制に変更した。
  • 2008年の第40回より評論・ノンフィクション部門を廃止し、小説のみの募集となった。
  • 現在、受賞作は『新潮』11月号に掲載され、受賞者には正賞として特製記念ブロンズ楯、副賞として50万円が授与される。

受賞作の一覧

小説部門

回(年) 応募総数 受賞作 受賞者 掲載 備考
第1回(1969年) 170編 「ママは知らなかったのよ」[注 1] 北原亞以子 『新潮』1969年5月号
第2回(1970年) 120編 「老父」 倉島斉 『新潮』1970年5月号
第3回(1971年) 205編 「しかして塵は」 須山静夫 『新潮』1971年5月号
第4回(1972年) 120編 「魔法」[注 2] 山本道子 『新潮』1972年5月号
第5回(1973年) 570編 「流蜜のとき」 太田道子 『新潮』1973年8月号 第70回芥川賞候補
「剥製博物館」 泉秀樹 『新潮』1973年8月号
第6回(1974年) - 該当作なし
第7回(1975年) 360編 「浮遊」 宮本徳蔵 『新潮』1975年8月号
第8回(1976年) 350編 「ウォークライ」 笠原淳 『新潮』1976年8月号
第9回(1977年) 570編 「榧の木祭り」 高城修三 『新潮』1977年8月号 第78回芥川賞受賞
第10回(1978年) 485編 該当作なし
【佳作】「チャズ」 替田銅美 『新潮』1978年7月号
【佳作】「紫陽花を踏め」 野瀬圭子 『新潮』1978年7月号
第11回(1979年) 613編 該当作なし
【佳作】「毛鉤」 田中知太郎 『新潮』1979年7月号
【佳作】「坂の辛夷」 別所真紀子 『新潮』1979年7月号
【佳作】「雨」 中岡典子 『新潮』1979年7月号
第12回(1980年) 715編 「二十歳の朝に」 木田拓雄 『新潮』1980年7月号
「僕の出発」 運上旦子 『新潮』1980年7月号
第13回(1981年) 718編 「橋の上から」 川勝篤 『新潮』1981年7月号
「幻の川」 小田泰正 『新潮』1981年7月号
第14回(1982年) 811編 「カメ男」 小磯良子 『新潮』1982年7月号
「野餓鬼のいた村」[注 3] 加藤幸子 『新潮』1982年7月号
第15回(1983年) 763編 「ハイデラパシャの魔法」 左能典代 『新潮』1983年7月号
第16回(1984年) 734編 「星からの風」 青木健 『新潮』1984年8月号
「夏の淵」(『夏の記憶』と改題) 高瀬千図 『新潮』1984年8月号 第92回芥川賞候補
第17回(1985年) 785編 「過越しの祭り」 米谷ふみ子 『新潮』1985年7月号 第94回芥川賞受賞
第18回(1986年) 750編 該当作なし
第19回(1987年) 817編 「カワセミ」 図子英雄 『新潮』1987年7月号 第98回芥川賞候補
第20回(1988年) 713編 「温かな素足」 上田理恵 『新潮』1988年11月号
第21回(1989年) 715編 「縄文流」 杉山恵治 『新潮』1989年11月号
第22回(1990年) 711編 「ランタナの花が咲く頃に」 長堂英吉 『新潮』1990年11月号
「ドッグ・デイズ」 藤枝和則 『新潮』1990年11月号
第23回(1991年) 691編 「十二階」 小口正明 『新潮』1991年11月号
第24回(1992年) 671編 「螺旋の肖像」 別唐晶司 『新潮』1992年11月号
「カワサキタン」[注 4] 中山幸太 『新潮』1992年11月号
第25回(1993年) 718編 「骸骨山脈」 野間井淳 『新潮』1993年11月号
第26回(1994年) 814編 該当作なし
第27回(1995年) 918編 「紅栗」 冬川旦 『新潮』1995年11月号
第28回(1996年) 976編 「マンモスの牙」 小山有人 『新潮』1996年11月号
第29回(1997年) 978編 「叶えられた祈り」[注 5] 萱野葵 『新潮』1997年11月号
第30回(1998年) 1002編 「底抜け」 青垣進 『新潮』1998年11月号
第31回(1999年) 916編 「クレア、冬の音」 遠藤淳子 『新潮』1999年11月号
第32回(2000年) 1058編 「生活の設計」 佐川光晴 『新潮』2000年11月号
第33回(2001年) 1025編 「グラウンド」(「よしわら」に改題) 鈴木弘樹 『新潮』2001年11月号 第126回芥川賞候補
第34回(2002年) 1062編 「フェイク」 犬山丈 『新潮』2002年11月号
「銃」 中村文則 『新潮』2002年11月号 第128回芥川賞候補
第35回(2003年) 1275編 「四十日と四十夜のメルヘン」 青木淳悟 『新潮』2003年11月号
「家畜の朝」[注 6] 浅尾大輔 『新潮』2003年11月号
第36回(2004年) 1518編 「真空が流れる」[注 7] 佐藤弘 『新潮』2004年11月号
第37回(2005年) 1940編 「冷たい水の羊」[注 8] 田中慎弥 『新潮』2005年11月号
第38回(2006年) 1885編 「ポータブル・パレード」 吉田直美 『新潮』2006年11月号
第39回(2007年) 1910編 「アウレリャーノがやってくる」 高橋文樹 『新潮』2007年11月号
第40回(2008年) 2077編 「クロスフェーダーの曖昧な光」[注 9] 飯塚朝美 『新潮』2008年11月号
第41回(2009年) 2078編 「神キチ」 赤木和雄 『新潮』2009年11月号
第42回(2010年) 2030編 「工場」 小山田浩子 『新潮』2010年11月号
「ののの」 太田靖久 『新潮』2010年11月号
第43回(2011年) 1933編 「楽器」[注 10] 滝口悠生 『新潮』2011年11月号
第44回(2012年) 1870編 「肉骨茶」 高尾長良 『新潮』2012年11月号 最年少受賞
第148回芥川賞候補
「黙って喰え」 門脇大祐 『新潮』2012年11月号
第45回(2013年) 2039編 「太陽」[注 11] 上田岳弘 『新潮』2013年11月号 第27回三島賞候補
第46回(2014年) 1807編 「指の骨」 高橋弘希 『新潮』2014年11月号 第152回芥川賞候補
第47回(2015年) 1828編 「恐竜たちは夏に祈る」[1] 高橋有機子 『新潮』2015年11月号

評論部門

回(年) 応募総数 受賞作 受賞者 掲載 備考
第31回(1999年) 320編 「渦中であるということ」[注 12] 酒井隆之 『新潮』1999年11月号
第32回(2000年) 299編 「媒介と責任」 中島一夫 『新潮』2000年11月号
第33回(2001年) 250編 該当作なし
第34回(2002年) 133編 該当作なし
第35回(2003年) 86編 「〈一〉と〈二〉をめぐる思考」 松井博之 『新潮』2003年11月号
第36回(2004年) 49編 該当作なし
第37回(2005年) 84編 該当作なし
第38回(2006年) 76編 該当作なし
第39回(2007年) 98編 「宮澤賢治の暴力」 大澤信亮 『新潮』2007年11月号

選考委員

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 『こはだの鮓(すし)』に所収
  2. ^ 「ベティさんの庭」に所収
  3. ^ 「夢の壁」(単行本のみ)に収録
  4. ^ 『人人人人』に所収
  5. ^ 「Merci la vie」に改題し『ダイナマイト・ビンボー』所収
  6. ^ 『ブルーシート』に所収
  7. ^ 「すべては優しさの中へ消えていく」より改題
  8. ^ 『図書準備室』に所収
  9. ^ 『地上で最も巨大な死骸』に所収
  10. ^ 『寝相』に所収
  11. ^ 『太陽・惑星』に所収
  12. ^ 「賭け、待ち、決着す―三島由紀夫と近代の青春」より改題

出典

外部リンク