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「ファザナドゥ」の版間の差分

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→‎評価: 「ザナドゥの移植として」の不評が実は「イースI・II」の製作にも影響を与えていたらしい。
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*『ザナドゥ』の移植作品として見ることが不可能に近いレベルのアレンジであったため「『ザナドゥ』の移植としては」不評だったこともあってか、後に『[[イースI・II]]』制作のためにファルコムを訪れた岩崎啓眞たちに対しファルコム側が「穏便に移植を断念してもらえる程度」のライセンス料を提示したがそれでも即決で制作が決定した、と後に語られている。<ref>{{Cite web|url=http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=5|title=1989年2月 - イースの許諾を取りに行く|accessdate=2016-10-24|author=岩崎啓眞}}</ref>
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

2016年10月24日 (月) 07:46時点における版

ファザナドゥ
ジャンル アクションRPG
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 ハドソン開発本部
発売元 日本の旗ハドソン
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗任天堂
プログラマー 奥野仁
滝本利昭
音楽 竹間淳
シリーズ ドラゴンスレイヤーシリーズ
人数 1人
メディア 2メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 198711161987年11月16日
アメリカ合衆国 198911161989年11月16日
ヨーロッパ 199012281990年12月28日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
その他 型式:日本 HFC-FX
アメリカ合衆国 NES-FX-USA
ヨーロッパ NES-FX-EEC
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ファザナドゥ』 (Faxanadu) は、ハドソンより1987年11月16日に発売されたファミリーコンピュータゲームソフトである。2010年10月5日よりWiiバーチャルコンソールで配信開始。

概要

元々は日本ファルコムパソコン用ゲームソフト『ザナドゥ』(1985年)の移植版であり、発売前の広告では『ザナドゥ(仮)』というタイトルであった。その後、ファミコンのユーザー層等を考慮してパソコン版にあったパズルゲーム的要素を排除し、純粋なアクションRPGとして再構成、ストーリーなども異なる別物のゲーム『ファザナドゥ』が完成した(ファはファミコンのファ)。これにより、純粋な『ザナドゥ』を望んでいた者にとっては不評だったが、『ファザナドゥ』単体として見ると決して評価は悪くない。また、ファルコムのライセンスはしっかり受けており、サイドビューであることや一部のアイテム(アワーグラス、ドラゴンスレイヤーなど)にも名残がある。

ストーリー

平和と繁栄を誇る麓の都エオリス。 ある日、流星が世界樹に直撃して今まで世界樹によって守られていた均衡が崩れ始め、凶暴なモンスターが暴れ回るようになってしまった。 荒廃した世界樹の平和を取り戻すため、主人公は魔王の棲む魔界丘を目指す。

他機種版

No. 発売日 対応機種 タイトル 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 日本 201010052010年10月5日
PAL 201011262010年11月26日
アメリカ合衆国 201102212011年2月21日
Wii
バーチャルコンソール
ファザナドゥ ハドソン ハドソン ダウンロード - - -

スタッフ

  • 音楽:竹間淳
  • プログラム:奥野仁、滝本利昭

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通29/40点 (FC)[2]
GameSpot8/10点 (NES)[3]
IGN8/10点 (NES)[4]
8.5/10点 (VC)[5]
NintendoLife8/10点 (NES)[6]
ファミリーコンピュータMagazine20.79/30点 (FC)[1]
GameFAQs4/5点 (NES)[7]
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計29点(満40点)[2]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.79点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「パソコンで大ヒットした『ザナドゥ』をファミコンに移植したものだが、ゲームをアレンジしすぎてオリジナルのおもしろさが損なわれた」と紹介されている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.76 3.51 3.39 3.65 3.23 3.25 20.79
  • 『ザナドゥ』の移植作品として見ることが不可能に近いレベルのアレンジであったため「『ザナドゥ』の移植としては」不評だったこともあってか、後に『イースI・II』制作のためにファルコムを訪れた岩崎啓眞たちに対しファルコム側が「穏便に移植を断念してもらえる程度」のライセンス料を提示したがそれでも即決で制作が決定した、と後に語られている。[8]

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、174頁。 
  2. ^ a b ファザナドゥ まとめ [ファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年10月10日閲覧。
  3. ^ Faxanadu”. GameSpot. 2015年12月31日閲覧。
  4. ^ Faxanadu (NES)”. IGN. 2015年12月31日閲覧。
  5. ^ Faxanadu Review - IGN”. IGN. 2015年12月31日閲覧。
  6. ^ Review: Faxanadu (Virtual Console / NES)”. Nintendo Life. 2015年12月31日閲覧。
  7. ^ Faxanadu Review for NES: Better than Zelda... You bet! - GameFAQs”. www.gamefaqs.com. 2015年12月31日閲覧。
  8. ^ 岩崎啓眞. “1989年2月 - イースの許諾を取りに行く”. 2016年10月24日閲覧。

外部リンク